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【手コキ】朝立ち触られて以来、手コキファンに。【手マン】

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<>1:恋人は名無しさん:01/08/2922:15ID:yEswdj.c<>
手コキしてもらった事、してあげた事ある人いますか。
詳しくおねがいします

131:恋人は名無しさん:01/09/2022:31
俺は結構好きで、よく彼女に頼むよ。
立ったまま射精すると、すごく飛びがいいモンだから、
彼女、腹の底から笑っちゃってて。
恥ずかしいのは俺だよ。
ホテルの壁とかに飛ばしたら、拭くの、俺じゃないか。

133:恋人は名無しさん:01/09/2120:39
このあいだ、昼間っから、公園で手コキしてるカップルをみかけました

155:恋人は名無しさん:01/09/2923:52
朝立ち触られて以来、手コキファンに。
ビキニブリーフから思いっきり飛び出しカチカチになったペニスを、後ろから手をまわしてしごいてもらってます。
指先で、一番気持ちいいところに振動をくわえてもらってます。ぞくぞくするほど気持ちいい。
女子高生の彼女との愉しみ方はもっぱらこれ。
ちなみにイトコです。Hなコではまってしまった。まずいかなあ〜。

171:恋人は名無しさん:01/10/0910:44
向こう向いて寝てる彼氏のおちんちんを手コキしてあげました。
途中でおきたっぽいのに寝たフリしてました。
かわいい。
暫くして我慢できなくなったようで仰向けになったところを
さらに手コキしてあげました。
寝起きはきもちいいのでしょうか?
いつもは声ださないのに、珍しく声出してました。

227:恋人は名無しさん:01/10/2717:59
彼女はSなんだろうか?
最初、手こきの時は仰向けか座った姿勢だったんだが最近、「四つんばになりなよ」と
言い出した。
勇気が無くてそれが出来ない俺を見て彼女の冷笑が・・・・
だんだん怖くなってきた(鬱

234:手が好き:01/10/2817:45
責め好き彼女がいるのですが、手でも口でも上手いのでもぅ離れられないです。
四つんばいは好きだな〜すげ〜気持ち良いですよね!

335:恋人は名無しさん:01/12/1320:47
昨日好きな人のを手でしてあげたよ。(車の中で。)
ちょっと触っただけだったのに、すぐにべとべとになってた。
あんまりテクがないので、単純に上下に動かしただけだけど、
ささやくような声で「イキそうだからストップ」って私の手を
抑えてきた。それがすごい可愛かったー。
その後フェラしたら、すぐにイってしまって、あっけなかった…。

362:恋人は名無しさん:01/12/2620:44
スレの趣旨と合っているかどうかわかりませんが・・・

遠距離なのでやっぱりイブだけじゃなく普段から逢うと
盛り上がって、大抵1泊で3回はセクースするのですが、
3回目や4回目になると彼の方の感覚も訳わかんなくなるらしく、
たまに、いくタイミングがわからなくなって自分の手でいく時があるんです。
この間のイブの時もそんな状態になってしまって、
「もう、いきそう・・・見て」って言われたので
ふと頭をもたげると、その瞬間に私のおでこに「ビタッ」と何かが・・。
どうも勢いよく飛びすぎたらしく、本人の頬にも1滴ついてました。
ま、それぐらいは笑えるのですが、ふと気付くとクリスマスプレゼントの
1つとして買ってもらったクマのぬいぐるみの頭にも! (*゚д゚*)
もらったのが嬉しくて包みを開けて枕元に置いてしまったのが運のつきでした。
未だにそのクマの頭の毛は固まったまま。洗おうかどうしようか考え中です。

364:恋人は名無しさん:01/12/2620:52
思い出だから、ずっとそのままにしておいて

440:恋人は名無しさん:02/01/1322:54
手コキアンド前立腺の地獄責めについて教えてください。
かなりすごそうなのでマスターしたいのです。
ちなみにふつーの女です。
いつも彼には手コキしてます。ローションなしで。
4年間付き合って週1ペースですが、離さないって言われます。
何回も何回も寸止めして,無限ループ状態です。
最後いった後は,彼は動く事ができないみたいでフラフラです。

443:恋人は名無しさん:02/01/1323:55
440
最後いった後も続けると、暴れ出して面白いよ。

540:恋人は名無しさん:02/02/1716:19
こないだ初めて手こきで逝かされた・・・。
彼女が珍しく、「今日は任せて」っていうから、マグロになっていると、
キスしたり、耳元をぺろぺろしたりしながら手こきしてきた。
余りにも気持ちいいので、声が出ちゃタヨ。すると、耳元で、
「お漏らししていいよ パンツ洗ってあげるから」といわれて萌え、
すぐに出してしまったよ。そしたら、パンツの上からなめてくれた。
その後、「しょうがないね〜」なんて言ってパンツ脱がせてくれて、洗面所で洗ってくれたよ。
その姿にまた萌えてきて、洗面所で、後ろから抱き付いて、その場で犯しまくってしまったよ!
初めての体験だったけど、よかったなあ!少し恥ずかしかったけど・・・。

602:恋人は名無しさん:02/04/0118:29
彼女はいっつもマグロだけど(ぜんぜん良んだけどね)
手コキの時は凄い。

ちくBキスしながらとか
激しかと思ったら急に人差し指と中指で優しく焦らしたり。
逝きそうになると寸止め。

で、こっち見ながら「逝きたいの?」とか言う。
普段俺が言うセリフで学習?

逝く時は右手でコスりながら
左手でおでこの髪かきあげらて、顔見られながらENDっす(w

スナップは凄い上手に学習です(w

まだしてもらってない人は素直に
「手でして」って言えばOKっぽいけど。
口より抵抗なさそうだけどなあ。

699:恋人は名無しさん:02/05/0101:06
俺の彼女のパターンは、まず口でしっかりと20分程、フェラ。。
舌先でたっぷりと亀の隅々までを刺激してくれる。
俺はフェラだけでは、逝かないから、はち切れそうにまでなったところで、
手でコキコキしはじめる。。。
大体、5分〜10分ぐらい、段々スピードをあげてくれて、
ときどき、もう片方の手で、袋を軽く握ってさすったり、肛門に指先を
入れて、ぐりぐりしたりする。
逝きそうになることを告げると、亀頭を唇にくわえて、ぎゅ〜〜と
絞るようにしてくれて、最後の1滴がでるまで、吸い付くしながら
飲んでくれる。。。
大体、週に一回、これをやってくれます。
ホントにマジです。

918:恋人は名無しさん:02/08/0200:57
ちょっとMっ気のある彼氏。
四つんばいにして、後ろから右手は手コキ、左手は乳首をいじり、
背中にキスしたら、「犯されてるみたい…」とよがってました。

手コキは相手のせつなそうな顔を見れるからスキ。

943:恋人は名無しさん:02/08/0703:57
車で彼氏の股間をサワサワしてたら直接触って欲しいと言われたので
触ったらもう我慢汁ベットリでこっちも興奮してパンツからひっぱり
出して両手で手コキしてあげたら凄いHな音たてて「もう出そう」と
泣きそうな声で言うので口で受けちゃいました。早かった(w


【露出】キャンプ中【野外】

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<>793:おさかなくわえた名無しさん:2008/03/14(金)01:52:33ID:nmIDtewM<>
何年も前のキャンプ中のこと。
魚を突こうと、胸ぐらいの深さの清流につかっていたが、
目当ての魚もいないので、水に顔をつけて、足元にワラワラ寄って来る魚を
眺めて和んでいた。
そこに、近くで水遊びしていた22〜23歳ぐらいの可愛くてそこそこ
巨乳のお姉さんが、「何が見えるんですか?」と、近づいてきた。
「小魚が足元に沢山寄って来てるんですよ。」と言うと、お姉さんは
持っていた水中マスクを装着し、俺のすぐそばで水中を覗き込んだ。
そして、すぐに「すごーい、いっぱいいますね。」と言い、すぐに
また水に顔をつけた。そして今度は、俺のビキニの海パンのモッコリを
ほぼガン見してきた。自分で言うのもなんだが、俺の股間はいい感じで
張り出している。ガン見の視線を感じて、モッコリが膨張を始める。
お姉さんは喜んでるようで、魚を見る振りして何度も俺の股間の膨らみを
見てくれる。モッコリは最初の1.5倍位になり、心地よい窮屈さを味わった

5分足らずの出来事だった。

【人妻】イヴとなった妻【貞操】

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 「20年間私の妻を想い続けた男」と言う投稿に驚いた夫です。あまりに私の体験に似ていて、まるで自分のことのように、ドキドキしながら読んだことを覚えています。ところが、その文章はそれきり、途中で切れたかのように終わってしまい、(あくまで私の感じです。作者の方、間違っていたらごめんなさい)続きを待ったのですが、ついに見つけることができませんでした。そして、何回か探したのですが、現在その投稿自体を見失っています。
 それで、今回は私自身の体験をお話ししたいと思います。ただ、このように似通った内容の文章を載せることに、躊躇があるのも事実です。パクリだと非難されたり削除されたり。そうなったら、それはそれで仕方ないことなのですが、やはりどうしても、このHPを訪れる皆さんには、わたし達のこの体験をお伝えしたいと思い、投稿することにしました。

 夫の私が言うのも変ですが、今年36歳になる妻はかなりの美人です。スタイルもよく、胸が大きいため、買い物に行ったり、街を歩いたりしていても、中年男性にじっと見られたり、若い男につけられたりしています。夫であるわたしが一緒のときでも、男たちの妻に対する視線を感じることがたびたびあります。
 職場で出会った、私達の関係も12年。3年ほど付き合いましたから、私達の結婚生活も9年になります。私はそのころ、バツイチでした。出会った時の24歳の妻は、驚いたことにバージンでした。厳格な家庭や、複数の年の離れた兄たち、それに慎み深い妻の性格から、そんな驚くべきことになったのだと思います。美人であるがゆえに、どこでもとても目立つ24歳の女性が未経験だとは・・・。
 あまりの感激に、私は妻を女性として磨こうと考えました。そのときは結婚するかどうかも分からなかったのに、6つ年上の私なりに、妻に惚れ込んだと言うことでしょう。逢瀬の際には、全身に美白ローションを塗ったり、安全かみそりで体毛を剃ったり、胸を大きくするようにマッサージしたり・・・。奥手の妻の羞恥を一枚ずつはがすようにしながら、妻を愛で、愛してきました。最初にお話したような魅力的な人妻になったのは、少なくとも数%くらいは自分の手柄であると自負もしています。

 1年ほど前、妻が高校時代のクラブの集まりに出席しました。結婚してから、妻がそのような集まりに参加するのは、初めてのことでした。一番下の子供が小学校に行くようになって何となく、ひと段落着いたという安堵感からかも知れません。結婚してから、妻を狼たちの群れの中に放すのは初めてでしたから、私としてはずいぶん気にしていました。長い年月、魅力的に育ててきた妻なのですから。
 集まりは昼間だったので、妻が帰ってきたのは8時ころでした。妻が帰ってきたとき、とてもほっとしましたが、妻にはそんなそぶりは見せませんでした。同時に少し物足りない感覚がありました。それこそが、このサイトを毎日のように訪れる、私の性癖の片鱗なのでしょうが。
 その夜子供たちが寝てから、妻とベッドに入り、今日のコトを聞き出してゆきました。その日はたぶん、何もなかったのでしょう。自然に、話は昔のことに移ってゆきます。高校時代はほぼ毎週、ラブレターをもらっていたこと。高校3年、車でOBの先輩に自宅まで送ってもらったとき、無理やりキスをされたこと。驚かれるでしょうが、そんなことすら僕には言ったことがないくらい、妻はつつましい性格なのです。
 高校1年のころから、繰り返し妻に手紙を送ってくる男が居たそうです。その男は学校で出会っても挨拶をするくらいで、話しかけてきたり、しつこくされたことは一度もなかったそうです。ほぼ一ヶ月に1~2通、彼は手紙をよこしていたそうです。それは高校の間中続きました。そんな男は粘着質で、オタクっぽい男なのだろう、とたいして考えもなく僕が言ったら、妻はムキになって否定します。
 「そんなことはないわ。彼はごく普通の子だったわ」
 「いいえ、それどころかとても優秀で、それもガリベンタイプでなくて、とても知的な感じ」
 「わたしは一度も彼を好きになったことはないけれど、彼はずっとわたしを褒めてくれていたわ」
 「褒めてくれると言うより、いつもわたしを見ていて、賛美してくれる感じ」

 高校を卒業してからも、彼の手紙は頻度が少し減るくらいで、続いたそうです。それはお互い別の学校で学生になってからも・・。

 「わたしが携帯を持つようになると、手紙を通じて自然に番号を教えあったの・・」
 「直接親しく話をしたことはないけれど、電話を通しての、とても親しい友達って言う感じ」
 「いつの間にかわたしも、彼を親友だと思っていたし、彼もそう思っているはず」
 「あなたとは12年間だけど、彼は20年間、ずっとわたしのコトを想ってくれてるの。もちろんわたし、彼に男に寄せる好意や恋愛感情を抱いたことは一度もないわ」
 彼はずっと、計ったように月1回、携帯で連絡をくれたそうです。その内容はといえば、日常起こったことに混じって、5割以上はもう何年も会っていない妻を、賛美することのようでした。(そのころはまだ、わたしたちは結婚していませんでした。)
 私と付き合い始めてからも、彼との定期連絡は続けられていたのでした。そして、結婚してからも・・・断続的にではありましたが、妻と彼は電話で長話をしていました。妻はまるで、女友達からかかってきたかのように彼からの電話を扱いました。メールも使っていますが、不思議なことに、定期的は電話でのやり取りは続けられていました。もしそのことで私が嫉妬するとしたら、それはあなたが下品だからよ、と、聞いたことはありませんが、まるでそうすぐ言い返されてしまいそうなほど、妻はまったく意識していない風でした。

 『他の男から誘惑されたとき、イヴの心の平衡は破れる。イヴはアダムとの安全な関係のみでは我慢できなくなる。そして・・』
 私は、数年前から、「妻が他の男に抱かれる」という妄想に興奮を覚えるようになりました。ここにお集まりの方々に、その詳細をお話しする必要はないでしょうが。
 バージンの時から、大切に磨いてきた妻を、他の男の目にさらす。他の男を知らない妻を、野獣たちの手にゆだね、思い切りいやらしいことをさせる。そして何より、そのときの妻の気持ちを、苦悩と快楽を想像して、私はとても興奮するのです。
 1年ほど前から、妻は彼と会いたいと言うようになりました。その人の事は愛してはいないが、直接あって話をしたい。それも、あなたなしでゆっくりと。彼に会いたいと言い始めた頃から、私はセックスの最中に、彼の話題を出すようにしました。
 「その人と会ってセックスするのか?」
 「そんなことはありえないわ。彼は親友ですもの」
 妻は最初、怒ったように言いました。
 「あなたはいやらしいから、そんなことが言えるのよ。男と女の間でも、ちゃんと友情は成り立つものなの」
 でもその夜は、彼の話題を出したことで、いつもより濡れているような気がしました。
 何ヶ月かに渡り、そんな会話のジャブを交わすうちに、セックスのときは彼のことを話すのが、私たち夫婦の習慣となりました。

 最初のうちは、
 「彼と会って、ホテルに行く」
 「彼の前に裸を晒す」
 「彼にお尻を見せる」
 という程度の言葉でも、妻は間違いなく、これまでより興奮するようになりました。そうなってしまえば、夫婦の間ですから、エスカレートしてゆくのが当たり前です。

 妻が夢想して悶える相手として、妻を20年も一途に想い続けている男以上の適任者がいるでしょうか。
 「彼の前にひざまずく」
 「彼のペニスをしゃぶる」
 「彼の玉を愛おしそうに舐める」
 「彼のお尻の穴をおいしそうに舌で味わう」
 そう言いながら、妻に私に対してそれをさせると、もともと余り積極的ではなかった妻が、情熱的にフェラチオするようになりました。彼に舐められているよ、と言いながらクンニしてやると、おびただしい愛液を滴らせるのです。2~3ヶ月で、彼は格好の「言葉攻め」の材料になっていたのでした。
 そのうち私の誘導に乗った形で、妻は自分から、
 「彼のペニスが欲しい」
 「あなたにしてあげたことを、全部彼にもしてあげる」
 「あなたにもしたことのない、いやらしいことをしてあげる」
 「彼のペニスにひざまずいて奴隷になる」
などと言い始めました。
 一度口に出して言ってしまえば、いつも自分から彼を持ち出して私を興奮させ、妻自身もたいへん興奮するのでした。しかし、日常生活の中では、妻はまったく今までどおりに見えました。
 彼はすっかり私たちの媚薬になりました。いや、媚薬になった程度と考えていたのは、私だけだったようです。今考えれば、妻の中で彼の存在は、どんどん大きくなってしまったようでした。とてもいやらしい意味で。

 ある日の夕食後、妻が落ち着いた感じで、友達と一泊旅行に行きたいと言いました。妻は言わなかったのですが、その友達は彼だと、すぐに分かりました。聞いてみると罪悪感もないように、彼なのだと言います。二人きりで行くのかと言うと、平然とそうだと答えます。
 「それでも、あなたが思っているような事は絶対にないわ」
 「彼は紳士だし、わたしをとても大切に思ってくれているの」
 「彼は大事な友達だし、彼はわたしに敬意を払ってくれているように、わたしの結婚生活や人生にも敬意を払ってくれているの」
しばらく落ち着いて話していましたが、私が
 「そうは言っても男は狼なんだから・・」
と言いかけると、妻は少しむきになったように、
「自分が他の女性をいやらしくしか見れないから、彼の気持ちが分からないのよ」
と、私に対する口調としては、かなり強く言い放ちました。それでその話は終わりでした。
 その日、どちらともなく誘い合って、ベッドに入りました。愛撫を始めてすぐ、私は先ほどの話を蒸し返しました。
 「旅行のとき、彼にしてもらうんだろう」
 「そんなことはありえない、彼は紳士よ」
 「その紳士を、そのいやらしいカラダで誘惑するんだろう?」
 「違う、違う、私たちは・・・」
 妻の好む愛撫を加えながら、そうやって妻を追い込みます。
 やはり、彼と実際に旅行する話をしたせいか、妻の抵抗は強いものでした。何度となく、セックスの最中に彼を話題にしてきたのに、いまさらと感じるくらいでしたが、妻の困ったような、怒ったような表情がたまらなくて、エスカレートしてゆきました。
 「ほうら、こうやって、胸を彼に揉まれちゃうんだろ?」
 妻の耳元で私の顔が見えないように気をつけながら、乳房をいじります。
 「どうして、そんなことばかり・・・」
 「ほら、彼に耳の中に舌を入れられるんだろう?」
 「・・いや、そんなことしないわ・・」
 「舐められて、震えて、いやらしい声を上げるんだろ?」
 「・・もう、・・だめよ、言わないで・・」
 「こうやって、足を開かされて濡れちゃうんだろ?」
 みっしりとした太ももを広げ、お尻の方から撫で回します。
 「ああん・・ん・・」
 「・・あなたは彼のことを知らないから、いやらしいことばかり・・」
 「そんなコト言いながら、彼のペニスを握るんだろう?」
妻の手を、股間に導きながら尋ねます。
 「・・しないわ、しないわ・・」
 「ほうら、彼のペニスも、熱くて太くなってるだろ?」
最初は拒絶しますが、2、3度繰り返すうちに、妻の手がやわやわと動き始めます。
 「彼の手が、体中を這い回るんだよ・・」
 「・・違うの、彼はそんな・・・」
 「ほら、彼の手がオマンコに近づいて来たよ」
 「ああん・・、やめて・・」
 「だってそういいながら、脚を開きっぱなしだぞ」
 「・・!」
 さっき割り開いた両脚は、そのまま天井に向け開かれたままだったのです。妻は自分がどれくらい感じているのか、今の一言で自覚したようでした。
 「・・あ、ああ・・もう、彼のコトは言わないで!」
 「・・なぜ?彼の事を考えて、感じちゃうからだろ?」
 「ちがうの・・おお・・」
「 夫に抱かれながら、彼の事を考えて、悶えてるからだろ?」
 後ろから抱きすくめ、胸を刺激しながら、ペニスをこすり付けてやります。
 「ほうら、こんなにビショビショになってる・・」
 「彼のが欲しくて、ぱっくり開いてるのは、誰?」
 「彼に欲しいって言わないと、入れてもらえないよ」
 「彼のオチンチンが当たってるのに、おねだりしないと、失礼だよ」
ペニスを妻の股間にペシペシとぶつけながらじらしました。
 「・・ああっ!○○クン、来てっ!」
 
 突然、妻が彼の名前を、叫びました。まるで高校時代のように。今まで耐えてきたものを、一気に突き崩すような声でした。私は軽い驚きを感じながら、なおも妻をいじめます。
 
 「もっといやらしく言わないと、彼に入れてもらえないぞ」
「・・ああ・・あん・・」
 「ほら、言えばもらえるよ、彼の・・」
 「・・うう、もう、いじわるっ!」
 「そら、言えよ!」
 「・・ああん、○○クン、来てっ、来てっ!オマンコしてっ!○○クン!」
 今までのように、いや、今まで以上に、彼の存在を触媒にして妻と激しく愛し合いました。そう、その瞬間は、きっと妻はもう、彼に抱かれていたのです。
 もちろん、次の日になれば、お互いそんなことはオクビにも出しません。相変わらず美しく、控えめな私の妻でした。少なくとも私から見た限りにおいては・・。ベッドの上のお互いの行動や発言は、あくまでプレイなのだと、私はもちろん、妻も理解しているのだと思っていました。
 しかし妻はそれ以降私には話もせずに、彼との旅行の計画を進めていたのでした。

 ここで妻について、すこしお伝えしておきます。
 妻が高校時代、毎週ラブレターを貰っていたことはお話しました。大学生になっても、状況は変わらなかったようです。その意味では、誘惑もかなり多かったのだろうと想像できます。学内のミスコンでトップとなり、マスコミからの誘いも1、2あったようですが、それは家族全員の反対で、実現しませんでした。そんな妻が男たちの毒牙にかからなかったのは、父親が厳格に9時の門限を守らせていたこと、それを守るに当たって、年の離れた兄達も全面的に協力していたことが大きかったのでしょう。コンパなどでは、どこだろうと会場まで車で、兄が迎えに行ったくらいだそうですから。
 新入社員時代の妻の第一印象は、ずばり「落ち着いている女」でした。歳より上に見える感じで、よく言えば「おネエ系」の顔です。整形したのではないかと思われるようなタイプです。しかし若さを保持している妻は、年を経るにしたがって、30歳くらいで年相応に、それ以降は歳より若く見られるようになりました。
 入社してから、よくオジサンたちに肩を揉まれていました。今は安易にそんなことできないでしょうが、そのころは、そういう時代だったのです。同期や後輩からラブレターを貰ったり、オジサンたちに迫られたりしたことも、それぞれ数度ではききません。支店勤務だった妻は本社勤務になり、結婚が決まってすぐに、会社を辞めました。
 美人の顔は飽きると、結婚前に先輩たちから冷やかされたものですが、結婚後10年近くたっても、ベッドで妻の顔を見ると感動してしまうくらい、私にとって美しい妻です。
 運動部でかなり鍛えられてきたらしく、体は女らしく発達しています。太っているタイプではありません。身長は160センチ、90センチDカップのバストが、前に述べたように街でも男たちの視線を集めます。子供を母乳で育てたので、乳首はやや濃く色をのせてしまいましたが、胸の形は垂れていませんし、乳首はツンと上を向いています。現在でも腹筋を毎日欠かしていないそうです。ただし、妻は慎み深さから、私にはその運動の姿を見せたことはありません。そのおかげか、ウエストは子供を産んでいても、胸と落差があり腹筋があるので、引き締まって見えます。妊娠線はありません。ヒップと少し太めの大腿はすっかりアブラが乗って、運動によって締まった足首とあいまって、下半身は人妻好きにはたまらない曲線になっています。恥ずかしいと言って、私にはウエストとヒップのサイズを教えてくれないのですが。

 妻が旅行に出かけた日、私は仕事の都合で休日出勤となってしまい、自分のデスクに向かっていました。実は5日ほど前から、ちょうど手がけているプロジェクトの山場を迎え、毎日が深夜帰宅でした。帰っても、妻は寝てしまっているか、あるいは遅い夕食をとっているうちに子供と寝てしまうか、いずれにしろほとんど夫婦で話す時間が取れない状態でした。妻が、私と話すのを避けていた可能性もあります。
 私は妻の旅行のことを忘れていたわけではありませんが、ちょっと気持ちが仕事のほうに向きすぎていたようです。今考えれば、このときもう少し妻のことを思いやって、話をしていたら、と、今は少し後悔しています。でもその時期、私が妻と話し合いをしたからといって、所詮彼の20年間には太刀打ちできなかったのかもしれません。
 「妻が他の男と旅行に行く」 こんな簡単なことが、一人の亭主をこんなにも悩ませるものなのだ、とはじめて知りました。しかしもう遅いのです。私は妻の旅行計画が進んでいることをうすうす知っていて、それにストップをかけずにいました。そう、私は一度も、妻に行くなとは言っていないのです。そればかりか、セックスのたびに彼の事を持ち出して、妻の気持ちが傾いてゆくようにしていたのです。それを当日実行されてから、一人で悶々とすること自体が間違っているのは、自分にも分かっていました。
 ともかくその日、休日出勤してよかったと思いました。子供たちは妻が実家に預けたので、もし、妻が出かけるのを見送り、自宅に一人で居たら、よからぬ妄想にとらわれてしまいそうでした。そこまではないにしろ、朝から猿のようにオナニーをし続けて、貧血になっていたかもしれません。それでも、会社のトイレでオナニーをしてしまいましたが。
 太陽が傾き、そろそろホテルに着く時間かと考えたら、もう我慢ができなくなって、妻に電話をしました。妻の携帯は長い間鳴り続けていました。自分の心臓がどんどん上にあがってくる感じです。
 心臓が首にまで達したころ、妻が出ました。妻は最初、私からの電話に少し驚いたようでしたが、今日の観光のことを話したり、私の夕飯の心配をしてくれました。こちらのことを心配してくれる、妻の普通どおりの声で、私もすぐに落ち着きました。
 「それで、わたし、彼とベッドに入ってもいいかしら」
唐突に妻が言いました。
 日常と同じ妻の受け答えに、自分の考えが杞憂であると思い始めていた私は、一瞬、妻の言う意味が理解できませんでした。
 「え、・・それどういうこと?」
 まったく間抜けな質問です。妻が、他の男とベッドインすると言ってるというのに。
 「やはり彼はすばらしい人よ。わたし、あなた以外の人と・・」
 「ベッドに入るって・・、冗談じゃないよ」
 「最後までかどうかは分からないけれど、わたし、見せてあげたいの・・」
 「何言ってるんだ、約束が違うよ」
 「あなたには、申し訳ないと思うけど・・20年間わたしの事を想ってくれてた人に、・・」
 「おい、やめろよ、何を・・」
 「わたしのことをずっと女神だと思ってくれてた人に、今晩・・身も心も・・」
 「オイ、変なことを言うな、お前はおれの・・」
いくら妻の言葉をさえぎるようにしたところで、所詮電話越しです。
 「彼に・・裸は見せるわ。いいでしょ?」
 「お前、自分が何を言ってるのか・・」
 「・・ホントはね・・もう・・」
 「何だ、何て・・」
 「もう・・脱いでるの・・」
 「えっ・・」
 「・・もうね、見せているの・・」
 間抜け亭主の言葉を聴いているのかいないのか、電話の向こうの妻の様子は、すっかり自分たちの世界に入っているように聞こえます。
 「お、おい、どうな・・」
 「・・あ・・彼、今、・・すぐ目の前にいるの、・・う・・」
 「オイ、何してるんだ、おい・・」
 「・・ああん・・」
 「何を・・」
 「・・ああ・・、また・・後で電話するわ・・」
 「ま、まさか、もう・・」
 「・・うぅ・・じゃ、・・また・・」
 「お・・」
 突然電話が切れました。いつの間にか、私は電話を手に立ち上がっていました。私の頭の中では妻の姿がぐるぐると回っています。ほかの男と絡み合っている姿態が。
 今この瞬間、妻が他の男に裸を見せている。妻は裸体を見せるだけだろうか。いや、妻の体を見て、そのままでいられるわけがない。美人で、熟れきった妻の裸体を前にして、男なら必ず手を出すだろう。いや、私が教えてきたことを使って、妻のほうから仕掛けてゆくのかもしれない。
 いやらしい手が、妻の体を這い回る。いやらしい口と舌が、妻の体を嘗め回す。夫である自分は、遠く離れたいつもの会社にいて、仕事をしているのに、妻は、男と絡み合って、官能の時間を過ごしている。それも、妻の事を20年も想い続け、結婚もせず、妻を賛美し、崇拝し、私が妻を愛でている間も、ずっと妻の事を想ってきた男と・・。
 私には、そんな男の気持ちがよく理解できないのでした。だから、旅行の話を聞いても、他の飢えた男に妻を与えるような感覚を、持ちづらくなっていたのでした。妻は同性と旅行をしているように、たわいなくはしゃいでいるか、観光地でもまったく普通に過ごしていて、ホテルについてもそれは続いて・・。仕事に忙殺されていたとはいえ、私の考えがいかに甘かったか、そのときになって私は痛感しました。
 高校生のときから20年以上、一途に妻のことを愛してきて、妻と結ばれないことで結婚もせずに過ごして来た男の気持ち。そして、その男の気持ちをゆっくりと心にしみこませてきた妻が、身も心も彼に捧げる。そう、妻は、身も心も・・と言っていました。さっきの会話の中で、最も私の精神に刺さったのは、あの一言でした。性欲に任せた相手のほうが、ある意味ではずっと気楽なのかもしれません。普通にセックスして、一時の肉欲に溺れてくれるほうが・・。
 妻は、私との結婚生活で、人並みにはいやらしくなっています。36歳の人妻としては完成されているだろう、自負はあります。カラダも、テクニックも。だいたい、彼には愛情ではなく、友情しかないといっていた妻の、本当の気持ちはどうなのでしょうか。
 考えてみると、私は彼の事をほとんど知りません。実は、彼と一度、私は顔を合わせています。妻が私たちの結婚披露宴に呼んだのです。もうずいぶん前ですので、記憶もあいまいなのですが、彼はかなりハンサムで背も高く、容姿にコンプレックスのある私は、いやな気持ちになったことを覚えています。ところが妻はまったく、彼を男としてみていないようでした。心の奥底まではもちろん分かりませんが。
 電話でのやり取りやメールの内容を脇から見ている限りでは、相手の男はかなり知的な人間のようでした。もしかしたら、私よりも精神的に深い男なのかもしれません。私は、無意識にそれを感じていたからこそ、妻との営みの中で、彼をおとしめる快感にも浸っていたのでしょう。
一度だけ読ませてもらったメールを思い出しながら、私は自分を落ち着かせようと必死でした。妻を賛美する内容と、文学や歴史、ヨーロッパ映画などの知的な話題。異常さやいやらしさはまったく感じられず、その意味で私も安心してしまっていたのでしょう。
 その彼が、20年間想い続けてきた女と2人でホテルの部屋にいる。高校時代から、中年に差し掛かる今まであこがれ続けてきた女とひとつのベッドに入る。
 そのとき男はどんなことを話すのか?
 そのとき男はどうするのか?
 どんな愛し方を、どんな愛撫をするのか?
 そして、そのとき妻はどんな顔で、どんな行動をするのか?
 深く考えれば考えるほど、彼の行動は私には想像ができませんでした。そんな彼はペニスを、安易に麗しの女神に挿入したりする事はないのだろうと、希望的な想像をしたり、また失われた20年間を取り戻そうとするような激しいセックスを想像したり・・。
 妻の全裸の姿が、時々、頭の中で明滅しました。
 小さい頭を乗せた長い首と色っぽいうなじ。
 子供を母乳で育てて少し崩れても、相変わらず大きく美しい胸。
 薄く脂肪を乗せているが、豊かなバストとヒップの間で女らしくくびれたウェスト。
 豊かないやらしいお尻。
 そして、汗とも何とも知れない液体でテラテラと鈍く光る、人妻らしい肉感を持ったそのカラダ全体。
 蛇のような黒い男の手が何本も妻に絡みつき、妻はカラダをくねられています。
 妻は切れ長の目を閉じ、高く伸びた鼻から続く眉間にしわを寄せています。
 小鼻を膨らませて、肉感的な唇を半開きにして・・。
 それが苦痛からくるものなのか、快感からくるものなのか、私には分かりません。
 寝ているのか、起きているのか、夢を見ているのかが判然としない、長い夜でした。
 結局あの電話以降、妻からは何の連絡もありませんでした。私も、妻の携帯の番号を再度押す勇気はなかったのです。
 そう、すべてを知ることになるのは、妻が帰って、直接妻の口から一部始終を聞いてからになりました。結論を先に言ってしまうと興ざめかもしれませんが、私は妻の言葉に打ちのめされることになるのです。

 妻が旅行から帰ってきたのは、月曜日。
 その日の私は、前日の夕方と同じように、妻たちのことで頭がいっぱいで、どんな仕事を、どんな顔でやっていたのか、よく覚えていません。しかし客先と電話で話していようと、社内で打ち合わせしていようと、妻と男の痴態が目の前にチラつき、会社のトイレで2回ほど射精しました。それでも、わたしのペニスはずっと上を向いたままでした。いままでの人生で最も興奮した一日だったかもしれません。
 妻は、何事も無かったように、夕飯の用意をして、いつもどおり、私の帰宅を待っていました。まるで何も起こっていないかのように。私にも、子供たちにも、いつもの妻と母でした。あまりの屈託のなさに、私は虚脱感と怒りを、同時に覚えていました。
 こんなとき、男はだめですね。妻はまったく普段どおりに見えましたが、私といえば、食事中も妻の口をちらりと見ては、男のものを咥えるシーンを想像し、胸のふくらみを見ては、胸で男根に奉仕する妻を想像して、ぎこちない状態でした。キッチンに物をとりに行く妻の尻を見れば、その豊かな尻を彼に見せ付ける妻の姿を、男の下半身を打ち付けられる妻の姿を想像して、口の中が乾き、食事ものどを通らないという体たらくでした。私には、その場で旅行での出来事を問いただすことは、できませんでした。もしそうしたら、すぐに子供たちの前であろうと怒鳴り、取り乱してしまうことは明白だったからです。
 その夜、子供たちが寝て、寝室で本を読んでいると、妻が入ってきました。妻はちゃんと化粧をしてベージュのシュミーズ姿でした。セックスを誘ういでたちです。妻は何も言いませんでしたが、いつも以上に濃厚な、むさぼるような情熱を持っていました。とにかく妻の口からすべてを聞き出そうと考え、問い詰めるような口調になることを恐れて、私も無言のまま、妻を求めたのでした。何も話さないとはいえ、私は五感を総動員して、妻のカラダに男の痕跡を探していました。小さいキスマークだろうと、ちょっとしたキズだろうと、少しのニオイだろうと・・。それを見つけてどうするつもりだと、心の中ではもう一人の自分が笑っています。
 しかし無駄でした。慎み深い妻は、何の痕跡も残していませんでした。それどころかいつも以上に念入りに体を清めていて、ほのかな石鹸とシャワーコロンの香りがしました。体中に、怒り、後悔、悲しみ、興奮、好奇心が渦巻いているような不思議なセックスでした。荒々しい一度目の絶頂がすぎ、そしてついに、妻は彼とのことを告白し始めました。

 妻はぽつりぽつりと、旅行のことを話し始めました。
 「・・子供を実家に届けたりしていて、出発が遅れちゃったの。彼の車の助手席に座って、ああ、わたし、あなた以外の男の人とデートするなんて、ずっとなかったんだって思ったわ。彼の隣に座っていると、何か、スカートから出ているひざ小僧がくすぐったいような、胸に甘い圧迫をされるような、変な気持ちだけど、快感だった・・。・・ごめんなさい、あなた、・・でも、今日は嘘をつきたくないの・・これからのことを考えると、あったこと全部、話してしまいたいの。・・もし、途中で聞きたくなかったら、言ってくださいね。・・彼が手配しておいてくれたホテルは、南欧風の洋館だったわ・・部屋は大きなスイートルームで、寝室とダイニング、それに大きな浴室がついていたの・・」
 「・・遅くなっちゃったからもう夕方で、ホテルについてすぐ、わたしは着替えるといったわ。そのときに抱きしめられて、キスはされると思ったわ・・あなたなら、そうするでしょう・・そうしたらわたし、キスをさせてあげようと思ってた。もちろん、そのときすぐに肉体関係になることは考えてなかったわ・・でも、彼は何もしなかった・・」
 「わたしが寝室で着替えを始めるとすぐ、彼はダイニングのほうへ移動してしまったの。わたしは少しがっかりして、着替えをしたわ・・いつ彼が来てもいいように、ゆっくりと・・」
 「彼が何もしてくれないので、余計にわたしは彼に行動を起こさせようという気になって、そんなときの着替えなのに、下着姿でお化粧を直したりしたの・・」
 「・・あなたには悪いと思ったけれど、この日のために高いレースの下着を用意してあったの。そのブラウンのパンティに包まれたオシリを、ダイニングのほうに向けて、いつ見られても彼が興奮するように振舞ったわ・・」
妻の寝物語を聞きながら、私は自分が取り乱さないように努力していました。それは、話をしている妻の瞳が、とても夢見がちに見えたからです。こんなときに、妻に対して見栄を張ってもしょうがないのでしょうが、6歳年上の夫として、恥ずかしくない態度を取らなければと必死でした。
 「でも、興奮してしまったのはわたしのほう・・高校時代からわたしのコトを思ってくれていた男が隣の部屋にいるというだけで、・・あなたには悪いけれど、もうわたし、濡れていたと思うわ・・」

 20年間、妻のことを想ってきた男を前に、この美しい妻が股間を濡らす!私が長い間、夢想してきたことです。このホームページを見ながら、何度も妄想してきたことです。
 夢が現実になったというのに、その事実を妻から告白されているというのに、私のできることは奥歯を噛み締めていることと、どす黒い興奮に身を任せることだけでした。
 「結局、そのときは彼、何もしなかったの・・。わたしは仕方なく、薄い白のブラウスにタイトスカートと、カーディガンを羽織って彼のほうに行ったわ。ほら、あなたが前に、似合うと言って褒めてくれた、あの少し短めのこげ茶色のスカートよ。彼は困った様な顔をして、ダイニングにあるソファに座ってた。まるで、高校時代の彼のようだったわ。わたしもまるで20年前のわたしになったようだった・・でも、カラダはもう、今のわたし。そんな彼の顔を見て、わたしは、また濡らしてしまってたの・・」
 「彼は部屋のカギを取るとつっと立って、ドアのほうへ歩いていったわ。そのとき、彼のズボンの前が大きくなっているのを見て、わたし、安心したわ。本当にうれしくて、スキップするように彼の後に続いたの。だって、彼、普通の男の人でない雰囲気がするから、もしかしたらって、考えてたのよ」
 「歩いているあいだ、わたしは体を彼にくっつけるように腕を組んでいたわ。オッパイも彼の腕にこすりつけて、そのたびにわたし、感じてたの・・あなたには悪いけれど、結婚してからは、感じたことのない興奮だったわ・・」
 「レストランに入って・・夕食の間もわたし、これから抱かれることばかり考えていた・・。ものを食べるときの彼のクチを見ては、このクチで全身を味わわれることを想像したわ。二の腕から胸の動きを見ては、そのがっしりしたカラダに抱きしめられることを考えたわ。指先を見て、この指で体中を愛撫されることを思ったわ。・・あの手がわたしのオッパイを鷲づかみにして、オシリを掴んで広げてくれるんだ、と想像したの・・。あの指で乳首をつまみ、クチに突っ込まれ、最後にはオマンコに入れてかき回してくれるんだと考えたわ。そう、指先がオシリの穴に入っているところさえ、思い浮かんだわ。メインディッシュを彼がナイフとフォークでさばくときは、わたしが料理になっているようだった。・・ああ、これからわたし彼に食べられちゃうんだって・・」
 「彼は最近見た映画の話をしてたけど、私はといえば、彼に抱かれる空想ばかり・・。きっとこの20年間で、何倍もいやらしくなったのはわたしのほう。彼はいつまでも純粋で・・。食事が終わるころには、パンティが濡れて、気持ちが悪いくらいだったの・・。純粋な彼の前で、わたし、すごく濡らしてたの・・ごめんなさい」
 「・・食事の後は、ちょっと酔いざましにって言って、近くの公園を散歩して・・。夜の公園なんてずいぶん久しぶりだし、一緒に居るのがあなたじゃないなんて、とてもドキドキしちゃったわ・・。最近のカップルってすごいの。まわりに人がいてもお構いなしに抱き合ったり、キスしたりしてるのよ。わたし達は、公園の外れの、柵の向こう側がすぐ海のところで、立ったまま、潮風にあたりながら話ししてた。そうは言っても彼のことだから、ほとんどぽつぽつとしゃべっただけだけど・・。たくさん人がいるのに、少し離れたところにはカップルが結構いて、皆ふたりだけの世界に浸っているの。長い長いキスをして抱き合っている2人とか、男の手が女性のお尻を這い回っているカップルとか・・。見ないようにしていても、そこらじゅうに居るんだから、見えちゃうのよ・・」
 「少し寒くない?そろそろ帰ろうかって、彼が優しく肩を抱きながら言って、私、彼を見たわ。ああ、ついにキスされるんだって、・・心臓がドキドキになっていて、・・口の中もカラカラになって、・・きっと、私、また濡れたと思うわ・・」
 「・・そのとき、初めて彼を愛おしいって感じちゃったの。見上げたから彼の首スジからアゴが、よく見えたわ。彼、あなたと違って、ひげが濃くないので、ああ、私、他の人に肩を抱かれてるんだって、全身をぴったりくっつけて、オッパイも押し付けて、アソコもぬらして、夫以外の男に、体を預けてるんだって・・」
 「でも彼、私の肩を抱きながら、歩き出しちゃったの・・どうしてって、思ったわ・・私、魅力がないのかしらって・・」
 「・・・」
 夫や子供たちを遠くに置いて、妻は、こんなメロドラマみたいな時間をすごしていたのかと思うと、黒い澱のような怒りが湧き出してきましたが、私は黙っていました。素っ頓狂な声が出てしまうか、かすれてしまうか、とにかく、醜態を晒しそうな予感がしたからです。
 「・・部屋に入るとすぐ、わたし彼に抱きついたわ。もうとても、我慢できなかったの。この旅行では、ずっと彼を誘惑しては、じらしてあげようと思っていたのに、実際は逆。ホテルについてからずっと、じらされてたのはわたしだった。もう全身がほてって、どうしようもなかったの・・」
 
 「・・彼の首に手を回して、キスをしたわ。最初は彼、びっくりしていたみたいだったけれど、すぐにゆっくりとキスをしてくれた・・。彼はゆっくり、ゆったりしたキスをしてくれたんだけど、わたし我慢できなくて、自分のほうから舌を出して、彼の口の中も、歯茎も、唇も嘗め回したわ。すごく長くて、濃厚なキスだったから、わたしは彼の胸に当たるオッパイの先がしびれてきたくらいだった。彼の股間に、わたしのアソコをぐりぐりと押し付けて、わたし、感じ続けてた・・。20年分の愛を確かめるようなキスだったわ。あんなキス、あなたとは、・・していないと思うわ・・」
 妻の挑むような目を見て、わたしは強く嫉妬して、妻の唇を奪いました。私が離すと、妻は引きつっているのか笑っているのか分からない表情で私を見て、ゆっくり唇を近づけてきました。そうして、そのときを再現するかのように、いやらしいキスをしてくれました。
 こんな淫靡なキスを、妻は他の男と交わしてきたのか!
 奪われた無理やりのや、義務的なのではない、こんなすごいキスを!
 考えて見れば、10年近くも夫婦をしていて、いつの間にかこんな情熱的な「くちづけ」を忘れていました。妻も私も。どんなに愛し合う二人でも、時間の経過によってこのような状態になるのは避けられないのでしょうか。どうして私たちは、他人と言う触媒を利用してしか、こんなキスをできなくなっているのでしょうか。
 そう、セックスをされるよりもこのキスのほうが、亭主の心を焦がす材料として充分です。正直、夫である私の心の中では、妻のオマンコに男の性器が出入りすることより、妻の口を男の舌が出入りするシーンのほうが何倍も嫉妬心が膨らみます。これも不思議な感覚ですが、実際この2日間、嫉妬と興奮をするために私が妄想した回数が多いのは、キスのほうなのでした。
長いキスの後、妻は唇の周りをなめながら、話を再開しました。
 「・・やっと唇を離すと、彼の手が、わたしの髪をなで始めて・・。ほんとうにゆっくり、味わうように。それだけでわたし、感じてしまって、立っていられないくらいだった。うなじからおでこ、首の周りまで、ゆっくり触ってくれたわ。その後、顔中も触られたわ・・。目をそらすと、ずっと顔を見ていてくれって、やさしく頼まれたわ。わたし、言われたとおり、ずっと彼の目を見ていた。彼は、まぶたも鼻も、撫でてくれたわ。指が、わたしの唇をゆっくり撫でて・・。まるで唇のしわを一本ずつ確かめるように、ゆっくり優しい指だった。我慢しきれずに、わたし、彼の指を舐めたわ。・・舌を出して、彼の瞳を見ながら、ぺろぺろって。彼のペニスを想像しながら・・。そのあと、彼の目を見つめながら、その2本の指を咥えたわ。そのときはもう、その指は彼のペニスそのものだった・・。20年間、触れたこともない彼の肉体の一部をわたしは精一杯咥えたわ。じゅるじゅると音を立てて、しゃぶり立てたわ。おもいきりいやらしい顔を見せてあげたくなってたし、もうそのころには、彼に何でもしてあげようって思ってた・・」
 わたしのペニスはもう大きく膨らんでいました。話の内容ももちろんですが、いつの間にか妻がペニスを手でゆっくりとしごいていたからです。
 「ダイニングにあるソファのほうへ移動して、彼を一人がけソファに座らせたわ。彼のペニスを咥えたくて、彼の前にひざまずいたの。脱がそうとベルトに手をかけたんだけれど、彼がわたしのカラダを先に見たいって・・。わたし、彼の顔を見つめながら、服を脱いだわ。下着になったところで、彼がそのままの格好で、体を見せてほしいと言ったわ。最初のうちは、ポートレート写真みたいなポーズだったんだけど、どんどん興奮してきて、わたし、大きなソファやテーブルを使って、いろいろな姿を見せてあげたの・・」
 「最初、テーブルの上に立って、全身を見せたわ・・ブラジャー越しに、胸をもんで見せてあげたわ・・窓際は天井が低かったから、両手を挙げて、天井に両手をついて腰をグラインドさせたわ・・。パンティの両脇を持ち上げて、アソコに布が食い込むところも見せたわ・・。足を広げて、後ろ向きになって前傾して・・お尻を突き出して見てもらったの。テーブルの上に四つんばいになって、お尻を彼のほうに向けていやらしく振ったの・・。みんなあなたが教えてくれたことよ」
 「・・ほんとは彼、もっと普通の状態でわたしのカラダを見たかったのかもしれないけれど、わたしはもう本当にいやらしい気持ちになってて、それで自分からいろいろしちゃったの。何をしても、彼はきれいだよってほめてくれた・・。彼、なかなか手を出してくれないから、わたしテーブルの上にしゃがんで、触って、ってお願いしたわ・・」
 「その時、突然あなたからの電話が鳴ったの。最初は普通に話して、あなたが何も気がつかないうちに切るつもりだったけれど、・・話しているうちに、彼を興奮させたくて、わざと今の状況を話したの・・。でも彼よりも、あなたは予想以上に取り乱して、電話口で叫んでいたわよね。一番興奮したのはあなた。それなのに、わたしはすごく冷静で、ああ、わたし、悪い妻だなって・・」
 「・・あなたの声と、彼の困ったような顔でわたしはますますイジワルな気持ちになって、最後までは分からないけど・・裸は見せるわ。いいでしょ?って聞いたわ。ホントはね・・もう脱いでるの・・彼に見せたのって言いながら、わたしいつのまにか下着越しに自分のアソコをいじり始めてた。そう、そのときは、まだ下着はつけてたのよ・・。裸って言ったのは、あなたへのイジワル・・。彼の目の前で下着姿になって、テーブルにしゃがんでオナニーしてたから、わたし、いやらしい声を出してたでしょ。わたし、彼に見られながらオナニーして、その声をあなたに聞かせてたのよ!いやらしい顔をしてオマンコをいじって、それをあの人に見せ付けていたのよっ!・・ああっ、もうたまらないわ、もういちど、あなたのペニスを入れて!いやらしい人妻の、いけないオマンコにっ!」
 妻はそのときの様子を話しながら、すっかり興奮していました。わたしのペニスを手で導き、寝転んでいるわたしをまたいで挿入しました。
 「・・ああっ、あなたっ・・ひどい妻でしょ。オマンコいじめてっ、わたしのオマンコ!男の前で、あなたと電話しながら、いじってたオマンコよ!ああっ!」

 妻は往きましたが、今日何回も射精しているためなのか、どす黒い嫉妬がブレーキの役割を果たしているのか、私は往きませんでした。妻は私を体内に入れたまま、すこし息を整えてから、話を再開しました。
 「・・電話を終えて、わたし、テーブルを彼の前に持っていって、テーブルの上に四つんばいになって、彼のほうに顔を向けて、激しいディープキスをしたわ・・。わたし、これ以上は出せないってぐらいに舌を出して、彼のと絡みあわせたわ。彼に舌が抜かれそうなほど強く吸われて・・、ああ、この人も興奮してくれたんだって・・。唾液をたくさん送り込んで飲ませてあげたし、彼のもたくさん飲んだわ。ごくごくって・・。垂れた唾液が糸を引くような、すごいキス・・」
 妻はそのときの感覚を反芻するように、私の口に唾液を垂らしました。そうです。もう私だけのキスではないのです。この唾液には、他の男の唾液が混じっているのです。妻のカラダを流れる体液には、他の男の精液が流れているのです。目の前にいる妻は、きっともう、妻ではないのです。
 いつもは甘美な妻の唾液が、苦い、・・そう、まるでその男の精液のようにさえ感じます。
 「・・そしたら彼は、わたしの背中と膝の下に腕を入れて、軽々と抱き上げ、そのまま窓のそばにあった独りがけのソファまで行って、そのソファを窓の外の方に向けて、わたしを抱き上げたまま、ソファに座ったの。部屋は、全然電気をつけていなかったのに、レースのカーテンさえも閉めていない窓から、月の明かりが入ってきていて、まるで、わたし達ふたりにスポットライトがあたっているような雰囲気・・。そして、部屋の窓からは、防風林と海が広がって見えていたわ。わたしは、彼の膝の上に横向きに乗って、彼の肩に両腕を絡ませながら、またキスをしたの・・」

 妻は私の上で、腰をゆっくり使いながら、そのときのことを話しています。私は目の前が暗くなるような感覚の中にいました。もしベッドに仰向けになっていなければ貧血のように倒れてしまっていたでしょう。嫉妬によってドロドロと粘性を増した私の体中の血液が下半身にみんな集まり、貧血とペニスの興奮がいっしょに起こったような。
 それなのに、そんな私には気づかず、妻は男との営みを話し続けます。
 「ソファに座っている彼の膝の上に横向きになって、カーテンを開け放った窓のすぐ前で、下着を脱がされていったわ・・。・・ううん、本当は、私が脱がしてっていったの。あなたの妻なのに、ほかの男の人に・・。最初に・・レースの入った茶色いブラ・・。わたし、協力して上半身を浮かせたから、君の胸を見るよ、ついに・・って、彼がわたしの耳元で言って、留め金をはずされて・・、彼、落ち着いた手つきでブラジャーを取り除けたわ。わたしの胸がぶるんって出てきて・・。彼は、綺麗だ・・と言って、しばらく眺めてたわ。彼の感動がわたしにも、月明かりと一緒に染み込んでくるような時間だった」
 「そのあと、わたしの両方の乳首に軽くキスをしてくれて・・。彼の唇が触れたところから、さざ波のような気持ちよさが体中に広がったわ。ねえ、触って・・って、かすれた声で私がお願いすると、彼、オッパイにふれてくれたわ。右手の、親指と小指以外の3本の指が円を描いて・・。ときどきふもとを持ち上げるようにされると、わたし感じてしまって、声が出ちゃった・・。そのあと、先端を優しくつまんでくれて、わたし、乳首が大きくなっちゃったから、彼に申し訳なくて、もっとはやく、結婚する前に触らせてあげればよかったって思ったわ・・」
 「ずいぶん長い間、彼はわたしのオッパイをいじってくれて・・。強く、弱く、撫でたり、つまんだり、そして咥えてくれたわ。舌でついばんで・・・ずっと胸を愛してくれたの。・・彼、すばらしいオッパイだよって」
 「・・それから、彼はしばらく脚を優しく撫でていたわ。わたしは、恥ずかしくなって、彼に抱きつくように顔を彼の肩に伏せていた・・。彼、なかなかパンティへ進んでくれないから、また耳元で、脱がしてって言っちゃった。・・彼の指が、わたしのわき腹の下あたりから、そっと、パンティの縁に指をかけてきて・・。ゆっくり、ゆっくり、本当にゆっくり、皮を剥くように・・・。わたし、彼の動きに合わせて、腰と脚を動かして、・・脱がしやすいように。彼は、パンティを脚に沿ってすべらせて、そして、足先から抜き取ったの・・」
 「わたしのアソコに、少し冷たい月明かりが当たってるみたいだった。わたしは、彼の膝の上で、ガーターストッキングだけの姿にされたの・・。昔のわたしみたいにひざが震えたわ。彼は、綺麗だよ・・・って。」
 そこまでしばらく妻の話を黙って聞いていた私は、嫉妬が抑えられなくなって言いました。
 「やっぱり・・全部を見せたんだね・・」
 口の中の乾燥のために、滑稽なくらい私の声はかすれていました。
 「・・見せたんだ・・お前の・・」
 「そう、わたし見せたの」
 「・・!」
 「・・わたしのカラダ・・」
 「・・・・」
 「・・全部、カラダの全部を見せたの」
 「・・・・」
 「隅から隅まで・・」
 「・・・・」
 妻が他の男に体のすべてを見せると言う、私の長年の妄想が実現したことを、そのとき私は妻の口から聞いたのです。このときもっとも私が興奮したのは、妻の「隅から隅まで」の言葉でした。魂が震えるくらいの興奮とは、こんな状態なのだと思いました。

 このような話を私に直接話す妻は普通ではないのでしょうか。私を愛してはいないのでしょうか。
 このような話を黙って聞いている私は普通の夫ではないのでしょうか。私の妻への愛情は本物ではないのでしょうか。妻は今までの私たちのベッド・トークの延長として考えているのか、それとも私と自分自身を興奮させるために話しているのでしょうか。こんなに他の男との営みを詳細に夫に伝える、妻の目的は何なのでしょうか。だいたい、妻が話す男との行為は、どこまでが本当なのでしょうか。
 この文章を綴っている私の頭の中を、いろいろな疑問が渦巻きます。しかしこの話を聞いているときは、興奮と嫉妬で私はおかしくなっていたのかもしれません。妻にそんな疑問をぶつける気持ちには、一度もなりませんでした。ただただ、妻の言葉に精神を焦がし、血を逆流させていたのです。まるでペニスの血でさえ、逆流しているような不思議な感覚が、全身を包んでいました。
 「・・僕がずっと想像していたとおりだ。・・女神のようだね・・。ずっとこの体を見ることを望んでいたんだ・・。彼にそんなふうに言われて、顔が熱くなるほど恥ずかしくて・・。でも、すごい興奮だった。それからしばらく、彼はわたしの身体を撫でまわったり、体中にキスをしたりしていたわ・・。わたしのすべてを賞賛しながら・・」
 「素敵だよ・・って言われて、彼にそんなこと言ったのが恥ずかしくなって、顔を肩に伏せてしまったけれど・・。わたし、脚を開いて、ここも見てって・・・。恥ずかしいわ・・・。彼の耳に熱い吐息をふきかけながら、わたしは言ったわ」
 「脚を片方づつ、ゆっくりと広げたの・・。恥ずかしくて、目を閉じていたんだけど、茂みの奥に注がれる彼の視線を、熱く強く感じていたわ・・」
 「綺麗だ。月の明かりで光ってる・・濡れて光ってる・・。雫がもうこんなに溢れてるよ・・。彼も、わたしの耳元でそう囁いてたわ・・。いや・・。お願い・・。そんなこと言わないで・・。出会ったころの、・・高校時代の、わたしじゃないのよ・・」

 さっきから妻が言葉にする、妻が彼に申し訳ないと思ったり謝ったりすることは、わたしの神経に、針のように突き刺さります。刺さった傷口から、嫉妬と怒りがずぶずぶとあふれてきます。そう、話の最初のほうでは、私に対して謝っていたのに、今はほとんど彼に対してのそれになっていたのです。妻はそんな変化にも気づかず、興奮しながら滔々と話を続けます。私から見ると無邪気に見えるくらい自然に。妻はすべてを話すことが、私への贖罪になるとでも思っているかのようでした。
 「・・それでも、彼は、素敵だよ・・と言って、茂みを撫でながら、だんだん敏感なところに触れてきて・・。わたし、全身がビクンビクンって震えて、思わず喘ぎ声をあげたわ・・。彼は、割れ目に沿って、指をゆっくり這わせてきたの。わたしはもう、声も抑えられなくなっていて・・。それから彼、僕は、君の汗のにおいが好きなんだよと言って、わたしの腕を万歳するように持ち上げ、わたしの脇の匂いを嗅ぐようにしながら、舌の先を這わせてきたの・・」
 「わたし、だめよ、恥ずかしいわって言ったんだけど、高校のころ、体育のあと廊下ですれ違ったとき、この君の汗のにおいを感じて、全身がしびれたことがあるんだ・・って、彼が言ったわ」
 妻はゆっくりと腰を動かしながら話しています。そう、妻の体臭は、汗さえも甘美です。時代がかった言い方をすれば、妻の体液はどれも、私にとって甘露でした。これまで妻のまわりで、その甘露を味わおうと群がったたくさんの男たち。そのなかで、本当にそれができたのは私だけのはずでした。30億の男の中で、私だけが・・。しかし、もう違うのです。夫である私以外の男が、妻の汗を、体液をすすったのです。妻のカラダのすべてを、味わった男がいるのです。もうこの世界は、昨日までの世界とは違うものなのです。
 「・・やっぱり、彼の中で、時間が止まってたんだなって、・・20年間、わたしの記憶を大切にしてくれてたんだなって、感動しちゃった・・それもニオイまで・・・」
 「・・わたしが恥ずかしさとくすぐったさで、ダメ・・。もうやめて・・。って言ったら、今度は、しゃぶりつくようにしてわたしの脇を舐めたの・・。そして言ったわ・・ほら、君のおツユが溢れてきたよって・・」
 「気が付くと、彼のペニスが服越しにわたしのお尻に当たっていたわ・・気が付いた瞬間、全身がぶるぶる震えちゃった・・彼に影響されて、高校生に戻ったみたいね・・わたし。でも、彼にもっと恥ずかしいコトしてって、震える声でお願いしちゃった。・・悪い妻でしょ・・」
 「彼は汗の匂いがなくなるほど舐め尽くして、わたしの身体の向きを変えようとしながら、わたしの膝の下側に手を入れてきたの・・。え?と思った瞬間、彼はそのまま立ちあがって・・。わたしは、彼に背中から脚を抱えるようにして、抱き上げられたわ・・。ちょうど、幼い女の子にオシッコをさせるような格好で・・。そして、わたしのあそこが、窓ガラスにくっつきそうなくらい近づいたの。見てごらん・・。君の全身がガラスに映ってる・・。きれいだね、・・ほら、あそこも、光ってるよ・・って」
 妻はわたしの上で、まるで彼にされたように大きく足をM字に広げて腰を上下させていました。どこにいても男たちが振り返るほどの美しい妻が、カエルのような格好を男の前に晒してきたのです。このふしだらな格好を、妻は他の男にも与えてきたのです。恐ろしいほど大きな後悔が、私の胸をふさいでいました。その圧力に、私は声を出すことができないくらいでした。
 「わたしは、そんなところを・・見る余裕なんて全然なかった・・。彼に優しく、でもいやらしい格好をさせられていることに、すごく興奮していたの・・。そのとき目をつぶっているわたしの想像の中では、高校時代の自分の姿しかなかったんだけれど、恐る恐る開けて見たわたしの姿は、すごくいやらしい、人妻のハダカだった。」
 「だって、それだけ窓に近づくと、部屋の真下の方で、レストランになったテラスを人がたくさん歩いている姿まで見えるし・・それに、それまで死角になっていた隣の棟の客室の窓も見えて・・いや・・。見られちゃうわ・・。しばらくカラダをわななかせて、・・やっとわたしが言うと、ようやくその場から離れてくれて、わたしをさっきのソファに下ろしてくれた・・」
 「・・彼に見せたのよ・・ソファで思い切り足を広げて、腰を浮かせるようにして。・・最初は、彼の眼を見ないようにしていたんだけど、そのうち、私のすべてを見ている彼の眼に釘付けになって、永い間、彼を見つめたわ。あの優しくて、わたしを愛でてくれる眼を思い出して、・・ああん、興奮しちゃうわ!」
 私の後悔の大きさと同じように、今、私の目の前にいる妻の興奮は、ものすごいものでした。これまで感じたうちで、一番熱いオマンコがわたしのペニスを咥えていました。
 
 「脚を思い切り開いてたわたしは、彼が行動を起こしてくれないから、少しじれてたと思うわ。ずいぶん長い間そうしていたんだけれど、彼はその優しい眼で見つめてるばかりで、・・わたし自分からまた、テーブルの上で四つんばいになって、彼の顔の前にお尻を持っていって、見てもらったわ」
 
 「裸のお尻を高くあげて、・・そう、あなたがいつも好む姿よ・・いつもあなたには言われてからしていたけれど・・彼には自分から、あの優しい眼で全部を見て欲しくて・・。わたし、穴も、お尻の穴もみせたわ。お尻を両手で広げて。そのまま長い時間、わたしはお尻を彼の目の前で出したままで・・。彼はわたしのお尻をなでてたわ、ゆっくり、やさしく・・。そのあと、穴を指でなぞって、綺麗だって誉めつづけたの・・。そう、あなたにも、見せてあげるわ、そのとき、彼に、見てもらったお尻!」
 妻は私の性器を抜くと、すばやく後ろ向きになりました。私はクラクラする重い頭を持ち上げて、上半身を起こします。妻が言うとおり、そのとき彼が見たであろう光景が、眼の前にありました。
 少しブラウンがかった黒髪は女らしくウェーブしていて、小さい頭が乗った長い首のうなじのほつれ毛へ続きます。豊かな胸の存在を予感できないような女性らしい華奢な肩、シミひとつない背中。肩幅からの美しい角度はくびれたウエストで反転して、そこから急激に幅を増します。脊椎のくぼみは、うなじから一直線に私のほうへ向かってきて、ウエストの終わりで一度消え、性器へと続く深い谷に繋がってゆきます。背中は、いままでの性行為の激しさを表すかのように汗で濡れ光り、ヒップの両頬がベッドサイドの明かりを受けて白く蠱惑的に輝いています。
 男にとって、これほどの絶景があるでしょうか。私は、もう何度、この絶景を目にしたでしょうか。他の男に汚されても、妻の絶景は変わらず神々しいものでした。夫にとって、妻の絶景には特別な意味があることに、初めて私は気づきました。
 「ねえ、後ろからして・・この、わたしの、他の男に見せたお尻に、あなたのペニスを差し込んで!このお尻に、あなたのペニスを突き刺してっ!」
 フラフラと揺れるお尻に誘われてゆき、相変わらず上を向いているペニスを押し込みました。ズブリと音がして、妻の中から透明な液体がしたたってきました。
 男に生のお尻を長時間見せる・・。この美しい曲線で構成された尻。この尻を四つんばいになってすべて晒したばかりか、尻を両手で広げてオマンコも肛門も見せるとは。私が教えてきたこととはいえ、この貞淑な妻が、それを他の男にむけて行うとは・・。数日前の私には、とても想像ができないことでした。しかし、もうそれは実行されてしまったのです。私が知らない密室で。
 私は今までないほど興奮していましたが、興奮の度合いは妻のほうがずっと上でした。私のストロークにあわせ、妻もそのヒップを打ち付けます。

 「わたし、オマンコの奥まで、全部見せたの!お尻をいやらしく振って、視姦してもらったの!ああっ、ああっ、あなたっ!あなたが言っていたことよっ!他の男にオマンコの奥まで見せたのよっ、わたし!ああっ、・・もう、他の男のオマンコなのよっ! ああっ、ああっ、あなたあっ!」
 叫びながら往ってしまった妻は、私のものを入れたまま、しばらくシーツに突っ伏していました。妻の横顔に、額からもみ上げにかけての髪が汗で貼り付いています。私はゆっくりと体勢を入れ替え、力の抜けた妻のカラダを動かして横を向きました。シーツの上に二人の上半身が向かい合うように。
 しばらく二人とも沈黙していました。妻は息を整えるために。私は気持ちを整理するために。
 「続きを、話してもいいかしら・・」
妻は私の返事も聞かず、また話し始めました。腰を私にこすりつけるように動かしながら・・。
 「今度は、わたしだけをソファに座らせて、彼はわたしの両脚をおもいきり広げながら、ソファの両側の肘掛にわたしの脚をのせたわ・・。そして彼は、わたしの方を向きながら、ソファの前の床に直接座ったの・・。素敵だよ・・そう言いながら、彼は指でさらにわたしのあそこを押し広げて・・」
 「綺麗だ・・。よく見えるよ・・。奥まで丸見えになってるよ。まるでビーナスのようだって・・。長い間、僕の中で、君は憧れだったって。憧れの君のそんな姿も、すてきだって。美しくて、ぜんぜんいやらしくないよ、崇高な感じだよって・・」
 「そして彼、わたしの股間にゆっくりと顔を近づけてきて・・。また、わたし全身が激しく震えてしまったわ。彼、音をたてながら、わたしの溢れるおツユを吸い取ってるんですもの・・」
 「おいしいよ・・。彼は感極まったように優しく言ったわ。ああ、わたし、彼とこうなってよかったって、あなたには悪いけど、思っちゃった・・」
 「彼の舌がわたしの中に分け入ってきて、・・掻き出すように動かして、キスをするように押しつけて吸われたわ・・。彼の喉がゴクンって動く感触が、股間で感じられるたびに、新しいおツユが湧き出して・・」
 「わたし、もう気が狂いそうなほど感じていたわ・・。私、あなた以外の男に、初めてオマンコを舐められたのよ。頭の中が真っ白になるような、素敵な感覚・・。それからわたし、敏感な小さな粒を剥き出しにされて・・。彼は、わたし自身の中と・・、お尻の穴にまで指を深く挿入してきたわ・・。ゆっくり中とお尻を掻き回されながら、敏感なところを吸われ続けたの。わたし、もう、何がなんだかわからなくなって・・」
 「しばらくそうしていたら、身体が勝手にビクビクと痺れるような感覚がきたわ・・。全身が硬直してくるみたいに・・。そして・・。カラダ中が一斉に溶けちゃうみたいな感覚で・・。往ったのよ・・。オマンコしてって言いながら・・。そう・・わたし何度も叫んだわ・・。心の底から・・彼のペニスがほしかったの・・。あなたと想像したとおり、オマンコして、オマンコしてって何回も叫んだの!」
 
 また妻の中で、私のペニスがむくむくと力を得てきていました。
 
 「わたし・・往く時、あそこからおツユを噴き出して、彼が不安になるほど、身体を痙攣させながら、往ったんだって・・。後から彼に聞かされたわ・・。そのあと、わたし、脚を大きく広げた格好のまま、気を失って動かなくなってしまったらしいの。でも、あそこだけはまだヒクヒクと動いていたんだって・・。・・そんなわたし、あなただって見たことないでしょ」
 「わたし、彼にめちゃくちゃにされたくて、とてもいやらしい言葉を使ったわ。あなたにも言ったことのないような、みだらな言葉・・」
今までの言葉よりもっといやらしいこと?何のことだ?
 「・・何て言ったんだ?」
 
 「・・・」
 妻はこの夜初めて、躊躇を見せました。今まで私がほとんど質問をしなくても、夢見るように話を続けてきた妻が。これはどういう意味があるのでしょうか。妻の精神の中で、ある範囲があって、それからは外れた内容なのでしょうか。今までの内容は、私に伝えてもいい範囲だったのでしょうか。強い疑念と、妻をいじめてやりたい感情が湧き出してきました。
 「・・ほら、それをここで、言ってみろ!」
相変わらず乾いた声でしたが、力を得たペニスを突きたてながら、妻を問い詰めました。
 「・・わたし、後ろを向いて、片足をテーブルに載せて、思い切りお尻を広げながら言ったわ」
 「・・夫に抱かれてるわたしをみて欲しい。大きく足を広げられて、オマンコ舐められてるわたしを見て・・。貴方以外の男のザーメンを子宮に浴びて乱れるわたしを・・」
 「貴方の気持ち知ってたけど、他の男と結婚して、抱かれているの・・。わたしを抱いて!今ここで、私をむちゃくちゃにして!思い切り乱れさせて、夫を嫉妬で狂わせて欲しいの・・・。いまごろ、きっと一人で想像して悶えているわ。オチンチンを擦って、オナニーしているわ。わたしと貴方が色んなコトしてるところを想像して・・。嫉妬に狂った夫の気持ちを考えると、わたし、とっても興奮するの・・」
 「乱れるわたしを見ている貴方の顔を見たかったの。こんな淫乱になったわたしでも、愛しいって思ってくれる?高校時代の清潔な私じゃないの。夫に抱かれてオマンコから流れ出るザーメンを見てくれる?もうたくさんのザーメンを注ぎ込まれてきたのよ。」
 「あぁ貴方とセックスしたい!貴方のペニスがほしいのよ・・。貴方、わたしの中に来て・・・。わたし、人妻だけど、夫のおちんちんには飽きてるの・・逢いたかったの。逢って抱いて欲しくて・・。貴方とセックスしたいのよ!すごくいやらしいセックスを!」
 「・・わたしに、貴方のその太い指を入れていて欲しい。ほんとは最近、昔聞いた曲を聞いてオナニーしてるの。貴方と電話して、貴方の声を聞いた後は、わたしとても興奮するの。高校時代に貰ったカセットテープの、なんでもない曲を聴きながら、わたし、オマンコいじってるの。この大きなオッパイを揉みしだきながら、貴方に見せることを想像するの・・・。貴方、わたしのこと愛してるんでしょ? ・・もっと奪って。だって・・わたし結婚しちゃったから・・。結婚してから、10年近くも、他の男のペニスを突き刺されてきたのよ。貴方が賛美するこのカラダで、夫に仕えているの。ほんとは、わたしの体をめちゃくちゃにして欲しいの。・・夫から、思い切り奪って欲しいの」
 「夫が居ないときに貴方からの電話があると、私スカートを脱いで、貴方に感づかれないように自分でいじるの。・・貴方はいつまでも純粋だけど、私はその貴方の声を聞きながら、オナニーしてるの。高校時代からの男友達の声を聞きながら、何気ないそぶりで、淫乱な人妻はオマンコをいじってるの・・」
 「夫には何も気が付かれないようにして、貴方を性欲の対象にしてしまってたの。貴方がどんなに素敵なことを言っていても、そのとき私はオマンコをいじってたの。メールを交換していても、夫が居ないときは裸でパソコンに向かってたの。あなたの声を携帯に録音して、その声を聞きながら電話をオマンコにこすり付けてオナニーしてたのよ」
 「純粋な貴方と、淫乱な私。本当は、貴方と電話で話しながら往ってしまったことも、何度もあるわ・・」
 メールという便利な道具があるのに、いまだに妻が彼と好んで電話で話していた理由がこのとき分かりました。
 「わたしのオマンコは貴方のもの・・・。このおっぱいも・・。昨日の晩もクリトリスいじりながら、あなたの事を思っていたの。夫が家にいたから、トイレで全裸になって、足を思い切り開いてオナニーしたわ・・片足をペーパーホルダーに乗せて、もう片方を手洗いに乗せて・・。あなたの事を想って、オマンコを擦ったの。貴方のペニスを咥えることや、貴方のペニスを受け入れることを考えながら・・。居間の方から、夫の見てるテレビの音がしてたわ・・。夫の咳払いが聞こえたわ。そんな時に、わたしあなたのことを考えてオナニーしてたの。ほうら、この大きなオッパイをもみくちゃにされることを想像しながら、自分で胸がひしゃげるくらい掴んだわ。揉みまくったわ。トイレットペーパーの芯をあなたのペニスだと思って、オマンコに擦りつけたわ。何度も何度も。」
 「・・あとで、トイレで同じ事をしてあげるわね。貴方、見てね・・そうすれば、また貴方に見られていることを想像して、いつでも家でオナニーできるわ。昨日はあなたのことを考えて、夫にはさせなかったのよ・・わたしがこんなヤラシイ女だって思わなかったでしょ?・ ・いやらしい事したいの。貴方と気持ちよくなりたいの。・・・・・いつの間にか、愛してたのよ・・」
 そういって、初めて妻は、目の前にいる私の顔を覗き込んだ感じがしました。このとき初めて、妻は私の顔を「観察」したのです。この言葉を妻は私に言いたくなかったんだと、私は直感しました。先ほど躊躇した部分からあとを続ければ、必ずこの愛の告白につながってしまうからだと。

 ついに、彼への愛の告白を、私に言ってしまった妻は、私の考えるほどには、悪びれる風でもありませんでした。私の直感どおり、愛の告白を聞かせたくなかったから、躊躇したのかどうかは分かりません。私は妻の眼を見ながら、どのような質問をするべきかを考えていました。妻も、私の心を読もうとするかのように私の眼を見ています。怒りを下半身の動きに変換するかのように、私はペニスを動かし始めました。
 ベッドの上で下半身をつなげたまま見つめあう夫婦。この場面だけを見れば、幸せな愛し合う夫婦以外の何者でもないでしょう。しかし、私たち夫婦は新たな扉を開けてしまったのです。先週までの私たちではないのです。
 「それで、彼のペニスはどうだったんだ?」
下半身から湧いて来るようなどす黒い欲望に身を任せながら、私はやっと妻に聞きました。
 「・・ううん、あなたのより大きかったと思うけど・・」
 「・・なんだ、急に、言いよどんだぞ」
 「・・・」
 「・・ここまで話しておいて、いまさら隠すことはないだろう」
 「・・・」
 「ほら、どうだったと聞いているんだ」
 「違うの、隠しているんじゃなくて・・、それが、・・わたし、彼のものを咥えたりしたわ。一生懸命、彼に奉仕したの・・。」
 妻の様子は、さっきの躊躇とは違う種類の反応に見えましたが、妻の直接的な表現に、私はいきり立ってきました。
 「だから、彼のセックスはどうだったんだ?」
 腰を突きたてながら、妻を問いただしました。
 
 「これだけ細かく話しておいて、最後をはぐらかすつもりか!」
 一度怒声を上げてしまうと、ますます怒りを募らせる欠点が出てしまい、私は強い調子で訊きながら、打ち込みを続けました。
 「くそっ、どうだったんだ!言って見ろ!」
 
 妻のあごを持って正面を向かせると、妻は涙こそ出してはいませんでしたが、泣きそうな顔でこちらを見ました。きっと私はその瞬間、鬼のような顔をしていたと思います。
私が打ちのめされたのは、その後の妻の言葉でした。
 「・・うっ、ううん、・・しなかったわ、彼は最後までしなかったのよ・・」
 「えっ?」
 被虐心と嗜虐心がない混ざった性欲の塊となって、汗みずくで妻を攻め立てていた私は一瞬、妻の言葉を理解できずにいました。思わず、妻に打ち込んでいた腰の動きが止まっていました。
 「・・そうよ・・しなかったの」
 「え?」
 「・・セックスはしなかったの」
 「ど、どういうこと・・お前、すべてを見せたって・・」
 「見せたわ。ホントに・・彼もすごく興奮してたわ」
 「だけど、最後まではしなかったの・・・」
 「・・じゃあ、彼は・・インポなのか?」
 「ちがうわ、彼の大きいペニスが、パンツを突き上げていたわ・・それに、さっきから言ってるように、わたし彼のペニスを長い間しゃぶったわ。硬くて、熱くて、あなたのより少し大きかったわ」
 「インポでもない男が、お前とひとつの部屋に泊まって、それで何もしないわけが・・」
 「それが、・・本当に、しなかったの」
 「そんなばかな!」
 「本当なのよ・・だからあたし、狂っちゃって・・・」
 「・・彼は、・・じゃあ、いったい彼は何を?!」
 少し大きいと言う表現は、妻の私に対する心遣いなのかという疑問が気持ちの中をよぎりましたが、劣等感と、妻を汚された嗜虐に身を焦がしながら、初めて私は叫んでいました。
 「わたしは彼を誘ったわ。わたしの大事な部分を見せている時は、もう興奮しすぎて、狂いそうだったの。早く彼と一緒になりたくて、おちんちんが欲しくて。彼のものは大きくて、ただ入れて欲しくて・・」
 「・・それで、わたしは彼にもっとわたしを見て!と言って、あなたが好きなお尻を突き出した格好をしてみせたのよ、ねぇあなたがわたしにさせるように、ぁぁああっ!!自分でお尻も広げて、彼の目の前にお尻を持っていったの・・。・・あぁぁ、あなた、もっと、もっと、もっとっ!」
 先に書いたように、妻の四つん這いのポーズは最高です。この世の女体美が、集約したように感じられます。妻は、それをすることをとても嫌がっていた時期がありました。しかし気がついてみると、最近は妻の方が進んでお尻を突き出すようになっていました。今考えれば、それも私に彼の存在を投影しての興奮だったのでしょう。
 妻は裸でお尻を突き出し悶えている。彼は服を着たまま、妻のアナルやオマンコをゆっくりと指でなぞっている。妻だけが淫乱な姿を、知的な男の前で晒している。妻は自分にあこがれる男の前で、オマンコから愛液を滴らせている。彼の男根に、妻はひざまずいている。子供を育てた豊かな胸で、乳首で、彼の男根に快楽を与えている。バスルームで全身を使って、男に心から奉仕している。人妻の癖に、夫以外のペニスを欲しがり、精一杯の媚態を尽くしている。
 たぶん、妻は私が教えたとおり、男の喜ぶことをすべてやって見せたのでしょう。愛情というより性欲によって。
 夫以外の男との行為という背徳感、
 熟れた自分の体を見せ付ける充実感、
 いやらしい行為をつぎつぎに行う嗜虐感、
 長い間自分を賛美してきた男への優越感・・
 妻は快楽を求めて、自分の淫らな姿を彼に見せたのですが、それに対して彼は、純愛で答えたのです。
 20年間想い続けた女がすべてをあらわにして目の前にいる。それも、男が20年かけるだけの容姿を持った麗しい人妻が。
 夕方から翌朝まで、一晩中その営みは続いたと言います。12時間以上、彼と妻の行為が続いたことになります。
 彼は妻のアナルのヒダの1本1本までも指でなぞったと言います。そしてオマンコも、彼の指と舌を隅々まで感じたといいます。文学部出身の美しい言葉で、妻を賛美し続けたといいます。
 妻は何度も何度も絶頂を迎えたそうです。視られて、指と口で触られることによって・・・。

 私のペニスは立ったままでしたが、精神的にはすでに峠を越えていました。自分のように獣欲で妻を犯してくれれば、こんな感覚を持つこともなかったでしょう。彼の女性に対する考え方が、私とあまりに異なるために、こんなに打ちのめされるのでしょうか。いや、妻と言う美しい一人の女性に対して、男はそんなに優しくなれるのでしょうか。
 妻は私との12年間で身に付けたすべてのテクニックと淫乱さで彼を誘ったに違いありません。
 「わたし、彼にもっといやらしいことをしてほしくて、いやらしいことも本当にたくさん言ったの」
 「・・・」
 「私は貴方が考えているよりずっといやらしいメスよって・・」
 「・・・」
 「いつも貴方のこと考えて、オナニーしてるスケベよって・・」
 「貴方と話した後、携帯をオマンコにこすり付けてるのよって・・」
 「・・・」
 「お風呂に入っているときは、オマンコとお尻で洗ってあげるって・・」
 「淫乱人妻は、なんでもしますって・・」
 「人妻のお口で、何でもさせてって・・」
 「貴方のペニスで、オマンコしたいって・・」
 「わたしの全身で20年分の奉仕をさせてって・・」
 「貴方のオチンチンの奴隷にしてって・・」
 彼はついに、妻といる間中、射精しなかったそうです。妻はとにかくそのペニスが欲しくて、あらゆることをしたと言います。口で長時間ペニスに奉仕したそうです。直接オマンコに当てて、こすりあげたそうです。
 
 「それでも、彼はいつでも、絶頂に近づくと、あとでね・・僕の女神ちゃん、って言って、するっと逃げてしてしまうの・・」
 清楚で夫しか男を知らなかった妻が、男に裸体を晒して、感じていたのです。私にも言ったことのないような卑猥な言葉を、夜通し叫んでいたのです。ほとんどの男が振り返るほどの美人妻が、一晩中悶えていたのです。夫に教え込まれたすべての媚態、すべての秘術を尽くして、ペニスを欲しがったのです。それなのに、その妻を前にして、妻の欲望に付き合うだけで、彼は自分の快楽を求めませんでした。
 私は徹底的に打ちのめされました。妻はイヴになりましたが、彼は蛇にはならなかったのです。いや、妻がイヴになったとき蛇に変身していたのは、夫である私のほうかもしれません。妻がイヴになったことを感じながら、妻の官能に火をつけるだけで妻を守りもせず、誘惑の言葉だけを妻に投げかけ、身を焦がしてのた打ち回っていただけなのですから。
 『他の男から誘惑されたとき、イヴの心の平衡は破れる。イヴはアダムとの安全な関係のみでは我慢できなくなる。そして、イヴは誘惑を受け入れる・・』

 妻の告白から10日が経っていました。妻の態度はまったく以前と変わらないものでしたが、私といえば、やっとあのときのショックから浮上し始めたというところでした。
 あれから私は妻を抱いていません。仕事がまた忙しくなったということもありますが、正直言って、どんな顔をして妻との営みをすれば良いのか、分からないというのが理由です。それで私は遅くまで残って仕事をし、妻が起きているような時間に会社を出てしまったときには一人で飲むという、ひどい生活をしていました。私はそれまで、一人で飲み屋に向かうという習慣はありません。飲むとすれば二人以上だったのですが、誰か相手がいると酔った勢いでこれまでのことを叫びだしそうな恐怖があり、それもできないのでした。
 しかし私はさりげなく、しかし注意深く、あれから妻を監視していました。会社勤めがあるのでおのずと限界はありますが、突然家に電話してみたり、妻の携帯をチェックしてみたり。朝のせわしい時間、妻がちょっと席を立ったとき子供たちに、それとなく妻の行動を聞くことまでしていました。しかし、妻の行動にはまったく怪しいところはありませんでした。不思議なことに、彼との通話履歴もメールの履歴も見当たりません。もちろん削除されていれば分かりませんが。
 妻の態度は、それは見事なものでした。まるであの晩私が聞いたことはすべて夢だったのではないかと疑うくらい、以前と寸分違わない美しい妻がいました。この文を綴っている今から考えれば、この10日間にもう少し私に勇気があって、ちょっとの思い切りで妻に釘をさしていれば、あるいは、私たち夫婦の今後について少し突っ込んだ話をしていれば、これからお話しするようなことにはならなかったのだとは断言できます。しかし私には、その勇気がなかったのでした。
 水曜日、私宛に、郵便が届きました。月曜日から少し風邪気味だったので、午前中は休んで、午後出社しようと家を出たところでポストの中身を覗いたのです。封筒の中には、ビデオテープ1本以外、何も入っていません。宛名などはプリントしてあり、筆跡は分かりませんし、家族宛ではなく、私のフルネームが書いてあるのに、差出人の男名前には心当たりがありません。新宿区から投函されています。ビデオテープはつめが折ってあり、表題などは何もついていません。いたずらだろうと推測し、小学生の娘がいますので、下手に騒いでもまずいだろうし、まず自分の目で確認してからだと思い、妻にも黙って隠しておきました。そしてそのまま、勤めのほうが忙しくなったためにビデオのことを忘れたようになっていました。
 土曜日になり終電で帰宅したら、妻と子供たちが妻の実家に帰っていました。伝言メモには、子供の誕生日プレゼントを両親に貰うためと書いてありました。何となく眠れずにビールを飲んでいたとき、ビデオテープのことを思い出しました。家には家族がおらず私一人。怪しいビデオを見るにはちょうどいい状況です。ビデオデッキは居間にしかありませんので、そこでヘッドホンをして、テレビの前に座りました。
 このときになっても、このビデオが妻を映したものだとは、私は少しも考えていなかったのです。

 たぶんアダルトビデオを、いたずらか販売目的で送ってきたのだろうと思い込んでいた私は、ひとりになった気楽さも手伝って、どんなビデオだろうといやらしい期待をしていました。妻の告白を聞いてからのこの2週間近く、私は禁欲状態だったのですから、男のサガが出てきても仕方ない時期でもありました。あれ以来妻を自分から避けておいてアダルトビデオでもないだろう、と少し自嘲しながらも、新しいビール缶の栓を抜き口に運んでから、いそいそとビデオリモコンのスタートボタンを押しました。
 ビデオは誰もいない部屋から始まりました。画面の左側手前に少しシーツが乱れているベッドの上面が広がっています。その向こうに2人掛けのソファ、ソファの後ろには大きなスタンドが点灯しています。画面の右端には小さいテーブルがあり、画面はテーブルに置いてあるビールの小瓶のところで終わっています。背景には窓が写っていて、カーテンが開けられた窓の外は暗く、深夜であるように思われました。
 白を基調とした小奇麗な室内がややオレンジ色を帯び、天井面にはダウンライト型の照明と火災報知機が見えます。どうやらホテルの一室のようです。家具やインテリアから判断すると、ラブホテルのような感じではなく、中級程度のリゾートホテル風と言うところでしょうか。ビデオカメラはまったく動かないので、三脚に固定して撮影しているようです。映像はとても鮮明でした。
 しばらく何も写っていない室内が続きました。含み笑いのような女の声と男の低音が聞こえますが、何を言っているのか分かりませんでした。女が右側から画面に入ってきました。裸の女です。女は画面を横切ってソファに座りました。妻です!
 こんな内容とはまったく想像していなかった私は、体内の血液が止まったくらい驚きました。私にはまったく記憶にない室内です。なぜ、何でこんなものがあるのか?それがなぜ、送られてきたのか?血流は止まったままなのに、私の頭の中では、いろいろな考えがグルグルとすごい速さで回っています。
 これはあの日の彼とのビデオなのか?
 そうだとしたら、どうして私宛に送られてきたのか?
 そうでないとしたら、いつどこでの情景なのか?
 相手は彼なのか、それとも違う男なのか?
 妻は下にブラウンのハイレグパンティを着けていて、胸には同じ色のブラジャーをしています。どちらも周辺部がレースになった、それ以外の部分は光沢のあるもので、上下ともシルエットはかなり大胆ですが、素材の良さとレース使いによって下品にならず、全体としてエレガントなデザインです。ただ、後ろ側はTバックになっていて、男族が喜ぶ形でした。妻の豊かな尻がぷりぷりと動いて、ソファの前に移動しました。この下着を私は見たことがありませんので、もしかしたら、彼との旅行のために妻が買ったと言っていたものかもしれません。
 ソファに座ると妻は脚をそろえ、まるで着衣のままのときのように、落ち着いた雰囲気で画面の外にいると思われる、テーブルの反対側にいるであろう人物のほうを見ました。
 脚をそろえ、すこしあごを上げて胸を前に出した妻の姿勢は、普段よく見る、すこし澄ましたときの妻でしたが、普通でないのは妻が下着姿でホテルの一室におり、私以外の人物と向かい合っているという状況でした。いや、人物という言い方はよしましょう。きっと、妻といるのは男です。
どういうことなのか、私は状況を理解しようとしました。あれ以来、妻はまったく外泊していません。夜はいつも、家にいたはずです。するとこのビデオが撮影されたのは、あの日以前と言うことになります。これはあの日のビデオなのでしょうか。それとも、もっと以前の・・?私の心の中に、恐ろしい疑念がわきあがってきました。もしかしたら、妻は今までにも・・。知らないのは私だけで・・。息が詰まるほどの猜疑心に押しつぶされそうな私とは裏腹に、画面の妻はとても自然に見えました。
  「暗くしてくれないの?」
 妻はすこし媚を含んだ声で、画面の外の男に呼びかけました。
 「・・暗くしては、顔や体が見えない」
 男の声がしました。あの彼の声なのかどうか、記憶を手繰りましたが10年ほど前に一度会っただけの男の声を覚えているほど、私がいい記憶力も耳も持っているわけがありません。巻き戻して男の声を何回か聞き、男の言葉の調子から、妻との関係を推測しようと試みましたが、やはり男の正体は判りません。
 二人は、しばらく黙っていました。(この時点では画面の外にいる男が一人なのかどうか判っていたわけではありませんが、私はすでにそう思い込んでいました)きっと男は、妻の全身を嘗め回すように見ているのでしょう。そう、ビデオの中の妻は、画面の外の男のためにハダカになり、その全身を、これからその男に見せようとしているのです。絶望的な猜疑心と嫉妬心が私の胸をふさいでいます。妻はどんなつもりで、私以外の男の前でそんな格好をしているのでしょうか。妻はこの場面を、ビデオに記録されていることを知っているのでしょうか。そして、これから男の前で、何をしようというのでしょうか。
 妻はまるで貴婦人のように、横顔をこちらに見せています。視線は男のほうに向かっています。頬に浮かんだ微笑は、女の幸せを体現しているかのように、平和な微笑みでした。もう話としては知っている、私以外の男に下着姿を見せているという事実より、妻からの告白には現れないこの妻の微笑のほうが、私の自尊心を砕くには最適です。私の知らないところで、こんな微笑を下着姿で男に投げかける妻。これはアダルトビデオの一場面ではなく、私の妻を写したものなのです。
 「こうかしら・・」
 男に何も言われないうちに、妻は胸をいっそう前に張り出し、ヒップを後ろに下げました。手を後ろについて、脚をつま先立ちして・・。そうすることで、妻の美しい横顔から長い首、女らしい量感のある胸が自然に強調されます。むっちりした右足の太腿と、そこからすらりと続くひざとふくらはぎ、締まった足首も。
 黙ったまま、妻は手を持ち上げたり、体をねじったりして少しずつ姿勢を変化させてゆきます。まるで愛する者の前で、自分の姿態を見てもらうために、あるいは写真を撮られるためにポーズをつけている様に。
 私は一応、一眼レフデジカメを持っていますし、写真のイロハぐらいは知っているつもりです。匿名で妻のヌードを公開するサイトが世の中にたくさんあることも知っています。しかし、公開するしないを別にしても、妻はこれまで、私にヌードを撮られることを拒んできました。何度も妻に誘い水を向けて見ましたが、ことごとく拒絶にあってきました。
長時間頼んで、もういいかと思うと、「美容院に行ってくるから、それからね」とか、「あと2キロ、痩せてからね」といってはぐらかされて来たのです。
 その妻が、夫の私以外の目の前で、こんなポーズを取っていることが、私にはにわかに信じられないのでした。逆に、愛する私の前ではできないのだと、自分を慰めて見ましたが、男の前で媚態を振りまく美しい妻は、私にはやはり刺激的でした。
私の胸をいっぱいに満たした猜疑心と嫉妬心は、少しも収まるものではありませんでしたが、私はふと、自分の股間が膨らんでいるのに気がつきました。
  「少し、脚を広げてごらん」
 また、男の声がしました。
 「いやねえ・・」
 甘えたような声を出した妻の顔はいつの間にか上気して、眼も発情したときの潤んだものになっていました。妻が恐ろしく興奮しているのは遠目にも明らかでした。
 言葉では嫌がりながらも、妻はそろえた脚を少し開きました。両手は持って行き所をなくしたように、軽く握られたまま、へその前でフラフラとさまよっています。今まで比較的落ち着いて見えた妻が、にわかにあわてているように見えます。極度の興奮が、そうさせているのかもしれません。
  「手を後ろについて、いいんだよ」
男は優しげに声をかけますが、それによって妻は自在に脚を広げられる体勢に追い込まれるのでした。
 しばしの無言劇が続きます。両手を後ろについた妻がそれ以上脚を開かないでいると、男はいつまでも黙っています。妻も、目を泳がせて、少しまぶたを震わしながらそれ以上の体勢を取りかねているようです。(ビデオ画面なのでよくわかりませんが、この辺は私の主観です。)
  「んんっ・・」
 少し大きめの鼻息のような嘆息と共に、妻は脚を30度ほどに開きました。顔を心持ち左側に伏せて、目を閉じています。妻の感じているであろう嗜虐感に、ビデオを見ている私も興奮していました。まるで私の前で、妻がいじめられているような。私の目の前で、男の命令で裸体を無理やり晒されているような切ない感覚。
 告白しますと、このとき私はパジャマ代わりのジャージの下を脱ぎ、(もともと寝るときは下着を着けていませんので、これで下半身はハダカです)右手をペニスに持っていきました。ビデオ画面の前でオナニーの態勢をとった私をよそに、画面では無言劇が続いていました。男は辛抱強く、妻の行動を待ちます。妻はその無言の重圧に耐えられないかのように、少しずつ脚を開いてゆきます。
  「ああっ」
 妻は目を閉じたまま、感極まったかのような声を出しながら天井を仰ぎ、脚を90度まで開きました。
  「動かないで」
 少しの沈黙のあと、男の声がしました。画面の右端に男の手が映り、ビデオカメラのほうに近づいてきました。男の顔は確認できません。ビデオカメラは男の腰の高さくらいに据えてあったようで、男の黒いブリーフのみの下半身がチラッと映り、三脚からカメラをはずしているようでした。妻の前で平然と作業を行っていることからすると、妻はビデオカメラの存在を知っていることになります。あれだけビデオやカメラに撮られることを拒絶していた妻が、この男の行動には唯々諾々と従っていることになります。
 きっとビデオカメラを手持ちにして、妻を写すつもりなのでしょう。嫉妬心はその男の行動を否定していますが、同時に期待感が私の下半身を直撃します。これから見られるであろう映像を想像して。

 三脚からはずされたカメラは、止まることなく妻のほうへと移動してゆきます。撮影者は妻を真正面から捉えられる、妻の座るソファとテーブルを挟んだ反対側に立ったようでした。ビデオ画面は少しズームして妻の上半身を捕らえて止まりました。
 妻は右手のスタンドの明かりから少し顔を背け、目を閉じていました。まぶたは少し震えているように見えます。美しい眉を心持ちしかめ、頬は上気して薄赤く染まっていて、少しつぼめた唇には、普段より鮮やかな紅が注してあります。
 ビデオにこうして改めて撮影した妻は、やはり私が内心自慢する以上の美人でした。妻は私以外の男のために、いつもより鮮やかな口紅を注し、真新しい下着を付け、着飾っていたのです。そしてその服を脱ぎ捨て、もっとも貴重な宝物を男に与えようとしているのです。たぶん街で妻を見た男たちが感じたであろう切なさを、この瞬間私も感じたのでした。
 ビデオカメラはゆっくりと妻の顔から胸に移動してゆきます。
 90センチCカップと常々妻は私に言っていますが、着けている周りがレースに縁取られたブラウンのブラジャーは、レース部分を内側から押す肉感的な圧力によって外側に広がっているかのように見えます。乳首はかろうじて隠れていますが、バストを下から支える形の不透明な部分から乳輪が少しはみ出し、周囲のレース部分に三分の一ほど覗いています。
 近くで見る妻のバストの量感は、すばらしいものでした。私の胸にある嫉妬を差し引いたとしても、画面越しでさえその量感に圧倒されて、息ができなくなるくらいでした。
 カメラのほうを一瞬薄目を開けて見た妻は、胸が狙われていることを知って、手を胸の前で泳がせました。しかし、画面は冷酷にバストから動かずにいます。男は息を殺して、じっと妻の次のアクションを待っているようでした。画面の前の私も、同様に息を殺して妻の行動を待っています。
 男の意図に気づいて、しばらく逡巡していた妻はついにあきらめたようで、両手を後ろに回しブラジャーを外しにかかりました。男との奇妙な連係プレーを感じて、また嫉妬が胸にわきあがります。耐え切れないといった雰囲気で妻は密やかに、しかし深く息を吐きました。まるで呼吸と一緒に、決意も胸から押し出してしまうかのように。

 画面の妻は、ゆっくりとブラジャーを自慢のバストから外し始めました。その少し小さめに見えた枷を外された胸は、瞬間ふわりと横方向に広がったように見えました。
 目の前で見る時には、女の体に立ち上る乳臭い甘い香りが立ち上がる瞬間ですが、もちろんビデオではそんな香りは漂ってきません。それを感じることができるのは、画面の向こうの男だけです。わたしの中で、その香りをかいだとき感じる数万倍の切なさが去来します。
 妻は外した下着を両手で握りつぶし、胸の前に泳がせることで、つまらない抵抗をしているようでした。しかし、自分の意思で夫以外の男とホテルにいて、下着姿をビデオカメラの前に晒していても、なお胸を隠すようなしぐさをする妻の感覚が、私には理解できないながら愛しいものに感じていました。それと同時に、先ほど感じたような目の前で妻がいじめられて感じるような、被虐感と呼べる興奮も。
 私は気づきました。ブラジャーを今取ったばかりの妻の胸の周囲には、ほとんど跡がついていません。妻は皮膚がやわらかいほうなので、一日着けた下着を取ったのなら、柔肌にはっきりとした下着の跡がついているはずです。妻はこのビデオが始まったときには、すでに風呂に入っていたか、長時間ハダカで過ごしていたことになります。
 これはどういうことなのでしょうか。特に夜間、妻が外で私以外と長時間過ごすことができるのは、この数年を思い起こして見ても、あの彼との旅行のときぐらいでしょう。私はこのビデオがあの夜のことであって欲しいと思っているのでした。このビデオを撮った相手が、20年間妻を思ってきた男であると思いたいのでした。
 どの男が相手だろうと、それが夫である私ではないのは事実なのに。私以外の男と妻が姦淫を行っているのは事実なのに。

 私のさまざまに乱れる思いをよそに、画面は新たな展開に入っていました。「もういちど、後ろに手をついて・・」男の言葉はやはりあくまで優しいのですが、妻はうまく誘導されてゆきます。
 あまり長い逡巡も見せず、妻は男の言葉に従いました。両手をピンとのばして腰の後ろに回し、胸を張るようにしたのです。カメラを避けるように心持ちあごを引いて目を伏せていますが、妻の大きな乳房がぐっと前に張り出し、先端は左右で斜め上を指しています。子供を2人、母乳で育てたにもかかわらず、堂々として張りのある、私の自慢のオッパイです。妻が別の男のために見せているバストを誇らしく思っている自分にあきれながらも、私の右手はペニスを擦っていました。
 妻はその体勢のまま、ゆっくりと脚を開き始めました。注意してみていなければわからないほどゆっくりと。しかし先ほどのようなためらいは感じられません。ゆっくりとはいえ、ほとんど等速度で両足を開いてゆきます。カメラはほぼ妻の真正面にあるので、こちらに向いていた膝頭から続く、人妻らしくむっちりと脂を乗せた太ももが左右に割れて、パンティに包まれた魅力的な場所がすぐに見え始めました。先ほどの角度、ちょうど90度くらいまで来て、妻の動きが止まりました。
 妻はその肉の乗った太ももを割り裂いていました。ブラウンのハイレグパンティを内側から盛り上げる股間が、重たげな存在感を示しています。妻が学生時代から、いや、高校時代から多くの男たちを悩ませてきた、魅惑の丘が画面の中央にありました。人妻となってさらに全身に乗った肉感はこの丘にも乗って、さらに男にとって究極のふくらみとなった感じです。
 妻はいつもハイレグラインの手入れをしていますので、パンティの脇からはみ出すような状態にはなっていませんでしたが、中央部に切れ込むレース部分の下端には、刈りそろえられた陰毛が覗いています。
 カメラが妻の全体像から、下半身のみへズームします。妻の両足は閉じられていましたが、男はまた先ほどと同じように、無言の重圧で妻の脚を開こうと考えているのでした。
 妻の抵抗は今までのうちで最も長時間続きました。
  「うう・・・」
 うめき声がして、無言の圧力に屈した妻は、さらに両脚を開き始めました。
 パンティをはさんだハイレグラインから付け根の両端の肉に凹みが走り始め、妻の脚がほぼ120度になったころ、カメラは思い切りズームをして妻のいやらしいパンティのふくらみをアップで捉えました。
 このくらい画面に大きくパンティが写されてみると、妻のパンティが重たげに見えるのはその丘の量感だけでないことがわかりました。パンティの下側はぐっしょりと濡れて、色が少し濃くなっているのです。妻はこの濡れそぼった下着に気がつき、それを見られるのがいやで開脚を止めていたのでしょう。下着をぬらした液体が他のものではないのは明白です。妻は男とのこの営みの中で、私が見たこともないほど愛液を分泌し、パンティをぐっしょりと濡らしていたのです。
 それだけではありません。それが判っていながらなお、妻は男の求めに応じたのです。男が静かに待っているだけで意図を感じて、私がいくら願っても実現できなかったことを、やすやすとカメラの前でしてみせたのです。恥ずかしい、濡れそぼったハイレグパンティを晒して見せたのです。
 長い間の夫婦というのは嫌なものです。こんなとき、妻の下着の濡れ具合で、この画面までに妻がどんなに感じてきたのかが想像できるのですから。私との長年の結婚生活の間には、確かに妻は下着をびっしょりにするくらいの濡れ方をしたこともあります。しかし、正面から見ても判るくらいに濡らしたことはないはずです。それくらい、妻は強く、長い時間感じていたのでしょう。
 カメラが動き、再度妻の全身を捉えました。妻は握り締めた両手を大きく割り開いた太ももの外側で泳がせながら、相変わらず豊かな胸を突き出すようにして、目を閉じていました。男なら誰もが見ていたい姿をカメラがしばらく映していましたが、また突然、画面の外から男の声が聞こえました。
  「もっと拡げて・・」
 
 男も当然興奮しているのでしょう。少し声がかすれて聞こえました。妻のこの姿は、どんな男をも興奮させずにはいないほどの猥褻感と美しさを兼ね備えています。男と同様、私も興奮してペニスを擦り続けました。
 妻は少し躊躇してから、なおも脚を拡げて行きます。やわらかいカラダをしていますので、最近は見せてもらっていませんが、たぶん今でも立った姿勢から前後に180度開脚することが可能なはずです。妻はどんどん脚を開けてゆき、それに伴って上半身を後ろに倒してゆきました。背中がソファの背に沈み、妻が目をつぶったまま顔を上向きに仰ぐのとほとんど同時に、妻の脚はほぼ180度を描きました。
 ソファに腰掛けたまま開脚したため、妻の足は腰の部分では直線になり、膝を90度に曲げた状態になっています。カメラが全身を映してみると、両手はいつの間にか上に挙げて、頭の上で交差させています。その上、今まで映っていなかった足先には、少し高めのブラウンのピンヒールを履いています。カメラは再度ズームしながら、妻の手の先からゆっくりと下に、舐めるように移動し始めました。
 交差させた手の指が、何かに耐えるように反対の肘あたりを掴み、そこから腕は直角に曲がって、女らしい肉を載せた二の腕に続きます。二の腕には熟れた肉が薄く付いていて、スタンドに近いほうの左腕は輝いています。妻は少し汗ばんでいるのかもしれません。
 手入れされた脇が傍らのスタンドの柔らかい光で影をつくり、あまり筋肉がない肩を乗せていて、そこから裸の豊かな胸につながる、絶妙な曲線を描いています。スタンドの光を受けた豊かな乳房の上側が光り輝き、その先に直径4センチくらいの乳輪と、授乳によって色素をつけた乳首が乗っていて、横に広がるばかりでなく斜め上に向いた乳房は、手を挙げて胸を張ったためにへこんだ腹に深い影をつくっています。よく見ると、妻は快感からか嗜虐感からなのか、胸が小さくフルフルと震えていました。
 足の付け根側と中央がレースになったブラウン色のハイレグパンティが、細くなった腰の部分で妻の柔らかい肉に少し食い込んだようになっていて、中央のレース部分から妻の刈り込んだ陰毛が見えています。妻の柔肌に腰の左右で引っ張られた頼りない生地は、妻のカラダの中央のふくらみをよりいっそう強調するように張り詰めて、愛液に濡れて光沢を増したシルク部分を包みます。その蠱惑的なふくらみは、脚を思い切り割り開いているために少し足を開いた時ほどには強調されていませんが、上半身をソファの背に倒してしまったために後ろの器官のほうまでが見えていて、妻の官能を示す濡れ方のすごさを明らかにしています。
 その布地は鼠径部を過ぎたところから急激に幅を狭くして、妻の後ろ側へ回り込み、尻の肉が少しだけ前側にはみ出しているのがエロチックです。足を開ききったことによって付け根の凹みが大きく出来ていて、妻の官能のふくらみを挟んでいます。太ももは人妻らしい肉感と、内側からにじむような女の生命力に張り詰めていて、90度に曲がってから続く、生意気そうなふくらはぎと、そこから急速に狭まった足首に、力をみなぎらせています。細くなった足首は、先端が尖ったブラウンのピンヒールを履いた妻の小さい足まで、一気に続きます。
 この画面を見たときの私の衝撃を、どのように書き表したらいいのでしょうか。私の前では一度もしなかった、まるで映画に出てくるような裸像を、妻はビデオカメラに捉えられているのです。思春期に見た「愛の嵐」という映画の、シャーロット・ランプリングが胸を露わにしたまま軍服を着てソファに座っているポスターを見たときの性的衝撃といえば、私と同年代の方にはわかっていただけるでしょうか。
 そう、私にはこの情景は、妻が新たな官能の舞台に立つ、そのポスターのように美しい映像なのでした。胸を圧迫する大きな嫉妬と下半身を支配する興奮、それに私の頭を支配する、妻という美しいオブジェに対する讃美が加わったのです。

 私は先ほどから、違和感を持っていました。下着の跡がほとんど素肌に残っていないという事実もそのひとつですが、ビデオの中で妻が正体不明の男の前で裸体を晒す異常さとは別の、もっとモヤモヤした違和感。
 少し考えて私はその違和感の理由に思い当たりました。ひとつは、あの日、長々とベッドで聞いた妻の話の中には、こんなシーンが無かったという事実です。もちろん寝物語が、そんなに正確であるとは思っていません。妻が四つんばいで彼にオマンコを広げて見せた話は聞きました。しかし、あれだけ不必要なくらい細部まで私に伝えた話の、どのシーンにも今の状況は当てはまらない感じなのです。
 それともうひとつ、この部屋にはある種の落ち着きが感じられることです。不倫にしろなんにしろ、女が夫以外の男とホテルの一室にいたら、ある種の興奮が立ち上るのではないでしょうか。そして美しい人妻を前にした男にも。今この部屋には、それが感じられないのです。これはあくまで感覚的なことなのですが・・。
  「上へあがってごらん」
 
 しばらく私同様、妻の魅惑的な全身に見とれていたように無言だった男が、思い出したように妻に声をかけました。妻はハッとした様に目を開き、カメラのほうを見ました。そうして、探るような目つきでどうしたらいいのか、男に目で尋ねます。
 甘えながら、すがるようなその妻の表情を見たその瞬間、私にはわかりました。妻は、もうこの男に抱かれています。この目は、抱いた男を見る、女の眼です。肉体的にも、精神的にも、男に屈服してからの女の眼です。やはりさっきから感じている違和感、妻の下着の後などからの推理はきっと間違っていません。妻はもう、この男のものです。
 この私の直感が正しいかどうかは、もう少し後になって解かることになります。

 妻はようやく男の意図を察したようで、カメラの上方を見ながらためらっています。脚を広げた時から妻の顔は上気して真っ赤にみえますが、スタンドの明かりがオレンジ色であるためだけではありません。妻は、男のために羞恥と戦っているのです。
 この時まで、妻は最大の角度ではありませんがかなり大きく足を開いたままにしていました。妻はゆっくり足を閉じ、一度足をそろえると、ソファの前に立ちました。右側にあるスタンドのほうに背を向けて立ちましたので、顔は暗がりになって見えていませんが、妻は手を胸の前に持っていって、少し胸を隠すようなそぶりを見せます。
 妻はおずおずとソファの上に足を乗せ、膝立ちになりました。そうして、両手を前について、パンティ一枚のままソファの上で四つんばいになったのです。
  「美しい・・」
 男が嘆息のように妻に声をかけます。この男でなくても、美しい人妻が目の前のソファで四つんばいになってくれたら、こんな感嘆の声を上げるのでしょう。またもビデオカメラは横顔を見せている妻の顔にズームしてから、嘗め回すように全身を映してゆきます。妻の豊かな胸がプルンと揺れながら、重たげに垂れています。学生時代に運動をしていたため、妻の肩は少し幅がありますが、その肩幅からウェストにかけて急激に細くなり、そこから反転してむっちりとした尻へと、横から見ても美しいカーブがなだらかに続いています。妻の臀部はまるで男を吸い寄せる磁力を持ったように、スタンドの光を浴びてまあるく見えました。
  「こちら側の足を、少し前側に進めて・・」
 一通り妻の四つんばいをビデオに収めた男が声をかけます。言われたとおり妻が動くと、横から映す画面にも、妻の尻の割れ目が見えてきました。
  「ほら、もっと」
 
 妻は両膝をソファに埋めたまま、左足を前に、右足を後ろにずらしてゆきます。豊かな尻の肉が角度を変えて行き違い、間からパンティに包まれた悩ましいふくらみが見えてきました。正面で捉えたときよりも小さい感じでしたが、ぷっくりと後ろ方向にはみ出しています。人妻が、夫以外の男の前でする姿勢ではありません。まるでヌードグラビアで見るような、扇情的でいやらしい姿です。
 ビデオは情け容赦なく、妻の秘密のふくらみへズームしてゆきます。スタンド側になったヒップはすこし汗を乗せたように明るく輝き、毛穴の凹凸が見えます。そのうえ、自分では処理できなかったのでしょう、もう肛門に近いと思われる後ろのほうの陰毛が、脇から少しはみ出しているのさえ判ります。

 しばらく画面をその部分に固定しておいた男は、もう一度妻のカラダ全体が捉えられるところまで画面を広げました。四つんばいになったまま、妻は助けを求めるようにビデオカメラのほうを見ます。妻の気持ちがわかっているのでしょうが、男は何も言わず、カメラを動かすことすらしません。
  「さっき、僕にお願いした言葉を言ってごらん」
 
 さっき?お願い?何のことでしょうか?
  「でも・・」
 
 妻が言いよどみながら、またビデオを構える男に向かってあの甘えを含んだ、頼るような眼をしますが、男は辛抱強く待ちます。
  「ああん、イジワル・・」
 
 妻は目を泳がせて、顔ばかりでなく体中を赤くしています。妻の中で、羞恥と服従が戦っているのでしょう。やはりここでも、妻の負けでした。いや、服従したいという気持ちが勝ったというべきでしょうか。
  「わたしの、・・いやらしいカラダ、全部ビデオに収めてね・・」
 
 妻はその言葉をカメラに眼を向けて言いました。男に言い含められているのではとも疑いましたが、妻の振る舞いは無理強いという雰囲気ではありませんでした。その言葉を聞いて、わたしは脱力感と下半身のみなぎりを同時に感じます。
 画面は少し揺れてから右に動き、お尻を大きく捉えられる位置に移動しました。手前側にあるスタンドの光を受けて、妻の立派なお尻が輝いています。光量を増した照明によって、丸いヒップの上側は白く飛んでいますが、妻の隠すべきところはすべて、毛穴からシワにいたるまで明瞭に映っています。しばらく画面には動きがありませんでしたが、男は待ち続けています。
 ついに妻の手が左右から、パンティにかかりました。妻の指が、両側からブラウンの頼りない布地を握り締めました。そのとき、私はある発見をしたのです。
 妻の左手の薬指には、なんと結婚指輪がいつもどおり輝いているではありませんか。それはうれしいような、悲しいような不思議な感覚でした。ツーンとした切なさがペニスの根本に内側から刺さります。
  「ああ、下ろすな!」
 
 妻の指に力が入ったのを見て、私は声を出しました。耐え切れなくなった画面の前の叫びと同時に、ゆっくりとパンティが下ろされ始めます。
 少ない布地で出来たパンティが、妻の豊かなヒップからはがされ始めました。人妻らしく、周囲に少し色素が沈着した肛門が現れ、続いて妻の穴が現れました。画面はズームされ、妻の恥ずかしい部分がこれでもかとクローズアップされます。こうしてビデオ画面で見ると、モロ画像で見るAV女優よりも年の割に色が薄い綺麗な小陰唇が少し左右に開いています。妻の羞恥に合わせて規則的な収縮をしている膣口は、もの欲しそうな穴を開けています。
 同時に、はがされた下着のほうも、わたしの注目を集めるのに充分なおかずでした。一瞬ですがはがしていく途中で、パンティは妻の秘部に貼り付くように抵抗し、はがれる瞬間ブラウンの生地には縦に白い筋が見えたのです。もちろんパンティ自体は濡れているために重くなっているようでした。また、ツーンとした切なさがペニスの根本に刺さるのを感じながら、わたしは急いでリモコンを探します。妻のオマンコからパンティがはがれる瞬間をコマ送りで見て、妻の欲情が実体化したような存在である、濡れたパンティの質感と白っぽいスジを確認しながら、激しくペニスをしごいていました。
  「ああん・・・」
 
 ビデオを再生に戻したとたん、妻の悩ましげな声が聞こえ、それと呼応するように膣口がヌラヌラと光り始めました。愛液があふれているのです。
  「そんなところ、撮らないで・・」 
  「・・・」
  「恥ずかしいわ・・もう・・」
  「・・・」
 男が沈黙を守ったままなので、ますますいたたまれない雰囲気で、妻は羞恥の言葉を重ねます。しかし妻は、隠すような行動をとるつもりはないようでした。きっと、本心では目の前の男に見てもらいたいのでしょう。そう思ったとたん、私の心に怒りが湧いてきました。男にではなく妻に。
 私の怒りをよそに、画面はズームアウトして妻の全身を映しました。妻は横顔を見せて、目を閉じていました。頬が赤く上気し、まぶたがぴくぴくと痙攣しています。しばらく無言の重圧を送った後、男がぼそりと命令しました。
 「自分で開いてごらん・・」
 
 言い方は優しいのですが、人妻に命令しているという事実は忘れていないような、低い重みのある言葉でした。
 「そんなこと・・・」
 小さい声で妻は言うと、それ以降の言葉を飲み込みました。妻の喉がごくりと動きます。妻のたわわに実った胸も、揺れたように感じられます。憎らしいことに、ビデオは妻がその言葉に従うことを見越していて、再度妻の秘部にズームしてゆきました。妻がそれを行うであろうという自信に満ちた、ブレのない画面の移動です。
 逡巡に少し揺れる尻を見ながら、命令に素直に従うな!と思う私を置いて、妻の手が尻の双球にかかりました。妻がもっと平然と行動したら、私はこんな気持ちにはならなかったのでしょう。しかしそうならば、私はもっと妻に対して怒りを燃やしていたに違いありません。妻の逡巡が、私には愛しいものに思え、同時に下半身への刺激になっていました。
 「くううっ・・」
 妻は悩ましい声と共に、お尻にまわした両手を左右に開きました。性器の周囲に用意された女らしい8本の指が、妻のすべてを露わにします。強く開いたことで、ぷっくりと膨れたクリトリスが亀裂から顔を出しました。そうして、小陰唇が大きく左右に分かれて、ヌラヌラと濡れ光るピンク色の膣口がひろがってゆきました。
 
 「うう・・う・・」
 
 羞恥にさいなまされた妻のうめき声が画面の外から聞こえると同時に、わたしのペニスからスペルマが飛び散りました。
 時間にすると十数秒のコトなのでしょうが、果てて脱力感の中にいる私には永遠のような時間が過ぎ、ゆっくり動き出してズームアウトした画面は再び妻の全身を捕らえました。その瞬間、私はまたひどく驚かされたのです。
 ビデオ画面が拡がるにつれて、妻の全身がほぼ捕らえられるようになり、妻の顔が映ったのですが、妻はなんと、左の頬をソファの座面につけ顔はこちらを向けて、カメラに向かって微笑んでいるではありませんか!
 私の知っている妻ならば、この状況では羞恥の大きな波に飲み込まれて、笑うことはおろか、目を開けることさえしないはずなのです。それなのに、妻は男の構えるカメラに向かって、優しく微笑んでいるのでした。
 ここで突然ビデオが切れ、画面が変わりました。いままで長回しで鮮明な画面を見ていたために、ふとビデオ画面ではなく現実に妻の不貞を覗いているような錯覚に陥っていた私は少し驚きました。
 ビデオカメラはまたベッドのうしろの三脚に据えられたようで、最初の画面に戻りました。ベッドの向こうにソファがあり、そこに妻が座っています。妻は、全裸です。先ほどまでつけていたパンティも着けていません。しかし、不思議なことにハイヒールは履いたままです。これはきっと男の指示なのでしょう。この男の指示に、私の中のひとりも喜んでいます。
 初めて、画面の右側から男が現れました。ベッドの向こうでそんなに大きく写っているわけでもありませんし、カメラのほうには後ろ向きになっているので、誰なのかわかりません。もしかしたら例の男なのかもしれませんが、10年近く前に一度だけ会った男です。たぶん彼だ、彼であって欲しいと私は切実に思いました。私には見せたことのない、妻のこんなに淫らな姿を晒すのは、あの彼に対してであって欲しい、このビデオはあの旅行であって欲しいと、私は願っているのでした。
 男は、黒いビキニのブリーフのみを身に付けていました。引き締まった体を見て、私の嫉妬心が燃え上がります。男は落ち着いた様子で、当然というように妻の隣に腰を下ろしました。ビデオカメラに背を向けて男が座ったために、妻はこちら側に顔を見せることになりました。妻は男を見つめています。
 妻は男の手を取って、指を絡めました。熱い視線で見つめ合いながら顔が近づいてゆき、妻はゴクリと唾を呑み込みました。
 ああ、妻が。私の妻が、他の男とキスをする。その光景を、自分が見る。もう何度も妄想してきたことが、ついにビデオ画面に映るのです。妻と同様、私もゴクリと唾を呑み込みました。
 妻と男の顔がなおも近づいてゆき、画面では二人の頭が重なります。ソファの上で、熱烈なキスが始まったのです。妻が少しこちら側に顔を傾けているため、閉じた目が時折見えます。顔が少し動いているので、アグアグと口を動かしているようでした。妻の両手は男の両肩に回され、力のこもった手のひらが男の背中を掴んでいます。男は左手で妻の華奢なうなじを持って自分に引寄せ、右手を妻の二の腕に乗せていました。
 長い長いキスは、そのまま画面で続けられました。このビデオを撮り、編集した人間のねっとりとした思いが感じられます。見慣れているアダルトビデオであれば、単純なキスのシーンをこんなに続けて移し続けることがないというくらい、無言の、ほとんど動きのない画面が続きます。
 考えて見ると、私は妻からの話で、妻が男とさまざまなことを一晩中、したことを知っています。しかし、話だけではあくまで今までの妄想の延長でした。妻を煽るために話してきた想像の世界と一緒なのです。しかしこうやってその光景を目の当たりにすると、妄想や言葉とは別の何かが、私の胸を嫉妬でふさぎ、同時に下半身へエネルギーを送ります。果てたばかりだというのに、また私はペニスを擦り始めました。
 男の広い背中に隠れて、妻のカラダはほとんど見えないのですが、顔の上半分と足の膝から下は見えていました。長い官能的なキスによって二人のカラダの位置が少しずつ動き、ふと気がつくと妻のヒップが男の尻の向こうに見え始めていました。黒いブリーフの向こうにある妻の尻は、もぞもぞと動いています。ちょうどそんな位置でなければわからないほど小さい動きなのですが、ブリーフの黒から妻の白い肌がちらちらと見え隠れしているのです。
 そうやって腰が動き出すのは、妻がかなり感じている証拠でした。妻が男とキスをしながら、性的興奮によって尻を揺らす。中学生でもなければ、女の尻が動いたくらいで興奮などしないでしょうが、やはり妻の尻は特別なのでしょう。私はひどくそそられました。
 男は右手を胸に向かわせます。張り出しながら人妻らしくむっちりと垂れる妻の乳房の上に、男は右手を乗せました。しばらくそのままキスを続けてから、バストを丁寧に揉み始めます。 
 「ううう・・・うぐう・・うぐう・・」
耐え切れないように妻の口からくぐもった声が漏れ、男の手の動きと同期しています。
 二人は、私に見せつけるようにキスを続けます。濃厚なキスと同時に、男の右手は見せびらかすように妻の胸を揉み続けます。気がつくと、妻の右手が男の背中にありませんでした。妻の手は、このカメラの角度では男の背中にさえぎられて見えませんが、間違いなく男の股間に伸びていました。キスはもう5分以上に及んでいるでしょう。呼吸がしにくいせいか、妻の胸が大きくあえいでいます。
 「はぁぁ・・」
 唇を離すと同時に妻の口から漏れたのは、感極まったようなため息でした。妻の欲情が肺からあふれ出てきたように、私には思えました。その後妻の口から出てきた言葉は、私を再度驚かすものでした。

 妻は右手に続き、左手も男の肩から外すと、微笑みながら男の目をねっとりと見つめて言います。
 「ねえ、すごいオッパイでしょ・・ほら、こんな風にもっと強くしていいのよ・・」
 男の顔を見ながら、妻は自分で胸を揉みながら誘っているのです。妻の右手はまだ男の背中に隠れていましたが、左手は自分の豊満な乳房を揉みまわしています。男がしていたよりずっと激しく。妻は男の性器に右手で刺激を与えながら、自分の胸を揉んで男を誘っているのです。もう結婚十年になろうとする、私には見せてくれたことのない姿です。
 男が妻の胸をもっと激しくもてあそび始めました。
 「うふふ、強く揉んで・・」
 「もっと強く、もっともっと強く!」
 激しい愛撫によって、妻はひどく興奮しています。
 「まだまだ夜は長いのよ・・ほら、お楽しみはこれからよ・・・」
 妻の両手が男の股間に向かっています。
 「うふふ、・・大きいオチンチン・・・」
 「ほうら、こんな風に貴方のオチンチンをいじってあげるわ・・」
 「ずっと、貴方のオチンチン触りたいと思ってたの。電話で話してるときも・・」
 「・・ほんとは、・・最近、夫のを触ってるときも、貴方のを想像してたのよ・・」
 本当に愛おしそうに、丁寧に妻は男根をさすっているようでした。
 「ううん、・・また、おしゃぶりしたくなっちゃった、・・また、舐めさせて・・」
 また!、そうです、妻は“また”と言いました。やはりこのシーンは、相手が彼だとすれば“最初のシーンではない”のでしょう。さっきの違和感どおり、妻は間違いなくもう男に犯られています。
 妻はいそいそとソファの上で自分の下半身を後退させ、男の股間に顔を持ってゆきました。右足はソファの上に膝立ちとなり、左足だけがカーペットの上に残っています。妻の顔がしばらく、男の股間にうずまりました。尻が男の向こう側で揺れています。たぶん舌で男の物をなぶっているのです。唾液を出しているのでしょう。だんだんとピチャピチャといういやらしい音が大きくなってきました。
 「うふふ、おいしいわ」
 「ずっと、舐めたいと思ってたの。夫にしてる時も、貴方にしてあげてるつもりになってたの。・・だからね、夫に、最近熱心になったって言われちゃったのよ・・」
 これは本当です。妻は、彼との旅行を宣言した前後くらいから、とても情熱的にフェラチオするようになっていました。もともとそんなにフェラの好きな女ではありませんでしたから、鈍感な私でも気づくくらい、その変化は劇的だったと思います。
 妻の頭が上下し始めました。数度上下しては口の中で転がし、それを繰り返す妻のスタイルです。とは言っても、私へのフェラはそれを2~3度すれば終わってしまうのですが。予想通り、画面の妻の愛撫は私にするより何倍も繰り返されました。彼のペニスへの情熱に見合うくらいに。
 男の股間に埋めた妻の頭は数度上下すると低い位置で止まり、とどまっている間は頭よりも上になった豊かな尻がゆらゆらと揺れます。その時は足先から尻まで見えている、左足の太ももとふくらはぎに力がこもるのが、とてもエロティックです。
 妻はその行為を何度も何度も熱心に繰り返してから、男の股間から顔をあまり上げないで言いました。
 「ああん、頂戴。また、貴方のペニスが欲しくなっちゃったの・・」
 妻は再度“また”と言いました。やはりフェラチオだけでなく、オマンコも “また”なのでしょう。
 股間で数回上下しては、妻はいやらしい誘いを言葉にします。
 
 「このおっきいので、突き刺して欲しいの・・」
 「ああ。わたしのオチンチン・・」
 「こんな太いチンチンで、いじめて欲しいのよ・・」
 テラテラと濡れ光る妻の口の周りが見えました。
 「お願い、早く頂戴!」
 
 妻は短く叫ぶと、すばやく上半身を後ろに倒し、背中を持たせるのにちょうど良く丸くなったソファの肘の部分に乗せました。
 
 「そうよ、ずっと入れたかった私の中に、貴方のペニスを差し込んでいいのよ。今日のわたしは貴方のもの・・何でもしてあげるし、何をしてもいいのよ。」
 「さっきしたばかりだからね・・」
 「ああ・・おねがい・・」
 「男はすぐには回復しないんだよ・・」
 「そんなに大きく回復してるじゃない・・」
 「・・もっとゆっくりでもいいだろ?」
 「そんなこと言わないで・・早くぅ」
 妻を言葉でなぶりながら、男は妻とは打って変わってゆっくりと覆いかぶさってゆきます。
 「そうだね・・じゃあこうしようか」
 男は妻の足を抱え挙げると、左右に容赦なく割り裂き、両脚をM字にして上から眺めました。
 「はは、いい格好だ、女神ちゃん・・」
 「ああん、そんなこと言わないで、・・早くぅ」
 「・・いや、しばらく眺めていたいね」
 「ああ・・おねがいよぉっ!」
 「・・・」
 「・・わたしの、いやらしい穴を、ふさいで!」
 男は妻の上に体を乗せながら、挿入せずにいます。
 「ああん、○○クンっ!早く、わたしを、むちゃくちゃにしてえっ!」
 
 妻はついに、相手の名前を言いました。さっきの私の直感は、やはり当たっていました。妻の叫びで、相手の男が例の彼であることがわかり、私の胸にどす黒い嫉妬が急速に込み上げてきます。しかし同時に、何度も書きますが相手が彼であることが判って、安堵感も拡がりました。少なくとも、彼以外の男の存在を消すことができたのが、この時点での私の精一杯の安心だったのでしょう。それに、相手が彼であることで、このビデオがあの日のものであることも決まったように思われました。客観的に考えれば、他の可能性もたくさんあるのですが、少なくともビデオを見ている時点での私は、そう得心していたのです。
 私の安堵を打ち砕くように、妻に覆いかぶさった男の引き締まった尻が、少し沈みました。
  「ううぐうぅ・・」
 止めを刺された妻のくぐもった声が聞こえます。
 男は押し付けながら左右にひねりを加え、少し打ち込んでは休む戦法でした。
 「・・ああ、・・ああ、・・ああ、・・」
 妻の声と彼の尻が、こっけいなくらい同期しています。
 「あああっ、すごい、すごいの!貴方のおちんちんが!わたしの中にっ!そうよ!そうなの!これをずっと、想像してたの!夫と寝ていても、貴方のオチンチンを想像してたの!このオチンチンよっ!」
 突然妻が叫びました。男に下半身を打ち付けられながら、大きくM字に広げた脚を規則的に空中でさまよわせながら、絶叫しているのです。
 彼は少し足を開き気味にして、打ち込みを続けました。男の股間越しに、二人の性器が見えました。ビデオ画面とはいえ、夫の目の前に、他の男の性器が出し入れされる妻のオマンコが広がっているのです。
 あの日の告白ではちょっと大きいと言っていた彼のペニスは、私のものより二まわりくらい太く見えます。ストロークの高さから、その長さも私より勝るのは間違いありません。
 男が顔を突き出すと、目をつぶっていたと思った妻の顔がさっと近づき、びちゃびちゃと舌を絡め始めました。ベッド越しで少し遠いとはいえ、性器と口が両方見える絶好のカメラポジションです。
 
 「あああっ!」
 口を離すと妻の叫びが漏れてきました。
 「うぐうぐ・・・」
 また男の口で、妻の叫びがふさがれ、くぐもった声になりました。
 二人は何度もそれを繰り返し、官能の急坂を登ってゆきます。
 そんなビデオを見ながら、私は妙な精神状態の中にいました。まったく無いわけではありませんが、強い怒りも、深い悲しみも湧いてこないのです。胸から腹にかけて、ポッカリと大きな空洞が開いてしまったような感覚。心臓がコトコトと、その空洞の中心で小さくなって動いています。それなのに、私の性器はいきり立っていました。
 他の男に貫かれる妻。 貫かれて快感を叫ぶ妻。 下半身で繋がりながら、男の舌をしゃぶり続ける妻。 この世に相手の男だけしかいないような振る舞いの妻が、そこには居ました。 いや、妻にはこの瞬間、相手の男のペニスだけが存在したのでしょう。 もう何年も想像し続け、オナニーにも、性交にも使ってきた情景です。
 妻は嘘をついていました。 あれだけいろいろ卑猥な言葉を私に報告しながら。そう、本当に妻は、言わなくてもいいところまで詳細に話をしました。彼のペニスをねだったこと。私にもしていない、さまざまな行為。彼に愛の告白をしたこと・・・。
 しかし、彼のペニスを受け入れたことだけは、私に伝えなかったのです。ほかの枝葉末節をこと細かく言葉にしたのは、この大きな嘘を隠すためだったのです。これを隠すために、愛の告白すら私に報告したのです。
 私の大きな空洞などお構いなしに、画面の中の妻は男に激しく突き動かされていました。
 
 「・・ああっ、ああっ、ああっ、大きいわ!」
 「すごい、すごいの、貴方のが、ああっ、わたしの中に!」
 「・・オマンコが、あっ、ああっ、むぐ、ぐうう」
 
 二人は唇と舌を、音を立てながらしゃぶりあい、唾液を交換しながら、激しく腰を打ち付け合っていました。下になった妻の口の端から、飲みきれない唾液がたらりと滴り落ちます。二人の、絡み合う男女の性欲が、セックスで使いきれずにあふれ出しているように、私には見えました。
 「ああっ!ああっ!ああっ!」
 妻は男の激しいストロークによって追い詰められてゆきます。M字型に折り曲げられていた妻の両脚は男によって伸ばされ、妻の形のよい足が虚空で激しく揺れています。
 
 「うぐうう・・」
 妻の両脚が痙攣して、うめきの中で男の打ち込みが続きます。妻は一度往ったようでした。
 妻とは関係なく、男はしばらく動きを続けて妻の絶頂をやり過ごしてから、妻の左足を下ろし、責め続けながら体勢を入れ替え始めました。カメラに近い方の足を下に下ろして右足は高く上げたままの妻のからだは、髪を乱した頭から、ブルンブルンと揺れる胸、男の手を添えられ絞られたウェスト、ペニスが出入りしている腰から男の動きにあわせて力がみなぎる太もも、締まった足首と未だに履いているピンヒールのつま先まで、全身がくまなく晒されています。
 妻は協力して上半身を浮かせ、いとしい彼の顔を見ながら彼の快楽を手助けしているようでした。彼が手前側のソファの肘に背中を付けると、妻は上半身を完全に起こし、体重を自分から彼の性器に乗せました。男が攻める体勢ではなく、妻が自分から動いています。
 「ああっ、太いわ!太いわ!おちんちんが、わたしの中で、暴れているの!」
 妻は男の上でしゃがみこむように下半身を上下させます。ずぶずぶと音がして、男の性器が出入りしているのが見えます。
 「ああ、君の全身が見えるよ・・いやらしい格好だね・・」
 「ああっ!そうよ、貴方の上で、オッパイを揺らして自分からオマンコしてるの!」
 「ふふ・・・」
 「・・夢にまで見た貴方のおちんちんをくわえ込んで、オマンコでも奉仕しているのよ!」
 妻の白い胸を男の浅黒い手が揉みまわします。まるで美しい玉に絡みつく蛇のように。蹂躙されながら形のいい双球はさまざまに形を変えてゆきます。いやらしい愛撫が妻の乳房も自分のものだと主張しています。
 揉みしだく男の手が、頂にあるむくりと頭を持ち上げた乳頭を強調させるように握り込み、それを中指がカリカリと引っかくようにしています。先端は堅く張り出して、妻は痛いのではないかと思われました。
 「ああっ!もう、たまらないわ!わたし往くわ!」
 私の心配など関係なく、そんな痛々しい愛撫さえ、今の妻には媚薬なのでしょう。妻のしどけなく開いた口元から、忘我の唾液がこぼれています。妻は髪を振り乱し、形のいい胸を振りたてながら、下半身を激しく上下し続けました。私であれば10秒も持たないくらい激しい動きでしたが、男は落ち着いていました。
 「ああっ!ああっ!ああっ!」
 妻は男の激しいストロークによって追い詰められてゆきます。M字型に折り曲げられていた妻の両脚は男によって伸ばされ、妻の形のよい足が虚空で激しく揺れています。
 
 「うぐうう・・」
 妻の両脚が痙攣して、うめきの中で男の打ち込みが続きます。妻は一度往ったようでした。
 妻とは関係なく、男はしばらく動きを続けて妻の絶頂をやり過ごしてから、妻の左足を下ろし、責め続けながら体勢を入れ替え始めました。カメラに近い方の足を下に下ろして右足は高く上げたままの妻のからだは、髪を乱した頭から、ブルンブルンと揺れる胸、男の手を添えられ絞られたウェスト、ペニスが出入りしている腰から男の動きにあわせて力がみなぎる太もも、締まった足首と未だに履いているピンヒールのつま先まで、全身がくまなく晒されています。
 妻は協力して上半身を浮かせ、いとしい彼の顔を見ながら彼の快楽を手助けしているようでした。彼が手前側のソファの肘に背中を付けると、妻は上半身を完全に起こし、体重を自分から彼の性器に乗せました。男が攻める体勢ではなく、妻が自分から動いています。
 「ああっ、太いわ!太いわ!おちんちんが、わたしの中で、暴れているの!」
 妻は男の上でしゃがみこむように下半身を上下させます。ずぶずぶと音がして、男の性器が出入りしているのが見えます。
 「ああ、君の全身が見えるよ・・いやらしい格好だね・・」
 「ああっ!そうよ、貴方の上で、オッパイを揺らして自分からオマンコしてるの!」
 「ふふ・・・」
 「・・夢にまで見た貴方のおちんちんをくわえ込んで、オマンコでも奉仕しているのよ!」
 妻の白い胸を男の浅黒い手が揉みまわします。まるで美しい玉に絡みつく蛇のように。蹂躙されながら形のいい双球はさまざまに形を変えてゆきます。いやらしい愛撫が妻の乳房も自分のものだと主張しています。
 揉みしだく男の手が、頂にあるむくりと頭を持ち上げた乳頭を強調させるように握り込み、それを中指がカリカリと引っかくようにしています。先端は堅く張り出して、妻は痛いのではないかと思われました。
 「ああっ!もう、たまらないわ!わたし往くわ!」
 私の心配など関係なく、そんな痛々しい愛撫さえ、今の妻には媚薬なのでしょう。妻のしどけなく開いた口元から、忘我の唾液がこぼれています。妻は髪を振り乱し、形のいい胸を振りたてながら、下半身を激しく上下し続けました。私であれば10秒も持たないくらい激しい動きでしたが、男は落ち着いていました。

 男は妻の豊かな乳房を中ほどで握り込んで、さらに乳首を突き出させました。妻の胸先は、私が見たことがないほど、限界まで尖りきっています。私が愛で、育ててきた乳房が男の手で蹂躙されているのです。
 「きゃああっ!」
 男はその尖りきった先端を、容赦なく中指で突き刺しました。乳房を貫通する衝撃にたまらず、妻は嬌声を上げてしまいます。
 「ううっ、今度は、中に、出しても、いいかい?」
 「ああっ!出して、出して、わたしの中に!」
 「よし、・・じゃあ、行くよ・・」
 「ああん!来て!来てっ、来てぇ!」
 男は、“今度は”と言いました。
 妻は当然のように中出しを許します。
 「ああっ!ああっ!ああああっ!」
 前髪を汗で濡れ光る額に貼り付けたまま彼の上に突っ伏しました。
 妻は恍惚の表情で気を失ったように顔を彼の顔に重ねていましたが、妻の尻はびくりびくりと大きく痙攣しています。男がペニスを抜くように下半身を少し引くと、妻は支えを失ったようにズルズルと床に滑り落ちました。
 男は往ってはいないようで、床に座り込んでソファの座面に顔を着けた妻を見下ろし、足を床につけて立ち上がって、ベッドの傍らに立ちました。撮影しているビデオカメラの近くになったため、少し逆光ですが男の下半身が大きく写るようになりました。
 近くで見る男のイチモツは圧倒的でした。妻の肌の白さと較べるとそれは黒々として、妻の肌の滑らかさに較べるとグキグキとした質感を持っていて、醜悪な凶器と言った感じです。こんな大きなもので狂わされたら、もう私のペニスに帰ってくるとはとても思えません。
 妻を追いやったペニ棒に残る液体を、テラテラと光らせながら、妻の滑らかな頬に塗りつけました。
 「ああん・・すごい」
 妻は感極まったように自分から頬を押し付けているように見えます。うっとりと目を閉じ、私以外の男のペニスに、頬ずりしているのです。
 男の性器は首筋から鎖骨の中心へ、ゆっくりと移動してゆきます。妻も彼の意図を察したようで、カラダを持ち上げて協力しています。巨大なペニスは胸の間へ向かい、そこで往復し始めました。なんと妻はそのペニスに唾液をタラタラと垂らし、摩擦を少なくして両手で乳房と共に男根を握り込み、刺激を続けます。いつの間に、妻はこんな事を知ったのでしょうか。このビデオが始まる前のシーンでしょうか、それとも・・・。

 柔らかい肌に亀頭を擦りつけているうち、萎えていた彼自身がよみがえってきました。胸の間の大きなモノの成長を見下ろし、うれしそうに微笑むと、彼の目を見つめました。
 
 「○○クン、また、咥えさせて・・」
 「また?さっきあんなに・・」
 「うふふ、淫乱な人妻は、ずっと貴方のペニスを咥えたいのよ・・」
 言い終わらないうちに、妻の右手は男のペニスを握りました。
 「ああ・・この貴方のペニスに、ご奉仕させて・・」
 熱っぽい視線を男根に注ぎながら、妻がかすれた声で言いました。妻が口を寄せると、男は腰を引きました。
 「ああん、イジワルしないで、私に、淫乱人妻に、貴方のオチンチン舐めさせて!ご奉仕させてくださいっ!」
 言い終えた妻の口元に男根が寄せられると、妻は自分からすばやくそれを頬張りました。男のものはムクムクと力をみなぎらせ、恐ろしく巨大なものに変身してゆきます。いつのまにか妻は両手を男根に添えて、一心不乱にストロークを始めています。
 「そんなに激しくしたら、往っちゃうよ、女神ちゃん」
 目を閉じて必死に口で奉仕している妻には、その言葉が聞こえていないのかと思いましたが、何回かストロークした後に妻はそれを口から出し、舌を這わせ始めました。そうしながら、男の顔をまぶしそうに見上げ、右手で竿を支えながら、左手で男の袋から肛門にかけてをサワサワと刺激しています。
 「まだ、続けられるかもね、・・女神ちゃん」
 彼は例の男前の顔でやさしく笑うと床の上でひざまずき、妻と同じ体勢を取りました。物理的な大きさでも、スタミナでも、男が私に勝るのは確実です。妻は男根から手を離さず、やわやわと揉んでいます。
 「もう、たまらないわ、もういちど、私のオマンコを味わってっ!」
 妻は男をいざなうと向きを変え、背中をカメラのほうに回して男を引っ張るようにベッドに倒れこみました。男は少し微笑むようにすると、妻の上に覆いかぶさりました。
 男はペニスを妻の股間にあてがって、笑いながら妻を覗き込み、カラダを止めます。妻をじらしてなぶっているのです。妻の頭だけが映っていて、顔は見えないのですが、妻が彼の顔を覗き込みながら叫びました。
 「欲しいの!このオチンチンを体に入れて!体の奥まで!このオチンチンで泣きたいの!狂わせて欲しいのっ!」
 男は反り立つペニスを、妻に侵入させました。いやらしく左右に捻りながら、ゆっくりと。妻を弄び、味わい尽くすように。亀頭を妻の肉壁に強く擦りながら挿入しているように、私には見えました。
「あああああっ!」
耳を覆いたくなるような妻の声が響きます。快楽の虜になった、男根に屈服した妻の声が。
 再度妻を追い詰めておいて、ゆるゆると腰を動かしながら、男はやさしく声を掛けます。
 
 「・・どう?」
 「ううん、素敵よ・・」
 「まだ、欲しいの?」
 「ああん、もちろん、欲しいわ・・」
 「僕のを?」
 「そう、あなたのを・・」
 「この太いのを?」
 「貴方の、太いのを・・太くて、硬くて、熱いのを・・」
 見つめあった二人は、私の怒りを育てるように甘いささやきをつづけています。
 「お願い、強く・・して・・」
 「・・・」
 妻のリクエストに答えて、彼が強く腰をえぐりました。たぶん彼のペニスの先端が、妻の奥に当たったのでしょう。妻の目が大きく開かれ、男を見つめます。男は妻のくびれたウエストに手を掛けると、いっそう腰を激しくゆすり始めました。絶頂に近づき、妻は切羽詰った声を上げながら、男の腰の動きに合わせてペニスをむさぼります。
 「気が変になりそうよっ!」
 「ああっ!往くわ!わたし、貴方ので往くわ!」
 「来てっ!あなたも!・・ああああっ!」
 絶頂を迎えた二人はその体勢のまま体中を痙攣させました。きっと妻の中で、男の精液が爆発しているのでしょう。
 彼の下でいやいやをするように首を振っていることも、今の妻は気づいていないでしょう。まるで獣のように叫んでいることも。普段の妻からは想像もつかないくらい、はしたない嬌声を上げながら妻は上り詰めました。
 静かになった妻は近づいてきた男の口を反射的にしゃぶりたてましたが、妻の目は憑かれたように曇ったままでした。
 「いっしょだったね・・」
 男の優しい言葉が、画面を通して私の胸に刺さります。

 画面が切り替わりました。
 カメラの位置は先ほどと同じですが、少し時間が経過したのでしょう。妻はベッドの上に上半身だけを乗せて、カメラのほうに頭を置き、後ろにいる彼のほうを向いて叫びます。両手で、自分のお尻を思い切り拡げながら。丸みのある尻を高く掲げ、彼に見せ付けているために妻の伸びきった左足が、後ろ側の大きなスタンドの光でオレンジ色に輝きながら伸びています。
 「ああっ、○○クン!来てっ!私のお尻の穴に、あなたの大きなペニスを差し込んで!私の処女を、あげたいの!あなたに、捧げたいのよっ!」
 ベッドヘッドにあるスタンドの光で妻の姿は良く見えましたが、妻の後ろにいる男の顔は、後ろに明るい照明が写っているため、暗くてよく見えませんでした。しかし逆光でも、男の引き締まった体と下半身、特に大きな男根はテラテラと光って、はっきりと見えます。
 「ああああ、○○クン、私のお尻に、オチンチン頂戴!頂戴!お願い!」
 妻が叫びます。
 「私の全部の穴にっ!貴方っ!さっきお口でしたわ!さっきはオマンコに入れてもらったわ!あとはお尻よ!お尻の穴よ!夫にもあげてないお尻の穴よっ!」
 確かに私は、妻の後ろの穴を味わってはいません。指を入れることは何度かありましたが、そこまででした。妻がとても嫌がったからです。
 男はタラタラと妻の大きな尻の谷間に、多量の唾液をたらしました。妻は短い悲鳴のような声を上げて、なおも懇願します。
「あぐっ!・・そうよ、さっき広げてくれたから、大丈夫よ!切れてもいいの!裂けてもいいのよ!」
「ほうら、私のお尻のヴァージンを、貴方、破って!わたしのお尻、あなたのペニスで切り裂いてっ!」
「両膝をベッドにのせて、足を開いて・・・」
「・・・こう?」
「・・じゃあ、体の力を抜いて、口をあけて息をしていてごらん・・」
 彼が妻の尻の上にのしかかりました。妻は尻を彼に向けた体勢のまま、顔をこちらに向けました。先ほどまでの性行為に乱れた髪の毛ではなく、もう一度整えたヘアスタイルと、化粧直しで強くひいたルージュが映えて、妻はセレブと呼ばれる奥様たちのようにきれいでした。ただ、妻の後ろには、これから尻の穴を犯す男が立っているのですが・・・。
 妻は目を見開き、口を開いたまま、時間が止まったかのように全身が固まります。彼が下半身を押し付けるに従って、妻の瞳は上へあがってゆきます。
 「・・あがあああっ!」
 妻は断末魔のように声をあげました。「あ」とも「が」ともつかない、体全体からほとばしり出る声でした。私は、妻のこんな声を聞いたことがありません。状況を細大漏らさず聞き取ろうと、大きくしていたボリュームのせいもあると思いますが、耳をふさぎたくなるような、大きな叫びでした。
 妻は白目をむいたまま、口を開けっ放しでいました。妻の目から、涙が流れ始めました。妻の口の端からは、唾液の糸が滴っています。
 「・・ああ・・あがああ・・あああ・・」
 男のゆっくりした動きにあわせて、妻の声が続きます。何と言う顔でしょうか。直前までセレブ奥様風だった妻の顔が、一瞬にして、男の剛直によって破壊されたのです。
 あの美しい妻が、お尻の穴に男根を埋め込まれて、白目をむいて、涙を流し、よだれを垂らしているのです。恐ろしいほどの快感が妻を襲っているのでしょう。妻が経験したことのないほどの。私が与えたことのないほどの。エロ漫画では見たことがありますが、妻がこんな顔をするとは・・。
 妻はついに、ベッドに突っ伏してしまいました。妻の両手は尻を離れ、頭の前でシーツを掴み締めています。くぐもった、連続した悲鳴が聞こえます。男はなおもゆっくりと、下半身を前進させます。割れた腹筋が、妻の尻にゆっくり近づいてゆきます。
 妻のカラダが、痙攣しているようにビクビクと震えます。妻は、長い間そのままの体勢でいました。尻を男根に貫かれて、長い時間連続して往っているようです。ヒップのバージンを男に与えて。肉体的にも、精神的にも、満足しきって。
 いつの間にか、私の頬にも涙が流れていました。不覚にも、妻が男根に屈服するビデオを見ながら、私は泣いていたのです。ソファにあったクッションを、私は顔に押し当てました。クッションを顔から離すと、ビデオが終わり、画面とヘッドホンの中はノイズだけになっていました。家族の誰もいない、一人だけの居間で、私はもう一度クッションを顔にあて、何十年ぶりなのか、号泣をしました。ヘッドホンの中のノイズで、自分の泣き声が聞こえないのだけが、幸いでした。
 翌日の日曜日は、繰り返し妻のビデオを見て、どす黒い嫉妬に息を詰めながら、オナニーに浸るという酷いものでした。視まいと思っても、家の中には私とそのビデオテープしか存在しないようなものです。何度射精したか、判らないくらいです。
 夜遅く、妻は子供を連れて帰ってきました。妻の態度はまったく変わりがありません。きっと私の顔はすごいものに変化していたでしょうが、そのことに気がついたそぶりさえ見せません。眠くてむずかる子供たちと、さっさと寝てしまいました。
 その深夜、妻の隙を見ながら、妻の携帯から彼の番号を探り出しました。携帯のメモリには彼が本名で載っていたため、すぐに見つかりました。堂々としたものです。発着信メモリもついでに確認しましたが、怪しい履歴も残っていません。
 月曜日、妻が起きて来ないうちに家を出ました。始業前の会社で時間をやり過ごしてから、行動予定に遠距離の取引先の会社名を書いて出かけました。会社から遠く離れた喫茶店を見つけて、モーニングを頼みます。10時が過ぎ、どうしても彼に目的を聞きたくて、電話してみました。何度しても出ません。思い余って彼の会社の番号を調べ、公衆電話を利用しました。適当な会社名と本名を名乗って、ビジネスライクに電話をしたのですが、彼の会社の人間によれば、彼は出張中とのことでした。先週の頭からドイツに行っていて、水曜日に帰ってくるそうです。
 毎日早く出て遅く帰って、妻とできるだけ顔をあわせないようにしながら、水曜日を待ちました。
 私の名前を伝言で聞いたのでしょう。水曜日の午後、携帯にかけた電話に、彼は応答しました。
 
 「ああ、・・まさかあなたからお電話をいただくとは・・」
 「いや、こちらも、君に電話するつもりはなかったんだ・・」
 「・・・」
 「・・・」
 「・・それで、用件は・・」
 「いや、どうして私にあんなものを送ったのか、理由を聞きたくてね」
 「・・・」
 「あまりにひどいじゃないか・・」
 「・・・」
 「君がそんな男だとは思わなかったんだ・・。あんなものを送りつけて、こちらの家庭をどうするとかと言うことなのか、それともほかの意図があるのか、・・いづれにしろ理由を聞きたいんだ」
 「・・・」
 「ああいうものを送っておいて、まさか君は知らないと言うのじゃ・・・」
 「・・・」
 「あのビデオテープだよ!」
 「・・・」
 「・・何とか言ったらどうなんだ」
 「・・・」
 「・・お会いして、お話したほうがいいかもしれませんね・・」
 「なんだ、電話では話せないということなのか?」
 「・・とにかく、・・そうですね、そちらが指定する場所で今晩でもお会いしましょう」
 「・・よし、君が言うなら、かまわないが・・夜8時、○○ホテルのロビーでどうだろう」
 いよいよ彼が本性を現して牙をむいてくるのか、あるいは金をねだるのか。それとも妻の隷属宣言でもするつもりなのか。それにしては送りつけてから、まったくコンタクトして来なかったのも不思議です。送りつける意図と共に、直接会いたがる彼の本心が分かりません。

 警戒しながら約束の場所に近づくと、すでに彼は窓際の席に座っていました。結婚式のときに会っただけの彼は、それなりに年齢を重ねてはいましたが、落ち着いた良い男でした。この男と妻が・・。そう考えると血が頭に逆流してきます。しかし彼は冷静でした。私の顔をゆったりと見て、とても恐喝を働こうと言う男の顔には見えませんでした。二人とも無言でした。私も少し、落ち着いてきました。私の分のコーヒーが運ばれたところで、私は口を開きました。
 「・・電話で聞いた件、どういうつもりなんだ」
 「・・・」
 相変わらず、彼は私の顔を観察しているようです。
 「・・じゃあ、質問を変えよう、あのビデオを撮ったのは君か?」
 「・・そうです。あなたには申し訳ないと思いましたが、私たちの記念に・・」
 記念という言葉は、この時になってもまだ私の心に刺さりました。そしてその傷口から、怒りがあふれ出てきます。
 「・・ん・・、で、どうして送ったんだ?」
 「・・・」
 「撮ったことを認めておいて、送った件になるとダンマリか・・」
 「・・・」
 「それで、妻はビデオの存在を知っているのか」
 「ええ、記念に撮りたいけれどと聞いてから、カメラをセットしましたから」
 「・・・」
 黙り込むのは私のほうでした。妻はビデオに記録されることを知っていて、あのような痴態を繰り広げたのです。
 「・・それじゃ、もう一度、送った理由を聞こう」
 長い沈黙のあと、彼が口を開きました。
 「・・本当に正直に言えば、私は送っていません・・」
 「そんな、君以外に、誰がビデオを送れると・・」
 そこまで言いかけて、鈍感な私にも、彼の伝えたいことが分かりました。そう、ビデオテープを私に送りつけたのは、彼ではなく、妻自身だったのです!
 彼は最近、確かに出張していたのでしょう。出張している彼が不可能ならば、それを私に送ったのは妻しかありえません。妻はわざわざ彼の勤め先の近くで郵便物を投函して、あたかも彼が私に送ったかのように見せかけたのです。こんな簡単なことに、私は今まで気がつかなかったのです。今回、彼は恐喝するつもりでもなんでもなく、やんわりと気づかせるつもりで私と会ったのです。
 「・・奥様が欲しいと言ったので、あのあとダビングして彼女に送ったのは私です。しかし、それはあくまで奥様宛でした」
 妻は、告白の中でひとつだけ重大な嘘をついていました。彼とセックスしなかったという、最も重要な一点です。そして、あの日告白しなかったことによって、妻は私に大きな負い目を感じていたのでしょう。その負債から逃れるために、妻は私にビデオを見せたのでしょう。
 「・・それで、旦那さんは、どうして奥様がそうしたと考えていらっしゃるのですか」
 「・・・?」
 「・・奥様が嘘をついたことに耐え切れないで、送ったとお考えですか?」
 「・・え」
 彼はまったく、私の心を見透かしたように、静かに話し続けます。
 「そ、それはどういう・・」
 「奥様がもっと、直接的な意味で行動されたとは考えられませんか?」
 「直接的・・」
 「そうです。自分の本当の姿を見せるための・・」
 そう、この期に及んでも、まだ私の心は、妻を貞淑な、麗しい妻にしておくつもりのようでした。彼の言うとおり、妻が自分の淫蕩な姿を私に見せる目的を持っていることも、十分考えられるのでした。
 妻にはあの旅行から、次の日の告白まで、充分な時間がありました。その間に妻は本当のことを私に伝えるか、嘘をつくか、熟慮することができたはずです。それでも、いざと言う段になって、愛する妻は私を傷つけないために嘘をついてしまったのだと思いたい。そして、嘘を後悔して、ビデオを彼が送ったようにして私に見せたと思いたい。それともやはり、妻は私に自分の本当の姿を見せるために・・・。あるいは新たな性的な冒険の扉を開くために・・・。
 私の思いつめたような顔を、彼は心配そうに見ていました。彼は最後まで紳士でした。彼の表情の中に、憐憫や軽蔑を探して、見つけられずにいたのは、私のほうでした。
 私は彼に、完全に負けたのです。
 妻が身も心も捧げたと言う意味で。
 妻を完全に征服されたと言う意味で。
 妻の心を私より知っていると言う意味で。
 そして、この場で愕然としている私を、優しい目をして見守っていると言う意味でも。
 フラフラと立ち上がった私は、彼とどう言って別れたのか、どう帰ってきたのかも覚えていません。気がつくと私は自宅の前にいました。呆然としながらも習慣に従ってポストを開けた私は、そこにまた、ふくらんだ封筒を発見したのでした。
 妻の新しいビデオが入っている封筒を・・・。

『他の男から誘惑されたとき、イヴの心の平衡は破れる。イヴはアダムとの安全な関係のみでは我慢できなくなる。そして、イヴは誘惑を受け入れる。男に官能を燃え上がらせたイヴ、そのことをアダムに伝えた妻イヴ・・』

【友達】水泳部でした【エッチ】

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中学生の時のことです。私は、水泳部でした。水泳部と言っても、田舎なので小学生と同
じ間隔で入部したのですけど。顧問の先生も特にいなくて、1年生の時は夏だけ活動しまし
た。2学期の最初の頃に、全校で水泳大会があります。この日は、競泳用の水着(身体にフ
ィットするもの)は着けずに、普通の女の子と同じ水着を着ました。普通の水着は、下のパ
ンツの部分が、上からのシャツの部分の内側に入るようになっているのです。その日私が着
た水着は、しばらく着ていなくて気が付かなかったのですが、内側に入るはずのパンツ部分
が外に出て、上から見ると毛が少し生えたオマンコが見えそうになっていました。私は、こ
の格好で午前中を過ごしていました。男子の視線は、かなり感じていましたけど、水着だか
らしょうがないのかなと思っていました。早く気が付けば良かったのですが、誰も教えてく
れないし、お昼前にトイレに行って始めて気が付きました。トイレで、顔が真っ赤になりま
した。もしかして、みんなに見られたかもしれない。そう思うと、身体中が別の意味で熱く
なったのを思い出します。でも、休むわけにもいかないので、水着を直して午後から競技を
続けました。午後からは、午前中ほど視線は感じませんでした。それだけ、午前中見られて
いたのです。
2年生になり、水泳部に顧問の先生が決まりました。体育の先生です。その先生は、男子

、女子の競泳用の水着を決めました。本格的な水着でした。男子は、ほんとに凄いビキニで
、目のやり場に困るような。女子も、今までと違いもっと身体にフィットして、ハイレグの
水着になりました。胸の膨らみが、今までよりも微妙に出て恥ずかしかったです。練習は、
古いの新しいの交互に使いました。6月頃から、私と友人のN子の周りでおかしな事が始ま
りました。N子とは、今でも大の仲良しです。N子との事は、また別の機会にでも。自慢で
はありませんが、N子も私も結構もてていたんですよ。
おかしな事とは、朝礼とか終わり教室に帰るとき、玄関で靴を脱いで上履きに履き替えて
教室に帰るのですが、その靴を脱ぐときとか、階段を上がる手前でオマンコを触られ始めた
のです。かなりの人数が一度に入りますから、身動きも取れず犯人も分かりません。痴漢の
ように、しつこくではなく、さっと後ろから前、また前から後ろに触るのです。最初は、分
からなかったのですけど、N子に相談すると、N子も時々触られているようでした。N子が
触られないときは、私のようでした。
お尻を、掴むように触られた事もありました。ひどいときは、オマンコにチクって刺激があ
るのです。あとで見てみると、刺激のあった付近に赤い痕が着いてたりしました。尖ったも
のを、オマンコに突き立てられていたのです。そんな日の夜は、オマンコを鏡に写して、赤
くなっているところを触っていました。それが、私のオナニーの始まりです。今では、オナ
ニーには爪楊枝を10本くらいゴムで束ねて、オマンコに押し当ててします。あの刺激がた
まりません。オマンコの内側、クリトリス、とても感じてしまいます。毎日、朝礼があるわ
けでもないし、結局2人とも先生には相談できずに、卒業まで我慢しました。でも、最後の
方には、期待してところも正直に言えばあったと思います。触られたあと、二人でトイレに
入って、オマンコを見たり見られたり、確認仕合ました。このことが始まりで、N子とレズ
関係になっていきました。
水着の話に戻りますが。私は、2年生の時から生徒会の役員もしていましたから、時々放
課後教室に残って整理をしていました。そんな時に、時々あまり見かけない生徒が教室を覗
くように見ていたんです。何年生だろうと思ったのですけど、あまり気にはとめませんでし
た。私が、生徒会の書類を持って30分くらい職員室に行っている間に、悪戯をされていま
した。部活に遅れていたので、急いでプールに行って着替えました。みんな、練習を始めて
いますから全裸になって、一気に水着を着たんです。すると、オマンコの上の方と、胸の付
近に何か着いていました。
気持ち悪くて、脱いで水着を見ました。胸と股の所に透明なものが付いています。
触ってみると何かヌルッとした感覚でした。臭いを嗅いでみると、今までに嗅いだことのな
い臭いでした。その時は何か分かりませんでした。当然、胸とオマンコの付近にも付いてい
ます。シャワーで、胸と、オマンコ付近を洗いました。水着も、シャワーで洗って、着直し
て練習に参加しました。その時は、何が付いていたのか分からないままでした。実を言うと
、誰にも言ってはいけない気がして、誰にも言えませんでした。しばらくすると、今度はそ
の水着を取られてしまいました。学校で、放課後取られたのです。古い方の水着でした。と
ても、恥ずかしい思いをしました。このときは、さすがに担任に相談しました。でも、問題
にはならず、犯人も分かりませんでした。
他にも、高校生になってから、自宅に置いていた下着とかも取られたことがあります。田
舎では、外に洗濯機が置いてあったりしますので、お風呂に入った時に外の洗濯機の中に、
汚れ物を入れます。洗濯は、朝ですから一晩は外に置いてあるのです。その見られたくない
汚れた下着を取られました。恥ずかしさもありますけど、パンティーのクロッチの部分にオ
リモノが付いてなかったかな、とか考えてしまうのです。そう思うと、とても恥ずかしいの
ですが、オナニーをしていました。先ほども書いた、爪楊枝を使って。時間がたてばある程
度忘れて、また汚れ物を外の洗濯機に入れ始めるのです。結局高校生の時、3回ほど取られ
ました。1回だけ、パンティーの状態を書いた小さな紙切れが、自転車のかごの中に入って
いたことがありました。その時のパンティーは、やはりかなり汚れていたようです。クロッ
チの部分は、オリモノが付いていたようです。それにおしっこの臭いがたまらなかったとか
、クロッチでおまえのオマンコの大きさが分かるとか、それと極めつけは、お入りの部分に
恥ずかしいですけど、綺麗にふき取れずにウンチが付いていたようなんです。女性は、結構
こんな事あるのですけど。でも、人には決して見せられるのもではありませんから。でも、
この手紙を読んで、これからもこんな事をしようと思い始めていました。
今でも、外に洗濯機を置いて、汚れ物を一晩入れたりしています。取られると、しばらく
外に出さない用にしたりしています。
書いていて、訳が分からなくなりました。ごめんなさい。このようなことで良ければ、ま
た書きます。

【人妻】ムカつく野郎の妻を寝取るリアルプロジェクト8/27【貞操】

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2008年8月27日(水)
こんにちは細川幹夫です。
先日からブログ形式で、皆さんに、僕が人妻を寝取る過程を楽しんで頂くべくスタートしました!
予め言っておきますが、最終的に寝取れるかは分かりません・・・
結局、日曜日にスポーツクラブの会員になったのですが、闇雲に行っても遭遇するわけが無いので、高沢の嫁が、週にどれ位通っているのか、高沢から探る事にしました。
早速、月曜日から世間話を多めにして、色々聞き出しました。
幹夫:「そーいえば高沢さんの奥さんて、働いてるんすか?」
高沢:「あ?働いてねーよ、専業だよ専業」
幹夫:「へーイイっすねー、でも奥さん働かなくて家計は大丈夫なんすか?」
高沢:「はぁ?お前何言ってんの?俺が旦那だぜ?余裕だよ」
幹夫:「マジすかー!スゲーっすねー、・・・でも奥さん毎日暇じゃ無いんですか?友達とでも楽しくやってんすか?」
高沢:「知らねー、まぁ毎日運動してるらしいから、そこそこ充実してんだろ、同じマンションに友達も出来たっぽいしなー」
幹夫:「あーそりゃ充実してますねー!」
高沢:「嫁を満足させてっから、浮気も楽しめんだよ!」
幹夫:「えーマジっすか?浮気してんすか?」

高沢:「あたりめーだよ、何人の女のと同時進行出来るかで、男の能力が計れんだよ」
幹夫:「へー、そんなもんすかねー」
高沢:「まぁ、嫁が浮気したら許さねーけどな、(笑)」
そんな会話をしていた。
これで少しは状況が分かった!恐く毎日運動してるって言うのは、スポーツジムかランニングだろう!
だから平日にスポーツクラブに行けば、かなりの確率で高沢の嫁に会えるかもしれない。
それに高沢は休日も遊んでいて家に帰らないらしいから、土日もチャンスは有るぞおおおおおおおおおおお!
そして次の日の火曜日に塾長と飲みに行きました。
幹夫:「塾長ひどいっすよ!何すかアレ、一応僕の彼女なんすけど・・・・・」
塾長:「ぶはっはっはっ(爆笑)びっくりしたろ?イイだろあれ?俺は久々に興奮したね」
幹夫:「いやー、残酷ですよホント、たまたま先週は張り込みで忙しかったですけど、勝手に連れてって酷いっすよー(苦笑)」
塾長:「わりーわりー、でも興奮すんだろ?しばらくドッキリでやるから、仕掛けたらメールすっからな!」
幹夫:「まじすか?止めましょーよ」
塾長:「まぁまぁ、そんで人妻はどーだ、イケそーか?」
幹夫:「まぁ昨日から高沢と色々話して探ってるんすけど、取り敢えず毎日スポーツクラブ行ってるらしいんで、しばらく通って近付きますよ」
塾長:「いいね!よーし、じゃあ明日行って来い!で明日声かけろ、いいな?」
幹夫:「えええ!ジムって昼間行ってんすよ!無理じゃないっすか」
塾長:「だいじょぶだよ!高島平に会社の倉庫あんだろ?俺がテキトーに、取って来て欲しい物が有るって言っとくから!」
幹夫:「えーだいじょぶっすか?何で僕が指名されるんだってなりません?」
塾長:「だって皆知ってんだろ?二人で飲み行ってるとかさー、細かい事気にすんなよ、まぁ明日は結果だせよ!」
と言う展開で、塾長にゴリ押しされて、明日早速行く事になりました!
そして水曜日、午後から倉庫に行くと言って出て行きました。
昼間からスーツでスポーツクラブってもの変だと思い、大きめのバッグを持って来て、ジャケットとネクタイはバッグに入れて、シャツのボタンを外して、私服っぽくして向かいました。
平日は電車通勤ですので、電車で向かい、近くの駅からタクシーで行きます。
駅から遠いのが辛いです。
到着すると、初回なので、施設の案内からはじまりました。
ロッカールームから、ジム、プール、シャワールーム、お風呂、ヨーガとかをするスペースなど、初めてだったので少し楽しかったです。
気になったの、女性専用のジムスペースとかがあって、そこに入られたら声かけられないな・・・とか考えていました。
案内されている間も、高沢の嫁を探していましたが、居ない様子です。
それにしても昼間のジムは人妻がいっぱいでした!
もちろん綺麗な人ばかりじゃ無いですけど、綺麗な人もケッコーいます!
案内も終わって、一人でジムでトレーニングをはじめましたが、中々現れません。
そしてプールに移動して、ジャグジーコーナーで暇つぶしをして寝そうになっている所に、とうとう現れましたあああ!!!
ジャグジーコーナーの横のプールサイドに競泳水着を着た高沢の嫁が歩いて来ました。
ビキニとかじゃ無いので、露出が少ないですけど、はっきり巨乳が分かります!
僕も取り敢えずプールサイドに行きましたが、僕は水泳用のキャップを忘れてしまったので、今日は泳げません。
嫁はクロールで泳ぎ始めてしまいました。
ケッコー本格的に泳ぎが旨いです。
しばらくそのまま休まずに、クロールと平泳ぎを交互に、かなり長い距離を泳いでいました。
そして、最後の方は流す感じでゆっくり泳いで、プールから上がってジャグジーに向かったので、僕は急いで付いて行きました。
ジャグジースペースでは二人だけでした。
僕は何度も声を掛けようとしたのですが、中々出来ません。
とゆーか一人ではナンパした事はないので、緊張してしまって声が出ません。
結局そのまま何も出来ずに、嫁はジャグジーを出てしまい、プールから出る様だった。
僕は「このまま帰ったら塾長に殺されるー」と思い、諦めずにすぐ着替えて後を追ったが、ジムにはいない。
もう帰ったのかと思い、急いでロッカーに行って私服に着替えて外に出た。
自転車置き場に行ったが、取り敢えず彼女の自転車っぽいのがあったので、お風呂でも入ってるかもしれないと思って、カフェっぽいスペースで待つ事にした。
やはり素面では話し掛けられないので、そこでビールを飲む事にした!
30分位そこに居て、ビールも2杯ほど飲んだ位に、彼女が奥から出て来て、帰る様子だった。
僕も帰る準備をして後を追ったが、やはり話し掛けられない。
そのままこの前と同じように彼女が自転車で帰るのを後ろから見つからない様に、走って追い掛けた。
塾長に「結果を出せと」と言われて休みももらったからには何とかしたい!でもどうにもならない・・・
すると彼女は途中のスーパーに入って行った。
そこまで走って来た僕は「やっと休める」と思って、僕もスーパーに入って行った。
すると、急に落着いたら、さっきのビールが凄い廻ってきた!
かなりイイ気分になってきて、話し掛けてもイイ感じのテンションになってきた。
彼女はかなりの量の食品を買い込むと、自転車置き場に向かい、自転車の前のカゴに荷物を入れて、自転車をこぎ出した。
でも荷物が重いのか、前がフラフラっとして倒れそうになって方足を歩道の植え込みに突っ込みながら耐えていた。
僕は「今だ!」と思って、「大丈夫ですか?」と声を掛けて自転車を一緒に起こした。
幹夫:「大丈夫ですか?あっ足ちょっと血が出てますよ!」
人妻:「あっ、すいません、有難うございます、だいじょうぶですよ、すいません」
幹夫:「あれ?、さっきジムに居た人ですよね?」
人妻:「えっ、あっ、はい、あっジャグジーにいらした!はいはい(笑顔)」
幹夫:「こんなにいっぱい買ったら一人じゃキツいですよ!手伝いますよ!」
人妻:「あー大丈夫ですよ!いつもコレ位ですから、ありがとうございます!」
幹夫:「えーダメですよ、さっき凄い泳いでたじゃないですか!足にくるのは当たり前ですよ!怪我してるし!」
人妻:「もうすぐ家ですからホント大丈夫ですよ!」
幹夫:「もうすぐだったら僕が持って行きますから!」
と言って勝手に荷物を持って歩き出した。
絶対、お酒を飲んでいなかったら出来ない力技だと思いました。
彼女は結局「何かすいません」と言って自転車を押しながら一緒に歩き出した。
僕はなるべくゆっくり歩いて、話す時間を伸ばした。
トータルで10分位の会話しかしてないが、自分でも、かなり手応えを感じた!
僕はネットビジネスの在宅の仕事で、時間が自由になるので、ジムに通っている設定にした!
「最近引越して来たので、同じジムに友達が出来ると嬉しいです」と言うと彼女も笑顔で「私もそーなんですよ!独りだと何か暇なんですよねー」と言っていて、またジムで会ったらお茶でもしましょう!と言う所まで進行出来ました!
そして、名前は「優里」だと分かりました。
一つ問題は、在宅のネットビジネスに凄く興味を示されてしまい、今回は誤魔化したが、次回は何か調べて来ないとヤバい気がします。
結局、今日はお話して終わりでしたが、一応結果は出したつもりです!
もう夕方ですが、会社に帰って本来の仕事をしました。
日中何もしてないので今日は思いっきり残業です。
上司には「物を取りに行くだけで何時間かかってんだよ!タイムカード押した後に残業しろよ!」と怒鳴られました。
しばらくすると塾長からメールです。
『彼女が会いたがってたぞ』と入っています。
昨日の話をすぐに実行してきました。
たぶんその為に、僕を今日人妻の所へ行かせたんだと思いました。
仕事が終わって、彼女の家に向かいました。
この前と同じように部屋は真っ暗で、中に入ると誰も居なくて、恐る恐る電気を付けたけど彼女いませんでした。
ひょっとして!と思ってトイレに行きました。
彼女の家はバストイレは別ですので、トイレのドアを開けると、やはり衝撃的な物が目に飛び込んで来ました。
便座を抱きかかえる様にバックスタイルになった彼女が居て、両手は配管に縛られていました。
ア○ルにはピンクローターが突っ込まれていて、ケツには太いマジックで『一番安い精子便所』と書かれていました。
彼女は何も言わずに「ハァハァ」言って腰を前後に動かしていました。
やはりマ○コからは塾長の精子が出て来たあとがありました。
僕も無言でズボンを脱いで、ビンビンになった細いチ○ポをブチ込みました。
彼女:「あん、あん、ゴメンね、違うの、ハァハァ、無理矢理だから、ハァハァ、ごめんね」
幹夫:「塾長のチ○ポが好きなのか?どうなの?」
彼女:「・・・ハァハァ、ゴメンね、・・・ハァハァ、幹夫の事は、ハァハァ恋人として凄い好きなの」
幹夫:「塾長と俺とどっちとセックスしたいの?」
彼女:「・・・そんなの・・・ハァハァ、だって旨すぎるんだもん・・・気持ちは無いよ全然」
幹夫:「だからどっちとしたいの?」
彼女:「・・・セックスだけなら・・・塾長かな・・・ハァハァ、だってアレが変なとこに当たるんだもん・・・ハァハァ、何かおかしくなるの・・・ハァハァ」
それを言われた瞬間、中でイッてしまいました。
やはり、このシチュエーションは僕達3人のベストヒットになるかもしれません。
燃えよズリセン男塾より

【痴漢】プールにきていたレポーターの女の子にエッチなイタズラしたときのエッチ体験談【アカン】

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友人達5人くらいで出来たばかりのプールに遊びに行ったときの話なんですが
ナンパするのが目的で行ったのに子供ばっかりで全然ダメだったので
プールサイドで日焼けするのに寝そべってました。
適当な時間になったら帰ろうって思ってたら、ぞろぞろ人が入ってきました。
よく見るとテレビカメラとか照明とか持ってる人達で、レポーターの女の子もついて来ていました。
「かわいいなぁ〜あんな子とHしたいなぁ〜」なんて思ってたんですが、とてもナンパできる状態じゃなかったので、彼女たちの行動を見ていました。
そしたら、リハーサルみたいなことやって、色々話し合ったりして打ち合わせとかしてました。

どうでもいいか!って思ってて、しばらくしてもう帰ろうかな?って思って一緒に来てた友人達と帰ろうかって話してたら、さっきまでいなかったレポーターの女の子がビキニ姿で出てきたんです!
見てるだけでもいいか!と思ってしばらく見物することにしたんですがそのスタッフの人がプールにいる人達に声を掛けて、TVの生放送がありますから集まって頂けませんか?って言ってました。

我々も呼ばれて、しぶしぶ行ったんですがレポーターの女の子の前に子供たちを並べて
大人の私達は彼女の後ろに腰まで水につかって並ぶことになりました。
彼女の真後ろに立った私は「これはチャンスかも?」って思い、お尻でも触れればラッキーって思っていました。

そして、スタッフから簡単な説明があってから、本番が始まりました。

番組はよく分からなかったんですが、たぶんニュース番組なんだと思いました。
放送が始まると女の子は元気よくレポートを始めましたが、私の方はさらに興奮していました。(笑)
とりあえず、お尻くらい触っても大丈夫かな?と思って、そ〜っと手のひらを当ててみました。
触られてるのが分かってるのか分からないのか、反応がないので両手で揉みこむように触ってみました。
それでも生放送だからか、彼女は気にせずにレポートを続けていました。
これは大丈夫かも?って勝手に確信してどんどんエスカレートしていきました。

まず、お尻の割れ目に指を這わせて彼女の一番感じるところまで持っていってゆっくりバイブレーションしてあげます。

すこしお尻を動かしてイヤイヤをしますが、それ以上は出来ないみたいですので、次の段階へ。
今度はビキニの腰紐の部分に手を掛けてゆっくり下ろしていきました。
さすがにこれには彼女もビックリしたのか、一瞬後ろを振り返りましたが生放送の限られた時間のためかとにかくレポートのほうを続けたのです。

もう心臓もバクバクでしたが、周りは友人達で囲まれてますので、他の人には全然見えなかったはずです。

そして、膝くらいまでビキニを下ろしたら、今度は直接彼女の大事な部分を攻めていきました。

私の足で無理やり彼女の足を開かせて、しっかりと触れるようにしましたが、さすがにプロなんでしょうか?私の指の愛撫にも動じずに淡々とレポートを続けます。

それでもやっぱり感じてきたみたいで、水とは違うヌルヌル感が指先に伝わってきました。
もうこれだけでも最高の気分で、私の方も我慢汁が出てたんじゃないでしょうか?(笑)
しばらくそんな状態を続けてると、女の子は前の子供にレポートするのに前かがみになったんです!
もうビックリしましたね!女の子の方からお尻を差し出してくれたんですから!
こんなチャンス逃したら一生後悔すると思って、愛撫していた指を抜いて自分の水着を下ろして彼女に私のチンポをあてがいました。
気が付いた彼女は振り返りましたが、もう遅いです。
そのまま私は彼女の中に挿入したのです。
ビックリした顔をしましたが、TVの本番中ですしこんな状態を知られたら大変なことになると思ったのかそのままレポートを続けたのです。

周りの友人にも協力してもらいながら、他の人に分からないようにしながらゆっくりと腰を動かします。

彼女のレポートの声にも少し元気はなくなりましたが、それでもプロ根性で続けていました。
それに刺激されて私もドンドン激しく腰を動かしていきます。
時々喋りにくそうにしている彼女にすごく興奮しながら、そろそろフィニッシュを迎えそうになりました。
どうしようかな?と少し考えましたが、その後の反応も見たかったので思いっきり中でフィニッシュしてあげました!

「え?!」っていう声が聞こえきて、私のチンポがすごく締め付けられました。
やばいかな?って思いましたが、彼女はそのままレポートを終わらせようとしていました。
そして全部彼女の中で出し終えると、自分の水着と彼女の水着を直して、何事もなかったようにその場に立っていました。

放送がすべてが終わると彼女は振り返って何か言いたそうでしたが、何も言わずに帰っていきました。

こんなこと二度と経験できないでしょうね。(笑)

【友達】マイ【エッチ】

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NTRかは微妙ターゲット
名前  K藤 マイ(漢字は秘密)
年齢  19
職業  大学生
サイズ 身長162 体重51 B91(F70) W60 H85
情報
活動的なショートヘアを好み、髪は染めていない
顔立ちは子供じみて化粧っ気もないが、身体は成熟している
女らしくしたいが、それを恥ずかしく思っている模様
某有名大学に通う女子生徒であり、私の通うスイミングスクールの生徒
運動の資質は高くはないが、何より身体を動かすのが好きらしい
現在小学校時代からの付き合いの男(B)とルームシェアをしている
お互いに意識しているらしい↓↓↓↓開始↓↓↓↓
3月6日
ある程度情報が集まったので行動を開始してみることにした

以前より簡単な挨拶を交わす中だったので、食事には簡単に誘えた
少量のアルコールを飲ませて、話の潤滑油にするつもりが始めてのアルコールだったらしく倒れてしまった
その日は家まで送り届けることにした
対応してくれた少年、Bがルームシェアの相手なのだろう
後々の為にマイとはしたしいフリをしておく
3月11日
前回のこともあり、あっさりと食事の誘いに乗ってくれた
今回は飲み方に注意しながら食事をすることに
話の中心は大学の話だった
周りの女性と自分との違いに悩んでいるようだった
その端々にはBに良く見られたいという思いが滲んでいた
3月19日
最近では毎日のようにマイからメールが届く
以前の酒の席で少々ファッションについて触れたのが気になったようで
色々と話を聞いてくる
4月3日
スイミングスクールの後は二人で食事するのが習慣になりつつある
最近の話の内容は、どうやらBがとある女性からアプローチを受けているという話らしい
その女性は自分とはまるで反対の女性らしい女性なのだと言う
もちろん知っている、私が命令してBに近づくように言ったのだから
以前に調教した、大学勤務の司書のことだ
4月6日
いつもの酒の席で、マイは私に
「私って魅力ないですか?」と尋ねてきた
答えを後に回して、理由を尋ねたところやはりBについてだった
司書の女性と仲良くしているのを大学でも見かけたらしい
その日は、泣きながら話す彼女を抱きしめた
直接触れて解るが、やはり素晴らしい身体をしている
早くこれを好きにしたいと気がはやったBに近づくように命じた司書(以下C)に久しぶりに調教をほどこしながら報告を聞く
鞭を打ちながら話を聞くに「うじうじとして女々しい童貞」というのが彼女の感想であった
とりあえず、しばらく親しくするまでに留めるように命じる
その日は二回セックスをしてやった
4月8日
偶然を装い、学生の多い区画でマイに声をかける
その後は喫茶店などで会話をして帰宅
これを何度か繰り返す
4月20日
マイには年上の彼氏がいる、そのような噂が流れているらしい
思い通りにことが運びつつある
CにBに対する強めのアプローチを命じる
4月22日
酒の席でマイから愚痴を聞かされた
どうやら偶然アプローチの瞬間を目撃してしまったらしい
帰りたくないというのでホテルに向かう
本心を見極めるに自分の性的魅力に疑問を覚えているようであった
優しい言葉をかけながらキスをしてみた
どうやら「女らしい」という言葉に強く惹かれるらしい
予定より早いが、酒の勢いを持ち初セックスに望む
やはり処女であった、運動好きの為やや硬かったがこれからどうにかしていこう
前戯を念入りに繰り返し、数回絶頂に導くことに成功したが
やはり破瓜は痛いのか、涙を流していたが
セックスは気持ち良いもの、という意識は刷り込ませることに成功
4月23日
ホテルで目が醒めると、まだマイは寝ていた
足早にトイレに向かい、Cに電話をする
アプローチシーンを見られた罰としてバイブを入れたまま勤務を命じる
一時間後とに画像の送信も
電話を終えてトイレから出ると、ちょうどマイも目を覚ましていた
私の顔を見たとたんに、耳まで真っ赤になり隠れてしまった
優しい言葉をかけると、照れながらも笑っていた実に可愛らしい笑顔だった
その日は私のマンションの一つに移動して、日中に二人で抱き合って過ごした
既に恋人気分なのかも知れない
「そろそろ帰らなくては?」というと一瞬Bを思い出したのか暗い表情をしていた
その日はそれで家に帰した
気付けばケイタイにメールが溜まっていてCからのメールがきっかり一時間ごとの着ていた
とりあえず呼び出して、セックスをしておいた
激しい絶頂を迎えていたマイの頼みで、ファッションや化粧について教える
と、言っても店に連れていくくらいだが
マイは見違えるほど美人になった
いつものジーパンシャツの格好から、童顔意識した可愛らしいミニスカート基本の服にして薄いメイクをしただけであったが
本人すら驚くほど変わっていた
その日はキスと軽い愛撫だけで終える
4月27日
BはCのアプローチに翻弄され、マイの変化に気付いていないようだった
マイは既にBに対する思いが薄れつつあるのか、話題に上らなくなっていた
5月1日
CにBに対してキス以上セックス未満のアプローチを開始させる
マイは、まだ性器に破瓜の違和感があるようなので愛撫のみに勤める
しかし、敏感な体質らしくそれだけでも十文らしい
5月4日
メイクや服装を変えただけで、マイは構内や街中で声をかけられるようになったらしい
その事実に嬉しい反面、少々戸惑っているらしい
しかし既に私と恋人気分らしく「あなた以外にはなびかない」などと言っていた
今日は久しぶりにセックスをした
まだセックスで絶頂は無理らしい
5月19日
マイは随分と女性らしくなった
内面も短期間でかなり変わってきていた
以前は、童顔な自分を隠すように男勝りでいたが
今はロリ顔にあった、可愛らしい仕草をするようになっていた
既に短期間で2回告白を受けたらしい
あの胸に顔では仕方ないだろう
BはCに夢中らしい、最近は会話もほとんどなくなったらしい
Cからは「いつまで相手をすれば良いんですか?」かとウンザリした声で電話が来た
仕方ないので、久しぶりに調教してやることにした
マイは私とのセックスで絶頂をするようになった
性欲が強いらしく、最近では自分からねだるようになった
フェラを仕込み出した、覚えが良い
胸も使わせるように仕込まなくては
5月27日
時間が出来たので、マイに数日泊り込みで快感を教え込むことにする
既に快楽に貪欲になっていたので、二つ返事でオーケーされた
酒の勢いで露出まで出来たのは嬉しい誤算だ
公園でフェラをさせたところ、普段以上に興奮しているようすだった
6月1日
ゆっくりと調教にシフトさせる
朝に電話でオナニーをさせ、命令メールを送りその内容を写メで送らせることに
最初は構内のトイレでオナニーだったが、無事達成できた
BはCの手コキに夢中らしい
6月2日
久しぶりにCと出かける
温泉で男湯に入らせ、ソープ嬢の真似事をさせた
6月5日
朝からマイとセックスをする
既に、自分から腰を振るようになった
良い傾向だ
6月13日
マイにノーパンでデートさせた
視線にかなり感じていた
その日は気絶するまで絶頂させてみた
かなり私に依存しているらしい
どうやら新しい自分を切り開いてくれた人、と見ているらしい
これならもう少し激しくても良いだろう
夏を前に露出とSMをこなした
自然とマイは私をご主人様と呼ぶようになった
胸は成長しているらしく、最近周りから視線が更に強くなったと言っていた
最近では大学にバイブを挿入していかせている
マイは私に言わないが、電車では何度か痴漢にあい、最近では自ら痴漢に身体を弄らせているようだ
多人数プレイも問題なさそうだ
BはCにフェラをして貰いたがっているらしいが、巧みにかわされている
7月1日
縛ったマイを一日中犯してみた
これの反応如何でこれからの方針を変えようと思っていたが
問題なしだった、その日は犬のように私に懐いてきた
7月2日
深夜、マイに薄いキャミソールのみでコンビニにコンドームを買いにいかせたところ
大学の知人に遭遇してしまった
調度首輪もしていたので、もしかしたら噂が広がるかも知れない
7月3日
案の定広がった
マイはMでご主人様がいるらしいと
お仕置きとしてマイが苦手な浣腸を施してやる
7月6日
マイとしばらく連絡を絶つ
CにもBに対する接触を絶たせる
このときはいつもワクワクする
7月15日
予想通りことは運んだらしい
お互いに欲求が溜まり、久しぶりの二人きり
以前の思いがあったマイ、気付けば綺麗になってた同居人にBは
二人でセックスをしたらしい
しかし、Bは直ぐに果ててしまいまったく楽しめなかったらしい
マイに俺の存在を改めて認識させることに成功する
これから夏に徹底的に調教をすることに
CにはBにそっけない態度を取らせることにテーマは夏でいかに変われるか道具をマイ用にそろえるために買いにいかせた
服装は、マイクロミニのセーラー服
バイブやベルトなどを買わせることに
案の定年齢を聞かれたマイは私の命令どおり学生証を出していた
夏祭りの日、伝統にのっとってマイには下着なしで参加させた
バイブは入れたまま
内股で喘ぐマイは数人の男性に声をかけられていた
花火のときはフェラをさせた
かなりの人数に見られたが問題なし
海に向けて肉体の改造を施すことに
私の所有物の証として、乳首にピアス、クリにもピアス
そして下腹部には、漢字で奴隷と刺青を入れさせた
少々マイに飽きてきたのでアクセントとして、髪を金色に染めさせ
服装も可愛らしいものから露出の激しいものに返させた
足のつけねギリギリのホットパンツに、ノースリーブのシャツを着せて電車に乗せたが
視線は十分集まっていた
刺青、ピアスは安定したのでお披露目として温泉に向かう
混浴に放置してみたところ、大量に中だしされて帰ってきた
妊娠したら面白い
久しぶりにマイをBのいる部屋に帰らせる、本人は嫌がっていたが私も付き添う
でっちあげで部屋に泊まることにして、Bが隣にいるのにマイを犯した
自分のされてることを実況しながらアナルまで犯した
次の日にルームシェアを解消させた
Bは失意に項垂れていた
Cに命令の終わりを告げたが
「最後に一発かましたいんです」というので許可する
ついでにCとマイを初対面させる
マイは驚いていたがCの身体にほどこされた、自分以上の改造を目にして
Cに尊敬を抱くようになった
マイにはBに無理矢理迫られていたと言っておく
CはBを呼び出し、娼婦の様な格好をして私の知人に彼氏役をさせ見せ付けていた
Bに「今オナニーしたら手くらいでしてあげる」と言っていたが
Bが本気でオナニー始めたのをみて、若干惹いていた
マイはそれを皆がら私に犯されていた
もう興味はないようだったマイとCに犬の格好をさせて散歩をしてやった
多くの人に見られ二匹は歩きながら絶頂していた
海に向かった
二人にはマイクロビキニを渡したところ浜辺の視線が集まっていた
昼間からパラソル下でダブルフェラをさせた
夜には二人に全裸で買い物にいかせた
暇があると二人でレズをして快感を貪るようになった
既にメスだ
双頭バイブをいれ縛り放置したところ
一日中腰を振っていた
二人に、ネットで募集した20人相手に耐久セックスをさせ
その映像を戯れでBに送ったところBは実家に戻ったらしい
二人の乳首とクリトリスを互いに糸で結ばせ
バイブを入れたままとあるイベント会場で、躍らせたところ
ネットで有名人になってしまった
二人に飽きてきたので、貸し出し専門にしつつある
マイは妊娠し始めたのでまた使う予定あり
Cに使い道ないと伝えた頃、犬相手にセックスをしだしたの
もう少し置いてやることに決めた
しかし、また新しいターゲットを見つけたので、潮時と感じる
最近では二人にフリーセックスを命じている
マイはキャンパスでは有名な肉便器になっているらしい
Cは私に飽きられないようにとあるAV会社のマニアック専門女優になったらしい
また使う予定はないが

【寝取られ】突然の海外赴任【NTR】

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親子3人幸せに暮らしていた私に、突然の海外赴任の話が持ち上がったのは今から4年ほど前でした。

妻と何日も話し合いましたが、赴任先が地球の裏側と遠い事や期間が1年と短い事、娘の学校の事や、娘が幼稚園に行き出してから、妻が以前勤めていた同じ銀行の比較的近い所に有る支店にパートとして雇ってもらえた事などを考えて、ついて行きたいと言って譲らない妻を説得して、単身で赴任するという私の意見を押し通しました。

最初、1年ぐらい頼むと言われていた赴任でしたが結局半年延び、ようやく帰国出来たのは、私が43歳、妻智子38歳、結婚5年目にやっと授かった娘、理香が8歳になった初夏でした。
空港に着いて、当座必要な身の回りの物を詰め込んだスーツケースを受け取って出ると、そこには家族や知り合いの人を迎に来た、大勢の人達でごった返していましたが、私を迎に来た者は誰もいません。

それもその筈、海外赴任が終った事や、私が今日帰国する事を、妻や身内には誰にも知らせていないのです。
それは、私が赴任して7ヶ月ほど経った頃にかかってきた、私の母からの一本の電話から始まりました。
「おまえ、一度帰ってこられないのか?休暇ぐらいは有るのだろ?」
「それは無理だ。ここは地球の裏側だぞ。日本までどれだけかかると思っているんだ?お金だってかかる。」
「旅費なら私が出すから。」

「お袋、だうした?何か有ったのか?」

母の話によると、1ヶ月ほど前から妻の行動が変わったと言うのです。
残業だと言っては、帰りの遅い日が何日も有り、先週の土曜日は休日出勤になったと言って娘を預け、その後、友達の相談に乗っていて遅くなったから泊めてもらうと電話が有り、娘を迎に来たのは日曜の昼近くだったそうです。
「智子と喧嘩でもしたのか?それとも理香を預かるのが疲れるのか?」
「いや、智子さんは良くしてくれるし、理香ちゃんを預かれる事は嬉しいよ。」
「もうやめておけ。お前の思い過ごしだ。」
その時、後ろから父の声が聞こえ、電話は切られてしまいました。

母が何を言いたかったのかは、想像がつきましたが、その様な事は私にはとても信じられる事では有りませんでした。
妻の両親は、妻が小学生の時に離婚し、それも父親の暴力が原因だったので、怖い思いをした記憶が残り、母親と姉の女だけの家庭で育ち、女子高、女子短大と進んだ妻は、男性恐怖症とまでは行きませんが、男性には人一倍慎重でした。

会社の隣に有った銀行の窓口に座っていた妻の、制服を着ていなければ高校生でも通りそうな、童顔で可愛い顔と、それとは反比例するかのように制服を持ち上げている胸のギャップに惹かれて交際を申し込んだのですが、なかなかデートに応じてもらえず、今のように携帯も無かったので、半年以上手紙の交換が続きました。

手紙の内容では私に好意を持ってくれているようだったのですが、初めてデートを承諾してくれたのは半年以上経ってからで、その時も私の横ではなくて、少し後ろを歩いていたのを思い出します。
2人で逢う様になってからは、見掛けだけではなくて、妻の真面目で可愛い性格に惚れ、結婚後も妻の真面目で誠実な面は変わる事が有りませんでした。
その妻が浮気をする事など想像も出来ません。
何より、妻が私を愛してくれているという自負が有りました。
赴任する前日の夜に妻を抱いた後、
「絶対に浮気はしないでね。もしも浮気したら離婚します。いいえ、あなたと相手を殺しに行きます。私は何があってもあなたを裏切る事は無いから。あなたも我慢してね。」

そう言っていたのは妻でした。
その様な訳で、その時は母の話しを一笑に伏し、あまり気にもしませんでした。

私達夫婦には、家のローンを1年でも早く返し終わろうという目標がありました。
土地は、親から貰ったので、私の退職金まで充てにしなくても良いと思っていましたが、結局凝った作りにしてしまった為に予定以上にお金がかかり、退職金の一部も充てにしなければならなくなってしまいました。
しかし、娘に老後を見てもらう事は考えず、退職金は、全て残そうという事になり、妻も勤めに出たのです。
その様な訳で海外赴任に伴う色々な手当ても使わずに、出来る限り節約に心掛けていたので日本に帰る事もしないで、電話も極力控えてEメールで我慢していました。
母からの電話から数週間経った頃、私の様に単身赴任して来ている関連会社の仲間達から、女を買いに行こうと誘われましたが断りました。
決して日本人の海外買春問題を考えるような大それた理由ではなくて、妻を裏切る事が嫌だったのです。

しかし、その様な理由で断るのは、男として情け無い様な風潮が有ったので、家のローンを理由にしたのですが、日本とは違って5千円も有れば充分楽しめると強く誘われて、その様な事から遠ざかっていた私は少し迷いながらも、結局断ったのでした。

1人で宿舎に戻って妻の事を考えていた時、忘れかかっていた母の電話を思い出しました。
結婚して何年かは妻から求める事など有りませんでしたが、娘が生まれてからは徐々に積極的になり出し、妻から求めて来る事も珍しくなくなり、海外赴任が決まった頃には、普段の大人しい感じの妻からは、誰も想像も出来ないほどセックスを楽しむ様になっていました。

以前使おうとした時には嫌がって、そんな物を使ったら離婚するとまで言われ、決して使わせてもらえなかった玩具なども、その頃には、一応最初は嫌がる素振りを見せるものの口だけで、いざ使い出せば、それだけで何度も気を遣るほど感じていました。

そんな妻を思い出していると、私が我慢している様に、妻も我慢しているはずだと思いながらも、少し不安になり出し、妻に限って浮気など無いと自分に言い聞かせながらも、海外に電話などした事の無かった母が、苦労して電話をかけてきた事が気になりました。

それでも赴任から1年が過ぎた頃には、考えたところでこれだけ離れていてはどうにもならないので、妻を信じる事にしようと思ったのですが、そんな時に母からまた電話がかかり。

「まだ帰して貰えそうもないのか?社長に頼んで1日でも早く帰らせてもらってくれよ。」
「どうした?また智子の様子が可笑しいとでも言いたいのか?」

母の話では、あれから妻の服装が徐々に派手になり始め、次第に化粧も濃くなり、髪も明るい栗色にして、見た目5歳は若くなったと言うのです。
その上、残業だと言って帰りが遅い日も増え、土日も休日出勤だとか、娘の役員会だとか言って、子供を預けて外出する事が増え出し、最近では泊まりの慰安旅行が有ったり、友達の相談に乗っていて帰れないから子供を頼むと電話して来て、朝帰りした事も何度か有るそうです。

それからの私は、流石に妻の浮気を疑い、会えないだけに身を切られる様な思いをしていました。
電話で問いただしたい気持ちも有りましたが、浮気ではなかった時の妻の気持ちや、母が告げ口をしたと知った時の、妻と母との関係を考えると出来ません。
間違いだった時は、妻の気持ちを逆に裏切った形になってしまいます。

そうかと言って、このままの気持ちでは笑って妻に逢えないと思い、この様な帰国になってしまったのです。
乗り継ぎの時以外は、ほとんど眠っていて、日本に着いたのは朝だったので大した時差ぼけも無く、空港を出るとレンタカーを借り、赴任する時に携帯を解約していたので新しい携帯を買いました。

会社の方は今日を入れて四日間、来週の月曜までは出社しなくても良かったのですが、万が一自宅に電話でもされて帰国した事が妻にばれない様に、会社に帰国の挨拶に行って、連絡は全て携帯にしてもらうように頼んで来ました。

***

その日の4時前には、妻の勤めている銀行の近くに行き、車を止めて見張っていると、5時を少し過ぎた頃に銀行から出てきた妻は、すぐ近くのバス停で立っています。

確かに一瞬、妻に似ているが妻だろうかと戸惑ったほど、若い時からずっと肩位までだった髪を肩甲骨よりも長く伸ばし、色も栗色に染め、眉も細くし、アイシャドーも濃く、唇には濡れたようなピンクのリップを塗っていて、1年半前よりも逆にかなり若返った様に見えますが、ただ服装は決して派手な事は無く、バスを待っている様子もおかしな素振りは有りません。

妻の心が離れてしまったかも知れないと少し疑っていた私は、今すぐ妻の前に飛び出して行き、今夜にでも妻の愛を確かめたくなってしまいましたが、そんな気持ちをぐっと我慢して、私の実家に先回りしました。

私の実家は我が家から200メートル程しか離れていません。
実家は兄夫婦が跡を継ぐ予定だったのですが、兄が遠くに転勤になってしまった為に、今は両親が二人だけで暮らしていて、近くにあった土地を貰って家を建てた私達が、面倒を看ています。
面倒を看ていると言っても妻が勤めに出だしてからは、娘の幼稚園バスまでの送り迎えや、学校に上がってからは学校が終ると、娘は実家に帰るという生活だったので、昼間の娘の世話はほとんど母や父がしてくれていて、こちらが面倒を見てもらっている状態でした。
娘もその様な生活に慣れてしまい、最近では1人で実家に泊まる事も珍しい事では無いそうです。

実家の見える所に車を止めていると暫らくして妻が入って行き、すぐに娘の手を引いて出て来ました。
「理香。」
思わず娘の名前を呼んでしまいましたが、離れていて2人には聞こえるはずは有りません。

今出て行けば娘を抱き締める事も出来るし、今夜は親子3人で楽しくすごせると思いましたが、今やめてしまっては、一生心の中で妻を疑って暮らさなければなりません。
私の気が済むまで調べて、何も無ければその方が良いのです。

妻の浮気を確かめたいのでは無くて、本当は妻の潔白を証明したいのだと自分に言い聞かせ、心を鬼にして我慢しました。

次の日も妻に疑わしい行動は無く、その夜ホテルに帰ると、

〔休みは後2日。時差ぼけはほとんど無いと言っても、疲れは有るのに明日も明後日も、俺はこんな事をするのか?
妻が2日間の内に何か行動を起こすという保証も無いし、仮に不可解な行動をとったとしても、素人の俺に上手く調べる事が出切るのだろうか?
何より、お袋とそれを聞いた俺の誤解かも知れない。〕

そう考えていると急に馬鹿馬鹿しくなってしまい、明日の朝は家に帰り、残り2日間ゆっくり過ごしてから、この事は追々問いただそうと決めて眠りにつきました。
朝になって我が家から近い駅に有るレンタカー屋に車を返し、2日も前に帰っていながら連絡もしないで、この様な事をしていた後ろめたさから、電話をして迎えを頼む事もせずに、後で車で取りに来ようと駅のロッカーにスーツケースを預けると、この事がばれた時の言い訳を考えながら、我が家に向かって歩いていました。

すると、その途中、向こうから妻が歩いて来るでは有りませんか。
妻は赤いシャツに白のミニスカートという、今まで見た事も無い様な格好だったので気付くのが遅れ、危うくニアミスになりそうだったのですが、慌てて私がコンビニに飛び込んだ事など、私が日本にいるとは夢にも思っていない妻は全く気付きませんでした。

私には、今にもパンティーが見えそうなぐらい短いスカートが気になって仕方が有りません。
何故なら、妻は若い頃から普通のミニスカートでさえ、穿いていた事が一度も無かったからです。
私は雑誌で顔を隠しながら、妻が通り過ぎるのを待って後をつけると、妻は駅に行き、切符を買って改札を通って行きます。
ホームに通じる階段を上って行く時には、前を歩く男達の視線は全員、妻のお尻に向けられていました。
妻はバッグを後ろ手に持って隠しているつもりでしょうが、歩く度にバッグが左右に揺れるので、私よりも近くを歩いている男達にはパンティーが時々見えているのかも知れません。
おまけに、そのミニスカートはタイト気味な為に、お尻の形や恐らく白で有ろうパンティーの形まで、はっきりと分かってしまうのです。
こんな気持ちで尾行している私でさえ、相手が妻にも関わらず男のスケベ心が出てしまい、視線はお尻や白くムッチリとした太腿に行ってしまいます。

私が乗った時はドアが閉まる直前だったので妻と同じ車両になってしまい、少し離れているとは言っても平日とは違い、比較的空いていたので見つからないか心配しましたが、妻は私に気付くどころか車両の隅の方に行って、ずっと顔を隠す様に俯いていました。

妻が降りたのは、銀行に一番近い駅だったので、やはり休日出勤かとも思いましたが、私の家からでは、バスの方が遥かに便利が良く、バスなら定期券も持っている筈で、わざわざお金を払って電車に乗る事は考えられませんでした。

妻が駅のトイレに入って行ったので、私は少し離れた柱の陰で待ったのですが、今まで、妻を見失わない様に、妻に見つからない様に必死だった私の気持ちに余裕が生まれると、この1年半の間に妻に何が起こったのか、どの様な心境の変化でこの様な姿で人前に出られる様になったのか、不安で押し潰されそうです。

妻は、人一倍他人の目を気にする方で、私は色気も有って丁度良い太さだと思っているムッチリとした太腿や、私が自慢の豊満な胸でさえも、妻にしてみればコンプレックスのほか何者でも無く、出来る限りその事を気付かれない様な服を選んで着ていました。
娘を連れて海水浴に行った時も水着になる事を嫌がり、1人日傘を差して浜辺に座って見ていました。

その妻が、ワンサイズ小さいのを買ってしまったのかと思える様な、今にも胸のボタンが弾け飛びそうなシャツを着ていて、しかもそのシャツは人目を引く赤なのです。
若い人達でも余り穿いていないような、今にもパンティーが見えそうなほど短いスカートを、子供のいる38歳の妻が穿き、コンプレックスだった太腿を人目にさらしているのです。

当然この様な姿を近所の人達にも見られているのでしょうが、以前の妻なら、死ぬほど恥ずかしい事だったに違い有りません。
暫らくして、トイレから出て来た妻はサングラスをしていました。

妻が私の方に向かって歩いてきたので、私は柱に隠れてやり過ごしたのですが、歩く度に片方ずつお尻がスカートに張り付いた様な状態になり、穿いているパンティーが、男子の水泳選手が穿く水着の様な、超ビキニの物だと分かりました。

妻がトイレで穿き替えて来たのかとも思いましたが、階段を上がって行く時に、はっきりと下着の形が分かったと言うのは私の思い違いで、私の距離からでは下のラインしか分からず、私が知る限りではこの様な下着は持っていなかった為に、勝手に上のラインを想像して、頭の中で作ってしまったのかも知れません。

どちらにしても、これでは前の黒い翳りは隠し切れずに、パンティーから、はみ出てしまっている事でしょう。
この様なパンティーを穿いている事からも、妻に何か有ると確信した私は絶望感を覚えましたが、何とか尾行を続行すると、やはり妻は銀行には向かわずに、駅を挟んで銀行とは逆方向に歩き出し、私は隠れながら後をつけたのですが、他人から見れば、ストーカーと間違えられないか心配でした。

暫らく後を付けて行くと、妻は4階建ての部屋数が16ほどの小さなアパートに入って行ったので、私も入って行こうとしたのですが、入り口がオートロックになっていて入る事が出来ません。
ここまで不審な行動が重なると、否が応でも事実を受け止めなければならなくなった私は、貧血をおこしそうになり、その場に座り込んでしまいました。

すると、サングラスをかけてヘッドフォンをした坊主頭の若者が、頭でリズムをとりながら出て来て。
「おっさん、大丈夫か?救急車いるか?」

言葉使いは無茶苦茶ですが、それでもしゃがんで私と同じ目線で話してくれ、親切な若者だと感じたので。

「ありがとう。それよりも今入って行った女の事を知らないか?
今日初めて会ったとか、よく見掛けるとか、どこの部屋に行ったとか。」

「おっさんは刑事か?
そんな訳ないよな。張り込みで蒼い顔をして座り込んでしまう刑事なんて聞いた事がない。
それとも探偵?その顔だとそれも無いな。
どっちにしても俺は他人のごたごたに巻き込まれるのは嫌だから。じゃあな。」

私に背を向けて、手を何度か振って去って行こうとする若者に、1万円札を出して。
「これで何とか頼む。」

振り向いた若者は。
「ウワー。そんな必殺技を出されたら断れないな。ここでは話し辛いから向かいの喫茶店にでも行くか?」

喫茶店に入って話を聞くと、妻とは以前からよく階段ですれ違うと教えてくれました。
「どこの部屋に入って行くか分からないか?」

「俺の丁度真下に住んでいる、1人暮らしの親父の所さ。ここから見えるだろ?2階の一番右端の部屋さ。俺が301だから201。」

「いくつ位の男だ?」

「親父の歳は分かり難いからな。おっさんの少し上ぐらいじゃ無いのか?普段やあの女が来る時は、きちんと7、3分けにしているが、あの女が来ない休みの時は髪もぼさぼさで、昼間でもパジャマのまま新聞を取りに来る、冴えない親父さ。」

若者が指差した郵便受けをみると、201号室の所に稲垣と貼って有りました。
建物から見ても、おそらく独身の1人暮らしか単身赴任者が借りるアパートの様で、部屋番号の所に名前が貼ってあるのは稲垣だけです。
「あの親父は見栄っ張りなのか、高い車に乗ってやがる。俺ならそんな金が有ったら、もっと広いアパートに引っ越すよ。どちらにしてもあの女と親父は普通の関係では無いな。女はいつもサングラスをしていて、俺とすれ違う時は必ず俯いているし、2人で出掛ける時は決まって親父が先に出て、あたりをキョロキョロ見渡してから女が出てくる。女もそうだが、あの親父も女と一緒の時は夜でも必ずサングラスをしていて、車に乗り込むまでは外さない。まあ、よく有る不倫の関係というやつかな。」

私の顔が見る見る蒼ざめて行くのが自分でも分かりました。
私の動揺を察した若者は1万円札をテーブルに置くと、
「本当は、おっさんがあの女の旦那だろ?そんな血の気の引いた顔をされたら、可哀想でこれは貰えない。」

「ありがとう。でもこれは取っておいてくれ。また何か聞きに来るかも知れないから、その時は頼む。本当にありがとう。」

***

まだ若者と話していた時は、よかったのですが、彼が出て行った後1人になると足が震え出し、意識すればするほど、震えは大きくなってしまい止まりません。
怒り、悔しさ、絶望感。

水を飲んで落ち着こうと思うのですが、グラスを持つ手までが震えて水を溢しそうです。

私は、2階のあの部屋をずっと見詰めていましたが、中で行われている事を想像すると重機を借りてきてでも、今すぐこのアパート自体を壊して無くしてしまいたい衝動に駆られます。
頭の中では、透けた小さなパンティーだけを身に着けた妻が、男の物を美味しそうに嘗め回してから口に含んで、頭を前後に動かしている姿が浮かびます。
男が我慢出来なくなり、妻を押し倒して豊満な乳房にむしゃぶり付いている姿が浮かびます若者に頼んで、ドアの中に入れてもらえばよかったと悔やんでも、もうどこに行ったのか分かりません。
私は悔しさで、妻がいる部屋をずっと睨んでいましたが、前の道を携帯電話で話しながら歩いている人を見た時、妻の携帯に電話すれば良いのだと気付き、慌てて携帯を出しました。

しかし、そこには何も登録されておらず、スーツケースに手帳を入れてきてしまい、携帯番号が分かりません。
日本に着いてから暇な時間は沢山有ったので、妻の携帯番号ぐらいは入れておくべきでした。

今にして思えば、実家の電話番号は覚えているので、妻の携帯番号を聞くという手段も有りましたし、部屋番号は分かっていたので、オートロックのドアの横に付いているインターフォンで呼び出すという手段も有ったのですが、そんな事すら気付かないほど気が動転していたのです。

若者が出て行ってから1時間もすると我慢の限界が来て、2人のいる部屋をじっと見ているだけの自分が惨めに思え、家に帰って妻が帰ってきてから殴ってでも説明させようと思ったのですが、ここから離れる勇気が有りません。
スーツケースを預けたロッカーの有る駅まで戻り、妻に電話をしようと思っても、妻が男と愛を確かめ合っているので有ろう部屋が見える、この場所から離れる勇気が有りません。

その時、見詰めていた部屋からサングラスをかけた妻が出てきて、それに続いて出てきた男はドアに鍵を掛けています。
私は慌てて喫茶店を出ようとしましたが、こんな時に限って前のおばさんが財布の中の小銭を探していて、レジを済ませる事が出来ません。
「釣りはいらない。」
おばさんを押し退けるように喫茶店を出ると、2人は車に乗り込むところです。

エンジンが掛かったばかりの車の前に立ちはだかると、じっと助手席の妻を睨みました。
妻は最初、状況が飲み込めずにキョトンとしていましたが、私だと分かった瞬間、驚きで顔が引き攣り、声も出せずに私を見ています。
私は怒りから両手を思い切りボンネットに打ち据えると、ボンネットは少しへこみましたが、興奮からか手に痛みは感じません。
状況の分からない男はサングラスを外し、怒った顔で左の運転席から降りて来て。
「何をする。警察を呼ぶぞ。」

私は何も言わずに思い切り男を殴ると、男はよろけてボンネットに手を付き、私を精神異常者とでも思ったのか、殴られた左頬を手で押えたまま、脅えた目をして固まってしまっています。

妻への怒りが大き過ぎて自分の中で処理し切れずに、妻を引き摺り出して殴りたい気持ちを通り越し、逆に冷静になっていく自分が不思議でした。
今私が何か言ったり行動を起こしたりするより、この後どう出るか任せた方が返って2人は困るのではないかと思い、その場を黙って立ち去ると大通りに出て、タクシーを捕まえて乗り込みました。
いつもの習慣で私のキーホルダーに付けたまま、赴任先まで持って行ってしまった家のスペアキーが、駅のロッカーに預けたスーツケースに入っているのを思い出し、途中駅に寄ってもらってから我が家に帰り、私が最初にした事は妻の服や下着を調べる事でした。

私がすぐには帰って来られない様な遠い所にいて、他にここを開ける者がいないので安心し切っていたのか、クローゼットの中には私が見た事も無い、これをあの妻が着るのかと唖然とする様な、豹柄などの派手な服が普通に掛けて有り、ミニスカートも数着有りました。

それらは、色や柄が派手な物だけではなく、身体の線がはっきり出てしまう様なニットで出来たミニのワンピースなど、色は地味でもデザインが派手な物も有ります。
次に下着を探すと、普通の下着が入っているすぐ下の引き出しに、私がいた時には持っていなかった、色取り取りなセクシーで高価そうな下着が有りました。

しかし、もう1段下の引き出しの中を見た時、私は絶句しました。

そこには普通の下着売り場には、絶対に売っていない様な、セクシーと言うよりは卑猥な下着ばかりが入っていたのです。
いいえ、それらは下着としての機能を果たさない、下着とは呼べない様な物がほとんどなのです。
これをあの妻が身に着け、あの男に見せていたのかと思うと悔しくて涙が出そうです。

私は、それらの下着を手に取り、ぼんやりと見詰めながら落ち込んでいましたが、今は弱気に成っている場合では有りません。

下着を元に戻してから2個のバケツにお風呂で水を汲み、それを玄関の上がり口に置いて居間で待っていると、それから3、40分経った頃に家の前で車が止まりました。
気付かれない様に半身になって窓から見ていると、運転席からあの男が降りて来たのですが、妻は降りて来ようとはしません。

すると男が助手席のドアを開けて妻に何か話し、ようやく降りてきた妻はハンカチで涙を拭いながら、近所の人に見られるのが嫌なのか、小走りで玄関に向かいました。
帰って来るのに時間が掛かったのは、きっと口裏合わせでもしていたのでしょう。

私は玄関に先回りをして、水の入ったバケツを構えているとチャイムが鳴りましたが、返事もせずに無視しました。
すると次の瞬間ドアが開いて妻が入って来たので、持っていたバケツの水を頭から勢いよくかけて次のバケツを持ち、続いて入って来た男には、頭を狙ってバケツごと投げ付けましたが、男は咄嗟に手で防いだのでバケツは当たりませんでした。
それでも頭から水を被ったので2人共びしょ濡れです。

「智子だったのか。まさかおまえが、この家に帰って来られるとは思わなかったので、泥棒でも来たのかと思ったよ。
いくら嘘つきで人を裏切る事が平気な女でも、2度とこの家には帰って来られないと思っていたが、夫や娘、世話になった親を平然と裏切る事の出来る女は、流石に図々しさが違うな。身の回りの物でも取りに来たのか?」

「あなた、ごめんなさい。違うのです。誤解なのです。」

妻が水浸しの土間に泣き崩れると、男も慌ててその場に土下座して。

「ご主人には要らぬ誤解を招く行動をとってしまい、本当に悪かったと反省しています。
今日は休日出勤だったのですが、私が昨夜から熱っぽかったので起きられずに、携帯が鳴っているのにも気付かずに寝ていたので、部下が心配して出勤前の奥様に、様子を見て来て欲しいと電話をしたらしいのです。
昨夜から食欲が無くて何も食べていなかったので、ファミレスに付き合ってもらってから出勤しようと車に乗った所にご主人が・・・・・・・・。」

この男はべらべらと言い訳を並べていましたが、妻は、泣きじゃくっていて、何も話す事が出来ずにただ土下座していました。
私は、その場に胡坐を掻き、返事もしないでただ煙草を吸っていましたが、この男のいい訳に腹が立ち、私がいない間、何度も妻が行っていた事を知っていると言おうかとも思いましたが、相手に嘘を言わせておいた方が、その嘘を指摘する事で他の事も聞き出し易くなると考えて、あえて何も言わずに黙ってキッチンに行くと包丁を持って来ました。

「申し遅れましたが、私は支店長の稲垣と申します。奥様には大変お世話に・・・・・。」
その時少し顔を上げた稲垣は、私が包丁を持っている事に気が付き、
「ご主人、本当です。誤解を招いた事は謝ります。これは誤解なんです。本当です。そんな物は置いて下さい。」

その言葉で顔を上げた妻も包丁に気付き、
「やめて?。許して?。ごめんなさい。ごめんなさい。」

私の足に縋ろうとした妻を思い切り蹴飛ばしたのを見て、支店長は謝りながら飛び出して行きました。
支店長の言い訳に腹がたち、少し黙らせる為の脅しに持って来た包丁ですが、逃げなければ刺していたかも知れません。

***

どうしてあんなに誠実だった妻が、この様な事に成ってしまったのか皆目見当も付きません。
単身赴任の間に妻が不倫。
世間ではよく有る話かも知れませんが、私の妻に限って、その様な事が有る筈は無いと思っていました。
遊び好きな妻ならまだしも、あの真面目な妻に限って、その様な事とは無縁の筈でした。
しかしこれは、浮気された夫は皆思う事なのか?

そうだとすれば妻の不倫も、世間でよく有る普通の不倫で特別なものでは無い。
私は未だに信じられずに、どこかで、何かの間違いだという微かな期待も持ってしまいますが、不倫が事実だとしても、世間でよく聞く不倫では無くて、妻には何かもっと重大な訳が有ったに違いないと思ってしまいます。
何か特別な理由が有る筈だと思いたくて、全て知らなければ今後の事を決められません。

これも皆思う事で、私の妻だけに特別な理由は無いのかもしれませんが。
泣きじゃくる妻を残して実家に行くと、母は驚き、嬉しそうな顔をしましたが、
娘を暫らく預かって欲しいと頼むと、只ならぬ私の態度に妻の事だと察した母は、目に涙を溜めて頷きました。

1人で海外にいて愛に飢えているのに、妻を抱き締められなくなった私は、せめて娘だけでも抱き締めたいと思う感情を殺して、父と出掛けているという娘には、まだ私が帰って来た事は言わないで欲しいと頼みました。

娘に今の妻の見せなくても良い分、父と母が近くにいてくれた事を、これ程感謝した事は有りません。
家に戻っても妻は濡れた土間で、びしょ濡れのまま泣いていました。
私にすれば泣いている事自体許せずに、何も話す気が起きません。
何故なら、泣きたいのは私なのです。

狂ってしまったのではないかと思うほど、ただ泣き続けていた妻も翌日には少し落ち着きを取り戻したのですが、私が何か言う度に涙を堪える事が出来ずに、まともに話が出来ません。

夕方になり、そんな妻が涙声で。
「あなた、いつ帰って来られたのですか?」
「そんな事を聞いてどうする?帰って来る日さえ分かっていたら上手く隠し通して、こんな事にはならなかったと言いたいのか?」

「違います、誤解なんです。あなたには嫌な思いをさせてしまいました。誤解されても仕方がないです。でも本当に誤解なんです。」

「誤解?派手な化粧。派手な服。ミニスカート。残業。休日出勤。泊まりで慰安旅行。友達の相談に乗っていたと言って、度重なる朝帰り。」
妻は、何か言ったのですが、泣いている上に小さな声なので聞き取れません。

「泣かずに本当の事を話せる様になったら呼びに来い。それまで何日でも実家に行っている。」
娘には、まだ不安を与えたく無かったので実家に行く気は有りませんでしたが、持ち帰ったスーツケースを持って出て行く振りをすると。

「少し待って。私もどの様に説明したら良いのか分からないです。」

「どの様に説明?正直に事実を全て話せばいいだけだろ?他にも知っているぞ。おまえが絶えずあいつのアパートに入り浸っていた事も。それなのに奴は、いかにもおまえが初めて来たみたいに、何が心配した部下が電話しただ。」

妻は、更に大きな声で泣き出したので、
「泣いて誤魔化すな。30分待って泣き止まなかったら実家へ行く。実家へ行ったら、おまえがここを出て行くまで、もう絶対に帰って来ない。」

暫らく待っていても泣き止まない妻に腹がたち、立ち上がってスーツケースを持つと、妻は泣きながら、
「ごめんなさい。あと5分待って下さい。お願いします。」

そう言い残して、洗面所へ走って行きました。

[3471]刷り込み 8投稿者:○○○投稿日:2005/08/14(Sun)07:58

居間で待っていると顔を洗って入って来た妻は、黙って入り口に正座しています。
「何か話したらどうだ?」

「ごめんなさい。何からお話ししたら良いか分かりません。あなたから訊いてもらえませんか?」

「全て最初から順に話すと思っていたが、そうか。
俺が訊いてもいいのだな?
それなら訊くが、俺がいない間、毎日抱いて貰っていたのか?
あいつの物は大きかったか?
一度のセックスで何回ぐらい気を遣った?
あいつの物も毎回口に含んでやったのか?
尻の穴も舐めてやったか?
おまえの尻の穴も舐めてもらったか?
俺には許さなかった尻の穴にも入れてもらったのか?」

「そんな酷い事を言わないで。そんな事はしていません。身体の関係など有りません。本当です。本当です。」

「そんな酷い事をしていたのは誰だ?
身体の関係が無いなんて信用出来る訳が無いだろ。
俺は絶対に許さない。
おまえもあの男も必ず地獄に落としてやる。
どちらにしても俺達はもう駄目だ。
離婚するしかない。」

まだ考えてもいなかった離婚という言葉を言ってしまい、言ってしまった私自身、動揺してしまいました。

「離婚なんて言わないで。浮気なんてしていません。あなたを愛しています。」

「浮気ではない?浮気で無いなら本気という事か?」

「違います。あなたを愛しています。私が愛しているのは、あなただけです。」

「あいつに言われたのか?
何とかこの場は嘘をつき通して乗り切れと。
もう旦那など愛していなくても、愛していますと言ってやれば許してもらえると。
1年半も知らない土地にいて、どうせ愛に飢えているから、愛していますと言ってやれば泣いて喜ぶから、辛くても我慢して言ってやれと。
お気遣い頂きましてありがとうございました。」

また泣き出したのを見て玄関に向かうと、追い掛けて来た妻は私の足に縋り付き、
「そんな事は絶対に有りません。愛しているのはあなただけです。ごめんなさい。もう少し話だけでも聞いて下さい。」

また居間に戻ると、今度は近くに正座して、昔の事から順に話し出しました。

妻が短大を出て銀行に就職し、初めて配属になった支店に稲垣がいたそうです。
稲垣は、一流大学を出ていて、仕事も出来るのに偉ぶった素振りも無く、話し方もソフトだったので、女子行員に人気が有ったそうですが、歳も一回り上で既に結婚していた事も有り、妻にとっては恋愛対象ではなくて良き先輩でした。

銀行は、転勤が多く、転勤が仕事だと言う人もいるぐらいだそうですが、妻が私と結婚をして、娘が生まれるまで勤めていた別の支店で偶然また一緒になり、以前一緒の支店にいた事からお互い親近感を覚え、昼食が一緒になった時や飲み会の時などには、お互いの家庭の事などプライベートな事なども、何でも話せる間柄に成っていきました。

ここでは、2年弱しか重ならずに、稲垣が別の支店に転勤となったのですが、私が海外に赴任した翌月、妻がパートで働いていた支店に支店長として赴任して来て、三度一緒の職場で働く事になったそうです。

稲垣が歓迎会の席上で、今回が初めての単身赴任だと挨拶した事が気になったので、2次会でビールを注ぎに行った時に事情を聞くと、その時は、子供達の学校の関係だと説明されましたが、その後、妻がトイレにたった時に稲垣もついて来て、相談に乗ってもらいたい事が有るのでお開きの後、付き合って欲しいと小声で誘われたそうです。

他の者に誤解されない様に、一旦別れてから待ち合わせた喫茶店に行き、そこで妻は稲垣から、子供達の学校の事情だけでなく、奥さんの浮気が原因で離婚も考えていて、その為の別居の様なものだと打ち明けられました。

「それが可哀想で、身体を使って毎晩慰めてやっていたと言う事か。」

「違います。身体の関係は有りません。本当です。
色々愚痴を聞いてあげたり、相談に乗ってあげたりしていました。
でも、朝まで話しをしていただけなんて信じて貰えないですよね。
誤解されても仕方の無い軽率な行動でした。
あなたに嫌な思いをさせた事は、本当に申し訳無かったと反省しています。
私が愛しているのはあなただけです。
支店長に特別な感情は有りません。
どうか離婚だけは許して下さい。
あなたがいないのを良い事に、あなた以外の男性と2人だけで会っていた事の償いは、例え一生掛かってもさせて下さい。
お願いですから、離婚だけは許して下さい。」

私は拍手をしながら、
「大変良く出来ました。
どうせそれも、あの男にそう言えと言われたのだろ?
それともおまえが考えたのか?
そうだとしたら立派なものだ。
嘘のつけなかったおまえが、1年半でそこまで平然と嘘が言える様になったとしたら、余程毎日嘘ばかりついていて、嘘になれてしまい、嘘をつく事など平気な女になったと言う事だな。」

自分自身の保身も有るのでしょうが、妻の必死に話す姿を見ていると、余計に稲垣との只ならぬ繋がりを感じてしまいます。

完全に黒に近い行動をしておきながら、未だに関係を認めない事は自分への保身だけで無く、妻の稲垣を気遣う、稲垣に対しての普通では無い感情を感じてしまいます。
妻は、私と初めて関係を持った時に、痛がりはしましたが出血は有りませんでした。
スポーツなどで破れてしまい、初めての時に出血しない事も珍しくは無いと聞いた事が有りましたし、それ以外にも色々な理由で出血しない事は、よく有ると聞いていたので、私が初めての男だと言う妻の言葉を信じていましたが、実はそれも嘘で、初めての男は稲垣だったのではないかと勘ぐってしまいます。
処女と思わせる為にわざと痛がり、演技をしていたのではないかとさえ疑ってしまいます。
ただこれは、私と付き合う前の事なら許せますし、本来、許す許さないの問題では無いでしょう。
しかし、私が赴任中にずっと関係を持っていたとしたら、それは許す事など到底出来ません。

「残業だと嘘をついて、あいつと会っていたのだな?」
「はい。」

「休日出勤や役員会だと嘘をついて、あいつと会っていたのだな?」
「はい。」

「友達の相談に乗っていると言った友達とはあいつの事で、朝まであのアパートに2人だけでいたのだな」
「はい。」

「慰安旅行というのも嘘で、あいつと旅行に行ったのだな?」
「・・・・・・・・・。」

妻は、最初から小さな声で返事をしていましたが、この時は更に小さくなり、何を言っているのか聞き取れません。
「明日銀行に行って他の行員に聞けば、本当に慰安旅行が有ったかどうか分かるから、言いたくなければそれでいい。」

「それだけは許して下さい。銀行だけには行かないで下さい。支店長にも迷惑をかけてしまいます。どうか、それだけは許して下さい。」

この期に及んでもあの男を庇う事が許せず、銀行に行かれる事がそれ程嫌なら、逆に行ってやろうと思いました。

旅行について妻は、
「気晴らしに旅行にでも行きたいが、1人では余計に滅入ってしまうので付き合って欲しいと誘われ、2人で旅行に行きました。でも支店長に特別な感情は無いし、特別な関係では有りません。当然部屋も別々で身体の関係も有りません。今になって冷静に考えれば軽率な行動でした。疑われても仕方のない非常識な行動でした。ごめんなさい。許して下さい。」

「既婚者同士が隠れて旅行に行く関係が、特別な関係ではない?その上、何度もあのアパートに泊まっておきながら、旅行の時だけ部屋を別にしたのか?あいつがホモでも無い限り、そんな事を信用する奴なんていないだろ。なのにおまえは、それを俺に信じろと言うのか?おまえが逆の立場なら信じられるのか?」

男と女の間にも恋愛関係でなく、親身になって相談に乗ってやるような、友情だけの関係も存在するでしょう。
また、服の趣味も心境の変化で変わって行く事は考えられますが、妻の身形は変わり過ぎで、何か余程の事が無いとあれほどの変化は考え難いです。
何より、あれらの下着を持っている説明がつきません。

これだけの疑惑が有りながら、身体の関係は無いと言い張る妻の心理が分かりませんでした。
考えられるのは離婚の時の条件を少しでも良くすることか、離婚して稲垣と再婚した場合の生活を考えて、稲垣の銀行での地位を守っておきたいという事ぐらいです。
嘘をつき通したまま、私と結婚生活を維持して行く事は無理だと分かっていると思います。

残された道が有るとすれば、それは正直に全て話して謝罪し、何年掛かっても償っていく以外無いと思うのですが、妻はそれをせずに、稲垣と自分の保身に走っているとしか思えないのです。

もしかすると、この問題を何とか穏便に済ませ、暫らくしてから性格の不一致とか何とか他の理由を付けて、離婚を切り出すつもりかも知れないという思いまであり、1番肝心な身体の関係を未だに隠そうとする、妻の話しは何一つ信用する事が出来ませんでした。
私は、強気の態度に出ていますが、それとは裏腹に心の中は心配で仕方がないのです。
今まで幸せだった家庭が、壊れていくのが怖くて仕方がないのです。

妻はまた泣き出したので、
「もういい。俺は遠い所から帰って来て疲れている。勝手にいつまでも泣いて、この事から逃げていろ。俺は寝る。」
口では強がりを言っていましたが、この問題をどうしたら良いのか分からずに、眠る事など出来ません。

次の日、会社に行ったのですが、そんな事情を知らない上司は、私の疲れきった様子を見て、気候の違いや疲れから体調を崩しているものと思い込み、早く帰ってゆっくり休めと言ってくれたので銀行に急ぐと、着いた時は閉店間際でシャッターが閉まる直前でした。

銀行に飛び込んで、最初に目に入ったのは妻が書類を運んでいる姿です。
〔どうして智子がいる?まさか、あいつに逢いたいからなのか?それとも、携帯を取り上げたので、あいつと会って今後の事を相談をする為か?〕

私が出勤する時には出掛ける素振りも無く、何の用意もせずに時々思い出した様に、ただ泣いていたので当然仕事は休んでいて、こんな事になった以上、銀行を辞めるものだと思い込んでいた私は一瞬唖然としましたが、何とか気を取り直し、
「支店長にお会いしたいのですが。」

その言葉で妻が私に気付いて不安そうに立ち尽くしていると、一番奥のデスクにいた稲垣が、横目で妻を見ながら早足でこちらに歩いて来ました。

稲垣は、周囲の目を気にして口だけは平静を装っていましたが、表情は不安でいっぱいです。
「これは、これは、わざわざお越し頂きまして恐縮です。どうぞこちらに。」

本当は、その場で大きな声を出して罵倒したかったのですが、逆に私が名誉毀損で訴えられてもつまらないので、案内された応接室に入りました。
「こちらの銀行では社内不倫についてどの様なお考えをお持ちですか?」
「いや、それは、その・・・・・・・・・。」

「人妻の行員を朝までアパートに連れ込む。2人で旅行にまで行く。この様な行員がいたらどの様な処分をしてくれますか?」

すると稲垣はテーブルに両手をついて、
「ご主人には本当に申し訳ない事を致しました。
でも、本当に不倫なんかでは無いのです。
信じて頂けないでしょうが、身体の関係どころか手も握った事は有りません。本当です。
しかし奥様を付き合わせた責任は感じておりますので、大変失礼かと思いますが、誤解を与えた慰謝料という形で償わせて下さい。」

稲垣は、妻が上手く誤魔化してくれただろうと思っていたのか、アパートの事や旅行の話しをした時に、一瞬驚いた表情をしたのを見逃しませんでした。
この事で、今日は、まだ妻とは何も話し合っていないと感じた私は、鎌をかけてみる事にしました。

「誠実に対応すれば、穏便に済ませようと思って来たが、この期に及んでまだ嘘で塗り固めようとするのか?
分かった。おまえに誠意を期待していた俺が馬鹿だった。
こうなれば俺にも覚悟が有る。」

「すみません。しかし、そう言われましても本当に不倫などしてはいません。身体の関係なんて無いのです。」
私は両手でテーブルを叩いて立ち上がり、
「昨夜、女房が全て話したんだよ。アパートに行っては抱かれていたと。
旅行でも抱かれたと話したんだよ。もう名誉毀損も関係ない。
俺はどうなってもいい。
まずは手始めにここの行員達に、こんな支店長で良いのかと聞いてみる。」

私の言葉を聞き、稲垣は慌てて床に土下座して、
「すみませんでした。
正直に話したかったのですが、ご主人のお気持ちを考えると話せませんでした。
決して自分を守る為に話さなかったのでは有りません。
取り返しの付かない事をしてしまいました。
どうか許して下さい。」

「俺の気持ち?そんな事を考えられる人間なら最初からしないだろ?
ばれたからって、尤もらしい事を言うな。
自分を守る為に、何とか誤魔化そうと嘘ばかりついていて、いざばれたら俺の為に嘘をついていた?
何を食べれば、そんなに自分に都合の良い言い訳が、次から次へと言える様になれる?俺にも教えてくれ。」

私は、ずっと、この事実を知ろうともがいていましたが、いざ認められると私の全てが終ってしまった様なショックを受け、尻餅をつく様にソファーに座り込んでしまいました。

その時ドアがノックされたので、稲垣は慌ててソファーに座りました。
「支店長、ズボンの膝が汚れているぞ。」

床は、きれいに掃除されていたので汚れてはいなかったのですが、私が嫌がらせにそう言うと、慌てて膝を掃いながら、縋る様な目で私を見ています。
若い女子行員がお茶を置いて出て行くと、また床に土下座して、
「ご主人、どうかこの様な事は・・・・・・お願いします。」
「何を?」

何をお願いしたいのか分かっていても、私が素っ気無い返事をしたので、今度は額が床に擦りそうなほど頭を下げました。
「妻から全て聞いたが確認の為に、おまえにも同じ事を訊く。
妻と話が食い違わないように、よく思い出して答えろ。
ただ、気を付けて話した方がいいぞ。
俺にとって何よりも大事な家庭を壊された以上、もう何も怖い物は無い。」

「・・・・・・・・はい。」

「女房とはいつからの関係だ?」

「奥様にして頂いたのが、こちらに赴任して来て3ヶ月ほど経った頃で、結ばれたのはその一ケ月ほど後かと。」
して頂いたというのは何をして貰ったのか聞きたいのですが、妻が全て話したと言った手前聞けません。

「結ばれた?お互い既婚のくせに、独身の恋人同士の様な事を言うな。お前達のしていた事を美化するな。不法行為、不貞を犯していたのだろ。」

「すみません。言葉を間違えました。」

「まあいい、最初どちらから誘った?」

「私からです。」

妻が私を裏切った事に変わりは無いのに、この事は私の気持ちを少し楽にしました。
どちらが誘おうと、どちらの非が大きかろうと、妻が私を裏切って、私だけにしか開かない筈の身体を開き、私だけにしか見せない筈の顔を見せていたという事実は変わりません。

いいえ、私にも見せた事の無い顔を、この男には見せていたのかも知れません。
それでも、どちらが誘ったかという小さな事にも拘ってしまいます。
結局、私は、まだ妻に未練が有るのです。

「あいつはおまえのアパートに何回ぐらい泊まった?」
「月に1回ぐらいかと・・・・・・・。いえ、2回の月も有ったかも知れません。」

「旅行には何回行った。」

「すみません。2回行かせてもらいました。」

「それら全ての時に女房を抱いたのだな?」

「はい、申し訳無かったです。許して下さい。」

「謝るな。謝ったところで許す筈がないだろ?他の日も残業だと嘘を言って帰りが遅かった時は、女房を抱いていたのだな?」
「毎回では有りません。食事だけの時も有りましたし、私の帰りが予定よりも遅くなってしまい、ただ待たせてしまっただけで、電話して帰ってもらった事も有りましたから。」
「そんな細かな事を言うな。そんなのは数回だけだろ?毎回の様に抱いたのだろ?」
「はい、すみません。そのとおりです。」

自分で訊いておきながら吐き気を覚えてきますが、訊かずにはいられないのです。

本当は、どの様なセックスをしたのか気に成っていましたが、その事を訊くと、稲垣が腹の中で私を小さな男だと馬鹿にしないか気になり、それを訊く事はプライドが許しませんでした。
「女房を抱いたのは、旅行以外はおまえのアパートでだけか?」

「いいえ、私の車でラブホテルに行く事も有りました。」

やはり、どの様な行為をしていたのか気になり、その物ズバリは訊けなくても、それらしい事を訊いて、その事から想像出来ないかと迷っていた時。

「私からこの様なお願いが出切る立場では無いのですが、今夜お伺い致しますので、ここでこれ以上は許して下さい。」

ここに来る前は、稲垣を社会的に失墜させてやる事ばかり考えていましたが、色々聞き出している内に、私の知りたい欲求を満たす為には、それは今やらない方が得策だと思う様になり、
「分かった。家で待っているから6時に来い。ただ、今日はもう女房を連れて帰るぞ。文句は無いな?」

「勿論奥様の事は構いませんが、私の仕事が早くても7時迄は掛かりそうなので、6時にお伺いする事は無理かと・・・・・・。出来れば8時、せめて7時30分にして頂け無いでしょうか?」

「仕事?俺は仕事も手に付かない状態なのに仕事だ?俺の家庭を壊しておきながら、それよりも大事な仕事とはどの様な仕事だ?俺は頼んでいる訳でも、相談している訳でも無い。6時に来いと言ったのだ。俺に合わせる気が無いならもういい。やはり今から話そう。今のおまえの対応で、このまま2人だけでいると何かしてしまいそうだから、ここから出て皆のいる所で話そう。」

「すみませんでした。必ず6時にお伺い致します。」

「出来るのなら、最初からそう言え。今後は全て俺の都合に合わせろ。
俺は、おまえに合わせる気は無い。仕事中で有ろうが、夜中で有ろうが、俺が来いと言ったらすぐに来い。
嫌なら今後、話は全てここでしよう。
行員どうしの不倫だから、銀行事態にも何らかの責任は有る。
話し合いの場として、ここを貸してもらえる様に、俺が本店に行って直談判してもいい。」

「私が立場も考えずに、勝手な事を言いました。ご主人のご都合に合わせますから、どうか許して下さい。」
私は、妻と稲垣に打ち合わせをされるのが嫌で、妻を連れて一緒に銀行を出ました。

「久し振りに喫茶店にでも行くか?」
一瞬、妻は嬉しそうな顔をしましたが、すぐに俯いて黙って頷きました。
喫茶店では気まずい空気が流れ、何を話していいのか分からずに黙っていると妻が、
「あのー。支店長とは何をお話になったのですか?」

「おまえには関係ない。俺とあいつの話だ。」
「はい。ごめんなさい。」

妻には、稲垣と話した内容は勿論の事、今夜来る事さえ話しませんでした。
「そんな事より、どうして今日も銀行へ行った?あいつに逢いたいからか?あいつに今迄の様に逢えなくなると思うと不安になったか?俺の事が、愛する2人の仲を邪魔する悪魔に見えるだろ?」

「逢いたいだなんて、そんな事は絶対に有りません。あなたは仕事に行ったのに、あなたにこんな思いをさせてしまった私が、何もしないで家にいるのが悪い気がして。」

「俺に悪い?俺が今、あいつに会われる事が一番嫌だと分からないのか?
逆の立場になって考えた事は無いのか?
そうか、あいつに夢中のおまえに俺の気持ちなんて考える気も無いだろうし、考えたところで分かる訳が無いよな。
俺を思う気持ちが少しでも有れば、最初からこんな事はしないか。」

妻は、泣きそうになるのを堪えている様で、黙ったまま俯いてしまいました。
そんな妻を見ていると付き合いだした頃を思い出します。
妻と喫茶店に行って向かい合わせに座ると、恥ずかしいのか必ず今の様に俯いていました。
しかし、今俯いている理由は全然違います。
あの純情だった妻が、あの誠実な妻が、あの恥じらいを持った妻が、私以外の男に恥ずかしい姿を見せ、恥ずかしい声を聞かせ、気を遣った時の恥ずかしい顔を晒していたのです。このまま妻を見ていると私が泣いてしまいそうになり、急いでレシートを掴んで立ち上がると、妻も慌てて席を立ちました。

家に着くと妻を前に座らせて話しました。
「俺は、節約の為に電話一本我慢していたのに、あの派手な服はおまえが買った物か?」
「支店長がいつも付き合わせているお詫びだと言って、プレゼントしてくれました。」

「何着も有ったが、全てあいつからのプレゼントか?ミニスカートも。」
「・・・・・・はい。」
妻は、消え入りそうな声で返事をしました。

「俺が昔、たまにはミニスカートを穿いて欲しいと頼んだ時も、恥ずかしいと言って絶対に買わなかったし、一緒に買物に行った時、似合うと思って俺が選んだ少し派手な服も、こんな派手なのは嫌だと言って買わなかったおまえが、随分気に入って着ていたらしいな?」

「それは・・・・・・・。」
「化粧も派手にして髪の色もそんな明るい色にしたのは、稲垣がそうしろと言ったからなのか?
おまえは、あいつの着せ替え人形か?あいつの好みに合わせるのが、そんなに楽しかったのか?」

「いいえ、折角のプレゼントを着ないのも悪いと思って。」

「着ないと悪い?それならその化粧は、どんな言い訳をするつもりだ?
化粧品もプレゼントされて、使わないと悪いので派手な化粧をしましたか?
それに卑猥な下着も沢山有ったが、あれもプレゼントだろ?
おまえがあんな下着を買う訳が無いよな?」

「いいえ、あれは私が・・・・・・・・・。」

「そうか。あんな、大事な所に穴の開いた様な下着はどこへ行けば売っている?俺も興味が有るから今から見に行こう。さあ、案内してくれ。」

私は立ち上がって妻の腕を掴み、妻を立ち上がらせようとすると、
「ごめんなさい。あれもプレゼントされた物です。下着までプレゼントされていたと知られたら、益々あなたに誤解されると思って嘘を言ってしまいました。ごめんなさい。」

「そうか。やはりあれらもプレゼントしてもらった物か。
プレゼントされた物を着ていないと悪いと言う事は、今日はこれを穿いてきましたと言って見せていたという事だな?
見せないと折角のプレゼントを、おまえが穿いているのかどうか分からないよな?」

「いいえ、それは・・・気持ちの中だけで・・・・・。」

「そうか、分かったぞ。
だから、あんな小さな下着であいつの所に行ったのか。
プレゼントしてもらったパンティーを穿いてきました。
本当かどうか分からない?これならどう?
そう言ってスカートを捲ったのか?
それとも奴に下から覗かせたのか?
違うか、スカートを脱いだのか。」

自分で言いながらその様な光景を想像してしまい、どんどん辛くなってくるのですが、言わずには居られないのです。

「そんな事、有りません。許して。私が軽率でした。もう許して。」

「だいたい、人妻に下着をプレゼントするだけでも普通は有り得ない事なのに、身体の関係も無い奴があんな下着を贈るか?
それに、身体の関係も無いのに、あんな物をプレゼントされて、喜んで穿く奴などいるのか?」

「喜んでなんかいません。」

「それなら嫌だったという事か?贈られて迷惑だったのか?どうなんだ、返事をしろ。」

「・・・・・はい。」

「それなら立派なセクハラだ。嫌がる部下に、上司が穿いてくれと言ってあんな物をプレゼントしたら、完全なセクハラだ。」

「明日俺と一緒に、あれらを銀行に持って行って抗議しよう。あいつのデスクに全て並べて抗議しよう。そしてセクハラで訴えよう。いいな?」

「それは・・・・・・・。」

「もういいだろ?抱かれていたのだろ?ここまで来たら本当の事を話せ。頼むから話してくれ。」
これが、今から私がしようとしている事を止められる、妻への最後の問い掛けでした。

しかし、妻は、
「ごめんなさい。どう説明すればいいのか分かりません。でも本当に身体の関係は有りません。」

ここまで言ってもまだ認めない妻を、やはり虐めていなければ狂ってしまいそうなのです。
妻を虐めながら、どうすれば妻がもっと辛い思いをするか考えているのです。
その為に稲垣が白状した事も、今夜来る事も黙っていました。

「分かった。智子がそこまで言うのだから、今回は信じる様に努力するが、後で関係が有ったと分かった時は離婚だぞ。これは赴任する前に智子から言い出した事だ。それでいいな?」

「・・・・・はい。・・・・ありがとう・・・・・ございます。」
妻は、今にも泣きそうな声で返事をしましたが、泣けば私が実家に行ってしまうという思いからか、唇を噛んで我慢していました。

稲垣は6時に来るので、私はシャワーを浴び終え、続けて妻にもシャワーを浴びさせ、キッチンで妻の身体を触りながら服を脱がせようとした時、妻は嫌がって抵抗しました。
「俺にされるのが嫌になったのか?」

「違います。嬉しいです。でも、まだ時間が早いのでせめて夜になってからお願いします。」

「俺は1年半も我慢していたから、もう我慢出来ない。智子はそうでは無い様だな。やはり奴に抱いてもらって、欲求を解消していたのかな?」

「違います。それなら、ここでは落ち着かないから寝室でして下さい。ベッドでお願いします。」

「折角仲直りの切欠になると思っていたのに、それならもういい。」

「ごめんなさい。私が悪かったです。でも・・・・・・・。せめてカーテンを閉めて、明かりだけでも消して下さい。お願いですから、明かりだけでも・・・・・・・・。」
そう言って、妻は頑なに拒みました。

「やはりそうか。智子を信用しなければ駄目だと自分に言い聞かせたが、あいつ以外には抱かれる事も、裸を見られる事すらも嫌になったのか。
あいつに言われているのか?例え旦那でも俺以外の男に抱かれたら、もう抱いてやらないと。」

「違います。支店長とはその様な関係では有りません。あなたに抱かれたいです。」

「それなら自分で脱いで、テーブルの上に寝て脚を開いてくれ。このままだと俺が無理やりしているみたいだからな。」
そう言われた妻は、涙を堪えながらゆっくりと服を脱ぎましたが、最後の1枚は脱がずに、両手で乳房を隠して俯いたまま動きません。

「どうした?早くそれも脱いでテーブルに乗れ。」
しかし妻は、それを脱がずにテーブルに乗って仰向けに寝たので。

「俺は全部脱いで股を開けと言った筈だ。もうやめておこう。」

「恥ずかし過ぎます。せめて明かりを消して。せめて暗くして下さい。お願いします。」

『稲垣の前では、平気で股を開いていたくせに。』
と言いたいのを我慢して、妻自身の手で脱がす事を諦めた私がパンティーに手を掛けると、妻は乳房を隠すのをやめて両手でパンティーを掴み、脱がされない様に上に引っ張って抵抗しました。

少しサディスティックな気分になっていた私は、料理鋏を持ってくるとパンティーの両横を切ったのですが、妻はそれでも切られた布を押えて抵抗を止めません。
私が強引に剥ぎ取ると今度は両手で隠したので、手首を持って力任せに引き離した時、どうしてここまで頑なに拒んだのか、その訳がはっきりと分かりました。

妻のそこは小さな逆三角形を残して、他はきれいに剃られていて、この様な気持ちの時の私でさえ、少しおかしな気分になるほど卑猥に見え、これならば全て剃ってしまった方が余程ましなくらいです。

「何だこれは?」

「友達にスポーツジムに誘われて行った時に、水着を着なければならないので剃ったのですが、上手く剃れなくて、段々小さくなってしまって・・・・・・・。」

妻は、抵抗しながらも、この言い訳を考えていたのでしょう。
あの誠実だった妻を思うと、嘘に嘘を重ねる妻を見る度に、浮気された事以上に悲しくなって来ます。
妻は、両手で顔を覆っていたのですが、それは恥ずかしさからそうしているだけでは無くて、溢る涙を隠すためでした。

恐らく稲垣は、私が帰って来られない遠い異国にいるのを良い事に、妻の身体を好き放題、自分の思う様に扱っていたのかも知れません。
まるで自分の妻で有るかの様に、いいえ、自分の妻にはさせない様な事まで強要していたのかも知れません。
私は、そんな妻の身体に触れる事も出来ずに、椅子に座って妻の秘所をただじっと見ていました。

「あなた、恥ずかしいです。触って下さい。お願いします。」

妻にすれば何もされない事の方が屈辱的で、羞恥心も大きいのだと思います。
「智子も1年半の間に随分淫乱な女になったな。キッチンのテーブルの上で、裸で股を開いて、触って下さい?」
「それは、あなたが・・・・・・・・・。」

「なに?聞こえないぞ。」
「何でも無いです。ごめんなさい。」
こんな事を強要すれば、以前の妻なら泣いて怒ったのでしょうが、私に隠し事の有る妻は逆らう事も出来ません。

「正直に言うと、俺はまだ智子に不信感を持っていて触る気になれない。しかし俺にも性欲は有る。
1年半も我慢していたから無性に出したい。
智子が自分で気持ち良くなって充分に潤って来たら、中で出そうと思っている。協力してくれるな?」

「自分でなんて出来ません。どの様にしたら良いのかも分かりません。お願いです。あなたがして下さい。お願いします。」

「他の男と旅行になんて行かれたら、身体の関係が有ろうと無かろうと、普通の旦那は一生奥さんとはする気になら無いと思うぞ。
俺もまだ普通にはする気になれ無いが、徐々にでも何とかして元の関係に戻りたいと思ったが、それも聞いては貰えないのか。
あいつの言う事は何でも聞き、人前であんな短いスカートを穿いていたおまえが、俺の頼みはこんな事も聞けないとは。
分かった、もう止めよう。そこから降りて服を着ていいぞ。」

「ごめんなさい。別に穿けと言われていた訳では・・・・・・・。そんな事言わないで。あなたの言う通りにやってみますから、そんな事は言わないで。」

妻が自分でするのは初めて見ます。
私が単身赴任してしまってからは分かりませんが、多分それまではした事が無いと思います。
童顔な妻がテーブルの上で脚を開き、豊満な胸を自分で揉んで感じ様としていれば、普通なら我慢出来ずに飛び掛るのでしょうが、不倫の事実を知った私は、どうしても冷静な目で見てしまいます。

妻は、まだ恥ずかしいのか、ただ乳房を揉んでいるだけで乳首を触る訳でもなく、これでは計画が狂ってしまうと思った私は、
「智子が脚を開いた時から気になっていたのだが、どう見ても1年半前よりもクリが大きくなっているよな。
これは何もしないでただ大きくなる事は無い。
誰かに擦ってもらっていたか自分でしていたかだが、確か智子は、自分でする仕方が分からないから俺にしてくれと言った。
と言う事はやはり、俺以外の誰かにして貰っていたという事になる。
どうなんだ?答えろ。」

別に大きくなったとは感じませんでしたが、私の出任せな話に妻は、
「・・・・・自分で・・・・・していました。」

「自分でしていた?そうか、あいつに擦られたり、吸われたりされていたのでは無くて良かった。
智子は寂しくて自分でしていたのか。
それならどうしてその様にしない?俺とでは気が乗らないのか?」

妻は、右手は乳房を揉んだまま、左手の指をクリに充てて擦り始めました。
「なかなか潤って来ないな。
普段自分でしていた時はどうだった?
もう感じて来ている頃だろ?
きっと智子の身体は、もう俺の物を受け入れたくないのだな。」

それを聞いた妻は、乳房全体を揉んでいた右手で乳首を摘み、左手の指を一度舐めて唾液を付けてからまたクリに持って行き、指の動きを早くしました。
すると少し潤って来たようで、時々、襞の中に指を入れては愛液をすくい、その指で強くクリを擦り出し、徐々に喘ぎ声も漏らす様になっていきました。
妻の秘所も充分に潤ったのを見て、時計を見るともう5時50分です。
もうそろそろ来る頃だと思い、乳首を揉んでいた右手の手首を掴んで下に持って行き。

「指を中に入れて動かしてみろ。自分でしていた時も、当然そうしていたのだろ?」

「お願い、もう。もうください。」

「まだ分かっていないようだな。俺がどの様な思いで、智子と交わろうとしているのか。これ以上気分を壊す様な事を言うならもういい。止めておこう。」

「ごめんなさい。逆らいません。言われた通りにします。」

妻が右手の人差し指一本だけを入れたので、中指も入れて動かすように言うと、次第に喘ぎ声が大きくなり、クリを擦る左手の指の動きも早くなって行きました。
私の言い付けに従っているとしても、離婚する事になるかもしれないという、こんな気持ちの時にでも感じる事の出来る妻に呆れて、益々私は冷静になっていきます。

その時、外で車が止まる音がしたので、
「ちょっとトイレに行って来るから続けていろよ。絶対に指の動きを止めるなよ。だからと言って、自分だけ気を遣ってしまったらそこで終わりだからな。俺との仲直りの行為も無いからな。」

「早く、早くお願いします。もう、もう我慢出来ません。もう、もう。」

今回の余りにも不利な状況の自分から抜け出したいだけなのか、本当に私と別れたくないからなのかは分かりませんが、何とか私に気に入られようとしていて、妻を苦しめたいが為に行っている行為を疑おうともしません。
私が先に玄関のドアを開けたので、稲垣は、驚いた顔をして挨拶をしようとしましたがそれを制止し、妻に気付かれない様に小さな声で、
「今、妻はお楽しみの真っ最中だ。それを邪魔したく無いから黙ってついて来い。話はその後で聞く。」

稲垣は訳が分からず、不安そうな表情で私の後ろをついて来たので、キッチンの前まで連れて行くと、微かに妻の喘ぎ声が聞こえて来ます。
稲垣もその声に気付き、驚きの表情で私を見たので、また小さな声で、
「ここに座って待て。」

その場に正座をしたのでドアを開けると、今度は妻の喘ぎ声が、はっきりと聞こえてきました。
私は、よく聞こえる様に、わざとドアを開けたままにして妻に近付くと、外で何が行われていたのか知らない妻は、
「もう我慢出来ません。早く入れて。早く、もう、もう。」
「入れているじゃないか。」

「違います。あなたのを早く、早く入れて。もう駄目。もう駄目。」
「俺の何をいれて欲しい?指か?はっきり言わないと分からない。」

「言わせないで。虐めないで。」

「嫌なら言わなくてもいい。俺が赴任する前は言ってくれたじゃないか。やはり智子は変わってしまったな。もうやめよう。」

「ごめんなさい。言います。あなたのチ○ポです。早くチ○ポを入れて下さい。」
私は妻の言葉にショックを受けました。
妻がセックスに積極的になり出してから、妻に色々な事を言わせて楽しむ事も有りましたが、妻にはオチ○チンと教えていて、オチ○チンとしか言わせた事は無かったのです。
稲垣も妻に卑猥な事を言わせていて、男性器をチ○ポと呼ばせていたのでしょう。

「どこに入れて欲しい?どこに欲しいか言ってみろ。」

「オ○コです。もう駄目。駄目になる。智子のオ○コに入れて下さい。」
妻は感じてしまっていて気付いていないでしょうが、これもオマ○コと言わせた事は有っても、オ○コと言わせた事はありませんでした。
その上妻は『私の』とは言いましたが、『智子の』などと、子供の様に自分の事を、名前では言ったりした事は有りません。
稲垣が嫌らしい下着を穿かせ、妻にこの様な事を言わせていた事を知り、2人のセックスが見えた様な気がして、妻に絶望感を味わわせる為に仕組んだ事で、逆に私が絶望感を味わう羽目になってしまいました。

私の怒りは妻の秘部に向かい、妻の手首を持って激しく前後させて。
「おまえの様な女に俺のを入れる気にはなれない。自分の指で充分だ。指で逝ってしまえ。」

妻は、入れて欲しいと言い続けながらも、我慢の限界が来たのか。
「いや?。いや?。逝ってしまいます。逝ってもいいですか?逝かせて頂きます。ごめんなさい。智子だけ逝かせて頂きます。」
この言葉を聞いて更に怒りが増した私は、妻が気を遣る寸前で、掴んでいた手首を引っ張って指を外に出してしまい、クリを擦っていた左手も、そこに届かない位置まで遠ざけてしました。

私の知る妻は『逝く?』と言っても、決して『逝かせて頂きます』などとは言いません。
『逝きたい?』とか『逝っちゃうよ?』とか言う事は有りましたが、今にも逝ってしまいそうな時に、この様な敬語など使った事は有りませんでした。

私を気遣っているのかとも思いましたが、気を遣る直前で顔を左右に激しく振りながら、完全に自分を見失っている状態の妻からは、その様な気遣いは考え難く、この言葉で稲垣との、セックスでの主従関係まで分かった様で許せなかったのです。
「いや?。こんなのいや?。」

「何を言っているんだ。智子には羞恥心は無いのか?お客が来ているのだぞ。稲垣、入って来い。」
ドアが開いているので全て聞こえている筈の稲垣は、私が呼んでも入って来なかったので、廊下に出ると稲垣は正座したまま、両手を大事な所に置いて隠す様にしています。
私が腕を掴んで強引に退けさせると信じられない事に、ズボンの前を大きく膨らませていました。

「自分の立場を分かっているのか?俺の悔しさも知らないで、何を勃起させているんだ。」

「すみません。すみません。」

稲垣の謝る声で他に誰かいると知った妻は、キッチンで泣き叫んでいます。
稲垣が興奮していた事で、穏便に済ませる為に謝ってはいても、何の反省もしていないと思った私は、嫌がる稲垣の髪を掴んで引き摺る様に入って行くと、妻は脱いだ服を抱えて部屋の隅で泣いていました。

「俺はおまえの様な汚れた女を抱く気なんて無い。おまえも途中で止められて不満だろ?
こいつも、もう勃起させて準備が出来ているようだから、もう一度テーブルに寝て股を開いて入れて貰え。
俺は居間にいるから終ったら来い。今後の事を話し合おう。」
当然本心では有りません。
今そんな事をしたら、2人共殺してしまうかも知れないです。

「いや?。どうして、どうして支店長が?いや、いや?。」

「何が、いや?だ。俺がいない1年以上もの間慣れ親しんだ、おまえの大好きな支店長様の、もっと大好きなオチ○チンを入れて貰え。どうせ俺のよりもずっと気持ち良いのだろ?」

「そんな事はしていません。いや?、いや?。」

「何がしていませんだ。今日こいつが全て話してくれたよ。」
妻は一瞬泣き止むと、頭を激しく振って狂った様に泣き叫びました。

「えっ?」
稲垣は、そう一言叫ぶと私の顔を見ましたが、目が合うと慌てて俯いて立ち尽くしています。

私が居間に行くと、後を追うように入って来た稲垣は土下座して、
「すみませんでした。どの様な償いも致します。どうか許して下さい。」

「ああ。言われなくても償いはしてもらう。それに、どんなに謝られても許す事はしない。
一生償わせて苦しめてやる。先ずはおまえの奥さんに電話しろ。奥さんが出たら俺に代われ。」

「いや、それだけは許して下さい。妻にだけは・・・・・・。」

「今、何でもすると言ったばかりだろ?早くしろ。」

私が何度言っても許してくれと言うだけで、決して電話しようとはしません。
妻が言っていた通り、奥さんの浮気が原因で離婚を前提とした別居をしているのなら、ここまで強行に奥さんに知られるのを拒む必要も有りません。
もしもそれが事実なら夫婦関係破綻後の不倫になり、奥さんに対しては、慰謝料はおろか離婚の妨げにもならない筈です。

妻の気持ちは分かりませんが、稲垣にすれば、夫婦仲が悪いと嘘を言い、同情をかって気を引く、どこにでも有る様なただの浮気なのかも知れません。
何度言っても、ひたすら謝るだけで電話をかけない稲垣に苛立ち、
「分かった。今日はもう帰ってくれ。続きは明日銀行で話そう。」

稲垣はそれを聞いてようやく携帯を出すと奥さんに電話したので、私は携帯を取り上げ、
「初めまして、○○○と申します。実は私の単身赴任中にお宅のご主人と私の妻が、1年以上に及ぶ不貞行為をしておりまして。」
それを聞いた奥さんは声も出せない様で、少しの間沈黙が続きましたが一言だけ。
「明日そちらにお伺いさせて頂きます。」
そう言うと、一方的に電話を切ってしまいました。

稲垣を帰らせてからキッチンに行くと、妻はまだ裸に服を抱えたまま泣いています。
「ごめんなさい。あなた、ごめんなさい。本当の事を言えば離婚されると思いました。身体の関係が有った事を認めれば離婚されると思いました。ごめんなさい。」

「ばれたから離婚になるのでは無いだろ?
おまえが離婚されても仕方の無い事をしたから、離婚になるのだろ?
本当は認めずに、少しでも条件を良くして離婚したかったのと違うのか?
こんな事をしたという事は、俺よりもあいつを選んだという事だろ?」

「違います。あなたを愛しています。離婚だけは許して下さい。」

「本当か?それならどうして俺を裏切った?どうしてあいつに抱かれた?」

「それは・・・・・。ごめんなさい。ごめんなさい。」

その時私の携帯が鳴り、それは私の身体を気遣ってくれた上司からで、医者に行って診てもらい、2、3日ゆっくり休めと言われ、この様な状態で仕事なんて出来ないと思っていた私には、何よりも有り難い話でした。

「離婚するにしてもしないにしても一生許す気は無い。
でも、何も真実を知らないまま結論を出すのは嫌だ。
しかし、おまえが泣いていて真実を話せない状態では、俺が精神的に持ちそうも無い。
だから今決めた。おまえが今すぐ泣き止んで全て話すのなら、話ぐらいは聞こう。
それが出来無いのなら、今夜の内にこの家を出て行ってもらう。
出て行かなければ殴ってでも放り出す。
離婚して稲垣と再婚したいのならそのまま泣いていろ。
本当に離婚が嫌で話し合いたいのなら泣くな。
話し合いをしたところで離婚にならない保障は無いが。」

「泣かないようにしますから少し待って下さい。泣くのを止めますから話だけでも聞いて下さい。」
妻は何とか泣き止もうと唇を噛んでみたり、天井を見上げたりしましたが、そう簡単に感情をコントロール出来るものでは有りません。
妻が泣き止もうと努力している事は分かり、
「暫らく待ってやる。」
私はそう言い残すと寝室に行き、どうしてこの様な事をしてしまったのか、ベッドに寝転んで考えていました。

妻の恥ずかしい声は、私以外の誰にも聞かせたく有りません。
例え、稲垣が何十回聞いていようとそれは同じで、二度と聞かせるのは嫌なものです。
それなのに、この様な事をしたのは妻を虐めたかっただけなのか?
いいえ、それだけでは無い様な気がします。
私の中の牡が、そうさせてしまった部分も有る様な気がします。

妻を寝取られた負け犬が『まだ俺は負けていない。』『まだ妻は俺を求めている。』と、寝取った牡に吼えたかったのかも知れません。
寂しさを紛らわすだけの、セックスをしたいだけの浮気など、妻には出来ないと思っているだけに、脅してでも、妻の口から私を求める言葉を聞きたかったのかも知れません。
その言葉を稲垣に聞かせたかったのかも知れません。
妻と稲垣に心の繋がりが有れば、その様な事をしてもその場だけの事で、無駄だという事が分かっているのに。

その様な事を考えていた私は、いつしか眠ってしまったのですが、嫌な夢に魘されて飛び起き、時計を見ると、長い夢を見ていた感覚なのに1時間しか経っていません。
夢の中の私は、妻を探し回り、あのアパートに行って郵便受けを見ると、稲垣の下に妻と娘の名前が書いて有ります。
それを見た私が絶望感と激しい孤独感に襲われていると、妻と稲垣が手を繋ぎ、楽しそうに話しをしながら出て来て、私の事など見向きもせずに通り過ぎて行きました。
それまでは2人だった筈なのに次の瞬間、稲垣のもう一方の手には娘の手が繋がれているのです。
私は走って追いかけ、惨めな格好で妻の足に縋り付いたのですが、見上げるとそれは妻では無くて稲垣で、私を見下ろして不気味に微笑んでいました。

すぐには夢と現実の区別が付かずに、不安な気持ちのまま妻を捜したのですが何処にもいません。
キッチンの椅子に座り込んで考えていると、夢の中で感じた気持ちが本心で有り、夢の中の私が、今の私の本当の姿ではないかと思え、妻は稲垣のアパートに行ったのかも知れないと心配になって玄関まで行った時、妻がドアを開けて入って来ました。

「帰って来たのか。どうせ奴の所に行ってしまい、もう帰って来ないと思ったから、これで楽になれると思っていたのに帰って来たのか?」

「違います。もうあそこには二度と行きません。」

妻が戻って来てほっとしている筈なのに、口からはこの様な言葉しか出て来ませんでした。
やはり私には、妻に縋り付く様な真似は出来そうにも有りません。

「それなら何処に行っていた?」

「すみません。理香に会って、お仕事が忙しいから少しの間会えないと言ってきました。」

私は、また嫌な事を言って妻を虐めたいと思いましたが、妻の言葉には感情が無く、目も虚ろとしていて様子がおかしかったので、何も言わずにキッチンへ行くと、妻も夢遊病者の様に後をついて来て、椅子に座りました。

「上手い事を言って、本当は稲垣の所に行こうと思ったのでは無いのか?何か忘れ物を取りに来たのでは無いのか?お前の言う事は何も信用出来ない。」

「いいえ、本当に理香に会いたかっただけです。勝手な事をして、ごめんなさい。」
妻は、嫌味を言われても泣く様子も無く、焦点の合わない目でテーブルをじっと見ながら、口では謝っていても、やはり言葉に感情が有りません。

「俺の質問に答えるのが嫌で、逃げようと思ったのでは無いのか?」
「いいえ、もう何でもお話します。」

私は『もう』という言葉が気になったのですが、
「それなら訊くが、おまえは稲垣の事が好きになったのか?もう俺の事は嫌いなのか?」

「支店長の事は好きです。でも恋愛感情では有りません。私が愛しているのはあなただけです。」

「意味が分からん。好きだが恋愛感情とは違う?
それなら、どうして抱かれた?
本当に俺を愛していたら、その様な行為はしないだろ?
さっぱり意味が分からない。俺が不審に思っている事に答えてくれ。
もう昔の事だが、そもそも俺が初めての男だったと言うのは本当だったのか?
俺と関係を持つ前に、稲垣とそういう関係は無かったのか?
本当は何か有ったのだろ?」

「はい、あなたと知り合う前にキスまでは有りました。
ベッドで抱き合ってキスはしましたが、それ以上の関係は無かったし、キスをしたのも恋人としての愛情からでは有りません。」

私は、妻の理解不能な話から、妻と稲垣との得体の知れぬ、普通では無い関係を感じていました。
相変わらず妻の言葉には感情が感じられず、魂が抜けてしまったかの様な状態です。

「稲垣との繋がりを、最初から詳しく教えてくれ。俺の知らない智子全てを教えてくれ。」

妻は、ゆっくりと頷いて、淡々と話し出しました。

「あなたもご存知の通り、私の父は酷い暴力を振るっていて、それは母だけに留まらず、私や姉にも及んだ為に、母は離婚を決意しました。
幸い父の実家は、資産家だったらしくて、父の両親は私達と完全に縁を切らそうと、今後、養育費やその他の権利を全て放棄するのを条件に、多額の手切れ金を払ってくれたので、私達の生活は困らなかったのですが、それまで優しかった母が、寂しさからか、お酒に溺れる様になり、絶えず違った男を家にまで連れて来る様になりました。
母の連れてくる男達は私や姉を嫌らしい目で見る事が多く、中には胸やお尻を触ってくる男までいて、父の事で男性不信になっていた私は、余計に男性を避ける様に成って行きました。」

妻が短大生の時に母親は病気で亡くなったのは聞いていましたが、まさか母親がその様な状態だったとは知らず、それまで親子3人幸せに暮らしていたと、勝手に思い込んでいました。

妻が私に話した事の無かった、私と知り合う前の話は更に続き、

「母が死んでから姉と2人、寂しいけれど平穏な生活を送っていました。
しかし、私はこのままでは駄目だと思い、男性のお客さんとも接する事が多い、銀行員を希望して就職したのですが、働き出して半年を過ぎた頃に姉が結婚をして、義理の兄が私達の所に転がり込む形で3人での生活が始まってしまい、私はその義兄の私を見る目がどこか怖くて、慣れない仕事と家庭の両方が辛く、気の休まる場所は何処にも有りませんでした。
私は義兄と、決して2人だけにはならない様に気を付けていたのですが、ある時姉が私には何も言わずに買物に行き、義兄は鍵も掛けずに油断していた私の部屋に入って来て、私をベッドに押し倒しまいた。
幸い姉が忘れ物をして帰ってきた為に、事無を得ましたが、その後、姉がとった行動は、義兄には怒らずに、私から誘ったと言う義兄の話だけを信じて、その話になる度に私を叩き、私を罵倒する事でした。
私は耐えられなくなって家を飛び出し、向かった先が彼のアパートです。」

妻は、姉が嫌いだと言って全く付き合いが無かったので、それを不思議には思っていても、まさかその様な事が有ったとは考えた事も有りませんでした。
妻が辛い人生を送って来た事を知り、思わず抱きしめたくなりましたが出来ません。
何故なら、妻が向かった先は稲垣の所なのです。

妻の話に引き込まれていた私も、今の支店長という言葉で、妻に裏切られた現実に戻ってしまい、とても抱き締める事は出来ませんでした。
私が何も言わなくても、まるで他人事でも話しているかのように、淡々と話し続ける妻の話によると、

稲垣は、妻が仕事で分からない事が有ったりした時に、優しく教えてくれる頼りになる先輩で、当時の支店長は女性にも厳しく、ミスなどが有ると顔を真っ赤にして怒鳴ったそうですが、ただでも男性に恐怖心をもっていた妻が泣きそうになっていると、稲垣は必ず助け舟を出してくれ、後で優しく慰めてくれたそうです。
妻は、稲垣だけは他の男とは違うと思い始め、やがて全幅の信頼を置く様に成っていたので、自然と足は稲垣のアパートに向かったのです。
何処にも行く所の無い妻は、その夜稲垣のアパートに泊めてもらい、次の日からアパートが見つかるまでの一週間は、当時稲垣と婚約していた今の奥さんの所で世話になったそうです。

「その時、稲垣とキスをしたのか?婚約者がいながら、あいつはおまえに迫ったのか?おまえもその様な事をしておきながら、よく奥さんの世話になれたものだな。」

「違います。そんな嫌らしいキスでは有りません。
多少奥様には悪い気もしましたが、罪悪感を持ってしまうと私達の関係が、その様な関係だという事になってしまう。
上手く説明出来ませんが、その様な感情はお互いに無かったです。
父のようで父とも違う、兄のようで兄とも違う、やはり上手く説明出来ません。
ただ、恋愛感情は無かったです。」

満員電車で男と肌が触れてしまうのも嫌だった妻が、稲垣にベッドで抱き締められた時、不思議と男に対する嫌悪感は無く、逆に何故か安心感を強く感じたと言います。
抱き締めながら、
「ごめん。でも決して嫌らしい意味でしているのでは無い。
ただ君を守りたくなってしまう。
大事な妹の様な感覚で、抱き締めたくなってしまった。」

と言いながらキスをして来たそうですが、ただ上手い事を言っているだけで、本当はその気だったのでは無いかと思ってしまいます。
私には、婚約者の事や銀行の事を考えてしまい、その先に進む勇気が無かっただけだと思えるのですが。

妻は稲垣に対して良い印象、良い思い出だけを持ったまま、また同じ支店勤務となってしまいます。
「あなたと結婚してから、偶然また一緒の支店になった時期、私は不妊に悩んでいて、その悩みも聞いてもらい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。他にも色んな相談に乗ってもらったりしました。」

妻が途中押し黙ってしまった事が少し気になり、
「どうして途中で黙ってしまった?その時も何か有ったのか?」

すると、今までとは違って妻の瞳に光が戻り、強い口調で、
「何も有りません。当時の事を思い出していただけです。
周りの人から、会えば挨拶の様に子供は、まだかと言われ、辛かった時の事を思い出してしまっただけです。」

その時の事を言われると、私は何も言えなくなってしまいます。
若さのせいには出来ませんが、当時気持ちに余裕も無く、この事で妻とはよく言い争いもしました。
私自身、友人や同僚に種無しの様な言い方をされたり、無神経な奴には、セックスが下手だからだとまで言われ、私も辛いのだと言って、妻への思い遣りが足りなかったと反省しています。
当時の事を思い出したからなのか、妻は正気に戻ってしまい、
「本当なら離婚されても仕方が無いです。
それだけの事をしてしまいました。
愛しているのに、大事なあなたを裏切ってしまいました。
私からは何も言えない立場だと分かっています。
でも離婚だけは許して下さい。あなたと別れるのは嫌です。」

「上手い事を言って、本当はその逆だろ?自分の歩が悪いままで離婚をしたく無いだけだろ?」

「違います。それだけは信じて。今でもあなたを愛している事だけは信じて。」
私だって信じたいのです。
しかし、信じる事が出来ない事をしたのは妻なのです。
「離婚する事に成ったとしても、このままでは気が収まらない。全てを知らないと、一生俺は立ち直れない気がする。全て聞かせてくれ。」

「はい、必ず話します。話せるようになったら必ず話しますからり、今日はもう許して下さい。」

そう言うと、妻は走って寝室に行ってしまったので後を追うと、妻はベッドにうつ伏せになって泣いていました。
娘の所に行ってから、何処か様子がおかしい事が気になっていた私は、
「どうした?実家で何か有ったのか?」
妻は、すぐには答えずに、暫らく声を出して激しく泣いてから、
「理香に会いたくて行きました。
暫らく会えないと言ったら、理香は泣いて愚図るかも知れないと思い、その時の言い訳まで考えながら行きました。
それなのに理香は・・・・・・・・。」

「理香がどうした?何が有った?」

「理香は『いいよ。』と一言だけ言って、笑いながらお義父さんの所に走って行ってしまいました。
いったい私は、何をしていたのだろう?理香はもう私を必要とはしていない。
母親を必要とはしていない。
理香が生まれた時、この子さえいればもう何もいらないと思ったのに、この子だけは、私の様な辛い思いは絶対にさせないと思っていたのに、結局辛い思いをさせてしまう。
でもこれは全て私がしてしまった事。
私はとんでもない事をしてしまった。
私は今迄、何をしていたのだろう?」

妻は、多少は罪悪感に目覚めたのだと思いましたが、それは娘に対してだけで、私に対しての罪悪感が本当に有るのかどうか、未だに信じきれていない私の怒りは収まっておらず、苦しむ妻に追い討ちを掛ける様に、
「今頃気付いても遅い。おまえは父親を憎んでいるが、同じ事をしたのだぞ。
暴力ではないが、それ以上に俺は傷付いた。
理香もこの事を知れば、一生おまえを怨むぐらい傷付くだろう。
母親に対してもそうだ。色々言っていたが、おまえに言える資格など無い。
おまえの母親は色んな男と付き合ったそうだが、離婚していたから独身だったのだろ?
それに引き換え、おまえは夫が有りながら、他の男に跨って腰を振っていたのだろ?
おまえの両親の事を悪く言いたくは無いが、人を傷つける事が平気な父親と、例え寂しかったとは言っても相手も選ばずに、オチ○チンさえ付いていれば、誰にでも跨って腰を触れる母親。おまえのしていた事は両親と同じだ。いや、それ以下だ。」

ここまで酷く言いたくは無かったのですが、話している内に自分で自分を抑える事が出来なくなってしまいます。
自分の言葉に反応しては、段々とエスカレートして行ってしまいます。

***

妻は、その後一言も話す事無く、泣き疲れて眠ってしまいました。
翌朝目覚めると、妻は朝食の仕度をしていて、味噌汁の良い香りがして来ます。
日本に帰って来てからはホテルの食事以外、店屋物かコンビニの弁当しか食べていなかったので、久し振りの妻の手料理に一瞬喜びましたが、今の妻との関係を考えれば食べる気になれません。

「俺のはいらないぞ。おまえの汚れた手で作られた物など、口に入れる気になれない。
そこのコンビニに行ってパンを買って来い。パンは1個でいいが牛乳も忘れるな。」
妻は、慌ててエプロンを外すと、財布を持って走って出て行きました。
「何だこのパンは?奴はこんなパンが好きなのか?俺の好みも忘れたのか?俺が好きなのは干しぶどうの入ったパンだ。」
別に何のパンでも良かったのですが、一言でも文句を言ってやらないと気が収まりません。
この様な事を続けていては駄目だと思いながらも、止める事が出来ないのです。
この様な事を続けていては、妻が狂ってしまうかも知れないという思いも有りましたが、私の方が既に、精神的におかしくなって来ているのかも知れません。
干しぶどうパンを買って、走って戻ってきた妻に、
「悪い、悪い。タバコを頼むのを忘れた。」
妻は、銘柄も聞かずにまた小走りで出て行くと、私が以前吸っていたタバコを覚えていたので、それを買って来たのですが、私は赴任中に向こうで軽いタバコに変えた為に、日本に帰って来てからも、以前とは違う銘柄の軽い物を吸っていました。

今の状態では、妻はそこまで気付く筈が無いと思っていても、私は嫌味ったらしく残り少ないタバコを持って来て、妻の目の前に置き、
「それも稲垣が吸っていた銘柄か?俺が今吸っているのはこれだ。見ていて知っていると思っていたが、俺の事などもう眼中に無いか?」

「ごめんなさい、気が付きませんでした。すぐに交換して来ます。」

「それでいい。おまえの好きな男と同じタバコを吸ってやる。」

「支店長はタバコを吸いません。」
流石の妻も私の嫌がらせに怒れて来たのか、少し語気を強めて言いました。
しかし私は、それがまた面白く有りません。

「そうか。タバコを吸わない男がおまえのお気に入りか。それは悪かったな。
今時タバコを吸う人間なんて最低だと言っていなかったか?
さすが40代で支店長になれる様なエリート様は、俺の様な人間とは違うな。
おまえが俺を裏切ってでも、一緒になりたい訳だ。」

「そんな事は思っていません。それに支店長と一緒になりたいなんて思っていないです。」

「どうかな?どうせ2人で俺を馬鹿にしていたのだろ?今時タバコを吸っている駄目人間と笑っていたのだろ?」

「いいえ、支店長も以前はヘビースモーカーでした。タバコを吸う人がどうとか、出世がどうとかではなくて、お医者様に止められたので今は吸っていないだけです。」

「俺がタバコを変えた事も気付かないおまえが、流石にあいつの事は何でも知っているのだな。
将来を共にする、愛する旦那様の事は何でも知っているという訳か。」

また僻みの様な、嫌がらせを言ってしまいました。
何を言っても私の気が収まる事は無いのに、私自身、いつまでこの様な事を続けてしまうのだろうと不安になります。

「言い忘れたが、今日、奴の奥さんが来るぞ。」

それを聞いた妻の顔が蒼ざめて行き、
「許して下さい、私は会えないです。典子さんに合わせる顔が有りません。とても会えないです。どうか許して下さい。」

「そうか、典子さんと言うのか。
おまえがしてしまった事の責任ぐらい自分で取れ。
会って謝罪しろ。
奴と再婚したいのなら、ついでに離婚して下さいとお願いしたらどうだ?」

私の嫌がらせも妻の耳には入らない様で、ただ俯いていて、少し体が震えている様にも見えました。

***

昼食に親子丼をとったのですが、妻は箸もつけません。
「どうした?食べろ。」

「典子さんに会うのだけは許して下さい。典子さんには会えないです。」

「子供みたいな事を言うな。
離婚を前提の別居か何か知らないが、今はまだ夫婦だ。
頭の一つも下げられないのか?
もういい、その話は後だ。
折角俺が注文してやった物を食べない積もりか?」
妻は一口食べましたが、また箸を置いてしまいました。

「どうして食べない?
奴の言う事は何でも聞いて、あんな卑猥なパンティーまで穿いていたおまえが、俺の言う事は、おまえの身体を心配して言っている事すら聞こうとしない。
本当なら、俺は稲垣や奥さんに会いたくなければ会わなくても良い立場だ。
それを一緒に居てやろうと思っているのに。
もう分かった。俺は出掛けるから3人で話し合え。」

すると妻は、口いっぱいに頬張り、お茶で流し込む事を繰り返し、時々吐きそうになっています。
「そうだ。残さず全て食べろ。」
空腹も辛いのですが、食欲も無いのに無理やり食べさせられるのも同じ位辛く、一種の拷問ともとれます。
妻を言葉で虐めるだけで無く、身体への虐めを始めた自分が恐ろしくなりました。

夜になって稲垣から電話がかかり、既に途中まで来ていたのか、それから10分ほどで来た奥さんは、小柄で可愛い感じの方なのですが、ここに来る途中も泣いていたのか、目の回りの化粧が落ちていて、折角の可愛い顔が台無しです。

私が妻の待つ座敷に案内すると、部屋の隅でうな垂れて正座している妻を見つけて駆け寄り、前に座って妻の両肩を掴んで揺すり、
「どうして?どうして智子さんなの?どうして?」
「ごめんなさい。ごめんなさい。」

私があえて止めずにいると稲垣が、
「もう、そのぐらいにしておけ。悪いのは俺だ。」

別居の原因が奥さんの浮気では無いと確信していた私は、私と同じぐらい辛いで有ろう奥さんに対しての、横柄な口の利き方に怒りを覚え、
「悪いのは俺だ?何を格好つけているんだ?まだ女房の気を引きたくて、いい男を演じているのか?

悪いのはおまえだと認めているのなら、おまえ一人で全ての責任を、今すぐにとってもらおうじゃないか。」

「どの様に責任をとらせていただけば良いですか?」

「馬鹿か?責任のとり方も分からないで、偉そうに言うな。泥棒が捕まってから、泥棒は俺だと威張っているのと何も変わらないぞ。」

「すみません。威張っていた訳では。」

「今日はどの様に責任をとって、どの様に償うのか考えて来ただろうな?」

「ご主人の気が済む様に、出来る限りの事は致しますので、どうかご提案頂けないでしょうか?」

「俺に言わせてもいいのか?出来る限りの事をしてくれるのか?
それなら、おまえが何度も何度も汚した女房の身体を、以前のきれいな身体に戻してくれ。
俺の壊れた家庭を元に戻せ。
俺は一生この事を忘れずに、苦しんで生きなければならない。
そんな人生は嫌だから、俺からこの記憶を消してくれ。
時間を単身赴任の前に戻してくれ。」

その時、稲垣の奥さんは声を出して泣き崩れ、妻は私の前に来て畳に額を擦り付けながら、
「あなた、ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」
しかし私は、そんな妻を無視して、
「おい、何とか言えよ。おれの希望を出来る限り叶えてくれるのだろ?」

「出来ません。どれも出来ないです。どうか私に出来る事にして下さい。お願いします。」

「そうか。それなら現実に出来る事を頼もう。
去勢してくれ。いや、全て取ってしまって、性転換してくれ。
そうすれば過去は消せなくても、今後は少し安心出来るかも知れない。
どうせこの様な事が平気で出来る2人だから、今も謝りながら腹の中では舌を出しているのだろ?
これからも目を盗んで会うのだろ?
おまえが女になれば少しは安心出来る。これなら現実に出来る事だ。」

無理を言っているのは分かっていまが、これは私の本心なのです。

稲垣も妻と同じ様に額を畳につけて、
「すみません。私には出来ません。」

「努力するから何でも言ってくれと言いながら、何もしてくれないのだな。
俺にこれだけの苦しみを与えておきながら、銀行には知られたくない。
性転換も嫌だ。おまえは本当に償う気は有るのか?
おまえは何も失わないじゃないか。」

すると妻が話しに割り込んできて、
「私が悪かったです。あなたを裏切ったのは私です。あなたには私が償います。どの様な償いでもします。あなたの言う事なら何でもします。」
妻の稲垣を庇う様な言葉で更に頭に血が上り、ネクタイを持って来ると妻に投げつけて、
「それなら死んでくれ。おまえと結婚した事が人生最大の汚点だった。
今からでは人生のやり直しは出来ないかも知れないが、過去の汚点だけは消し去りたい。
それで首を吊って死んでくれ。
ただし、おまえの遺体なんて引き取りたくは無いから、誰にも見つからない様な所で死んでくれよ。」

妻は、体に当たってから目の前に落ちたネクタイを見詰めたまま動きません。

「何処で死のうか考えているのか?そうか、俺が無神経だった。
俺が身に着けていた様な物で死にたくないか。
死ぬときぐらいは、愛する人の物で死にたいよな。
稲垣、おまえのベルトを渡してやってくれ。」

それを聞いた妻は、ネクタイを力一杯掴んだのですが、やはり動こうとはしませんでした。

「間違っても車に飛び込む様な真似はするなよ。おまえの様な人の心も持たない人間の為に、見ず知らずの人に迷惑を掛けるなよ。」

当然、妻は出来ないと言ってすぐに許しを請いながら、泣き崩れると思っていたのですが、妻はそのままの状態で動かず、涙は流していても泣き崩れる事も無かったので、私の目論見は狂い、思惑通りに事が進まないことにも腹が立ちました。

何度謝らせても私の心が晴れる事はないのですが、それでも常に謝罪の言葉を聞いていないと不安なのです。
私が次に思いついたのは娘の事でした。

「理香の事は心配するな。おまえの様な女にならない様に、俺がしっかりと育てる。」
すると妻は顔を上げて、縋る様な目で私を見詰め、
「ごめんなさい、出来ません。私には出来ません。
理香を残して死ぬなんて出来ません。
死ねばあなたの顔も見られなくなってしまう。
許してください。他の事なら何でもします。」

「理香?今頃何を言っているのだ?
今迄散々理香を放りっぱなしで、こいつに抱かれて喜んでいたおまえが、理香を残して死ねない?
そんな物ただの言い訳だ。自分が死にたくないだけだ。
それに、あなたの顔が見られなくなる?
それも言うならこいつの顔だろ?
言い間違えたのか?それともお得意のご機嫌取りか?
あなたの言う事なら何でもすると言いながら、死んでくれと言えば死ねないと言う。
本当にお前の言う事はその場凌ぎの嘘ばかりだな。」

その時稲垣が妻に助け舟を出し、
「お願いします。死ねなんて言わないで下さい。お願いします。」

「またまた色男のご登場か?何を偉そうに言わないでくれだ。
それならおまえが代わりに死ねるのか?
死ぬどころか、ちょん切る事すら出来ない奴が格好ばかりつけるな。」

その時、奥さんが一際大きな声で泣き出したので、怖い思いをさせて奥さんまで苦しめていると知り、
「奥さん、すみません。
折角来て頂いたのに、俺の怒りばかりぶつけてしまって。
でも奥さんもこれを見れば、私の怒りを少しは分かって頂けると思います。
おい、死ぬのは許してやるから、奥さんの前に立ってスカートを捲ってみろ。」

妻は、奥さんの近くまでは行ったのですが、その様な事が出切る筈も無く、ただ立ち尽くしています。

「何でもするからと言うので、死んで詫びろと言えばそれは出来ないと言う。
スカートを上げて、お前達のしていた恥ずかしい行為を見てもらえと言っても、それも出来ない。
何でもすると言うのは、いったい何をしてくれると言うのだ?
これも嘘、あれも嘘、嘘、嘘、嘘、おまえが俺に言った事で、本当の事は何も無い。」

すると妻は顔を横に向けて目を閉じ、スカートの裾を持ってゆっくりと上げ始めました。

「もっと上げろ。パンティーが完全に出てしまうまで上げろ。」

私が後ろからパンティーを一気に下ろすと、俯いていた奥さんは顔を上げ、
「智子さん、これは?」
そう言ってから目を逸らすように、また俯いてしまいました。

「稲垣、おまえがやったのだな?おまえが剃ったのだな?」

「・・・・はい・・・・すみませんでした。」

「智子。確かこれは水着を着る為に、自分で剃ったと言っていなかったか?
おまえの人生は嘘ばかりか?
どうせ俺と結婚したのも嘘だったのだろ?
好きでも無いのに嘘で結婚したのか?」

「違います。」

「何が違う?本当は俺と付き合う前、こいつの所に泊まった時から関係が有って、それからも、
ずっと続いていたのではないのか?俺はもう何も信じられなくなった。」
私の言った事が当たっているとすれば、結婚してからも妻にはもう一つの顔が有り、私に見せていた顔が妻の全てだと、ずっと思っていた私は間抜けな道化師だった事になります。

私が話し終わると、ずっと泣いていた奥さんが妻の前に座り、
「智子さん、本当なの?私はずっと気になっていました。
あの時、主人が、昨日は夜遅かったので一晩泊めたと自分から話してくれて堂々としていたし、あなたにも悪びれた様子は無かったので、主人を信じよう、智子さんを信じようと思ったけれど、ずっと私は気になっていた。
あの時からの関係なのですか?
もしもそうなら、私の人生は何だったのだろう。」

「ごめんなさい。典子さん、ごめんなさい。でもあの時は、典子さんを裏切る様な事はしませんでした。それだけは信じて。」

「裏切る様な事はしなかった?
奥さん、こいつらの感覚では、キスはしたがそれは裏切では無いそうだ。
一晩中ベッドに寝て抱き合っていたけれども、裏切った気持ちは無いそうだ。
それに、健康な男と女が狭いベッドで抱き合ってキスしていても、他には何も無かったそうだ。」

奥さんは、また妻の両肩を掴んで揺すりながら、
「嘘だと言って。智子さん、キスもしなかったと言って。
抱き合っていたなんて嘘だと言って。
そうでなければ、あの日からの私の人生全てが無駄に思えてしまう。」

奥さんは紙に包まれた何かを出すと、何も答えずに泣いている妻の目の前で開き、

「これは智子さんの物なの?それだけでも教えて。お願いだからこれを見て。」

妻は一瞬見たものの、すぐに顔を背けて黙っていたので、私が近くに行って見せてもらうと、それは米粒2つ分ほどの、蝶の形をした小さな金属でした。
これは私が3回目の結婚記念日にプレゼントした、イヤリングの先の花の中心に付いていた物です。
妻は、可愛いと言ってよくつけてくれたのですが、片方の蝶を何処かに落として来てしまったので、なんとか修理出来ないか購入店に持って行った覚えが有ります。

「これは妻のイヤリングの先に付いていた物です。これを何処で?」

「バスルームの脱衣場です。
9年前に私の親戚で不幸が有った時に、子供を連れて泊まりで実家に行っていたのですが、帰った日の夜お風呂に入ろうとした時に、脱衣場の隅に光る物を見つけました。
手に取ると蝶の形をしていたので、最初は、子供の玩具の何かかとも思いましたが、玩具でこの様な物が付いている物に心当たりがなく、これは何かアクセサリーの一部だと思いました。
そう思うと悪い方にしか考えは行かずに、ずっと主人に問いただそうと思って大事に持っていたのですが、結局、主人の答えを聞くのが怖くて9年間も聞けずにいました。」

奥さんは今まで稲垣に言えなかった胸の内を、熱く話し出しました。

「私はずっと自分に自信が無かった。
付き合っている頃から、主人が智子さんの話をする度に、心配で仕方がなかった。
智子さんから電話が掛かってきた時や、3人で食事に行った時に、私には見せた事の無い様な主人の笑顔を見る度に、不安で仕方がなかった。
私は可愛くも無いし、プロポーションだって智子さんみたいに良くないし、学校だって高校しか出ていない。
私なんかと、どうして付き合ってくれているのか不思議だった。
どうして一流大学を出たエリートの主人が、私なんかと結婚してくれたのか不思議だった。
一晩一緒にいたと言われた時から、ずっと智子さんの影に脅えていた様な気がします。
でも、主人が私の事をどう思っていようとも、私が主人を愛しているのに変わりは無いのだから、例え主人が私を愛してくれていなかったとしても、一緒に居られればそれでいいと、自分を納得させていました。
主人に何度か女の影を感じた時も、相手が智子さんで無ければ、ただの遊びだから我慢しようと思ってきました。
でも、智子さんだけは、嫌だった。主人や2人の子供達との、幸せな生活を壊される気がして怖かった。」

「典子、そんな事を思いながら・・・・・・・・すまん、許してくれ。」

その時、稲垣は、私の前で初めて涙を見せました。
奥さんは私と違い、ずっと疑っては信じ、信じては疑って長い間苦しんで来たのかも知れません。
私は奥さんの話を聞きながら、9年前を思い出していました。
9年前といえば娘が生まれる前の年で、子供が出来ないで悩んでいた時期です。

私と酷く言い争った翌日の夕方に、妻が会社に電話をかけて来て、少し冷静になりたいので、家に戻らずに銀行から直接友達の家に行って愚痴を聞いてもらうので、帰りが遅くなるのから外で食事を済ませて来て欲しいと言われた事が有りました。

私も言い過ぎたと反省していて、次の日が休日だった事も有り、一つ返事で快く承諾したのですが、妻は11時を過ぎても帰って来ず、よく考えると妻にその様な事を話せる友人がいる事も知らなかった上に、当時は携帯も持っておらず連絡の取り様が無かったので、何処に行ってしまったのか心配で、ずっと寝ずに帰りを待っていました。

結局朝になっても帰って来ずに、私はいつしか眠ってしまいましたが、昼前に目覚めると妻は隣で眠っていて、その後も夕方まで死んだ様に眠り続け、目覚めてから何処に行っていたのか聞くと、友達の家で朝まで悩みを聞いてもらっていたと言いましたが、
今にして思えばその友達とは、稲垣の事で、その時の様子だと、一睡もせずに朝まで愛を確かめ合っていたのだと思います。
悪い事は出来ないもので、おそらく脱衣場でイヤリングを外した時に落としてしまい、これから稲垣と一つになれる事に興奮していたのか、蝶が取れてしまった事にも気付かずにいたのでしょう。

「智子、何か言ったらどうだ?イヤリングを落として来た時も、関係をもったのだな?」

私が妻に問いただしても、妻は何も反論せずにただ泣いている事から、その時にも関係が有った事を確信しました。
何も答えない妻に代わって稲垣が口を開き、
「回数では無いかも知れませんが、その時一晩だけ関係を持ちました。
先に話していた、結婚前に私の所に泊まった時は、本当にキスだけです。
1年前からこの様な関係に成ってしまいましたが、それより前は、本当にその一晩だけです。
申し訳有りませんでした。典子、すまん。」

稲垣の顔付きや話し方から、この事は本当だと感じましたが、散々嘘をついてきた2人です。
まだ何か隠していそうで、全てを信じる事は出来ません。
何より、例え一晩だけだと言っても私を裏切っておきながら、その後何食わぬ顔で生活していた妻に対して、より強い怒りを覚えます。

私は妻と2人だけで話したくなり、
「今後の事ですが、多少でもお互いの夫婦がどうするのか決まっていなければ、話し合いも違って来ると思うのです。
来て頂いていて申し訳ないのですが、妻と2人だけで話してもいいですか?」

すると奥さんは頷いて、
「私も今、主人と2人で話し合いたいと思っていました。」
稲垣夫婦は、そのまま座敷に残り、私達は寝室に行き、
「ずっと俺を騙していたのだな。身体の関係はあの時だけかも知れないが、ずっと繋がっていたのだな?」

「繋がっていた?いえ、そうかも知れません。
結婚してから偶然同じ支店になるまでも、何度か電話で話したりしていました。
同じ支店になってからも、関係を持ったのは1晩だけですが、2人だけで食事に行った事も有ります。
理香が生まれてからは疎遠になって、連絡も取り合っていませんでしたが、支店長として彼が来た時、正直嬉しかったです。」

「あいつとはどの様な関係なんだ?お互い、そんなに好きなら、奴が婚約を破棄してでも結婚すれば良かったんだ。どうして俺と結婚した?」

「違うのです。彼とはその様な関係では有りません。
あなたを愛したから結婚したし、今でも愛しているのはあなただけです。
彼とは結婚したいとは思っていなかったし、ましてや抱かれたいなんて思った事は一度も有りません。」

私には妻が理解出来ません。

「それならどうして抱かれた?レイプされたのか?今回もずっと脅されていたのか?」

「違います。彼はその様な事はしません。」

「それなら聞くが、抱かれて感じなかったのか?気持ち良くならなかったのか?」

「行為中は興奮もしたし、気持ち良くもなっていました。
抱かれていて凄く感じてしまいました。
ごめんなさい。でも、彼とセックスしたいなんて思った事は有りません。」

聞けば聞くほど、迷路の奥深く迷い込んで行く様な感覚です。
私は、妻の言葉を何とか理解しようとしましたが、やはり訳が分からずに黙っていると、暫らく沈黙が続いた後、

「彼の言う事に間違いは無いと思っていたし、彼の言う通りにしていれば、私は幸せになれると信じていました。でも、愛しているのはあなただけです。」
その後も、妻の涙ながらに話す稲垣に対する思いを聞いていて、私にも少しだけ分かった事が有ります。
妻は、父親に裏切られ、その後も男の嫌な面ばかり見せられて男性不信になりました。
その後、母親や姉にも裏切られた形になり、男性不信と言うよりは、人間不信に陥っていたのかも知れません。

信じられるのは自分自身だけになってしまい、猛烈な孤独感の中、気が付くと稲垣だけが、唯一身近に感じられる存在になっていたのでしょう。
まだ自分以外の人間を信じる事の出来る、心の拠り所になっていたのかも知れません。

妻が生まれて初めて接した、真剣に妻の事を思い考えてくれる、絶対に妻を裏切らない存在だと思ってしまったのでしょう。
鳥は、生まれて初めて見た動く物を、親だと思い込むと聞いた事が有ります。
それと同じ様に、稲垣は妻が接した初めての信頼出来る誠実な男で、それは次第に男女の枠を越えた、回りにいる人間とは全く違う、特別な存在だと潜在意識の中に刻み込んでしまったのかも知れません。

「上手く説明出来なくてごめんなさい。彼は違うのです。
父親とも違うし、兄とも違う。結婚をしたい相手でも無いし、恋人という存在でも無い。
そうかと言って友人とは全く違います。」

私が思うに、言い換えればそれら全てなのでしょう。
いいえ、神とまでは言いませんが、それらを越えた存在なのかも知れません。
もしも、そうだとすると、これは夫婦の愛情や絆を遥かに越えた感情だと思え、絶望的になってしまいました。

「終ったな。俺達は完全に終ってしまったな。いや、智子の中ではずっと前から終っていたのかも知れない。離婚しよう。」

「嫌です。離婚したく有りません。私はあなたを愛しています。
正直、彼に言われて数ヶ月前まで離婚を考えていました。
どの様にすればあなたを少しでも傷付けずに離婚出来るか考えていました。
あなたと別れて彼と再婚するには、どの様にすればよいのか真剣に考えていました。
彼は今でも、私と一緒になりたいと思ってくれていると思いますが、私はあなたと別れるなんて出来ないと気付きました。
自分の幸せを捨ててでも、私と理香の幸せを真剣に考えてくれている彼には言えずに、だらだらと関係を続けてしまいましたが、何が有ろうと私はあなたと別れる事など出来ないと知りました。どの様な形でもいい。あなたの側にいたい。
離婚なんて言わないで下さい。それだけは許して下さい。」

「だらだらと?もう無理をするな。
本当にそう思ったのなら、関係を切る事が出来たはずだ。
どの様な理由が有ろうとも関係を続けた。
いや、智子からは切れなかったのかも知れない。
それが全ての答えではないのか?」

泣きじゃくる妻に、
「明日、出て行ってくれ。これで終わりにしよう。理香は俺が育てる。」
妻は顔を上げると、私の目を見て必死の形相で、
「それは出来ません。理香をあなたに任せる事は出来ません。あなただけに負担を掛ける事は出来ません。」

「出来るさ。理香の事を負担だなどとは思わない。それに、おまえには任せられない。おまえは今まで理香の事など考えもせずに、奴に抱かれていただろ?」

「違うの。理香はあなたの子供ではないの。彼の子供なの。あっ・・・・・・・・・。」

私は自分の耳を疑うと同時に、目の前が真っ暗になり、思考回路は停止してしまった様です。

***

何処か遠い所で妻の声が聞こえます。
「あなた、ごめんなさい。あなた、ごめんなさい。」
その声は、徐々に近くなり、私を戻りたくない現実へと戻してしまいます。
現実に戻れば、悲しみから気が狂ってしまうのではないかと思っていた私は、現実に戻るのが怖かったのですが、人間の脳は上手く出来ているのかも知れません。
許容量以上の悲しみが急に襲って来た時には、心が壊れてしまわない様にそれらの全てを受け付けない様にして、守ってくれているのかと思えるほど冷静な私がいました。
きっと後になってから、今以上の悲しみが襲って来るのでしょうが。

「以前から分かっていたのか?」
妻は、流石にもう離婚を覚悟したのか、泣いてはいても、割とはっきりとした口調で、
「いいえ、考えた事も有りませんでした。彼から聞くまでは・・・・・・。」

「奴から聞いたのはいつだ?どうして奴に分かる?」

「彼が支店長として赴任してきて、4ヵ月ほど経った頃です。」
妻の話によると、稲垣のアパートで私と妻の血液型、娘の血液型を聞かれたそうです。血液型で性格判断でもするのかと思い、私と妻がA型で、娘がO型だと答えると、
「やはりそうか。」
妻が、何がやはりそうなのか聞くと、稲垣は立ち上がって窓から外を見ながら、

「お互いA型の夫婦からは、A型の子供かO型の子供しか生まれない。
稀にそうでは無い子供が生まれるケースも有るらしいが、そんな確率はごく僅かで無いに等しい。
またA型同士の夫婦からはA型の子供が生まれる確率が高いらしいが、理香ちゃんの血液型はO型。俺もO型だ。」

妻には稲垣の言っている意味が分かり、
「そんな事は有りません。確率はそうかも知れないけれど、理香は主人の子供です。」

「どうして分かる?DNA検査でもしたのか?智子は理香ちゃんが生まれてからも、2人目が欲しくて避妊をした事が無いだろ?
しかし子供は出来ない。その前だって5年も出来なかった。
結局、十数年避妊しないでセックスしていて、出来たのは理香ちゃん1人だけだ。
その理香ちゃんが、宿った時期に私と関係をもっている。」

「でも・・・・あの時は、子供は出来ないと・・・・・・・・・・・。」

「私も最近までそう思い違いしていたが、よくよく思い出せば、出来ないのではなくて出来る可能性が低いというだけで、全く可能性が無い訳では無かった。
だからその前に1度・・・・・・・君にもそう説明した覚えが有る。」

妻が、その時期私とも関係をもっていたので、それだけでは決められないと言って食い下がると、
「私も智子も、不妊の原因は智子に有ると決め付けていたが、もしもご主人に原因が有ったとしたら?
何度も言うが、ずっと避妊せずにセックスしていても、理香ちゃん以外出来なかったじゃないか。」

妻は、信頼している稲垣の言葉に、次第にそうかも知れないと思う様になり、問題が大き過ぎて涙も出ずに、座り込んだまま立てなかったそうです。
それを聞いた私も、その確率が高いと思いました。

昔、子供を生めない嫁は、いらないと、一方的に離縁された時代も有ったそうですが、私もそこまで酷くは無いにしても、男の勝手な考えで、妻に原因が有ると思い込んでいた時期が有りました。
思い出せば、妻が一晩外泊した後、それまで妻から誘われた事は一度も無かったのに、妻は毎晩の様に求めて来た様な記憶が有ります。
その時は、無断外泊をした事で、私の機嫌をとっているのだろうと思ったのですが、今考えると、稲垣と関係をもってしまった罪悪感からしていたのか、または稲垣との間に子供が出来てしまった時の事を考えて、私の子供だと誤魔化す為に、セックスをせがんで来たのかとも思え、
「あいつとの子供が、出来てしまっても良い覚悟で抱かれたのか?それとも、あいつの子供が欲しくて抱かれたのか?」

「違います。あなたとの子供が欲しくて・・・・・・・・・・。」
私との子供が欲しくて稲垣に抱かれたとは、さっぱり意味が分かりません。

「理香の事は俺にとっては何よりも大切な事だ。俺と喧嘩して、あいつの所に行ったところから、詳しく聞かせてくれ。」
話している内に妻は、娘に会って帰って来た時の様な状態になっていて、淡々と詳しく話し出しました。

***

当時、妻は子供が出来ない事で、軽いノイローゼの様な状態になっていて、時々何もかもから逃げ出したい気持ちに襲われ、そのような時は、つい私に当たってしまっていたと言います。
しかし、私は情け無い事に、妻が多少辛そうだと思っていても、そこまで精神的に追い込まれていたとは気付かずに、妻が私に突っ掛かってくる事が不愉快で、つい言い争いになっていました。

「特にお義母さんから、子供はまだかと言われるのが辛かったです。
お義母さんは、私を実の娘の様に思っていてくれていて、悪気なんて無く、本当に心配してくれているのが分かっていただけに、余計辛かったです。
それと、単純に子供が欲しかったのも有りましたが、私は一人になるのが怖かったから、どうしてもあなたの子供が欲しかった。
あなたの子供を生んで、あなたとの絆をもっと強くしたかった。
そうなればお義母さんとも、血の繋がりは無くても子供を通して、もっと本当の親子の様になれると思った。」

「それなら尚更、どうして稲垣と関係を持つ事になったのかが理解出来ない。
本当に俺との絆を強くしたかったのなら、稲垣なんかに抱かれないだろ?
言っている事と、やった事は逆の事だろ?」

銀行は、昼の間も営業している為に交代で昼食をとるそうですが、私と言い争った翌日、偶然稲垣と昼休みが重なり、稲垣を見つけると隣に座って、子供が出来ない事で私との仲が、最近ギクシャクしていると話しました。
「今仕事の事で頭がいっぱいだから、一人にしてもらえないか?」

妻を女性として意識していた稲垣は、周囲の目が気になったのか、素っ気無く答えると席を立ってしまい、残された妻は落胆を隠せませんでした。
稲垣の態度でより落ち込んでしまい、今夜もまた何かで私と言い争いになってしまわないか心配になり、重い気持ちで銀行を出た時に稲垣が追い掛けて来て、今日はもう少しで帰れそうなので、喫茶店で待っていて欲しいと言われたそうです。
一度は素っ気無い態度をとられているだけに、やはり気に掛けてくれていたという喜びは大きく、私に電話をしてから喫茶店で待っていると、入って来た稲垣は座りもせずにレシートを掴んで言いました。
「ここではお客さんに会うかも知れないので、要らぬ誤解を受けても嫌だから、私のマンションへ行って話そう。」

妻は、稲垣の奥さんにも聞いて貰えると思い、稲垣に案内されて当時住んでいたマンションに行くとリビングに通され、ソファーに腰を下ろした時、初めて奥さんは実家に行っていて留守だと聞かされました。
疚しい関係では、無いにしても奥さんに悪い気がして、一度は帰ろうと思ったのですが、じっと見詰める稲垣の目と目が合った時に、この人なら助けてくれると思ってしまい、不妊で悩んでいる事を話し、どの様にしたら夫婦の仲が上手く行くのか相談すると、何も言わずにただ妻を見詰めていた稲垣が話し出した内容は、信じ難いものでした。

「このままでは、いずれご主人との仲が取り返しのつかないほど壊れてしまう。
全ての原因は子供が出来ないという事だけだ。それならば、子供が出切る様にすればいい。」

「それが出来ないから悩んでいます。お医者さんにも行きました。でも駄目なのです。」

「ご主人も行ったのか?医者は何と言っていた?」

「主人はいずれ行くと言っていて、まだ行ってくれませんが、私はホルモンのバランスが崩れていると言われたので、おそらく原因は私に有ると思います。」

「婦人科の医者をしている友人がいるのだが、智子さんの話を聞きながら彼が言っていた事を思い出していた。
彼が言うには、不妊の中にも色々有って、病的な物には医学的な治療が必要だが、
精神的なものも多く、その中には『慣れ』と言うのも結構有るそうだ。」

「慣れ?・・ですか?」

「ああ。動物には発情期が有って、その時に交尾をするのだが、子孫を残す目的だけで交尾をする彼らは、余程の事が無い限り、ほとんどが妊娠するそうだ。
そうでないと種族が絶えてしまう。
ところが人間には、その様な発情期は無くて年中発情している。
言い換えれば年中発情期だとも言える。
いつでも妊娠可能だ。
しかし、やはり人間も動物の中の一つにしか過ぎないので、体質によっては、本当の発情期にセックスしないと、ただの排卵日にしても妊娠し難い人が少なく無いらしい。」

「いつが発情期なのですか?」

「言い方が悪かったが、残念ながらどの季節が発情期だというものは無い。
身体が発情期の様な状態になっている時。
つまり、身体が発情している時が発情期だ。」

「では、いつ発情しているのですか?」

「新婚時代は、身体も昂っていて、多くの場合、その時期は発情期に当たるらしいのだが、その後は人それぞれなので、いつが発情期なのか、いつ発情しているのかは分からないらしい。
ただ問題なのが、その後、発情期が来なくなってしまう場合が有る。
身体が発情しなくなってしまう場合が有る。
興奮や快感は普通に有るので、勿論本人は気付いていないが、夫婦間でのセックスに慣れてしまい、身体が発情期にならないケースが結構有ると言っていた。
それが彼の言う『慣れ』による不妊症だそうだ。
そういう人の特徴は、1番にホルモンのバランスを崩してしまっている場合が多いと言っていた。
2番目が、絶えずイライラしてしまう。
本人は他の理由からイライラしていると思いがちだが、本能的に子孫を残そうとしているのに、身体がその状態にならない。
身体が発情しない事のズレから来るイライラらしい。
言い辛いのだが、今の智子さんは『慣れ』から来る不妊そのものだと思う。」

こんないい加減な話に、切羽詰っていた妻は真剣に耳を傾けました。

「どうすれば良いのですか?どうすれば正常になるのですか?」

「残念ながら発情を促す薬などは無いらしい。気持ちを興奮させる薬は有っても、気持ちの興奮と身体の発情とは全く異なるものらしい。」
妻は、稲垣の話にのめり込み、ずっと身を乗り出して聞き入っていましたが、治療法や薬も無いと聞き、気落ちして俯いてしまうと、その時を待っていたかの様に。

「ただ、方法が無い訳では無い。
他の牡と交尾をする。そうすれば、それから暫らくは発情期となる。
つまり、ご主人以外の男とセックスをすれば、その刺激で発情し、その後2、3ヶ月は身体が発情期に入る事が多いらしい。」

「でも、その様な事は聞いた事が有りません。」

一瞬、期待して顔を上げた妻でしたが、内容が内容だけにふて腐れた様にそう呟くと、
「私もそうだった。しかし彼が言うには、この様な事を発表してしまえば、不妊で悩んでいる人の浮気が増えてしまって世の中が乱れてしまうし、仮にご主人も納得してそうなった場合でも、その時は良くても、後々その事で夫婦仲が悪くなってしまう可能性が高いから発表は出来ないらしい。
自分の患者にも浮気を進める事になってしまうから、とても言えないと言っていた。
世間に発表出来ないのは倫理的な観点からだと思う。」

この話を事実だと思い込ませる為に、稲垣は必死になって話していましたが、妻は疑っているのではなくて、稲垣の話を信じていても、自分には出来ないと思っていたのでしょう。
「そう言われてみればニュースでも時々有るだろ?
男性関係の派手な女性に限ってすぐに妊娠してしまい、子供を産んで殺してしまったとか、捨ててしまったとか。
その様な女性は、それこそ絶えず発情期の状態になっていて、妊娠し易いのは事実らしい。」

何か良い方法が有るのかと、最初から興味深く聞き入っていた妻も稲垣の話が終わると、いくら子供が欲しくても、やはりその様な事は出来ないと思い、また、その様な事を出切る相手もいないので、期待が大きかっただけに落胆も大きく、溜息をつくと黙って俯いてしまいました。

この様な嘘を咄嗟に考える事が出切るほど頭の回転が速い稲垣には、妻の気持ちなど手にとる様に分かるのか。

「智子さんにその様な事が出来ないのはよく知っている。
でも、君がみすみす不幸になるのを見るのは忍びない。
思い切って言うが、私が相手をしても良いと思っている。
私もご主人や妻の事を考えれば、とても出来ないのだが、君が幸せになる為なら、どの様な罪でも甘んじて受ける。
私は一生罪悪感で苦しむかも知れないが、君がその分幸せに成ってくれれば、どの様な苦しみも甘んじて受ける。」

ただ妻を抱きたいだけの言葉が、妻には分かりません。
潜在意識の中に、稲垣の事を信頼出来る特別な人間だと刻み込まれてしまっている妻には、少し冷静になれば、誰にでも分かる事が分かりませんでした。

妻の話を聞きながら、もう結果の出ている過去の事なのに、そんな嘘に騙されるなと心の中で叫んでいました。
しかし、稲垣を信頼し切っていて、その上普通の精神状態では無かった妻は、まるでインチキ宗教の教祖に騙されて行く信者の様に、稲垣の言う事を疑いもせず。

「それでは稲垣さんに悪いです。私の為に、その様な事は頼めません。」

「いや、私はずっと君の事を妹の様に、娘の様に思っていた。
しかし、思っていただけで、何もしてあげられなかった。
君が苦しんでいた時も、話を聞いてやるだけで何も助けてはあげられなかった。」

「そんな事は無いです。沢山助けて頂きました。」

「そう言って貰えると嬉しいが、そうでは無い。
今まで助けて上げられなかった分、今回は何とか力になりたい。
私の様な男が相手でも良ければ、私はどの様な罰でも受ける。」

この時点では、妻はまだ少し躊躇していましたが、それは私への罪悪感からではなくて、自分の事で稲垣にも罪を負わせてしまうという、稲垣に対しての思いからでした。
妻の頭の中には、私との子供さえ出来れば、全ての問題は解決するという考え以外無く、喜ぶ私や私の母、私の父に囲まれて、赤ちゃんを抱いている自分の姿が、既に見えていたのかも知れません。
妻の頬を伝う一筋の涙を見た稲垣は、もう少しで妻は落ちると思った事でしょう。
実際、次の稲垣の話で、妻は私との破局の道を進んで行くのですから。

「今思ったのだが、こう考えたらどうだろう。
これはセックス等では無い、ただの治療だと。
実際、智子さんとセックスしたいと思った事は無い。
これは君に魅力が無いとかその様な問題では無くて、私にとってはその様な存在では無いという事だ。
君もそうだと思うが、セックスの対照では無くて、それとは違う大切な存在だ。
決して楽しんでセックスするのでは無いから、ご主人や妻を裏切る訳では無い。
楽しむどころか今そう考えただけでも胸が苦しい。
その様な気持ちでするのだから、決して裏切りなんかでは無い。
これは治療だ。そう考える様にしないか?」

稲垣を信用していて、その上ノイローゼ気味だった妻は、結局、何の疑いもせずに稲垣の提案に乗ってしまいました。
稲垣の欲望を満たす為の行為なのに、逆にお礼を言いながら。
稲垣は妻の話を聞いている内に、普通の精神状態で無い事にも気付き、妻を抱く為にこの様な嘘で妻を騙したのでしょう。

最初、本当にこの様な嘘に妻は騙されたのか?
この話は妻の作り話ではないかと思いましたが、話の内容は信じ難いものでも、妻の話している様子は嘘だとは思えないものでした。
妻の事を、私よりは遥かにしっかり者だと思っていて、家計は勿論の事、家の事はほとんど妻に任せ、安心して仕事に打ち込めました。
その妻がこんな事を信じ、騙されたのは、やはり信じ難い事でしたが、妻はそこまで精神的に弱っていたと言う事なのでしょうか?
それとも、私の言うしっかり者と、稲垣のような人間を信じてしまう事は、また別の事なのでしょうか?
よく考えれば、世間では多々有ることです。
病気を治す為に、高額なお布施を払う。
悩みを解決したいが為に、高額な壷を買う。

そんなニュースを聞く度に、そんな奴が本当にいるのかと思いましたが、本当に切羽詰った悩みが有る時に、実際、騙される人間は少なくないのでしょう。
心が弱っている人の、心の隙間に上手く入り込んでくる人間も少なくないのでしょう。
普通の精神状態の時には有り得ないと思う話でも、悩みを抱えていて心が弱っている時には、簡単に騙される事も有るのではないかと思うと、妻の話も有り得ない話では無いと思え、質問を続けました。

「それで、どの様なセックスをした?詳しく教えてくれ。」
私の知らない妻を知りたくて、必死の形相で聞きましたが。

「それは。・・・・・・。それは言えないです。許してください。」
最初から、すんなり話してくれるとは思っていませんでした。
聞けば怒りが増すことは分かっていて、何故この様な事を知りたいのか、自分でも分からないのですから。
逆に妻が話したくないのは、単に恥ずかしいだけなのか?
あるいは、私には言えない様な行為をしていたのか?
それとも、私に2人の愛を語り、これ以上私を怒らす事を得策では無いと思っているのか?
何より、妻と稲垣の2人だけの世界に、私に踏み込まれる事が嫌なのでは無いのかと考えると、余計に聞かずにはいられません。

何故だか分からない、知りたいという欲望を満たす為に、咄嗟に思い付いたもっともらしい話を妻にして納得させようとしてしまいます。
そういう所は、私も稲垣と同じなのかも知れません。
「いや、俺には知る権利が有る。
今まで実の子だと思って愛情を注いで来た理香が、どの様にして出来たのか知る権利が有る。
そうでなければ、これからも親としてやっていけない気がする。
何処でどの様にして出来た子かも分からず、血の繋がりも無い理香と、今迄通りにはやっていく自信が無い。
例え俺の子供ではなくても、どのようにして出来たのか知りたい。
その日あいつに抱かれたのは一度だけか?」

妻は、聞かれた事に正直に答え、私の欲求を満たせば、私が娘の事を今迄通り実の娘として接し、もしかすると離婚せずに3人で生活出来るかも知れないと勘違いしたのか、呟く様な小さな声で答え出し、
「いいえ、朝まで何度も。ごめんなさい。」

「どうしてだ?一度で充分だろ?上手い事を言っているが、おまえも抱かれたかっただけだろ。あいつとのセックスを楽しんでいただけだろ。」

流石に妻から進んで話せる事柄では無かったので、私の質問に答える形になってしまいましたが、事細かに答えさせたお蔭で大体の様子は分かりました。
妻は承諾したものの、いざとなるとまだ多少の躊躇いが有った為に、シャワーを浴びながら考えていると、妻が冷静に考える時間を与えたく無かったのか、突然稲垣が裸で入って来たそうです。
妻は恥ずかしさの余り、屈んで身体を隠して目を閉じました。
「恥ずかしがらないで身体をよく見せてくれ。私だって恥ずかしいんだ。
しかし、恥ずかしがっていては、普通の男女の関係と何ら変わりは無い。
これは治療だと言っただろ?そう思う事にしようと話し合っただろ?
医者の前で智子さんは、いや、智子は身体を隠すのか?
その方が逆にその事を意識している様で、恥ずかしいとは思わないか?」

稲垣の魔法に掛かっていた妻は、言われるままに少し足を開いた格好で立たされて、全てを稲垣の前に晒し、稲垣は手に石鹸を付けると、妻の豊満な乳房や秘所までも、愛撫するかの様に優しく洗い出しました。

次に稲垣は、これから治療に使われる、既に硬くそそり立っている物を妻の手で丹念に洗わせてから、口に含むように要求したのですが、流石に妻が拒んでいると、
「私も智子にこの様な行為をさせたくはないが、いくら医者の友人がこの時点では発情期に入っていないので妊娠の可能性は低いと言っていても、可能性が全く無い訳ではないだろうから少し心配だ。
私のが少しでも薄くなる様に、一度出しておきたいから協力して欲しい。」

「・・・・避妊具をつけてもらう訳には・・・・いかないのですか?」

「ああ、性器と性器が直に触れ合った方が、遥かにその効果は大きいらしいし、他の牡の精子の存在を身体の中に感じれば、なお効果が有ると聞いた。」
妻は、自分の為にしてくれている行為だと信じていたので、仁王立ちになっている稲垣の前に跪いて硬くなっている物を口に含み、ただ妻に色々な事をさせたいだけの要求だとは思わずに、この様な行為を長くさせたくないから、早く終る様に協力してくれと言う稲垣の言葉を信じて、言われるままに、口に含んだまま根元を手で擦ったり、二つの袋までおも口に含まされたりして、稲垣を喜ばせてしまいました。

稲垣が妻の口を弄ぶ行為は更に続き、フルートを吹くかの様に横から咥えさせたり、妻の後頭部を手で押さえて腰を突き出し、妻がむせ返るほど深く入れたりしていましたが、稲垣も限界が近くなったのか、
「出そうになって来たから、口に含んだまま頭を前後に動かしてくれ。もっと早く。よし、そのまま舌も使って。そうだ。手は下の袋を優しく撫でて。そうだ、上手いぞ。」
そうさせている内に終に限界を迎え、
「よし、もう出すぞ。もう舌を使うのはいいから、強く吸う様にして、前後の動きを早くしてくれ。もっと早く。もっとだ。もっと早く。よし、出すぞ。出すぞ。」
次の瞬間妻は、稲垣の濃い物を全て口で受けとめてしまいました。
「奴のを飲んだのか?」

「いいえ、むせてしまって吐き出しました。」

「むせていなければ飲んだという事か?」

「違います。」

最終的には、妻の全てを奪われると分かっていながら、まだこの様な小さな事に拘っている情け無い私なのです。

おそらく稲垣は、まだ子供が欲しい時期だったのか避妊具を持っておらず、
妻がシャワーを浴び出してからその事に気付き、
妻を妊娠させてしまわないか不安になったものの、買いに行っていては、
その間に妻の気持ちが変わってしまう可能性が有るので、先に一度出しておくという様な気休めをしたのでしょうが、
それと同時に妻を跪かせて思い通りに奉仕させる事で、男としての征服感を味わいたかったのだと思います。

妻は、相変わらず話したがらないのですが、それは無理も無い事だと分かっています。
仮に私が逆の立場なら、何処で会っていたかとか、会っていた回数などは話せても、どの様なセックスをしていたか等は話せないと思います。
特に相手を愛していて、それが2人の愛情表現なら尚更です。

しかし、私の知りたい欲求はまだまだ満たされずに、質問を続けずにはいられません。
妻の息遣い、喘ぎ声の1つまでも知りたくなってしまうのです。
他人から見れば未練がましい、悪趣味な事に思えるかも知れませんが、どの様に思われ様と知りたい願望が勝ってしまうのです。
質問されて、妻が言い辛そうに困った顔をすればするほど、尚更細かな事まで言わせたくなってしまうのです。
「それから寝室に行って、抱かれたのだな?どうした?答えろ。嘘をついても、後から奴に聞けば分かる事だ。」

「もう嘘をつきたくないから話せないのです。話せば話すほどあなたを傷つけ、あなたに嫌われてしまう。」

「もう充分傷付いている。理香が俺の子供では無いとまで言われたのだぞ。それ以上、何に傷付く?」

嫌うも嫌わないも妻との仲は、もうどうにもならないという言葉は飲み込みました。
「そのまま・・・・・・・バスルームで・・・・・・・・。」

稲垣が洗い場に、可愛いイラストが書かれた子供用のマットを敷いて、その上に胡坐を掻いて座り、妻は稲垣に跨る格好で抱き付く様に言われたので従うと、稲垣は妻からキスをするように強要し、長いキスが終ると今度は乳首に吸い付いてきました。
この格好では、稲垣の軟らかくなってしまった物が丁度妻の秘所に当たる為、徐々にまた硬さを
取り戻し、完全に硬くなると妻を下に降ろして、自分は後ろから抱きつく様な形で座り、妻の足
を立膝にさせて大きく開かせ、手は後ろに回させて硬くなった物を握らせました。

次に稲垣は、左手で妻の左右の乳房を交互に揉み、右手はクリや恥穴を虐めていたのですが、妻はどうしても快感と戦ってしまい、すぐには感じなかったと言います。

「智子、喜んでするのは裏切りになるとは言ったが、治療中は何もかも忘れて感じる事だけに集中しよう。
感じないと、この治療の意味が無い。
何もかも忘れて乱れないと、ホルモンの分泌も悪いままだ。
このままだと、裸でエッチな事をしただけになってしまう。それでいいのか?」

稲垣のこの言葉で、必死に快感を抑え込んでいた妻も堰を切った様に一気に感じ出し、狭いバス
ルームに響き渡る自分の恥ずかしい声で更に興奮は高まり、いつ気を遣ってしまってもおかしく無い状態になっていました。

妻は、稲垣に見られながら一人醜態を晒すのは恥ずかしく、そうかと言って稲垣の執拗な愛撫から、自ら逃げる事は出来ないぐらい感じてしまっていたので、それを避けたいが為に、稲垣の再び硬くなった物を、入れて欲しいと妻の口から要求してしまいました。

「そうか。もう欲しくなったか。それなら入れてあげるから、四つん這いになりなさい。」

「そんな格好は恥ずかしいから出来ません。後ろも見えてしまう。」

「それならこの狭いバスルームでは無理だ。他の場所に移動する事になるが、智子はそこまで我慢出来るのかな?ここをこうされても、我慢出来るのか?」

「いや?。もうそこは許してください。我慢出来なくなってしまいます。」

稲垣は、妻の気持ちなどお見通しで、
「我慢しなくてもいいぞ。私がよく見ていてあげるから、智子だけ逝きなさい。思い切り逝って、私に逝く時の顔を見せなさい。」
「そんな恥ずかしい事は嫌です。一緒に。私だけは嫌。お願い、一緒に。」

「なあ智子。感じていても、これは治療だと言っただろ?
智子はこれから赤ちゃんを産む身だ。
医者が、診察台に上がって足を開けと言っても拒むのか?
そんな事は恥ずかしいと言って拒むのか?それと同じ事だ。」

赤ちゃんと言う言葉で本来の目的を思い出した妻が、左手を後ろに回してお尻の穴を隠した格好で四つん這いになると、稲垣はすぐには入れずに、嬉しそうに硬くなった物をお尻や秘所に擦り付けて妻を焦らし、恥ずかしさに耐えられなくなった妻が、再び入れて欲しいとお願いするのを待ってから、ゆっくりと妻の中に入って行きました。

入れる時はゆっくりと動いていた稲垣も、完全に入ってしまうと最初から激しく動き、必死に耐えていた妻も、終にはお尻の穴も晒してしまい、延々と続く激しい責めに耐えられなくなって、マットに崩れ落ちてしまいました。

稲垣に見られながら、自分だけが醜態を晒すのが恥ずかしくて要求した交わりも、稲垣は一度出していた為に、結局一人だけが恥を掻いてしまうと言う結果に終りました。
それも、私にも余り見せたがらなかった恥ずかしい格好で。

まだ終っていなかった稲垣は、妻の腰を掴むと持ち上げて、また恥ずかしい格好にさせ、今度も初めから激しく動いた為に、妻はまた稲垣を待たずに崩れ落ち、次に腰を持ち上げられた時には、妻に両腕で身体を支えるだけの力は無く、お尻だけを突き上げた格好で稲垣を奥深く受け止め、妻も同時に3度目の頂上に登り詰めました。

先に一度出させたのは、妻をじっくりといたぶる目的も有ったのかも知れません。
稲垣は一石二鳥も三鳥も考えていたのでしょう。
稲垣は、やはり妊娠が心配だったのか、また妻にお尻を突き上げた体制をとらせ、今迄自分の欲望を打ち込んでいた場所に指を2本入れると、シャワーを当てながら掻き出す様な、中を洗う様な動作を繰り返していたのですが、指とシャワーの刺激で、妻は、また恥ずかしい声を漏らしてしまいました。

「おいおい、綺麗にしてやっているのに、また感じ出したのか?
智子は普段の大人しい様子からは、想像もつかないほどエッチが大好きなのだな。
独身の男子行員はみんな智子の事を、
お淑やかで優しくて、結婚するなら智子の様な女が理想だと言っているが、
お尻を突き出して洗ってもらいながらも感じてしまい、
嫌らしい声を出しているこの姿を見せてやりたいものだ。
逝く時も激しいし、みんな驚くだろうな。」

とても治療をしているとは思えない言葉にも、中で動き回る二本の指の下で硬くなり、包皮から半分顔を出してしまっている小さな突起に、空いている親指で新たな刺激を加えられては、何も言い返せずに、ただ嫌らしい声を上げながら、腰をくねらす事しか出来ませんでした。

「腹が減ったから食事に行こう。」

その声で我に返ると、いつの間にかリビングのソファーに座っていました。
視線を自分の身体に向けると、パンティー1枚だけしか身に着けていません。
慌てて両手で胸を隠し、どうしてこの様な格好で座っているのか思い出してみると、あの後、指とシャワーの刺激で気を遣らされ、朦朧とした意識の中、稲垣に身体を拭いてもらってからパンティーまで穿かせてもらって、ここに連れて来られたのだと知り、羞恥心で消えて無くなりたい思いでした。

服を着てから化粧を直し、稲垣の車で結構遠く離れた場所のファミレスに行き、向かい合って食事をしたのですが、身体の隅々はおろか中までも見られ、その上何度も気を遣る姿まで見られた妻は、恥ずかしさから稲垣の顔をまともに見る事が出来ずに、食事も喉を通りません。

「食べておかないと、朝まで身体がもたないぞ。」

「えっ・・・・・・・。もう充分です。ありがとう御座いました。」

「いや、念には念を入れておこう。
本当は何日か関係を持った方が効果も大きいらしいが、今までの私と智子の良い関係が壊れてしまっては嫌だから、今日限りにしておきたい。
仕事で疲れている上に智子が激しいから、つい私も激しく動いてしまい体力の限界なのだが、ここまでしてしまったら、どうしても子供を授かって欲しい。
子供を授かってもらわないと、私達の気持ちは違っても、ただの浮気と同じになってしまう。
私も眠りたいのを我慢して頑張るのだから、智子も発情期に入れるように、何もかも忘れてより感じる様に努力して欲しい。」

稲垣は単に、関係がずるずると長引いて私や奥さんにばれるのを恐れ、この機会に出来るだけ妻の身体を楽しもうと思っただけなのでしょうが、やはり、妻には稲垣の真意が見抜けずに、また感謝の言葉を言いながら、稲垣に肩を抱かれて車に乗り込みました。

稲垣の運転する車は、マンションには向かわずに逆の方向に走って行きます。

「何処に行くのですか?」

「ああ、ラブホテルに行こうと思っている。
私はその様な所に行った事が無いので、恥ずかしくて気が進まないのだが、その様な所の方が現実から離れる事が出来て良いかも知れない。
正直に言うと、口でして貰っていた時も、智子では無くて、必死に妻だと思う様にしていた。
その後も顔が見えない様に後ろからしていたので、これは智子ではなくて妻だと自分に何度も言い聞かせ、どうにか最後まで維持する事が出来たが、そうそう上手くいかない気がする。
相手が智子だと意識すると罪悪感も有るし、それ以上に大切な人を壊してしまう様な気がして、智子には治療だと思えと偉そうな事を言っていたのに、私には無理な様な気がする。
どう考えても智子とラブホテルはイメージが結び付かないから、そこなら智子を違った女性だと思う事が出来るかも知れない。」

「そんなにまでして私の為に。」

行為を始める前から硬くしていたくせに、この様な事をよく平気で言えるものだと思いましたが、それが妻には分かりません。
それに、奥さんに知られるのが嫌で、洗い流せば痕跡が残らないバスルーム以外での行為を避け、最初から、本格的な行為はラブホテルに行ってしようと計画していたと思うのですが、妻は疑いもせずにまた感謝の言葉を言っています。

ラブホテルには行った事が無いと言っておきながら、妻を乗せた車は道に迷う事無く、細い裏道を抜けて、知人に会う可能性の無い、ワンルームワンガレージのラブホテルに入って行きました。

部屋に入ると稲垣は椅子に座って、妻をベッドの上に立たせ、
「そこで私を誘う様に、いやらしく1枚ずつ脱いでいってくれないか?」
「そんな事出来ません。恥ずかしいです。稲垣さんが脱がせて下さい。」

「私だって、智子にその様な真似はさせたくは無いさ。
でも、車の中で言ったように、今は君を智子だとは思いたくない。
智子だと意識すれば、私の物は役に立てないかも知れない。
だから街で拾った娼婦だと思いたい。」

ただ妻に嫌らしい行為をさせたいだけで、既に硬くしている事も知らずに、言われた通り別人になり切れば、稲垣の罪悪感を少しでも和らげる事が出切るかも知れないと思った妻は、舞台に上がったストリッパーの様に、一段高いベッドの上で、ゆっくりと1枚ずつ脱いでいきます。

しかし、上と下の恥ずかしい部分を隠す布を身に着けただけの姿になった時、ここまでは頑張れた妻も、自分だけきちんと服を着ている稲垣にじっと見られていては、自分だけが全てを晒す事は恥ずかしくて耐えられず、手が止まってしまいました。

妻の気持ちを察した稲垣は、立ち上がると服を脱ぎだしたので、妻も上だけはなんとか外したのですが、やはり最後の1枚は脱げません。
稲垣を見ると、全裸になってまた椅子に座っていたそうですが、中心で硬くそそり立った物が目に入り、顔を背けてしまうと、
「横を向かないでよく見ろ。今は智子ではなくて娼婦だ。
智子がなり切ってくれないと私も駄目になる。
娼婦はこれを見たぐらいでは恥ずかしがらない。
これから目を離さずに、私に全て見える様に、パンティーを脱いで大きく足を開いて欲しい。」

妻は、稲垣の硬い物をじっと見詰めながら、ゆっくりとパンティーを脱ぎ、手で隠してはいましたが、徐々に足を開いていきました。
「手を退けろ。よし、今度は立膝になって、自分でそこを開いて中をよく見せてくれ。」

こんな普通では考えられない行為でも、自分の為に無理をして付き合ってくれていると思うと、従ってしまったと妻は言いましたが、私はそうでは無い様な気がします。
ラブホテルという異質な空間で、普段では有り得ないような行為を要求されている内に、妻は淫靡な世界に迷い込み、自分とは全く違った人間、それこそ娼婦になっていたのかも知れません。
稲垣の硬くそそり立った物を、じっと見詰めさせられている内に、頭の中はその事だけでいっぱいに成っていたのかも知れません。
どうしてこの様な事をしているかなどと言う、最初の目的など忘れてしまい、
「両手ではなく、片手で開けないか?出来るじゃないか。
それなら開いたまま、空いた手を後ろに着いて、お尻を持ち上げて前に突き出せ。
そうだ、よく見えるぞ。中まで丸見えだ。」

稲垣は椅子から立ち上がると妻に近付き、中を覗き込むようにして見ていましたが、妻がベッドに背中から崩れ落ちると自分もベッドに上がり、妻の身体の裏も表も足の指さえまでも全身に舌を這わせ、最後は妻が一番感じる小さな突起を集中して責めた為に、妻は稲垣の挿入を待たずに一人、気を遣ってしまいました。

しかし、稲垣は妻に休む事を許さず、すぐに妻の上に乗って来て繋がると、ゆっくりと動きながら、妻の顔をじっと見て、感じて行く時の表情を楽しんでいたのですが、達したばかりで身体が敏感になっていた妻は、そのゆっくりとした動きだけで、また気を遣ってしまったそうです。

「少し休ませて下さい。お願いします。」

「ああ、智子は休んでいていい。私が勝手に動くから。」

「それでは休めません。動かれていては・・・・・・いや・・・いや・・・・また駄目になる。
また・・また・・止めて、駄目になってしまう・・・また・・・・いや??。」

その後も稲垣の責めは続き、妻は面白いほど気を遣り続けて、最後には放心状態になってしまい、ようやく稲垣も放出して終りました。
「この時もコンドームは着けずにしていたのか?」

「いいえ、ホテルでは着けてくれていた様です。」

「話がおかしいだろ。」

「私も帰る車の中でその事を聞いたのですが、効果が少なくなるだけで全く無い訳では無いから、付けた方が直接触れ合わない分、罪悪感が少なかったと言われました。
私の中に出してしまうのは、私を汚してしまう様で、やはり嫌だったと。」

他の男の精子を身体で感じろと言っておきながら、今度は避妊具を装着しても、妻にはその矛盾が分からないのです。
ただ妊娠を心配していただけだと、誰にでも分かる事を、この様な説明で納得してしまうのです。
妻は、それほど、全面的に稲垣を信用し切っていたようです。
冷静な者が聞けば、稲垣の言っている事は最初から矛盾だらけなのに。

私は、娘がどの様にして出来たのか知りたいから、セックスの様子を教えてくれと言い、ここまで聞き出しました。
これで娘がバスルームでの行為によって出来たと分かった訳ですから、本当ならこの先は聞かなくても良い事になります。
しかし、私の知りたい欲求は収まる事はなく、私の知らない妻が存在する事を許せません。

「朝までと言う事は、それでも終らなかったのだな?」
幸い妻は、私が何を知りたかったか等という事は忘れてしまっている様子で、
「・・・・・はい。」

何度も達してしまい、意識が朦朧としていた妻が息苦しさを感じると、裸の稲垣が上に乗って乳首に吸い付いていたので、
「もう出来ません。もう身体が動きません。」
「いいのか?智子はそれでいいのか?赤ちゃんが少しでも出来易くする為なのに、ここで止めてしまってもいいのか?」
そう言われた妻は気力を振り絞り、稲垣の欲望を身体で受け止め続けたのですが、夜が明ける頃には、流石に精も根も尽き果ててしまい、稲垣によって大きく開かされた足を閉じようともせずに、恥ずかしい部分を隠す事も無く、ぐったりと大の字になっていました。

しかし稲垣はそれでも許さず、開かれた足の間に座って、襞を摘んで大きく開いて覗き込んだり、
指を入れて中の感触を楽しんだり、包皮を剥いて完全に露出させたクリを虐めたりして妻の身体を弄んでいましたが、
妻の身体はたまに小さく反応するだけで声を出す事も無く、ぐったりとしていたので、
「よし、次で最後にしておこう。」
そう言うと妻の中に入って延々と一方的に動き続け、虚ろな目で天井を見詰め、微かに反応するだけの妻を見ながら放出し、長かった一夜はようやく終りました。

妻の話を聞き終わり、少し冷静になった時に思ったのが、やはりこの話は本当なのかと言う事でした。
妻の話し方からは真実を話している様に感じ、話にのめり込んで聞いていましたが、いくら普通では無い精神状態だったとは言え、この様な嘘に意とも簡単に、本当に妻は騙されたのかと言う事です。

元々稲垣の騙す様な行為など無かった場合、私と言い争いになり、ただ自棄に成っていて抱かれたのでは無いのか?
稲垣の事が好きで抱かれたかっただけでは無いのか?
ただ稲垣とセックスがしたかっただけではないのか?
もっと悪く考えれば、最初から稲垣の子供が欲しくて関係を持ったのではないのかとも思えて来ます。
次に稲垣の騙す様な行為が有った場合ですが、本当に私の子供が欲しくて、こんな事を信じだのか?

自分への言い訳に、最初から嘘だと知りながら抱かれたのでは無いのか?
最初は信じていたとしても、途中からは嘘だと気付きながら快感に負け、欲望に流されたのでは無いのか?

しかし、この様な嘘に騙された事が本当だとすると、稲垣は妻にとって想像以上に大きな存在だという事になります。
宗教的なものには結構多く有り、教祖に騙されて身体を奪われた女性も少なく無いと聞きます。
私が聞いたもっと悲惨な例では、医者にかかる事は良く無いと言われ、病気の子供を医者に診せずに死なせてしまったと言う事が有りました。
しかし、もっと悪いのは、その後も騙された事に気が付かない事です。

教祖に抱いて頂いたから、私は特別な人間に成ったとか、医者にかかっていたら、もっと痛みを伴って死んでいたと聞かされ、子供を亡くしていても尚、その事を信じている事です。

稲垣に今でも特別な感情を持っていると思われる妻も、それに近いものが有るのではないかと思えるのです。
この話が本当だとすると稲垣の体力、精力は、私には信じられないものでした。
いくら9年前で今よりは若かったと言っても40歳は過ぎています。

おそらく稲垣は以前からずっと、妻を抱きたい、征服したいと思っていて、やっと願いが叶った為に出来た所業ではないかと思います。
あの可愛い娘が実の子供ではないだけでも、死にたいほどのショックなのですが、この様に妻を騙して出来た子供かと思うと、尚更娘が不憫でなりません。
それ以上に、妻がその様には思っていない事が悔しくて仕方が無いのです。

妻の話を聞いて、悔しさで泣きたくなっていた時、急にドアがノックされたので、稲垣夫婦が来ていた事をすっかり忘れてしまっていた私は、一瞬ドキッとしました。
ドアを開けると奥さんがいて、その後ろには稲垣が隠れる様に立っています。
奥さんは何か言っているのか口が動いているのですが、私の耳には何も聞こえません。
私は奥さんを押し退けて、稲垣の前まで行くと思い切り殴りつけ、よろけて尻餅をついた稲垣に、馬乗りになって殴ろうとした時、横から奥さんが稲垣の上半身に覆い被さって庇いました。
仕方なく私は稲垣から降りましたが、この時の私は鬼の様な形相をしていたと思います。

「今日はもう帰ってくれ。」
娘の事を言おうかとも思いましたが、稲垣を庇う奥さんを見ていて、何れは分かる事でも、今奥さんをこれ以上悲しませる事は出来ないと思ってしまい、何も言わずに逃げる様にキッチンに行きました。

静まり返った中、車のエンジン音だけが聞こえます。
やがてその音も遠退き、私はどうしてセックスの事まで、詳しく知りたいのか考えていました。
それを聞いても当然興奮などは有りません。
それどころか、聞けば聞くほど怒りを覚え、悔しさが大きくなって行きます。
それなのに全てを知りたい。
私の知らない妻が存在する事を許せない。
ほぼ離婚する事になると思っていても、知りたい欲望は消えない。
離婚するのなら、ただの『酷い女』で良い筈です。
私を裏切った『酷い女』だから別れる、それだけで良い筈です。

本当は離婚をまだ、ためらっているのかも知れません。
知りたいと言う事は、まだ妻に対しての未練が残っているのでしょう。
いいえ、未練以上に、私はもっと小さな男で、私と別れた妻が稲垣と再婚し、娘と親子3人幸せに暮らすのが、許せない感情の方が強いのかも知れません。
正直なところ、自分でも自分の気持ちがよく分からない状態です。

しばらくその様な事ばかり考えていましたが、これ自体私の逃げで、極力娘の事を考えたく無かったのです。
娘の事から逃げたかったのです。
しかし、私のその様な思いとは裏腹に、考えなければならない時はすぐにやって来てしまいました。
暫らくして入って来た妻の手には、大きなバッグが握られています。
「あなた、ごめんなさい。
私は、あなたの人生を無茶苦茶にしてしまいました。
私自身の幸せも、自分で壊してしまいました。
今迄ありがとうございました。本当にごめんなさい。」

「理香は連れて行くなよ。理香は俺の娘だ。
誰の子であろうと理香は俺の娘だ。
俺から全てを奪って行く事は許さん。
行くなら一人で出て行け。」

言ってしまってから、何故この様な事を言ったのか考えました。
娘を、自分の子供として育てていけるのか?
憎い稲垣と妻との子供に、今迄通り愛情を注げるのか?
妻への嫌がらせに、娘を取り上げようとしているだけでは無いのか?
しかし、何も考えずに口から出た言葉が、私の本心だと知りました。

離婚するにしてもしないにしても、このまま別れたのでは後で必ず後悔すると思っていても、私から離婚だと言い、出て行けと言っていた手前、出て行くなとは言えません。
妻の本当の気持ちは知りたいくせに、この様な大事な局面でも自分の本心は出せないのです。
出て行かないでくれなどと言って、少しでも自分が不利になる様な事は出来ないのです。
この件についての、絶対的有利を崩したくないのです。
このまま別れてしまえば、残るのは金銭的な問題の有利不利だけで、妻をもう責める事も出来ずに、夫婦としての有利不利など無くなってしまうのに。

取り上げていた妻の携帯を渡し、口から出たのは思いとは逆の言葉でした。
「もう会う事も無いと思うから、今後の事は電話で話し合おう。」

妻は暫らく、渡された携帯を見詰めていましたが、
「理香は連れて行かせて下さい。理香と離れる事なんて出来ません。お願いします。」

これを聞いて、少しだけですが気が楽になりました。
何故なら、娘を渡さない限り妻との縁は切れないからです。
実の娘では無いにしても、今まで愛情を注いで来た可愛い娘まで、妻との駆け引きに使おうとしている自分が情けなくなります。

「本当の父親でも無いお前なんかに権利は無いと言いたいのか?
奴との愛の結晶を奪うのかと言いたいのだろ?
俺とは別れたいが、好きな稲垣との子供とは別れられないか。」

「違います。私はあなたとも・・・・・・・・・・。
ごめんなさい、もう何を言っても信じては頂けないですね。」

妻が玄関に行くまでずっと、どの様に引き止めようか考えていたのですが、良い言葉が見つかりません。
妻は、このまま、稲垣のものになってしまうのかと思うと、悔しくて堪りません。
「おまえが行ける場所は稲垣の所しか無いはずだが、今は奥さんが来ているぞ。これから2人で奥さんを追い出すのか?」

「彼の所には二度と行きません。」

「それなら何処に行く?もう嘘はつかなくてもいい。別れるのにこれ以上、俺に嘘をついたところで同じだろ。」

「何処に行けば良いのか分かりません。私が行ける場所はどこにも無いです。
駅に行って、始発を待ちながら考えます。
あなたや典子さんへの慰謝料の事も有るから、何処か住み込みで働ける所でも探してみます。」

「それが本当なら、行き先も分からずに、理香を連れて行くつもりだったのか?
やはり理香を連れて、稲垣の所に行くつもりだったのだろ?」

「違います。本当に彼の所には行きません。」

妻はそう言い、暫らく考えてから。

「そうですね。理香を連れて行きたいと言ったけれど冷静に考えれば、
落ち着く先が決まってもいないのに、理香を引き取る事も出来ない。
勝手なお願いですが、それまで理香の事をお願いします。」

「それまでも何も、理香は絶対に渡さん。
お前は今迄、俺の子供では無いと分かっていながら俺の母親に預けて、あいつに抱いてもらいに行っていたのだぞ。
理香の不憫さが分からないのか?」

妻が泣きながら出て行ってしまい、私の心に大きな穴が開いてしまいました。
正確に言うと娘の事が有るので、大きな穴が2つも開いてしまった状態です。
暫らくの間ぼんやりと考えていたのですが、考えれば考えるほど私の怒りは稲垣に向かい、稲垣の携帯に電話をしたのですが、出たのは奥さんでした。
「折角来て頂いたのに、帰れと言ってしまい申し訳無かったです。アパートに着いたらご主人だけ、またこちらに来てもらって下さい。」

「私もお邪魔しても良いですか?
車に乗ってから主人が重大な事を告白したので、車を止めて話していて、実はまだ近くにいるのです。
その事をご主人と智子さんに聞いて頂きたいのです。」

私には、奥さんの言う重大な事が娘の事だと分かっていたので、別に今更聞きたい話でも無く、奥さんがいては怒りをぶつけ難いので、本当は稲垣だけに来て欲しかったのですが、
「ええ、構いません。ただ智子は出て行ったのでいませんが。」

「えっ、何処に?」

「分かりません。駅で始発を待つと言っていたので、今頃まだ駅に向かって歩いているのか、駅に着いていたとしても始発までには、まだ何時間も有りますから、駅のベンチにでも座っているのではないかと思います。」

私が詳しい話をしたのには、奥さんの優しさに縋り、妻を連れ帰って欲しいという期待が有ったのかも知れません。

私は、気が落ち着かず、檻の中の熊の様に家の中を歩き回って待ちましたが、近くにいると言っていたはずが30分経っても来ません。
きっと妻を説得してくれているのだと期待しながら待つと、それから1時間ほど経った頃に、家の前で車の止まる音がしました。
私は、余裕が有る様な振りをしたくて、慌てて居間に行くと煙草に火をつけましたが、一向に誰も入って来ません。
暫らくして奥さんの、私を呼ぶ声が聞こえたので玄関まで行くと、妻が稲垣と奥さんに支えられて立っています。
妻は遠くを見ている様な虚ろな目をしていて、私の方を見るでも無く、全体に正気が感じられません。
例え支えてくれているとしても、稲垣が妻に触れている事が気に入らず、妻を支えてから稲垣を突き飛ばし、奥さんに手伝ってもらって寝室のベッドに寝かせ、
「何が有ったのですか?」

「智子さんの前では何ですから、他の部屋で。」

妻の様子が心配で離れたくは無かったのですが、一時的なショックを受けただけなので、大丈夫だろうと奥さんに言われ、妻を残して3人で座敷に行きました。
「ショックを受けた?」

「はい。あの後、ご主人の姿が見えなくなると、この人は慌てて逃げる様に車まで走って行きました。
遅れて車まで行った私が乗ろうとすると全てロックがして有り、私だと分かると開けてくれたのですが、
走り出せば自動でロックされるのに、わざわざロックをしてからエンジンをかけ、様子がおかしいのでよく見ると、手足が微かに震えていて。」

おそらく稲垣は、私が怒った顔でキッチンへ行ったので、また包丁を取りに行ったと思ったのでしょう。
「余りに様子がおかしいので、どうしてご主人があの様に激しく怒り出したのか聞いたら、とんでもない事をしていた事を白状しました。
それも身の危険を感じて、私の様な者に助けてもらおうと、震えながら話して来ました。
殺されても文句も言えない様な事をしておきながら、もしかしたら殺されるかも知れないと言って、女の私に助けてもらおうと縋って来ました。
私の100年の恋も一度に覚めました。
この人は最低な男です。
学生時代は勉強も出来て、今は仕事も優秀かも知れないけど、人間的には最低な人間です。
私は今まで、こんな男に気に入られようと努力していたかと思うと悔しいです。
こんな男に捨てられないように努力していたのかと思うとやり切れません。
こんな男、私の方から捨ててやる。」

奥さんは、その話になると興奮していて、妻があの様な常態になった事の説明をしてくれずに、一気に捲くし立てると、畳に伏せて泣いてしまいました。
「典子。」

稲垣が弱々しい声で奥さんを呼ぶと、奥さんは顔を上げて、
「私の事を呼び捨てにしないで。もうあなたの妻をやめます。もっと早く気付けば良かった。そうすれば私の人生も変わっていた。」

私は最初、奥さんが稲垣の事を最低の男だと言っているのは、妻との間に子供を作った事だと思いましたが、
その事は、妻も知っている事で、その事を奥さんに詰られたくらいでは、泣き叫んで取り乱すことは有っても、
あの様な状態にはならないと思い、奥さんに質問しようとしましたが、奥さんの話は続き、
「あなたは最低な男です。妻としては勿論ですが、女としても絶対に許さない。
智子さんに同情はしたく無いし許す気も無いけれど、あなたのした事は余りにも酷すぎる。
同じ女性として、あなたが智子さんにした事を絶対に許さない。」

奥さんの、妻を庇うかのような言葉に困惑していると、
「この人は智子さんを騙していたのです。それも、智子さんの一番弱いところを利用する様な、もっとも下劣な騙し方で。」

「それはどの様な事ですか?
奥さんもお聞きになったかと思いますが、
騙して妻を妊娠させ、娘がこの男の子供で有る事を言っておられるのですか?
お願いですから教えて下さい。
娘が私の子供では無いと分かった今、もう何を聞かされても怖くは無いです。」

「私からはとても言えません。話すだけでも気分が悪くなる。」

そう言ってから稲垣を睨みつけて、
「あなたが言いなさい。助けを求めて私に話し、その後智子さんに話したのと同じ事を、もう一度ご主人にも話して謝りなさい。
きっとそれ以外にも有るのでしょ?
もう何もかも全て正直に話したら?
この期に及んでまだ隠そうとするのなら、私は皆に全て話して、あなたが何処にも顔を出せない様にしてやる。
銀行やあなたの友達、子供達にもあなたがどの様な人間なのか教えてやる。
あなたがもっとも知られたくない、大事な大事なお母様にも全て聞かせて、どんな育て方をしたのだと言ってやる。
もう離婚を覚悟したから、私は何も怖く無い。
早くご主人に全て話して謝ったら?早くしなさいよ。」

奥さんは涙を流してはいても怒りは物凄く、稲垣を死ぬほど殴りたいと思って呼び付けた私は、奥さんの気迫に押されて、殴るどころか罵倒する事さえ出来ずにいました。

私が急に殴ったのは、娘の事を妻から聞いたからだと感じた稲垣は、
私の怒りの深さに脅え、穏便に済む様に、奥さんに私を説得してもらおうと全てを告白したのでしょう。
私を恐れて、私から1番離れた部屋の隅に正座していた稲垣は、奥さんの言葉で、私の顔色を伺うかの様にゆっくりと近付いてくると、少し離れたところで土下座して、
「ご主人、申し訳有りませんでした。
私はずっと奥様を騙していました。
若い頃から奥様が私に特別な感情を持っていると気付いていたので、それを利用してしまいました。」

「そんな事は、妻の話を聞いて知っている。
それよりも、娘の事はどうするつもりだ?
今更おまえの子供だと言われても、俺は納得出来ない。
いや、絶対に納得しない。娘は俺の子供だ。」

「その通りです。ご主人のお子さんです。私の子供では有りません。」

「ああ、だからと言ってこの責任は重いぞ。
娘は俺の子供と思って育てる。だが、おまえは絶対に許さない。
命を弄びやがって。例えおまえが死んでも俺は絶対に許さない。」

「違うのです。本当にご主人のお子さんなのです。私の子供では有り得ないのです。」
私は稲垣お得意の逃げだと思い、
「どうせ妻といる時は、お互い不倫の事は、気付かれない様に離婚して、本当の親子3人で再出発しようと話し合っていたのだろ?
それがばれて、自分達の思い通りには離婚出来なくなったら、今度は自分の子供では無いと言って責任逃れか?」

その時奥さんが、
「違うのです。本当にご主人のお子さんなのです。
この人の話だと、確か娘さんはO型ですよね?
智子さんにはO型だと言って騙していたらしいのですが、この人はAB型です。」

一瞬、訳が分かりませんでしたが次の瞬間、声を出して泣きたいほどの喜びが湧いて来ました。
しかし、手放しで喜ぶ訳には行きません。
何故なら散々嘘をつかれていて、何が本当で何が嘘なのか分からない状態だったからです。
癌だと言われて入院し、再検査の結果、良性のポリープだったと言われ、死を覚悟していただけに、泣きたいほど嬉しいはずが、もしかすると隠さなければならないほど、末期の癌かも知れないと、疑っているのと同じ様な状態です。

「本当にAB型で間違い無いですか?」
「はい。」

「おまえには聞いていない。おまえの言う事は信用出来ない。」
すると奥さんが、
「AB型で間違いないです。お疑いになられるのも当然です。
自宅にこの人の献血手帳が有ると思いますので、コピーをとって後日お送り致します。
私を信じて下さい。」

この時、妻と稲垣の事など、もうどうでも良いと思えるほど嬉しかったのを覚えています。
そかし、稲垣の前では喜ぶ事も、ましてや嬉し泣きなど出来るはずも無く、怒った顔をしながら、心の中では娘が我が子だった事の喜びを噛み締めていました。
しかし時間が経過すると、娘が私の実の子だったと言う事だけで、もう充分だと思えていた気持ちは次に移り、
妻があの様な状態になったのは、それを聞いてショックを受けたのだとすると、
私の子供だった事を喜ばずに、稲垣の子供で無かった事がショックであの様に成ったと思え、また私に怒りが戻って来ました。
「全て聞かせてもらおうか?」
「・・・・はい。」

そう言ったきり何も話さない稲垣に対して、妻に対する怒りまでもが向かい、髪の毛を掴んで立たせると、また殴ってしまいました。

殴られて座り込んでしまった稲垣を、今度は蹴ってやろうと足を振り上げたのですが、その瞬間、稲垣はそっと目を瞑り、
「何でも話します。全てお話します。」
そう言われたので、何故か私は振り上げた足を下ろしてしまい、そのままではばつが悪く、稲垣を足で突き倒すと胡坐を掻いて座ました。

「おまえは智子の事をどう思っている?好きなのか?若い頃からずっと好きだったのか?」
何故か私は、この様な事を聞いてしまいましたが、こんな事は真っ先に聞かなくても良い事でした。
妻の気持ちは知りたくても稲垣の気持ちなど、後で聞けば良い事でした。
しかし、聞いてしまった手前話を続け、
「婚約中にも関わらず、妻には特別優しくしたそうだが、その頃から好きだったのか?」

「いいえ、好きだとか言う気持ちでは無かったです。勿論可愛いと思い、凄く興味は有りましたが、特別好きとか言う気持ちは無かったです。」

「それならどうして妻に特別優しくした?どうして近付いた?」

「それは・・・・・・・・・・。」
稲垣が顔色を伺うかの様に奥さんを見ると、
「私も聞きたい。もう正直に何もかも話して。」
「それは・・・・・智子さんの胸が・・・・気に成って・・・・・・。」
稲垣は妻が同じ支店に配属されて以来、妻の豊満な胸が気になって仕方がなかったそうです。
そうかと言ってじろじろ見る訳にもいかず、周りに気付かれない様に時々横目で見ては、頭の中で想像を膨らませていたそうですが、ある時伝票を渡しに行くと、妻は机に向かって前屈みで仕事をしていた為に、ブラウスの胸元から胸の膨らみが少しだけ見えました。

その事で味を占めた稲垣は、何かと用を作っては妻の所に行く様になり、仕事で困っている様子が有った時などは、真っ先に行って教えながら胸元を覗き、見えない時でも直近で膨らみを見て楽しんでいた様です。

しかし周囲の目も有り、妻にばかり仕事を頼む訳にもいかず、自分ばかりが教えに行くのも不審に思われると思い、妻が自分に恋愛感情を抱いているのではないかと感じ出した頃からは、勤務時間中は無関心を装い、仕事が終ってから喫茶店などで待ち合わせ、妻の悩みを聞きながら服に包まれた妻の胸や身体を間近で見ては、想像を膨らませる様になりました。

これほど露骨には出来なくても、同じ男である私には、ここまでの気持ちは分からない訳では有りません。
私も女子社員がタイトスカートなどを穿いて来た時などは、お尻の丸みが気になる事も有りますし、通勤時なども、夏場女性が薄着になるのは嬉しいものです。

「その頃から妻を抱きたかったのか?」

「抱きたいと言うよりは、いつも想像していた裸を見たかったです。
いいえ正直に言います。出来ればそうしたかったです。
私の事を好きになっていると感じていた時は、
ホテルに今日は誘おう、明日は誘おうと思っていましたが、
婚約していた事も有って、思うだけで結局そこまでの勇気は出ませんでした。
その内これは恋愛感情を抱いているのでは無く、兄か父親の様に思っているのかも知れないと感じ、
そう思うとトラブルが嫌で、余計に誘う事も出来なくなりました。」

その時奥さんが、
「智子さんを抱きたかったと言う事は、
その時点で私よりも智子さんを愛していたと言う事でしょ?
正直に、好きだったと言ったら。
どうして私と結婚したの?その時どうして私を振ってくれなかったの?」

この時の稲垣の気持ちは分かりませんが、奥さんのこの話は少し違うと感じました。
私は、男なので女性の気持ちは分かりませんが、男は好きな人がいても他の女性と出来てしまうのです。
男は、出来てしまうと言い切ると、そうでない方に悪いのですが、私には出来てしまいました。

妻と付き合う前にも、何人かの女性とお付き合いした事は有りましたが、その時々相手を真剣に愛していて、身体の関係も有りながら、友達とソープに行ったりした事も有ります。
お尻を振りながら前を歩く女性を見ていて、抱いてみたいと思った事も有ります。
結婚してから妻を裏切った事は有りませんが、正直その様な気持ちが無い訳では有りません。

奥さんは、私がいるのも忘れているかの様に、自分が疑問に思っていた事を稲垣に問い詰めだし、
「どうして好きでも無い私と付き合ったの?
どうしてお母様にあれだけ反対されても、好きでも無い私なんかと結婚したの?」

「いや、付き合っていて愛していると分かったからプロポーズした。これは本当だ。」

「それなら逆を言えば、それまでは、好きでも無いのに交際を申し込み、好きでも無かったのに付き合ってくれていたという事?」

「その頃は、お袋に逆らいたかっただけかも知れない。でも結婚したのは愛したからだ。典子だけを愛していたからだ。これは本当だ。」

「それなら今はどちらが好きなの?智子さんなの?私と子供まで捨てて、一緒になろうとしていたのだから、智子さんの方が好きになったのね?私の事は嫌いになったのでしょ?」

「嫌いじゃない。智子さんを好きになってしまったと思い込んでいたが、本当は典子の方が好きだったと気付いた。
典子から逃げようとしていただけで、本当は典子や子供達と一緒にいたいのだと、
最初ここにお邪魔した時の、典子の話を聞いていて、はっきりと分かった。」

「私から逃げる?」
2人の会話を聞いていて分かった事は、稲垣は幼い頃から2人の姉と比べられながら、勉強から生活態度まで母親に厳しく育てられた様です。
優秀な姉と比べられながらも母親に褒められたくて、母親の望む通りの学校へ行き、父親も銀行マンだった為に銀行に就職しろと言われて、母親が選んだ銀行に就職し、後は母親が決めてくれる相手と結婚するだけのはずでした。

しかし、一流大学を出ていて趣味はピアノ、お茶やお花の師範の免状も持っている娘とお見合いをしろと言われた時に、ようやく自分の人生がこれで良いのか考える様になり、母親に初めて逆らって、母親の理想とは逆の、大学を出ていない習い事もした事のない奥さんと付き合ったそうです。

「口喧しいお袋や姉達に逆らいたくて、典子と付き合ったのかも知れない。
お袋に決められた人生が嫌だという理由だけで、典子と付き合ったのかも知れない。
お袋が理想としている女性以外なら、誰でも良かったのかも知れない。
しかし、付き合っていて好きになったから結婚したのは本当だ。
私はそれまで、女は皆お袋や姉の様な生き物だと思っていた。
お見合い写真を見て、この女と結婚をしてもあの様な生き物が、身の回りにもう一人増えるだけだと思った。
しかし、典子と付き合ってみるとお袋達とは違っていた。
最初は私と結婚出来る様に、優しい振りをしているのでは無いかと疑っていたが、違うと分かったから結婚したいと思った。
実際、結婚してからも典子は優しく、私に逆らう事も無く、常に私を立ててくれて、典子といると私は男なのだと実感出来た。」

「私だけでは無いでしょ?智子さんにも同じ様な思いを感じていた。違う?」

「そうかも知れない。でも愛していたのは典子だった。しかし・・・・・・。」

結婚当初、何でも稲垣の言う通りにしていた奥さんも時が経つにつれ、当然の事ながら全て稲垣の思う様には出来ずに、意見が食い違う事も出て来ました。
特に子供が生まれてからは、奥さんが稲垣に色々頼む事も増えたのですが、私にはそれが普通だと思えても、幼い頃からのトラウマが有り、常に女性よりも優位な位置にいたいと思っていた稲垣には、奥さんに命令されている様に聞こえたと言います。

最初は奥さんに謝る様な雰囲気だった稲垣も、次第に奥さんへの不満を訴え出し、
「セックスもそうだ。最初の頃は私がしたい時に応えてくれていた。
しかし、子育てに疲れているとか何かと理由をつけて、徐々に典子主導になっていった。
私はしたくなると、典子の顔色を伺っては、お願いする立場になってしまった。だから・・・・・。」

「だから何?だから智子さんを騙して浮気したと言いたいの?
9年前の浮気は、私のせいだと言いたいの?
私は精一杯あなたに応えていたつもりです。
よく思い出して下さい。
風邪気味で熱っぽい時や、子供が熱を出して前日ほとんど眠っていない時なんかに言われても、それは無理です。
それなら、今回の事は何と言い訳するつもりですか?」

「典子はずっと私を疑っていた。
私の帰りが遅かったり、出張が有ると必ず事細かに行動を聞いてきた。
疑っていた訳が、脱衣所で拾った智子さんのイヤリングの一部だと今回分かったが、私は全て監視されているようで息苦しかった。
結婚するまではお袋や姉で、今度は典子かと思った。」

「でも、結局は疑われる様な事をしていたのでしょ?あなたが何もしていなければ、この様な事にはならなかった。私に責任転嫁しないで。」

奥さんが母親の様になってきたと感じた稲垣は、何でも言う事を聞く妻に惹かれ、妻に乗り換えようと思ったのでしょう。

稲垣と奥さんの話を聞いていた私は複雑な心境でした。
妻を愛していたのではなくて、奥さんを愛していると言うのは、全て失うのが嫌で、奥さんの手前言っている事だとしても、未だに妻を愛していると言われるよりは、今後の対処がし易いと思え、私には喜ばしい事なのですが、裏を返せば、妻を真剣に愛してもいずに、私の大事な家庭を壊した事になり、それは今迄以上に許せない事でした。

稲垣の話が本当なら、この様な歪んだ理由で家庭を壊されたのかと思うと、強い怒りを覚えます。
「そんな話は帰ってから2人でしてくれ。それよりも、今回の事を聞かせろ。どうやって妻と付き合う様になった?」
稲垣は、転勤が決まる前まで、行き付けのスナックに手伝いに来ていた、バツイチの女に入れ揚げていました。
お金の為に機嫌を取っていると分かっていても、その事が心地良かったと言います。
しかし奥さんは、女の影を感じてから相手は妻でないかと疑い、稲垣を問い詰める様な会話が増えていき、稲垣にはその事が煩わしく、転勤を期に単身赴任を強く望んだ事で、奥さんもそれまでの自分の態度を反省して、これを許したそうです。

いざ赴任するとそこには偶然にも妻がいて、稲垣は勝手に運命のような物を感じ、奥さんが浮気をして離婚になりそうだと嘘をつき、同情を惹いて近付いた様です。
妻は、以前凄く世話に成ったので少しでも恩返しがしたいと言い、外で会っていて要らぬ噂を立てられては、妻に迷惑を掛けてしまうからと言う稲垣の提案に乗り、アパートへ行く様になりました。

最初は稲垣の悩みを聞くだけだったのですが、次第に先に帰る妻が食事の用意をして稲垣の帰りを待ち、一緒に食事をする事も増え、休日には掃除や洗濯にも行く様になりました

「まるで通い妻じゃないか。智子がアパートに行く様になってから、すぐに抱いたのか?」

「いいえ、身の回りの世話をしてくれていただけでした。」

「以前に関係を持った事の有る男と女が、狭い部屋に2人だけでいて、何も無かったと言うのか?正直に話せ。」

「すみません。アパートに来る様に成って一ケ月ほど経った頃から、キスの様な事は・・・・・有りました。
私の執拗な要求に負けたのか、渋々ですが応じてくれました。
でも、身体の関係だけは、ご主人を愛していて娘さんにも顔向け出来ないので、いくら私の頼みでも聞けないと言って強く拒まれました。」

いくら特別な感情をもっていて、以前世話に成ったと勘違いしていたとしても、私が日本を離れてから2ヶ月ほどで、簡単にキスを許したのは許せません。
身体は許しても唇は許さないと聞いた事が有りますが、妻の場合それとは逆で、結婚している事が足枷に成っていて身体を許さなかっただけで、心は完全に許していたように感じてしまうのです。

私はこの運命の悪戯を怨みました。
私の単身赴任が無かったら、この様な事にはならなかったかも知れません。
多少、稲垣との接触はあっても、毎日私の顔を見ていたら、罪悪感からこれ以上は進まなかったかも知れません。
何より、稲垣と同じ職場にならなければ、稲垣との接触も無かったでしょう。
「それなら、どの様に関係をもつ様になった?」
「それは・・・・・・・・・・・・。」

「はっきりと言いなさいよ。私や智子さんに話した事をご主人にも話なさい。
もう、殴られても殺されても仕方が無いでしょ?
全てあなたがしてきた事なのだから。
少しぐらいは男らしく、もう腹を括ったら?」

稲垣は妻と会う度に、以前関係を持った時に見た身体が脳裏に浮かび、服は着ていても裸に見えたと言います。
稲垣自身も歳をとったせいか、腰の回りに肉が付き、以前よりも肉付きのよくなった妻のウエストを見て、乳房も以前より垂れた崩れかけた身体を想像すると、若い娘の身体よりも遥かに興奮を覚えたそうです。

抱きたいと言って断られたものの、その後も通って来てくれる妻を見ていて、何か方法が有るはずだと考え、思い付いたのが子供の事でした。

妻も私と同じ様に、血液型からだけではなくて稲垣の話す状況からも、娘は稲垣の子供だと思い込み、翌日には体調が悪いと言って銀行も休み、アパートに来る事も有りませんでした。
妻はその翌日も銀行を休んだので、夜稲垣が電話をすると、
「この事は主人には黙っておいて下さい。お願いします。」

「それは出来ない。これは全て私の責任だ。
今ご主人は大事な仕事をしておられるし、とても電話などでは話せる事ではないから、話すのは帰国してからになるが、何の責任もとらずに、このままにはしておけない。」

「それは困ります。」

「困るといわれても、このまま私の娘を他人に育ててもらう訳にはいかない。
どちらにしても、今後の事を話し合いたいから、明後日の土曜日にアパートまで来てくれ。」

妻は、言われた通りに、土曜の朝アパートに来たそうです。

「おまえは嘘の天才か?どうしてその様な言葉がすらすら出て来る?第一娘がO型で無かったら何と言って騙すつもりだった?」

「智子さんは、忘れているようでしたが、赴任してすぐに聞いていて、3人の血液型は知っていたので、他の血液型の事までは考えなかったです。」
初めて妻がアパートに来た時に家族構成を聞いて、子供は関係を持った後に出来た娘が一人いるだけだと知り、自分の子供では無いかと心配になり、他の話しに紛れてそれと無く血液型を聞き、自分の子供では有り得ない血液型だったので、ほっと胸を撫で下ろしたそうです。

しかし妻は、久し振りに稲垣と話せる喜びで舞い上がっていたのか、一人暮らしの男のアパートに来た事で緊張していたかで、話した内容を忘れてしまっていたのでしょう。
稲垣の嘘はその場の出任せでは無く、全て用意周到に準備された物だと分かり、妻がああ言えばこう言う、ああすればこうすると色々なケースを想定し、妻を落としていったのだと思います。

「その事と、身体の関係をもつ様になった事とは、どの様な繋がりが有る?」

土曜の朝から話し合っていても、このまま私には隠しておきたいと言う妻と、私に話すべきだと言う稲垣の話は平行線のままで、次第に妻はどうしたら良いのか分からなくなり、取り乱していったそうです。

しかし、稲垣にとってはこれも予定通りの事で、妻を抱くという目的を達成させる為に、妻が自分では判断出来なくなり、自分自身を見失って行くのを待っていたのです。
「2人で責任をとろう。理香ちゃんの為に、何もかも捨てて責任をとろう。」

「えっ?どういう事?」

「ご主人には悪いがお互いに離婚して、2人で理香ちゃんを育てて行こう。理香ちゃんに対して責任をとろう。今は理香ちゃんの幸せだけを考えよう。」

「私には出来ません。主人と別れるなんて出来ません。」

「私だってそうだ。離婚を考えてここに来たが、やはり妻には、まだ情が有る。
それに、智子と違い私は子供達とも別れる事になる。
しかし、今は自分の幸せや自分の都合を考えている時では無いと思う。
私の子供達と違い、理香ちゃんはまだ小さい。
理香ちゃんさえ大きくなれば、私はご主人に殺されても良いと思っている。
理香ちゃんが1人で判断出来る歳になるまで育てるのが私の責任だと思う。
智子も自分の幸せや世間体、罪悪感など全て捨てて、理香ちゃんの事だけ考えて欲しい。」

「それなら今迄通り、私と主人で・・・・・・・。」

「それでいいのか?智子はそれで平気なのか?
ご主人は何も知らずに、自分の子供だと疑いもせず一生懸命働き、
自分を犠牲にしてまで一生懸命愛情を注ぐ。
智子はそれを平気で見ていられるのか?
俺にはとても出来ない。
それに血とは不思議なもので、血の繋がりが無いといつかギクシャクしてくるものだ。
まさか自分の子供では無いなんて気付かないかも知れないが、お互いにどこかしっくりと来なくなる時が来る。
理香ちゃんも最初は戸惑うだろうが、いつか私の事を分かってくれる様になる。
それが血の繋がりだ。
本当の親子3人で暮らそう。」

しかし、妻にはすぐに返事が出来るほど、簡単な問題では有りませんでした。

「他の生き物を見てみろ。
子孫を残し、子孫を育てる事が最大の目的で、その為だけに生きているものも多い。
鮭もそうだ。子孫を残す為にぼろぼろになりながら激流を登り、子孫を残すと死んで行く。
私の人生もそれでいいと思っている。
ご主人に怨まれようと、妻や子供達に軽蔑されようと、世間に非難されようと、理香ちゃんさえ立派に育てる事が出来ればそれでいい。
私の幸せなどどうでもいい。智子はどうだ?」

その後、妻は一言も話さずに帰っていったそうですが、何も話さず、何も反論せずに帰った事で、妻を自分のものに出来ると確信したそうです。

稲垣は、妻が決心してくれるという自信は有ったのですが、最低でも2、3日は掛かると思っていたそうです。
しかし、稲垣にとっては嬉しい誤算で、妻は翌日の昼過ぎにはアパートに来て、部屋の入り口に立ったまま。
「理香の寝顔を見ながら、一晩よく考えました。」

「決心してくれたのだな?」

妻は、涙を流しながら、ゆっくりと頷いたそうです。
稲垣は妻を抱き締め、そのままベッドまで連れて行き、キスをしながら胸を触りました。

「やめて下さい。そんな事はやめて下さい。」

「どうしてだ?これから周囲の者は全て敵になる。
夫婦だけでも仲良くしていなくてどうする?
父親と母親が仲良くしなくて、理香ちゃんが幸せになれるのか?
これは私達だけの為では無い。
理香ちゃんの為でも有るのだ。」

「でもまだ私達は・・・・・・・・・・。」

「ああ。ご主人や私の家族に話すのは、ご主人が帰国して落ち着いてからになる。
理香ちゃんに話すのはもっと後だ。
でも、今迄兄妹の様に思っていた関係が、急に夫婦の関係にはなれない。
だからそれまでに、夫婦としてやって行ける様になりたい。
夫婦にとってセックスは大事な位置を占める。
それに、2人で皆を説得しなければならなくなるから、それまでに夫婦としての絆を強くしておきたい。
2人で力を合わせないと、理香ちゃんを幸せには出来ない。
分かるな?」

この日、稲垣と妻は2度目の関係をもち、その後何度も何度も、絆を深め合ったのでした。
この間、奥さんは話を聞きながら、ずっと声を殺して泣いていたのですが、急に顔を上げて、
「どうやって智子さんを抱いたの?どんなセックスをしていたの?」

そう言ってから奥さんは私の顔を見て、恥ずかしそうに慌てて俯いてしまいました。
私もその事が気になっていて、女で有る奥さんも同じ思いだと知り、少し安心したのですが、妻からは聞けても稲垣から聞くのは耐えられず、プライドも許しません。

「・・・・・普通に・・・・・・。」

「普通?少し待っていろ。」

私が稲垣からプレゼントされた妻の下着を取りに行くと、妻は眠っているようでした。
座敷に戻った私は、稲垣の前に卑猥な下着を放り出すと、その中から真っ赤なパンティーを手に持ち、大事な部分に空いている穴から指を出し、

「こんな物を穿かせておいて、普通にだと?おまえには何が普通なんだ?」

「いえ、すみません。以前からこの様な下着を身に着けた女性を、目の前で見てみたいと思っていましたが、妻に頼む訳にも行かず・・・・・。」

「私は知っていました。あなたにその様な趣味が有るのは知っていました。
あなたの書斎に隠してあった嫌らしいビデオは、ほとんどの女性がその様な下着を着けている物だったし、
その他にも、その様な下着のカタログや、インターネットからプリントアウトした、写真なんかも隠して有るのを知っていました。」

「それにしても、智子がこの様な物を素直に身に着けたとは思えない。
ましてや、あの様な格好で人前に出るなど考えられない。
また何か騙して穿かせたのか?」

「お聞きになったかも知れませんが、9年前と同じ様に・・・・・・・・・。」

初めの頃は、セックスの前には、必ず拒むような言葉を言い、行為中も時々拒む素振りを見せていた妻も、3ヶ月もするとその様な言葉も消えて、セックスを積極的に楽しんでいるかの様に見えました。

稲垣は、もうそろそろ色々な事をさせても大丈夫だと思い、妻が一度気を遣って快感の余韻に浸っている間に、通販で買っておいた下着を持って来て、自らの手で穿かそうとしたのですが、異変に気付いた妻の激しい抵抗に合ってしまい、仕方なく断念しました。

しかし、諦め切れない稲垣は9年前を思い出し、その時と同じ様に、今迄散々抱いたにも関わらず、どうしてもセックスの対象としては見られないと嘘をつき、
夫婦として上手くやって行くには、セックスの時だけは違った女になって欲しいと頼み、
最初は比較的大人しい物から身に着けさせて徐々に妻を慣らし、
徐々に過激な下着を身に着けさせていきました。

「それにしても、自分で楽しむだけでなく、どうして人前でもあの様な恥ずかしい格好をさせた?」

「それは・・・・・・・。」

「それは何だ?」

数ヶ月前から、妻の様子がおかしいと気付いたそうです。
それは、私がいつ戻ってきてもおかしくない時期になり、妻がまた迷い出したのだと思い、もう昔の妻では無いと分からせる為に、銀行に来る時以外はあの様な格好を強要したのです。

もう私の妻では無く、稲垣のものだと分からせる為に、脅したり宥めたりしながら説得して、あの様な格好をさせたそうです。

稲垣の話を聞いていて、妻の陰毛があの様な形に剃られていたのも、同じ理由だと思い、
「あそこの毛を剃ったのも同じ理由か?」

「はい。
最初は化粧や髪型、髪の色も変えさせ、あの様な格好をさせるだけで効果が有ると思っていましたが、
それらはどれも、ご主人が帰って来る前に直そうと思えば、直せる物ばかりだと気付きました。
髪も切って染め直せば良いし、化粧はすぐにでも直せます。
服や下着も捨てれば良い。それで不安になって。」

「智子は素直に剃らせたのか?」

「・・・・・・・・・・・・。」

「言わなくても、後で智子に聞けば分かる事だ。
今おまえから聞くのと、後で智子から聞くのでは、俺の怒りも違う。
話せない事は話さなくてもいい。おまえが決めろ。」

「最初はホテルで身動き出来ないように縛り、嫌がる智子さんを無視して・・・・・・・・・・すみませんでした。」

『最初は』と言う事は1度だけで無く、何度かその様な行為をされたという事です。
その時の妻の姿を想像すると不憫だと思いましたが、私を裏切っていた事とは別問題で、妻を許す事など到底出来ません。
セックスの本当の良さを覚えてしまっていた、妻の身体では仕方の無い事かも知れませんが、積極的に快感を得ようとしている姿を想像すると、妻が本当に騙されていたとしても、許す気になどなれません。

気持ちと身体は違うと思いたいのですが、妻が上になり下になり、ある時は、後ろからも突かれ、自らも腰を使っている姿を想像するだけで、許す気にはなれません。

「あの様な格好をさせて、この事が発覚しても良いと思っていたのか?
現にお袋が妻の異変に気付いた。
それに、毛を剃ってしまっては私が帰って来たらばれる恐れが有っただろ?」

「最初の頃は知られる事が1番怖かったです。
いいえ、ずっと怖かった。
でも、それ以上に智子さんが離れて行く事の方が怖く、その時はその時でどうにかなると思いました。」

あの計算高い稲垣が、妻が離れて行くかも知れないと思った時、感情だけで動きました。
この事からも、やはり今は奥さんの手前言っているだけで、本当は妻の事を今でも愛していて、まだ諦めてはいないのでは無いかと疑ってしまいます。
今はじっと台風が通り過ぎるのを待っているだけで、まだ諦め切れていないのでは無いかと疑ってしまいます。
そう思うと、益々妻とは離婚出来ません。

妻があの様な状態になったのは、長年信じていた稲垣に裏切られていたと、知った事からだと想像はつきますが、この男なら、私達を欺いて少しでも穏便に済ます事が出切る様に嘘をついたとでも言い、また妻に取り入る事は容易い事でしょう。

妻に対する未練や情も有るのですがそれ以上に、誰に何と言われようとも、妻とこの男が自由になり、幸せになる事だけは我慢出来ないのです。
稲垣は勿論ですが、もしも別れる様な事になれば、妻にも幸せにはなって欲しくないのです。
一生後悔して、苦しんで欲しいのです。
私は、そんな、くだらない男なのです。

妻があの様な状態になって寝ている事自体、妻の身勝手な甘えだと思えてきて起こしに行ったのですが、妻はベッドに寝て壁を見たまま、私を目で追う事もしません。

「おまえも座敷に来い。おまえからも聞きたい事は山ほど有る。」

やはり妻は、私の存在など気付いていないような様子で、一人言の様に呟きました。

「彼も同じだった。父や義兄と同じだった。」

そう言うとまた目を閉じて眠ってしまい、このままでは妻が壊れてしまうと感じたのですが、私にはどうする事も出来ません。

***

稲垣夫婦が帰り、私も少し眠っておこうと横になったのですが、色々な思いが交錯して、眠る事が出来ずに朝を迎えてしまいました。
この様な人生の一大事にも関わらず、いつまでも会社を休む訳にもいかないと、仕事の事が気になりだし、結局母に妻の事を頼んで出社しました。
この様な私を自分でも情け無く思いますが、後の生活の事まで考えてしまうのです。
妻や娘と離れる様な事にでもなれば働く意欲など無くなり、仕事など辞めてしまうかも知れないのに、会社に行ってしまったのです。

しかし、この様な状態では、まともな仕事など出切るはずも有りません。
何度か仕事を抜け出して、母に電話をして妻の様子を聞いたのですが、妻の状態は変わる事は有りませんでした。
私を気に掛けてくれている上司が昼休みに、
「どうした?家庭で何か有ったのか?」
ずばり言い当てられた私は、この上司だけには話しておこうと。

「はい。帰国してから妻と少し・・・・・・・・・。」
それだけで上司は悟ったかのように。

「そうか。俺も昔単身赴任をしていた時に、女房と色々有った。
今回の事はあんな遠くに赴任させた俺にも責任が有る。
君がいないのは仕事上痛いが、決着が付くまで休暇を取れ。」

「しかし・・・・・・。」

「男にとって仕事は大事だが、家庭有っての仕事だ。後は俺が上手くやっておく。」
私は上司に感謝し、言葉に甘えて急いで家に帰りました。

家に帰るとそのまま寝室に行き、妻に何度も呼びかけたのですが、一瞬目を開くだけでまたすぐに瞼を閉じてしまいます。

「私が話し掛けても、ずっとこんな状態だよ。
トイレに行く時でも、まるで夢遊病者の様だし。
一度医者に診てもらったほうが、良いのではないのかい?」

母に帰ってもらい、椅子に座ってじっと妻を見ていたのですが、昨夜は眠れなかった事も有り、知らぬ内に眠ってしまい、気が付くと窓の外は暗くなり出しています。
妻を見ると目は開いているのですが、じっと天井を見たままでした。

妻のこの様な姿を見せる事に抵抗は有ったのですが、娘を会わせてみようと思って実家に行くと、娘は私を見つけて抱き付いて来たので、私は涙を堪える事が出来ません。
手を繋いで帰る途中、娘にお母さんが病気になったと話し、それを聞いた娘は走り出したので私も後を追いました。
娘は寝室に入ると妻に駆け寄り、顔を覗き込んで、
「お母さん。お母さん、大丈夫?」

娘の声を聞いた妻は一瞬ビクッとし、夢から覚めたかの様に娘を抱き締め、稲垣夫婦に連れ帰ってもらってから初めて、声を出して泣きました。
「理香、ごめんね。ごめんね。」

今夜は、私と妻の間で寝たいという娘の希望を叶え、ベッドで川の字に成って寝たのですが、娘が眠ると妻が、

「あなた、ごめんなさい。私は昨日からずっと、もう一人の自分と会っていました。
もう1人の私と話しをしていました。
それで分かった事が沢山有ります。聞いて頂けますか?」

私と妻は娘を残してキッチンに行き、向かい合って座りました。
「もう少し落ち着いてからの方が良いのではないか?」

「いいえ、今聞いて欲しいのです。私はずっと自分に嘘をついていました。
若い頃から自分を偽って生きて来たと分かりました。
今聞いてもらわないと、また自分に嘘をついてしまう。
あなたにも嘘をついてしまう。」

私は聞くのが怖かったのです。
私の想像通りの事を言われるのではないかと思い、聞きたくは無かったのです。
しかし、知りたい欲望の方が勝ってしまい。

「そうか。それなら聞こう。」

「私は若い頃から、彼の事が好きだった様な気がします。
彼には典子さんという婚約者がいたので、彼を兄でもない父でも無い、訳の分からない存在にしてしまっていましたが、本当は愛していたのだと思います。
姉の所を飛び出して、その夜抱き締められてキスをされ、凄く嬉しかったのは彼を愛していたからだと思います。
あなたと付き合う様になったのも、彼に勧められたからです。
このままでは男性恐怖症に成ってしまうかも知れないから、一度デートに応じてみるのも良いかもしれないと言われたからです。」

私は、稲垣の存在自体が無ければ、こんな事にはならなかったと思っていましたが、皮肉なもので、稲垣がいなければ私達が夫婦になる事も無かった訳です。

「稲垣を忘れたくて俺と付き合ったのか?奴を忘れたい為に、好きでも無いのに俺と結婚したのか?」
いつの間にか、稲垣の奥さんと同じ様な事を訊いています。

「私は自分を変えたいから、お付き合いを承諾したと思い込んでいましたが、本当はそうだったのかも知れない。
彼を忘れたくて付き合ったのかも知れない。
でも結婚したのはあなたが好きになったからです。
あなたを愛したからです。それだけは信じて。」

信じたいのですが、これもまた稲垣が奥さんに言った言葉と同じでした。
立場は違っても、私達夫婦と稲垣夫婦は似ているのかも知れません。
違いと言えば、奥さんは2人の関係を疑いながら、ずっと苦しんで来たのに対して、私は稲垣の存在すら知らずに、のうのうと生きて来た事です。

「9年前にあなたを裏切った時も、私は確かに精神的に少しおかしかったし、あなたと喧嘩をして自棄になってはいたけれど、
彼の言う事を100パーセント信じた訳ではなかった様な気がします。
彼の言う事を信じよう。
あなたとの子供が欲しくて、我慢して抱かれるだけで、決して彼に抱かれたい訳では無いと自分に信じ込ませていただけで、彼の事をまだ愛していて、抱かれたかったのかも知れない。
自分に対して必死に言い訳をしていただけで、彼の愛を身体で感じたかったのかも知れません。」

今まで私は嫉妬心から、妻の稲垣に対する愛をどうしても白状させたかったのです。

しかし、このように告白されると、嘘でも『私は騙されただけだった。』
『私を騙し続けた稲垣が憎い。』と言って欲しかったと思いました。

稲垣に対する奥さんの質問を聞いていた時は、奥さんの前では、妻の方を愛しているとは言えるはずは無いので、そんな質問は愚問だと思っていても、いざ自分の事になると気になり、やはり同じ事を聞いてしまうのです。

「ずっと稲垣が好きだったと言う事か?俺よりも稲垣を愛していたのか?」

「いいえ、あなたを愛していました。私はあなたを1番愛していました。」

やはり愚問でした。
私に面と向かっては、私よりも稲垣方を愛しているとは言えない事は分かっています。
仮に妻の言った事が本当だとしても『1番愛していた』では当然納得など出来ません。
1番という事は2番が有るのです。
『あなただけを愛している』でないと、私の心は満足しませんでした。
このままでは、今まで妻に愛情を注ぎ、妻も私だけを愛してくれていると信じて来た人生が、稲垣の奥さんが言っていた様に、全て無駄に思えてしまいます。
その時はそうでも、今は私だけを愛していると言う言葉を聞きたくて、止めておけば良いのに、質問を続けてしまいます。

「その時はそうだったのかも知れないが、今回はどうだ?
今回は理香の事で騙されていたのだろ?
その事で俺と別れて奴と一緒になろうと思ったのだろ?
それとも、奴を愛していたのか?」

「理香があなたの子供では無いと言われた時はショックでした。
理香の寝顔を見ながら考えていて、私は何を悩んでいるのだろうと思いました。
普通ならあなたに許しを請い、許してもらえなければあなたと離婚して、私一人で理香を育てて行く事になると思います。
選択は二つに一つしか無いと思います。
しかし、私は彼との再婚も考えている。
彼の事が好きでなければ、この様な事を悩む事自体無いと思いました。
悩むという事は、多少でも彼に対しての愛が有るのだと思いました。
勿論、理香があなたとの子供だと分かっていれば、離婚など考えもしませんでした。
彼よりもあなたへの愛情の方が遥かに大きかった。
でも、理香の事考えると、彼の言う通りにした方が良いと思ってしまいました。」

この話だけでも、かなりショックだったのですが、次の話で私は奈落の底に、突き落とされてしまいます。

「昨日からもう一人の私と話しをしていて、今回も自分を正当化する為に、自分自身に嘘をついていただけで、本当は彼の事が未だに吹っ切れていなかったのだと思い知らされました。
私は違う世界に行ってしまった様な状態でしたが、最初は彼に裏切られたショックからだと自分を甘やかせていました。
しかし、そうでは無くて、自分に嘘をつきながら自分を庇っていただけで、彼の嘘は切欠に過ぎず、彼への愛情から、あなたを裏切っていた事が分かり、その事がショックで現実の世界に戻れなかった。
いいえ、戻ろうとしなかったのだと分かりました。
その証拠に、理香があなたの子供では無いと、彼に言われる前からあなたを裏切っていました。
これは彼への恩返だと自分を偽りながら、あなたを裏切っていました。」

何でも正直に、洗い浚い話そうとしている妻には、それがどの様な事かなど、怖くてとても訊けません。
私は、この事については軽く流したくて、
「ああ。稲垣から聞いて知っている。
食事を作りに行ったり、掃除洗濯をしに行っていた事だろ?
キスまではしていた事だろ?その事はもういい。」

「えっ?彼とキスはしていません。彼と関係をもってからは有りましたが、それまでは要求されても断わりました。」

「それなら稲垣が嘘をついていたと言う事か?そう言えばキスとは言わずに、キスの様な事と言っていたが、キスの様な事とはキスとは違うのか?」

「キスの様な事?あっ・・・・・・・・・・それを今から話そうと・・・・思っていました。」

これ以上まだ何か有るのかと思うと、もう聞きたくないと思いましたが、妻は私に全て正直に話そうとしていました。

妻が稲垣のアパートに行く様になってから、2週間ほど経った日曜日に、掃除と洗濯をする約束をしていた妻がアパートに行き、チャイムを鳴らしても稲垣からの返事は有りませんでした。

当然、妻が来る事は分かっているので、近くにでも行っているのだろうと思い、預かっていた合鍵で開けて入って行くと、
下半身だけ裸の稲垣が椅子に座り、仕切に硬くなった物をしごいていたそうです。
妻は、余りの事に、持っていたバッグを落としてしまい、両手で顔を覆いました。

「すまん、すまん。とんでもない姿を見せてしまったな。
誰にも見られたく無い姿を見られてしまった。
午前中に来てくれると言っていたか?
私は午後に来てもらえると思い込んでいた。」

そう言いながらも、稲垣は下半身を隠そうともしないので、妻は目のやり場に困り、
「それをしまって下さい。私、帰ります。」

「悪い、悪い。そう言わないでくれ。
慌てて隠しては、凄く悪い事をしていたようで、余計に恥ずかしいだろ?
これでも私の、精一杯の照れ隠しなのだ。
気を悪くしないで欲しい。」

急に寂しそうな顔をした稲垣はパンツとズボンを穿き、インスタントコーヒーを2人分作って妻に勧め、自分も妻の向かいに座るとコーヒーを飲みながら、
「軽蔑しただろ?当然軽蔑するよな。私自身、自分を軽蔑しているのだから。
こんな歳になってこの様な行為をしているじぶんを、この様な行為をしなければならない自分を、情け無く思ってしまうのだから。」

「いいえ、軽蔑するなんて・・・・・・。」

「妻とはもう3年ほど関係をもっていない。
完全なセックスレス夫婦という訳だ。
私は妻を抱きたかったが、ずっと妻に拒まれて来た。
妻にすれば、他に男がいたのだから当然だったのだろうが、
私にもまだ性欲は有る。
風俗にでも行けば良いのだろうが、お金でその様な事をするのは抵抗が有る。
そうかと言って浮気をする相手も勇気も無い。
結局3年間自分で処理していた訳だ。
いや、智子には嘘をつきたくは無いので正直に言うが、本当は風俗の店の前まで行った事は有る。
それも2度も。
ただ、変なプライドが邪魔をして入る勇気が無かっただけだ。
情けない男だろ?どうしようもない男だろ?」

この話で妻の同情をかおうとしているのですが、やはり稲垣は嘘をつくのが上手いと思いました。
この話は勿論作り話なのですが、嘘の話の中で嘘をついたと白状する。

即ち二重の嘘をついて、この話をいかにも本当の事の様に、信じ込ませようとしているのです。

「自分でするというのは惨めなものだ。終わった後に後悔が残る。
終って冷静になると、自分のしている時の姿を想像してしまい、自分に対して猛烈な嫌悪感を覚える。
そのくせ食欲と同じで、性欲もどうしようもない。
溜まってくると知らぬ内に自分の物を握り締めている。
智子も笑えて来るだろ?笑ってもいいぞ。
自分でも情けなくて笑えてしまう。」

「笑うだなんて。」

「私の人生は何だったのだろう。
これから一生この様な事をしながら生きて行く。
こんな人生ならもう終っても良いと思いながらも、自分で終らせる勇気も無い。」

「お願いですからそんな事を考えないで下さい。何か私に出来る事は無いですか?何か有れば言って下さい。」

妻は、一般的な意味で言ったのですが、稲垣は待っていましたと言わんばかりに、
「実は、智子が来たので途中で終ってしまった。
ただでも出したかったのに、途中で止めてしまったので、情けない事に、今話していても神経はあそこに行ってしまっている。
恥ずかしい話なのだが、男の生理として仕方が無いのだ。
でも一人で惨めに処理するのはもう嫌だ。
はっきりと言うが、協力してくれないか?
私を助けると思って手伝ってくれないか?
こんな事は智子にしか頼めない。
妻にさえ頼んだ事は無い。お願いだ。」

稲垣は、これが目的で、わざと妻にこの様な行為を見せたのでしょう。
いくら没頭していたとは言っても、狭いアパートの部屋でチャイムが鳴れば、人が来たのを気付かない訳が有りません。

「私には主人がいます。そんな事は出来ません。」

「勘違いしていないか?私もご主人を裏切らせる様な真似はさせたくない。
少し手伝ってくれればいい。
手伝ってもらえれば、自分一人でこそこそとやっているのでは無いので、随分気が楽になる。
自分への嫌悪感も少なくなる。頼む、助けてくれ。」

稲垣の頼みは、自分でしている手を、その上から握っていて欲しいというものでした。
こんな頼みは、普通の女性なら決して聞く事は有りません。
それどころか怒って帰ってしまい、二度とここを訪れる事もないでしょう。
やはり妻には、稲垣に対する普通ではない思いが有ったのでしょう。
妻は、稲垣の座った椅子の横に座り、目をしっかりと閉じて横を向き、自分の物をしごき続ける稲垣の手を握っていました。
この時は、最後は稲垣が左手に持っていたティッシュで、自分で受け止めましたが、これでは妻が最後まで目を閉じていて面白く無かったのか、次に行った時には、その様子を見なければならない様に、妻にティッシュを持たせて受け止めさせ、終わった後の処理までさせていました。

その後、稲垣の要求は更にエスカレートし、妻もその様な事を何度かさせられている内に、次第に私に対する罪悪感も薄れ、横から、前から、後ろから妻がする様になり、稲垣は何もせずに、ただ快感に浸る様になって行ったそうです。

特に後ろからする様に要求される事が多かったそうですが、これは妻との密着度も増し、妻の乳房が背中に当たって、気持ちが良かったからだと思います。

「おまえは奴のオナニーを手伝っていたということか?まさか、キスの様な事というのは?」

「ごめんなさい。」

「飲んだのか?」
またこの様な事に拘ってしまいましたが、それと言うのは、私は妻に飲んでもらった事は無かったからです。
勿論、妻に口でしてもらう行為も有りましたが、それはセックスの中の一部としてで、放出にまで至る行為では有りません。
若い時には、妻が生理中で出来ない時に、口でしてもらった事が有ったのですが、妻はティッシュに吐き出し、私も飲んでくれとは言えませんでした。
こんな事で愛情は測れないかも知れませんが、もしも飲んだとすれば、妻の稲垣に対する愛情の深さを感じてしまうのです。

「どうした?飲んだのか?」

「最初は、吐き出していたのですが、吐き出されると、凄く悪い事をさせている気分になると言われて。」

「いくら世話になった恩人だと思っていたとしても、普通の女性はその様な事はしない。
ましてや、飲むなどという行為は決してしない。
やはり、おまえは奴の事をそれだけ好きだったのだな。」

「ごめんなさい。私もそう思います。
彼が可哀想に思え、彼に対する恩返しだと思い込んでいたけれど、あなたの言う様に可哀想や恩返しなどでは、
あなたを裏切るあんな事までは出来なかった。
彼の事も愛していたのかも知れません。
彼を喜ばせたかったのかも知れません。
私がしてあげる事で、彼が喜ぶ顔を見たかったのかも知れません。
ごめんなさい。私は2人を愛していたのかも知れない。
でも、彼よりもあなたの事を遥かに愛しています。これは本当です。」

「奴にもそう言っていたのだろ?」

「そんな事は有りません。
言い訳にはならないけれど、あなたが側にいたら、決してこの様な事はしませんでした。
あなたがいない事で身軽になった様な、自由になった様な気持ちだったと思います。」

「でも、それはおまえも納得した事だろ?
確かに俺が単身赴任すると半ば強引に決めたが、それは理香の入学の事も有ったからだ。
正直、向こうでは色々な誘惑も有った。
しかし俺は全て断って我慢した。
それなのにおまえはたった数ヶ月で・・・・・・・。
今の俺の悔しさが分かるか?
寂しさが分かるか?
信頼し切っていた妻に裏切られた男の気持ちがおまえに分かるか?」

「ごめんなさい。ごめんなさい。」

「泣いても駄目だ。おまえと稲垣だけは絶対に許さない。
法律なんてどうでもいい。おまえと離婚しても、絶対に幸せにはさせない。
どの様な手を使ってでも、必ず地獄に落としてやる。」

心の中で、まだ何処か妻を庇う気持ちが有った私も、これで妻とは終ってしまったと思いました。
自分の言葉が更に怒りを誘発し、どんどん気持ちが昂っていき、復讐鬼にでもなった気分です。

最初は稲垣の話を聞いて、妻は稲垣に騙されて関係をもったと思いましたが、妻の話を聞いていると、稲垣の嘘を承知で関係をもった様です。
自覚は無くても、気が付かぬ内に自分自身を偽り、稲垣の言う事を嘘と承知で騙されて、自分の罪悪感を和らげていたのだと思います。
ここまでなら、稲垣よりも妻の方が一枚上手だったという事になります。
しかし、あの稲垣が、その様な妻の気持ちに気付かないはずが有りません。

結局、稲垣は、そんな妻の気持ちなどお見通しで、更にその上を行き、妻が自分の要求に従い易い様に、嘘をついて切欠を与え、妻の背中を押していた様な気がします。
お互い好きな気持ちが有りながら、お互いそれを知りながら、家族や仕事を捨て切れなくて、その事を口に出す事も出来ずに、こんな駆け引きを続けていたのでしょう。
今後、妻とは同じ人生を歩んでは行けそうに有りませんが、このままでは余りに寂し過ぎます。
その寂しさを多少でも癒す事の出来る望みは、妻が数ヶ月前から変わったと言う、稲垣の言葉だけでした。

妻とは終ってしまったと思っていても、私の選択は離婚だけでは有りません。
離婚して新しい人生を歩む。
娘のために我慢して、修復を目指す。
修復は目指せないが娘のために離婚せず、仮面夫婦になる。
離婚せずに一生虐め抜いて、奴隷のように扱う。

「稲垣が、数ヶ月前から智子の様子が変わり、智子が離れて行く様な気がしていたと言っていたが、何か気持ちの変化でも有ったのか?」

「理香が彼の子供だと思い込んでからは、彼と一緒になる事が最善だと思っていました。
理香にとっても、その方が良いのかも知れないと思いましたが、本当は私が怖かっただけかも知れません。
あなたに知れれば離婚になると思うと怖かった。
離婚された後はどうなるのか怖かったです。
私が自分で招いた事だとは言っても、何もかも無くしてしまう。
それなら新しい家族を持てる方を選ぼうと、ずるい考えをしてしまいました。」

「それだけでは無いだろ?稲垣の事も愛していた。」

「その時は気付きませんでしたが、いいえ、気付こうとしませんでしたが、それも有ったかも知れません。
彼よりも遥かにあなたの事を愛していても、暫らく会っていなかった事も有って、目先の愛を選んでしまったのかも知れません。
一時はあなたへの罪悪感を忘れたくて、何もかも忘れたくて、私から彼を求めてしまった事も有りました。
でも何故か彼との関係に違和感を覚えて来ました。
私は逃げているだけで、本当に一生を共にしたいのはあなただと気付きました。
例え、理香が彼の子供でも、あなたと3人で暮らしたいと、はっきりと分かりました。」

「それなら、何故、あいつの言う通りにしていた?
何故、あの様な格好までさせられていた?
何故、断らなかった?」

「断れませんでした。
理香の為に離婚を覚悟して、子供達とも別れる覚悟をした彼に悪くて断れませんでした。
でも本当は、これも私のずるさで、あなたに捨てられた時の行き場所を、確保しておきたかったのかも知れない。」

これを聞いて、離婚後に稲垣との再婚も有り得ると思った私が決めたのは、
離婚せずに妻を虐めて、一生私の側で償わせるという道でした。

「智子は離婚を覚悟して話したと思うが、そんなに離婚したいか?」

「えっ?ここに居させて貰えるのですか?お願いします。どの様な償いでもします。」

「勘違いするな。
おまえとは普通の夫婦には戻れない。
これからは全て俺の言う事を聞け。
おまえに自由は無い。白い物でも俺が黒だと言えば黒だ。
それでも良いならここに居ろ。
決して勘違いはするなよ。これも理香の為だ。
おまえの顔など見たくないが、理香の為に我慢する。」

「ありがとうございます。どの様な形でも、今の私には嬉しいです。」

私に逆らう事が有った場合は、離婚を約束させ、
翌日、妻に離婚届を貰って来させ、
離婚届の妻の欄と、私の書いた離婚条件にも署名捺印させようとすると、妻は躊躇しました。

「どうした?
あいつの言う事は、あんな事まで信用しようと努力したおまえが、
俺の事は信用出来ないか?
おまえが俺の言う事に逆らわない限り、
勝手に離婚届を出す様な事はしない?」

「ごめんなさい。ただ条件が・・・・・・・。」

確かに離婚の時の条件は、裁判でもすれば全て通らない様な法外な物ばかりです。

「どこが気に入らない?全ての財産を放棄するという項目か?それとも慰謝料として1億円払うという所か?」

慰謝料が1億円など、有り得ない金額です。
しかし普通の金額では、稲垣が肩代わりする事も考えられたので、無理を承知でこの金額にしました。
「違います。理香の親権の所です。
親権があなたなのは、わたしのやった事を考えれば仕方が無い事だと思います。
ただ、離婚後一生会わないと言うのは・・・・・・・・。」

「そうか。おまえは今からもう、俺に逆らって離婚になる事を考えているんだ。
離婚にならない様に、一生懸命償うのかと思っていたが、
今は逆らわずに、ほとぼりが冷めるのを待とうと言う考えだ。
言っておくが、今も俺に逆らっている事になるのだが?」

妻は慌てて署名しながら、
「ごめんなさい。今回だけは許して下さい。
一瞬、理香と会えない人生を想像してしまいました。
もう絶対に逆らいません。どうか許して下さい。」

「今回だけだぞ。その事はもういいから今夜は俺の好物を作れ。言わなくても何か分かるな?」
妻は、材料を買いに行き、その材料を見ただけで、私の1番好きなハンバーグだと分かりました。
妻のハンバーグは絶品で、それを食べてからは外食でも、ハンバーグを注文した事が有りません。
いかし、いざ食べようとナイフとフォークを持った時に吐き気を覚え、娘が心配する中、私は無言でキッチンを出ました。

私は、寝室に行って寝転びましたが、これは妻への嫌がらせでは無くて、稲垣の物を散々触った手で捏ねたかと思うと、身体が受け付けなかったのです。
ハンバーグだけでなくご飯でさえも、妻がその手でといだかと思うと、食べる事が出来ないのです。
娘が食べ終わり、テレビを見ている間に寝室に来た妻は、

「すみませんでした。お気に召さなかったですか?」

「ああ。確かにハンバーグは好物だ。
しかし今の様な精神状態の時に、あのような油っこい物が喉を通ると思うのか?
おまえは全然反省していない。
もしかすると、もう終った事だと考えていないか?
俺の気持ちを少しでも考えれば、あんな物は作らないはずだ。
俺はカップラーメンでも食べるから、すぐに買って来い。」

「ごめんなさい。私の配慮が足りませんでした。
カップラーメンなどと言わずに、何でもおっしゃって下さい。作り直します。」

「聞こえなかったのか?俺はラーメンを食べると言ったはずだ。
俺には逆らわなかったのでは無いのか?
智子には『はい』以外の返事は無いはずだ。すぐに買って来い。」

その後も、妻の作った物を食べられる事は有りませんでした。

その間、稲垣への復讐も考えていましたが、私が思い付く事は違法な事ばかりです。
それでも良いと思っていても、娘や私の将来を考えると現実には出来ません。

私に出来る事は慰謝料を取る事と、精々行員同士の不倫なので銀行へ訴え、稲垣の社会的地位を脅かすぐらいの事でした。
先に銀行へ、ばらしたのでは、稲垣が困るだけの慰謝料は取れないと思い、銀行については何も触れないで、ただ慰謝料のみ文章で請求すると、次の日に電話がかかり、
「この度は申し訳ない事を致しました。
慰謝料もお支払いする覚悟でいますが、5千万は余りにも法外で、高額すぎてお支払いできません。」

「法外?旦那のいる人妻を好きにしておいて、法外などという言葉がよく出てくるな。
その事は法律違反だから、慰謝料が発生するのだろ?おまえから法外などと言う言葉が出てくるとは思わなかった。
おまえはいくら位を考えている?」

「・・・・はい・・・・・500万を・・・・・・。」

「俺も色々調べたが、確かに500万は良い額だ。
でもそれで俺の気が晴れると思っているのか?
俺は今回の事で一生苦しむ。
おまえは一度車を買い換えるのを我慢すれば終わりだろ?
そんな事で俺は許す気になんかなれない。
俺の望みは金では無い。おまえも苦しむ事だ。よし、続きは銀行で話をしよう。」

「銀行だけは許して下さい。必ずこちらから返事を致しますので、暫らく考えさせて下さい。」

そう言った稲垣からは、1週間を過ぎても返事が来ず、お金と職を天秤にかけているのだと思っていましたが、私の知らぬ所で話は違った方向へ動いていました。
2週間経ち、私が痺れを切らして銀行へいつ乗り込もうと思っていた時、稲垣の代理人を名乗る弁護士から電話が有り、
「慰謝料300万で示談にして頂けないですか?
そちらが離婚されない場合、私は300万でも高いと思いますが、示談をお願いするのですからこの金額にさせて頂きました。
裁判をなされても、この金額より上は無いと思います。
その上弁護士費用や裁判費用で、100万はかかる。
結局手元に残るのは200万がいいところです。
お互いに無駄を省く為に、示談を了承して頂きたい。」

「断る。俺はお金が目的では無い。」

「それでは何が目的ですか?
今の日本では復讐は認められていない。
稲垣さんから聞きましたが、5千万など有り得ない。
余りに常識からかけ離れていると、恐喝で訴える事も出来るかも知れない。
どちらにしても、今返事を頂こうとは思っていないので、後日私と会って頂きたいのです。
今後の交渉は稲垣さんに直接せず、必ず私を通して下さい。」

この弁護士は仕事でこう言っていると分かっていても、この男まで憎くなります。

「分かりました。私も代理人を立てます。
今後の話はあなたとお隣の犬とでお願いします。
これでは代理人ではなくて代理犬になってしまうから駄目ですか?」

「私を侮辱するおつもりですか?」

「いいえ別に。
私は、あなたを奴の代理人だと認めた覚えは無い。
そんな事が通るのなら、私も代理の者を勝手に決めても良いはずだ。
私が奴と直接話しては駄目だと、裁判所から勧告でも出たのか?
人の家庭を壊しておいて、後は顔も出さずに知らん顔はさせない。」

これが法的に通る話かどうかは別でした。
しかし、この弁護士は私の怒りも多少は理解してくれ、後日稲垣と話す場を設ける事を約束してくれました。
ただし、2人だけでは無く、この弁護士の立会いの下ですが。

電話の後、私は稲垣の強気の訳を知りたくて、奥さんの携帯に電話をすると、稲垣夫婦の離婚が決まった事を知りました。
奥さんは怒りから、親戚や子供達にも話し、銀行へも話しに行ったそうです。
その結果出た処分が得意先への出向で、それも、小さな会社ですが常務として迎えられるそうです。

世の中など、この様なもので、悪い事をすればいつか地獄に落ちるなどと言うのは嘘で、悪い人間ほど上手く立ち回って行くのです。
向かい入れる会社も、稲垣の銀行とパイプを太くしたいのが見え見えで、全て承知で向かい入れるらしく、この事で稲垣を脅すのは無理になりました。

妻も銀行を辞めさせたので、稲垣との接点は無くなりましたが、何も怖い物が無くなり、自由になった稲垣には恐怖すら覚えます。
妻には事有るごとに散々嫌味を言って虐め、泣かせて来たのですが、思う様にならない稲垣への怒りも妻に向かい、今までしなかった性的な虐めをしようとしていたのですが、裸になる様に命じ、周囲に短い毛が生え出した逆三角形の陰毛を見ていると、稲垣を思い出し、嫌悪感を覚えてしまい触れる気にもなれません。

「なんだ?その陰毛は。久し振りに淫乱な身体を触ってみようと思ったが、汚くてとても触る気にはならない。
でも、折角裸になったのだから、俺をその気にさせる様に、後ろを向いて尻を振って誘ってみろ。」

妻は、逆らわなくなっていて素直に従いましたが、私はその事が面白く有りません。
逆らえば離婚だと言っておきながら、妻が嫌がり、泣きながら私に許しを請う姿が見たいのです。

「いくら俺に言われたにしても、よくもその様な真似が平気で出来るものだ。そこまでして、この家にしがみ付きたいのか?」
妻は、それでも反論せずに、唇を噛んで涙を堪えていました。
私が稲垣と会ったのは、それから3日後の事です。

私には、ある考えが有り、弁護士に指定された喫茶店を断り、弁護士事務所で会う事にしたのですが、これは相手の懐に飛び込み、相手を油断させる為でした。
「慰謝料300万で示談に応じます。ただ一言謝って頂きたい。それで全て水に流すつもりで来ました。」
すると稲垣は、
「大変なご迷惑と苦痛を与えてしまいました。どうか許して下さい。」

「先日、先生の話を聞いてから後で考えていて『裁判なんかして長引かせずに、早く決着を着けて忘れ、新しいスタートを切った方がお互い幸せになれるぞ』と言ってもらっていると感じました。
私も早くこの事を忘れたいので、これで終わりにしましょう。」

私が握手を求めると、稲垣は恐る恐る手を出しました。
その様子を弁護士は微笑んで見ていましたが、その微笑の中には、自分が説得をして私の考えをここまで変えさせたという、稲垣に対する自慢も有った事でしょう。
当然私は、憎い稲垣と握手をする気など無いのですが、目的の為には仕方が有りません。

「判を押す前に、今後妻と二度と連絡を取らない事と、二度と会わない事を書き足して頂けませんか?」

「その事は交渉する前に、稲垣さんに確認して有ります。稲垣さん、宜しいですね?」
稲垣は、一瞬返事を躊躇いましたが、弁護士の再度の確認に頷きました。

「それと、この約束を破った時の罰則もお願いします。
そうでないと、その様な約束は無いに等しくなってしまいます。
私は安心して暮らしたいだけなのです。
本当は気が弱いので、何か無いと不安なのです。」

どの様な罰則規定を盛り込むか聞かれ、約束に違反した時には、5千万を支払うと書き入れて欲しいと言ったところ、
「それはいくら何でも無茶です。もう少し現実的な額で無いと。」

「そうですか?それはまた連絡を取り合う事も有ると言うことですか?
それなら示談にするのは考えます。
追加で書き込んでもらった事も、何の意味もなくなる。
もう妻と会わないのなら、5千万でも1億でも良いと思うのですが?
最初から破るつもりの約束なら意味が無い。
私は先生の和解案に従いたかったのですが残念です。
裁判所でお会いしましょう。」

私が立ち上がると、弁護士が再度金額を下げる様に提案してきました。
私は、稲垣の困る額が良かったのですが、あまり拘っても変に思われるので、結局1千万という事になりました。
この額ではあまり困らないとも思いましたが、最初からお金が欲しいわけでは無くて、稲垣を出し抜く事が出来れば、私の心も少しは癒されるのです。

私の考えている事は違法な事だと分かっています。
しかし、不倫と同じで発覚しなければ、なんら違法行為にはなりません。
これは妻に踏み絵をさせる意味も有り、妻さえ本当の事を言わなければ、ばれる可能性も無いと思うのですが、もしも妻が私を裏切り、犯罪者になった時は妻と稲垣に対して、本当の犯罪を起こしてしまうかも知れません。

私の口座に300万振り込まれた夜、妻に通帳を見せ、
「これを見てみろ。俺がこれだけ苦しんでいるのに、稲垣は300万振り込んで終わりにするそうだ。たったの300万だぞ。これならやった者勝ちだ。」

「ごめんなさい。」

「ごめんなさいだ?おまえは気楽でいいな。まあ俺も考え方を変えれば、俺が遠くにいて使えない間の女房の穴を、300万で貸したと思えば得をしたのかも知れない。もうおまえの穴は使う気にならないから、次の男を見つけてもう少し稼がせてくれ。返事は?」

勿論、私にその様な気持ちは無いのですが、流石に妻もこればかりは『はい』とは言えない様です。

「俺の苦しさが分かるか?違法行為をしたくせに今は法に守られている奴には、何も出来ない俺の辛さが分かるか?」

「私が悪いのです。ごめんなさい。」

「私が悪い?まだ奴を庇っているのか?」

「違います。そうでは有りません。」

いよいよ私の計画を妻に話す時が来ました。
「それなら俺の気持ちを少しでも楽にしてくれないか?俺の復讐を手伝ってくれないか?」

「復讐?」
「余計な事は聞かなくてもいい。おまえが言えるのは、はいと言うのか、いいえと言ってここを出て行くかだ。」

「はい・・・・お手伝い・・します。」
私が計画を話すと、妻の顔色が変わりました。

「そうだ。俺がしようとしている事は、完全な美人局だ。
智子さえ裏切らなければ、絶対にばれない犯罪だ。
俺だって犯罪などしたくはない。
誰が俺にこの様な事をしなければならない様にした?」

「・・・・・私です。」

早速稲垣に電話をかけるように言うと、妻は電話の前までは行ったのですが、受話器を取ろうとはしません。

「俺のやろうとしている事はそんなに酷い事か?
長年俺を騙し続けていた事よりも酷い事か?
旦那が遠い国で、家族の為に一生懸命働いている間、他の男に抱かれて涎を垂らし、腰を振っていた事よりも酷い事か?」

妻は、ようやく私の指示通りに電話しましたが、話し方が余りにもぎこちなく、その上途中で泣き出したので、ばれないか心配しましたが、それが返って稲垣の心を揺さぶったようです。

「奴を騙すのが泣くほど辛いか?俺を騙し、裏切る事は平気で出来たのに。」

「違います。」

「まあいい。それより奴は何と言っていた?」

「そんなに辛ければ離婚して、私の所に来いと言われました。」

「それが嬉しくて、嬉し泣きだったのか。」

「違います。あなたに、この様な事までさせてしまう事が辛かったのです。」

「本当か?それよりも金曜日はどうなった?」

「会う約束をしました。ただ、あなたに言われた様に彼のアパートでは無くて、ホテルのロビーで会う事になってしまいました。」

稲垣は、私を警戒しているのでしょうが、まさか妻がこの様な事をするとは、微塵も思っていないはずです。
妻に無理やりさせている私でさえ、私の好きだった妻は、決してこの様な事は出来ない女だったと思っているのですから。

稲垣の仕事の都合で、夜の8時に待ち合わせているのですが、
まずはホテルかその近くで食事をするにしても、
アパートで会うのとは違い、
その後の行動が読めない為に私が見失った時の事も考えて、
どこかに移動する時は、
その都度トイレからでも連絡を入れるように言って有りました。

2人で会わないという約束だったので、
本来ならロビーに2人でいる所に乗り込めば充分なのですが、
2人だけになった時に乗り込んだ方が、
より効果が有ると思ったのです。

稲垣は警戒して、最初は辺りに気を配るだろうと思い、
妻よりも少し遅れてホテルに行き、その後2人を尾行する計画だったので、
今日は定時に退社するはずが、
この様な時に限って余分な仕事が入り、
退社出来たのが8時になってしまいました。

しかし、少しはロビーで話をするだろうし、
その後は食事に行くと思っていたので安心していたところ、
会社を出るとすぐに携帯が鳴り。

「彼に、このホテルに部屋をとっておいたので、今からそちらで話そうと言われましたが、私はどうしたら良いですか?」

平日でないと、出張に行っていて私が不在だと騙し難い事や、
翌日が休みで金曜日の方が開放的になれる事などを考えてこの日にしたのですが、
それが裏目に出てしまい、計画を断念する事も考えました。

しかし、妻から悩みを聞いて欲しいと言っておいて、
ここで不自然に妻が帰ると言い出しては、
稲垣は警戒して、もうチャンスは無くなるかも知れません。

「奴の言う通りにしろ。但し、奴が迫ってきても上手く逃げて、絶対に身体に触れさせるなよ。」

私はホテルに急いだのですが、早く着けたとしても3、40分はかかってしまいます。
ホテルに行く間、私の脳裏には、稲垣が妻をベッドに押し倒している姿が浮かびます。
妻に嫌悪感を持っていて、私は触る事すら出来なくなっていましたが、それでも稲垣に触れられる事は許せません。
稲垣だけで無く、もう二度と私以外の男に触れられるのは嫌なのです。

計画では常に私が近くに居て、2人だけになれる場所に入ったらすぐに妻に電話をかけ、2人で出て来るように言って、稲垣に事実をつきつける予定だったのですが、これでは私が到着するまで、何か有っても止める事が出来ません。

悪く考えると、稲垣に抱き締められてキスをされ、今の辛い立場が嫌でまた稲垣に寝返り、この計画を話してしまっているかも知れません。
気は焦るのですが、それとは逆に、タクシーに乗ったのが裏目に出て、工事渋滞などで1時間も掛かってしまい、ホテルに着いてすぐに妻の携帯に電話をかけたのですが、妻が出る事は有りませんでした。

フロントに稲垣の部屋を尋ねたのですが、教えてもらえる訳も無く、気が付くと私は家路に着いていました。

実家に預けていて娘もいない真っ暗な部屋の中で、何も考えられずに座っていましたが、何も考えてはいないはずなのに、何故か涙だけが溢れて止まりません。
少しして、人の気配を感じてそちらを見ると、暗がりの中に妻が立っていました。

「あなた・・・・私・・・・・・・。」

「帰って来たのか?泊まってくれば良かったのに。俺が抱いてやれない分、奴に朝まで可愛がってもらえば良かったのに。」

私に有るのは絶望感だけで不思議と怒りは無く、力無い小さな声で話していたと思います。

「ごめんなさい。私、抵抗しました。必死に抵抗しました。でも・・・・・。」

「いや、別にいい。これは俺が仕組んだ事だ。それより気持ち良かったか?気を遣らせてもらえたか?」

「いいえ、最後まではされていません。あなたからの電話でひるんだ時に、このままでは、ばれてしまうと言って逃げてきました。本当です。」

「それなら、どこまでされた?キスは?」

「・・・・・・。」

「裸にされたのか?乳首を吸われたか?」

「・・・・・・・・。」

「最後までいかなくても、指ぐらいは入れられたとか?」

「・・・・・・・・・。」

「全然感じなかったのか?下着を見せてみろ。」

「・・・・・・それは・・・・・・。」

私からの電話で稲垣がひるんだのではなくて、妻が我に帰ったのかも知れないと思いました。

「でも、もう彼に気持ちは有りません。
彼に抱きつかれた時嫌だと思った。
あなたをもう裏切りたくなかった。
ずっと抵抗していたけれど、身体が・・・・・身体が・・・・・・・。」

妻の話が本当だとすると、あと10分私の電話が遅れていたら、最後まで行ってしまい、そうなると今日、妻が帰って来る事も無かったかも知れません。

「今回の計画を奴に話したのか?」

「話していません。本当です。あなた、ごめんなさい・・・・・ごめんなさい・・・・・・・。」

私は、稲垣に電話をしましたが、これも怒る事無く、淡々と話していたと思います。
次の日、稲垣は弁護士を伴って私の家にやって来ました。

「約束の違反金はこの前と同じ口座に振り込んでくれればいい。話は以上です。お帰り下さい。」

「その事ですが、今回の事は話が出来過ぎている。出張に行っているはずのご主人がいたのもおかしい。もしかしたら、これは・・・・・・・・。」

「つまり、私が妻にこの男を誘惑わせたという意味ですか?
そう思うのなら訴えて下さい。それで結構です。
妻の私に対する気持ちに自信が持てず、出張だと嘘をついて、妻を罠に掛けたのは事実です。
その結果がこの有様です。もう何もかもが嫌になった。
もう生きているのが辛い。好きにして下さい。」

「相手を疑うのも私の仕事です。そういう見方も出来るというだけで・・・・そう言わずに。」

怒るでも無く、呟く様に話す私が不気味だったのか、弁護士は焦っている様でした。

「稲垣さん、昨夜は妻がお世話になりました。
妻を抱いてくれたみたいですね?妻は、喜んでいましたか?
妻は無理やりされたと言っていますが?
それでは、まるで強姦だ。」

「待って下さい。私は、ただ話をしていただけだと聞いている。
稲垣さん、その様な事が有ったのですか?」

「・・・・いいえ・・・・。」

私は妻を呼び、
「稲垣さん。もう一度、その様な事が有ったのか無かったのか答えて欲しい。」

「・・・・・有りましたが・・・決して無理やりでは・・・・・同意の上で・・・・・。それに、最後まではしていません。」

妻の言った、最後まではされなかったと言うのは本当のようですが、私には妻が感じてしまったた事が気になっていました。

「そうですか。肉体関係に近い事は有ったようですね。
しかし、強姦と言うのはどうでしょう?
分別の有る大人の奥様が、ホテルの部屋までついて行った。
しかも以前は不倫関係に有り、会おうと言い出したのも奥様からです。
多少強引なところが有ったとしても、はたしてそれが強姦と言えるかどうか。」

「強姦では無く、強姦未遂になるのかも知れませんが、
2人きりの密室で証人がいない事を良い事に、事実を隠し通すおつもりですか?
訴えるも、訴えないも妻の問題なので、別に私にはどうでも良い事ですが・・・・・・。」

すると弁護士は少し待って欲しいと言い、稲垣を連れて外に行ってしまいました。

「今回の事は、された、していないで水掛け論になってしまう。
ただ明白なのは約束を破って2人で会っていたという事です。
本来は、奥様の過失も大きいので満額は無理かと思いますが、
約束の1千万をお支払い致しますので、それで納得していただけませんか?」

「1千万は当然です。
約束を破ったら、妻と合わせて1千万と決めた訳ではない。
妻には別に相応の償いをさせます。
本当は、お金などどうでもいい。
お金よりもこの男を殺したい思いが強いのですが、
娘の事を考えると、まだ刺し違える決心がつかない状態です。」

「少し待ってくれ。それは完全に脅迫ですよ。その言葉だけでも犯罪だ。」

「そうですか。それなら私は罪に問われなければならない。
どうぞ訴えて下さい。もうどうなってもいい。
今後生きていたところで、人生に何の意味も無いかも知れない。」

弁護士は私を責めていたと思えば、今度は宥める様に、

「そう悲観的にならずに、冷静になって下さい。
最初に疑う様な発言をしたのは、仕事上色々なケースを念頭に置いて進めなければならないからです。
私は、そういう事も有り得ると一般的な話をしただけで、その事でも傷付けてしまったとしたら、私の不徳の致すところです。
許して下さい。
奥様の件は、私は相談者を擁護する立場に有るので、稲垣さんを信じて、強姦の様な事は無かったとしか言えない。
しかし双方の利益を考えれば、示談にするのが好ましいと思います。
どうでしょう?」

すると稲垣は弁護士に対して不満を露にし、
「そんな・・・・・。先生は私の代理人だろ。」

「稲垣さん。あなたは私にも、奥様とは二度と会わないと約束してくれましたよね?
その舌の根も乾かない内に、これは何ですか?
もしも奥様の方から連絡が有った時は、毅然と断って、トラブルにならない様に、すぐに私に連絡しろと言いませんでしたか?
お金の事まで言いたくはないが、
私はあなたのお姉さんに頼まれて、お姉さんの同級生というだけで、
儲けも考えずに引き受けているのですよ。
これ以上まだゴタゴタするのなら、私はこの件から降りる。」

結局、稲垣が私に分割で1千万を支払い、もう妻と会えない様に、次に約束を破った時には5千万を支払うという事に署名させ、それとは別に、稲垣が妻へ解決金として五十万支払う事で決着しました。

本当は強姦が認められずに、逆に名誉毀損で訴えられようとも妻に訴えさせて、もっと稲垣を苦しめたかったのですが、私にもこの事を仕組んだ負い目が有り、妻が法廷で取り乱し、美人局をした事までばれるのを恐れてしまい、一応示談としましたが、示談にした1番の理由は、私の中で急速に力が抜けて行くのを感じていたからです。

そんな中、ただ一つ嬉しかった事は、稲垣が1千万を即金で用意出来ない事でした。
離婚した事も有り、考えていたよりも稲垣の懐事情は厳しいらしく、私に分割を頼み、何度も頭を下げる姿には多少ですが心が癒されました。

2人が帰り、妻が稲垣の愛撫に感じてしまった事で、今後どうするかを考えていると、突然妻が言い難そうに、
「あなた、その五十万は私に頂けませんか?」

妻は、稲垣の奥さんから、慰謝料として百万請求されていたと知りました。
奥さんは、妻が稲垣にずっと騙されていたと思っているので、この様なケジメだけの金額で許してくれたのでしょう。
長年苦しみ、この様な結果になってしまった奥さんの気持ちを考えると、また徐々に怒りで力が漲って行くのを感じます。
「おまえは奥さんにこれだけの事をしておいて、たったの百万で済ませるつもりか?」

「典子さんに償いたいけれど、今の私には百万のお金も有りません。」

「そうだな。2人で溜めたお金は、離婚に成った時に全て放棄すると決めていたので、
いつ離婚になっても不思議で無い今、おまえは一切使えない。
それにしても情けない女だ。
奥さんの一生を駄目にしておきながら、償いはお金でしか出来ない。
しかし、そのお金すら無い。
奥さんが温情を掛けてくれて、たった百万で許してくれようとしているのに、それすらもまだ五十万足りない。」

「お願いです。五十万貸して下さい。お願いします。」

「そうだな。奥さんに迷惑はかけられない。五十万貸そう。
その代わり保証人を付けてくれ。
おまえの様な平気で嘘をつける人間に、保証人も無く貸す気にはなれない。」

保証人など頼める相手がいない妻は、声を殺して泣いていました。
話を聞いた時から百万出すつもりでいたのですが、素直には出せません。

「保証人が無理なら、俺が選んだ所で働くか?」

「・・・・離婚は・・・・・・・・はい、働かせて下さい。」

「そうか。それなら探してきてやる。最近は、熟女専門の所も結構有るそうだ。
旦那の俺が言うのも変だが、智子は童顔だから化粧の仕方によっては30代前半でも通るかも知れないし、
何と言っても色白で乳がでかい。その上、淫乱とくれば人気が出るぞ。
おまえの様な平気で嘘をつける女の方が、お客に合わせて色々な人格の女になり切れるだろうから、向いているかも知れない。
稲垣に教え込まれたテクニックも有るだろうし、もしかすると、これは天職かも知れないぞ。」

「えっ・・・仕事というのは・・・・・・。」

「それで良ければ明日、百万おろして振り込んで来い。
それと、その汚い陰毛は何とかしろ。
よく稲垣は、そんな汚い身体を抱こうとしたな。
そのままだとお客が興醒めしてしまう。
そうだ、全て剃ってしまえ。
その方が、おまえの大人しそうな顔と淫乱な身体とのギャップに、きっと客も喜ぶ。」

こんな事を続けていては、いつか妻が9年前の様に精神的におかしくなってしまいます。
それ以上になってしまうかも知れません。
しかし、妻に対していつまでもこの様な陰湿な事が言える私は、すでに狂っていたのかも知れません。

翌日、妻の作った物を食べる事の出来ない私は1人で食事に出掛け、少し呑んでほろ酔い加減で帰宅すると、娘が寝て静まり返った家のキッチンで、妻は啜り泣いていました。

「どうした?稲垣に会えなくて寂しいのか?」

「明日入金になる様に、あなたがお昼寝をしている間に、典子さんの口座に百万振り込ませて頂きました。」

「そうか。風呂に入るから着替えを持って来い。」

昨日の事を、まさか真に受けてはいないと思っていた私は、そのままバスルームに向かおうとしました。

私がキッチンを出ようとした時、呼び止めるように妻が。

「昨日のお話しですが、お勤め先を探して下さい。」

「なに・・・・・・。」

「今日1日中考えていたのですが、私だけが罰を受けていない。
離婚もされず変わらない生活をしている。
辛いと思う時も有るけれど、それは私自身が招いた事で、辛いと思う事自体、私には贅沢な事です。
どの様な辛いお仕事でもして、お金だけでも稼いで償って行かなければならない。
あなたへの慰謝料も考えると、普通のお仕事ではとても償ってはいけません。」

同情をかう為に、この様な事を言っていると思った私は、
「毛の処理はしたのだろうな?パンティーを下げて、スカートを捲って見せてみろ。」
妻のそこは幼い娘の様に陰りが有りません。
良く見えるように椅子に座らせ、足を大きく開かせると幼い娘のそことは違い、黒ずんだ襞が飛び出している分、凄く卑猥に見えます。
私の物は、妻の浮気を知って以来、初めて首を持ち上げたのですが、妻の顔を見るとまた元に戻ってしまい、黙ってバスルームに行きました。

妻の決心を知り、私は湯船に浸かりながら、何と言ってこの事態を回避するかを考えていました。
嫌がらせにせよ、私から言った事なので止めてくれとは言えません。
しかし、妻をその様な所で働かすつもりは勿論有りません。
無いどころか、そんな事は耐えられません。
結局私は、まだ妻を諦めてはいないのです。
娘の為だけで無く情け無い事に、こんな妻でもまだ愛していると知りました。

ニュースで凶悪犯と行動を共にして、逃げ回っている女を見た時、この女は何を考えているのだと思いましたが、愛は条件では有りません。
愛してしまえば、相手が凶悪犯であろうと、自分を裏切った人間であろうと、愛には関係無いと知りました。
それなら素直に、今の妻を受け止めれば良いのですが、それが私には出来ません。
それが出来ずに苦しんでいます。

その意味では凶悪犯の女よりも、自分を出せない私は駄目な人間なのでしょう。
今回は素直に、あれはただの嫌がらせだと話そうと考えていた時、今の妻は私だけを愛しているのか考えてしまいました。
この様な妻でも私が諦め切れないのと同じで、稲垣に裏切られた妻もまた、今でも稲垣の事を愛している可能性を否定できません。
そう思うと、やはり私は妻に優しくはなれないのです。

「おまえは今まで、俺に逆らわずによく耐えていると思っていた。
稲垣を騙した時も素直に従った。
だから今回、智子を試した。
もう俺を裏切らないのか試した。
自分が苦しくなった時でも、俺を裏切らないのか試した。
もう俺以外の男には、絶対に抱かれないか試した。
しかし、今回お金の事で苦しくなり、俺が少し言っただけで、お金の為に他の男に抱かれると言う。
もう俺以外の男とセックスする事は、智子にとって死ぬよりも辛い事だと思っていたが、そうではなかった。」

「では、どうやって償えば良いのですか?
あなたに逆らえば償えない。
あなたに従おうとしても償えない。
私だって知らない男に触れられたくは無いです。
好き好んでその様な仕事はしたくない。
私はどうすればいいの?」

「知らない男に触られたくない?
俺以外の男に触られたくないとは言わないのだな。
知っている稲垣なら、触られても良いのだな?
それとも、おまえとセックス出来ない俺よりも、稲垣に触られたいのか?
だから感じてしまったのか?」

「違います。もう離婚して下さい。
私は、どうしたら良いのか分からなくなりました。
お願いです。離婚して下さい。
一生懸命働いて、少しずつでも慰謝料を払って行きます。」

「やっと本音が出たな。
稲垣と一緒になりたいのだろ?
最初からそのつもりだったのか?
それとも稲垣が離婚したので、一緒になれると思ったのか?
そうか、分かったぞ。
この間ホテルで俺が行く前に、その事も相談したのか。」

「違います。彼とはもう会いません。
あなたに逆らえない。あなたに従っても駄目。
別れる事も出来ない。
私はどうしたら良いの?もう分からない。」

妻は泣きながら、走って娘の部屋に行ってしまいました。

その日から、妻は変わってしまいました。
私の言った事に逆らわず、要求通りに何でもしてくれるのですが、今までの様に私の機嫌を取ろうとするような言動や行動は無くなり、言われた事を淡々とこなしている感じです。
顔からも喜怒哀楽の表情は消え去り、私への愛も無くなった様に感じました。
愛が無くなった様に感じると言う事は、私は意地を張っていただけで、多少なりとも愛を感じていたという事になります。

幼い娘も、私や妻の異変を感じ取っているのか会話も減り、笑う事も目に見えて少なくなり、このままでは私と妻の関係だけで無く、私と娘、娘と妻の関係さえも壊れてしまいそうです。

今まで思っていた以上に、このままでは駄目だと強く感じた私は、娘の為に離婚しないのではなくて、娘の為に離婚した方が良いのでは無いかと考える様になりましたが、やはり妻への未練が断ち切れません。

何より、妻と稲垣がまた付き合う事が出切る環境には、何が有ってもしたくは無いのです。
色々考えた末に思ったのは、このまま妻とやって行くには、妻を抱けるようになるしか無いという事でした。
口では愛を語れない分、肌で愛を感じ取ってもらおうと思ったのです。
いいえ、本当は私が妻の愛を感じたかったのかも知れません。

「服を脱いで、俺のベッドに来い。」

突然の私の言葉に妻は驚きの表情を浮かべ、その顔は、すぐに泣き顔へと変わり、妻は急いでパンティー一枚だけの姿になると、ベッドに寝ている私に抱き付いてきました。
その様な妻を可愛いと思いましたが、やはりまだ妻の身体に嫌悪感をもっていて、抱き締める事も出来ません。
それどころか手で突っぱねて、引き離したい衝動に駆られてしまいます。
私は、しっかりと目を瞑り、これは妻では無いと考える様にしました。
以前から可愛いと思っていた、近所の奥さんを必死に思い浮かべて、何とか乳房に触れることは出来たのですが、それは愛撫とは程遠く、これでは駄目だと思っていても、これが私の限界でした。

次の日も、また次の日も、毎日妻を誘って試みたのですが、結果は何も変わりません。
有る時は、近所の奥さん。有る時は、我が社のマドンナ的存在の女の子。
また有る時は、妻と同じで胸が大きく魅力的な顔立ちの、数回しか会った事の無い妻の姉まで思い浮かべましたが、やはり何も変わりません。
このままでは一生駄目だと思った私は、ついに賭けに出る事にしました。

稲垣と妻とのセックスを知らない私は、想像ばかりが大きく膨らみ、その事で余計に駄目になっていると思ったのです。
しかしこれは、吉と出れば良いのですが、凶と出た場合、今よりも酷い状態になる事は目に見えています。

「このままでは、いつまで経っても駄目だ。智子も俺とセックスがしたいか?おまえの本心を教えてくれ。」

「あなたに抱かれたい。以前の様に、あなたを私の中に感じたい。」

「それなら協力してくれ。
俺の頭の中では智子と奴のセックスが、とんでもなく凄い事をしていた様に、妄想が膨れ上がってしまっている。
真実を知れば、少しは良くなるかも知れない。
智子は正直に、有りのままを話せる自信が有るか?」

妻もまた、セックスが私と元に戻れる近道だと感じている様で、
「それで抱いてもらえるのなら、それであなたが楽になれるのなら、何でもお話しします。」

本当は1年以上に及ぶセックスを、順序良く全て知りたいのですが、焦っていた私は気になっていた事を続けざまに尋ねました。
「おい、男の性器を何と言う?」

私の突然の質問に、妻は少し躊躇しましたが、
「・・・・オチ○チン・・・・ですか?」

「稲垣は何と呼ばせていた?違う呼び方をさせていたよな?あの日テーブルの上で感じてしまっていた時に、智子は違う言い方をした。何と言わされていた?」

「・・・・・・・・チ○ポ。」

「我を忘れてしまっていた時に、自然とその言葉が出たと言う事は、ずっと、毎回の様に言わされていたのだろ?そんな言葉をどの様に仕込まれた?」

妻は、私に全て話す事が、自分に残された最後の方法だと思っている様で、私の質問に対して、その時を思い出しながら、詰まりながらですが詳しく話してくれました。

身体の関係を持ってからしばらくは、稲垣が愛撫をしてから交わるという、比較的ノーマルなセックスが続き、妻を愛撫する時などは、妻の身体を労わる様に優しく扱ってくれたと言います。
妻が逝きたい時に逝かせてくれ、硬い物を欲しくなったら、言えばすぐに入れてもらえました。
しかし、関係を持って2ヶ月を過ぎた頃から、稲垣は徐々に本性を現し始めます。

本来稲垣は、女に奉仕するのではなくて奉仕させるのが好きで、自分の思い通りに支配したかったのです。
これは幼い頃から、母親や姉に押さえつけられて来た事の反動かも知れません。

ある土曜日の午後、稲垣のアパートに行って、いつもの様に掃除をしていると、妻のお尻や胸をじっと目で追いながら、ベッドで横になっていた稲垣が、
「いつまで掃除をしている気だ?もう掃除はいいから、ここに来い。」

「こんな昼間から、駄目です。」

「文句を言うな。智子は私の言う通りにしていればいい。今日から私に逆らう事は許さん。早く来い。」

今まで稲垣は、妻に対して比較的紳士的な態度で接していたので、妻は命令口調で話す稲垣に驚いて立ちつくしていると、稲垣は妻の腕を掴んで引き寄せ、ベッドに押し倒すと上に乗ってキスをして来ました。

「待って、シャワーを使わせて下さい。」

稲垣はそう言う妻の言葉など無視して、妻のブラウスを荒々しく剥ぎ取り、妻は弾け飛ぶボタンを見た時、稲垣の豹変振りが怖くなり、稲垣に従うしか有りませんでした。
稲垣は、逆らえなくなった妻を全裸にすると、自分も急いで服を脱ぎ、全身を舐める様に命じると、自分はじっと寝ているだけで何もしません。
妻は、稲垣の首筋から足の爪先まで、言われるままに舐めさせられ、その間稲垣の硬くなった物を、ずっと握らされていました。

「よし、今度は口に含め。」

命令されながらのこの様な行為は嫌だと思いながらも、口いっぱいに含まされている内に、気持ちとは裏腹に身体は感じて来てしまったそうです。
すると、稲垣はそんな妻の変化を見逃さず、ようやく手を伸ばして、妻の1番感じる小さな突起をそっと触って来たので、触られた妻は、身体が感じてしまっていた為に、その少しの刺激だけでも我慢出来ずに、もう限界で有る事を稲垣に訴え続けました。

しかし、今までなら自由に逝かせてくれた稲垣が、今回は無情にも触るのを止めてしまい、
「口がお留守だぞ。誰が止めて良いと言った?」

それを聞いた妻が、夢中で硬くそそり立っている物に口や舌を使うと、稲垣はまた触ってくれるのですが、頂上に登り詰める寸前になると止められてしまいます。
「どうして?・・・お願い・・・もうお願い・・・・・。」

「また口がお留守だぞ。口を離したら、もう止めてしまうぞ。」

妻は、何とか逝かせてもらおうと、また口に含むと今度は激しく頭を上下させたのですが、それでも直前で止められてしまいます。
口に含んでいても逝かせてもらえず、口での行為を中断して、その事を訴えようとすれば怒られ、妻はどうしたら思いを遂げられるのか分からずに、気も狂わんばかりの状態でした。

「智子は一人気持ち良くなるつもりか?私を気持ち良くしようとは思わないのか?」

そう言ってから稲垣が、上に跨って硬い物を自ら納めるように指示すると、その様な恥ずかしい行為が出来るはずは無いと思っていた妻は、躊躇する事も無く急いで跨り、稲垣の物を中に納めると、自ら腰を使い出してしまいました。

妻は、少し動いただけで気を遣ってしまい、稲垣の胸に崩れ落ちてしまったのですが、今度は稲垣に下から腰を使われ。

「動かないで。感じ過ぎてしまう。少し待って下さい。」

そう言って稲垣の責めから逃れようとするのですが、しっからと抱き締められている為に逃れる事が出来ず、また徐々に妻の息遣いは荒くなり、腰も稲垣の腰の動きに合わせるかの様に動き出してしまうのですが、稲垣はその瞬間が来ると動くのを止めてしまいます。

「私を気持ち良くしろと言ったのに、また智子は一人で逝くつもりか?」

そう言われても妻は快感を途中で止められる事が耐えられずに、しっかりと抱き締められていて自由にならない腰を、何とか動かそうと必死に稲垣の腕の中でもがいていました。

「仕方の無い奴だ。逝かせてやるから、私の何を智子の何処に入れられているか言ってみろ。」

もう妻には恥ずかしいなどと言っている余裕は無く、私とのセックスで言わされていた言葉を、大きな声で叫んでいました。
しかし稲垣の目的は、妻を自分だけに従う従順な女に調教する事です。
その為には、セックスをしている間だけでも、妻の中から私の存在を、全て消し去らなければなりません。

「違う。オチ○チンなどと、子供のような言い方をするな。これはチ○ポだ。それにオマ○コでは無くてオ○コだ。逝きたければ、硬いチ○ポを、智子の厭らしいオ○コに入れられていますと言ってみろ。」

稲垣のビデオで覚えたかのような言葉に、妻は逆らう事も無く、言われた言葉をはっきりと口にしていました。

「よし、今度からもそう言うのだぞ。忘れるな。」

稲垣は、妻を抱き締めていた手を離すと乳房を掴み、上に押して座らせると、
「腰を前後に使え。上手いぞ。今度は上下に。そうだ、でもまだ逝くなよ。私ももうすぐ出そうだ。
・・・・・・・・・よし逝ってもいいぞ。硬いチ○ポ気持ちいい。智子のオ○コ逝きますと言いながら思い切り逝け。」

妻は、稲垣に言われた2つの言葉を、何度も何度も言いながら崩れ落ち、稲垣の熱い物を奥深くに注ぎ込まれました。

この日を境に2人のセックスは変わり、妻は稲垣の要求を何でも受け入れる、稲垣の従順な奴隷となってしまい、ホテルに行ってマッサージ用の大きなバイブで、気も狂わんばかりに責め続けられて失禁してしまった話。

卑猥な下着で稲垣一人の為の、ファッションショーをさせられていた話。

アパートでは、その様な下着と小さなエプロンしか身に着けることを許されず、その様な格好のまま掃除や洗濯、食事の用意をさせられ、稲垣がしたくなった時にはいつでも受け入れる事を義務付けられ、下着を着けたまま、大事な部分に開いた穴から入れられていた話。

最初は嫌なだけだった剃毛も、次第に剃られながら、濡らしてしまう様になってしまった話。

ローターを入れられたまま食事に連れて行かれ、我慢出来なくなった妻が稲垣にお願いして、店のトイレで逝かせてもらった話などを聞いて、私の賭けは失敗に終わり、妻に対する嫌悪感は更に大きくなってしまいました。

私は自らの賭けに敗れ、追い詰められていました。

妻の作った物を食べる事も出来ず、これで完全に妻を抱く事も出来なくなった私は、妻の幸せも考える様になり、離婚と言う文字が頭から離れません。
その様な時、私の気持ちを後押しするかのように、上司に呼び止められ、

「君に行ってもらった例の現場で、不都合が生じたらしい。
勿論我が社のミスでは無く、違う業者が請け負った箇所らしいのだが、その部分を修理しようと思うと、我が社の請け負った箇所にも影響が出て来るそうだ。
先方は修理期間短縮の為に、慣れている君に来て欲しいと言っているが、私は他の社員を行かせようと決めた。
急な事で、出発まであと4日しかないが、大体の段取りなどを君が説明してやってくれ。」

「私に行かせて下さい。」
言ってしまってから自分でも驚きましたが、これは妻との別れを決意した言葉でした。

「そうしてくれると、会社としては助かるが・・・・・・・。いや、それは駄目だ。」

「いいえ、私に行かせて下さい。行きたいのです。」

「俺が要らぬ事を言ったから・・・・・。駄目だ。君は行かせられない。」

しかし、上司は、私の真剣で訴えるような目を見て、
「そうか。それなら頼む。今回は修理だけだから半年もあれば帰れる。何か不都合が出てそれ以上掛かる様なら、必ず代わりの人間を行かせる。・・・・・・すまんな。」
一度は決心したものの妻には言い出せずに、日本を発つ前日になってしまいました。

「今日は会社に行かなくても宜しいのですか?」

「ああ、またこの前の国に行く事になった。明日の朝早くに、別の業者と空港で待ち合わせている。今からその準備をするから、智子も手伝ってくれるか?」

「今度も長いのですか?」

「それを聞いてどうする?もうおまえには・・・・・いや、やめておこう。悪かった。」

私の悲壮な表情や言葉から全てを悟った妻は、泣きながら当座の下着などを揃えてくれました。
その夜、妻の欄には既に署名捺印して有る離婚届に、私も署名捺印し、

「これが2人にとって1番良い方法だと思う。
慰謝料もいらないし、帰ってから財産分与もきちんとする。
理香の事だが、親権は智子でいいが、帰って来てからは、俺が会いたい時には自由に会わせろ。
出来れば土日は一緒にいたい。
詳しい取り決めは俺が帰って来てから、また相談しよう。」

「ごめんなさい・・・・全て私が・・・・・ごめんなさい。」

「いや、そんな事はもうどうでもいい。智子も自分の将来の事をよく考えて、頑張って幸せになれ。」

「ごめんなさい。私の作った物を食べないのは、私に対する嫌がらせでは無くて、身体が受け付けてくれない事も知っていました。何とか少しでも私を許してくれようと、汚れてしまった私の身体を、抱いてくれようと努力していてくれた事も知っていました。
別れたく無いけれど、これ以上あなたを苦しめ続ける事は出来ないし、私からは離婚について何も言える権利は有りません。」

「俺だけで無く、この方が理香にとってもいい。勿論・・智子の為にも・・・・・・。」

「長い間ありがとう。
私には、もう幸せになる権利なんて無いけれど、あなたには必ず幸せになってもらいたい。
本当に今までありがとう・・・・・・・・・・・ありがとう。」

今までに見た事も無い様な、寂しそうに涙を流す妻を見ていると、私も涙を堪え切れませんでした。

「俺は明日早いので、親父とお袋には電話で話しておくから、証人の欄には親父とお袋に署名してもらって、智子が出しておいてくれ。
これで智子も自由だから、この家を出たら・・・・・・・。」

稲垣の所に行くのかとは、流石に辛くて聞けませんでした。

私は、毎晩のように浴びるほど酒を呑み、休日の朝は、必ず違った女が横で寝ているという生活を送っていました。
ここは都市部ではなく、それほど大きくは無い街でしたが、それでも、その様な女性をおいている怪しげな店は三軒ほど有ったので、女の調達には困りません。
この国の女性は情熱的で腰の動きも激しく、一緒にいる間だけは、稲垣と暮らしているはずの妻の事を忘れさせてくれます。

しかし部屋に1人でいると、いくら酒を呑んでも稲垣の上で同じ様に、腰を激しく使っている妻の姿が浮かんでしまい、一人涙を流す日も少なく有りませんでした。
その様な事を繰り返していて一ケ月が過ぎた頃、私の下で働いていた現地の人間に、
夜になると離婚した女性や未亡人が集まって来て、客を誘っている場所が有ると聞き、店の様に若い娘はいないが、料金も安くてサービスも断然良いと言うので行ってみると、そこには肉感的な身体の線を強調した服を着た何人もの女性がいて、中には小さな水着だけを身に着けただけの女性もいます。

私は、その中から、真っ赤なパンティーが透けて見える、身体に張り付いた白いミニのワンピースを着た女性と、身振り手振りで交渉してホテルに行くと、部屋に入るなり、いきなり私のズボンとパンツを下げて口に含み、その後も朝まで私の物を離す事は有りませんでした。

その後は、ずっと彼女達のお世話に成っていましたが、話しに聞いた通り、彼女達のサービスは凄く、私が出した後もすぐに口に含まれ、回復すると自ら跨り腰を激しく使われて、朝まで寝かせてはもらえません。

彼女達は、後ろ盾も無く、自分で客を拾えなければ生活出来ないので、また誘ってもらえる様に、必死にサービスしていたのだと思います。

私は、一時でも妻を忘れたくて、そんな彼女達に溺れていき、週末だけだった女遊びも週に2日となり、3日となった頃、化粧だけは皆と同じ様に濃いのですが、彼女達の一歩後ろにいて、目が合うと俯いてしまう普通の格好をした、妻の様な優しい目をした女性が気になり、彼女達を掻き分けて誘ってみると、その時は嬉しそうな顔をしたのですが、ホテルに入るとまた俯いてしまい、彼女達の様に自分から服を脱ごうともしません。

しかし、いざ始まってしまうと、何かを忘れたいかのように積極的に私を求め続け、喘ぎ声も大きくて凄い乱れ様でした。

私は、毎回そんな彼女を誘うようになり、何度か一緒に朝を迎えている内に分かった事は、彼女は30歳で私と会う一ケ月前に夫を病気で亡くし、小さな子供が2人と病弱な母親がいる為に生活に困り、あの場所に立つ様に成ったのですが、まだ恥ずかしくて消極的だった為にお客がつかず、私が初めての客であった事です。

私は、毎日の様に彼女を誘い、終には彼女の家に転がり込んで生活する様になってしまい、薄い壁一枚隔てた隣に子供達や母親がいる事もお構い無しに、毎晩の様に妻を忘れさせてもらっていました。

その頃には、その事で、一緒に働く現地の人間に後ろ指を指されるようになっていましたが、仕事はきちんとこなしていたので、妻を失って自棄になっていた私には、何を言われようとも気になりません。

その様な生活をしていて半年が過ぎ、ようやく修理も終ったのですが、私は会社を辞めて、このままこの国に残ろうかと真剣に考えていました。
日本に帰ったところで、何も良い事は有りません。
妻と稲垣が、仲良く暮らす側で生きて行くのが辛いのです。

しかし娘の事は気になり、娘の近くで暮らしたい感情の方が勝り、一緒に暮らしていた彼女には、この国では大金と言える額のお金を渡して、帰国する事を告げました。
ところが、お金の為だけに私に尽くしてくれていると思っていた彼女が、私と別れたく無いと言って抱き付いて来て泣き叫び、私を必死に止める姿を見た時は日本に連れ帰り、一緒に暮らそうかとも思いましたが、彼女には病弱な母親を残して行く事は出来ません。

そう言うと聞こえは良いのですが、仮に母親の事が無かったとしても、情は有っても、彼女に対しての愛情は、そこまで無かったのかも知れません。
彼女にしても、心細さから誰かに頼りたかっただけで、私を愛していた訳では無かったと思います。
しかし別れは辛く、後ろ髪を引かれる思いで帰国し、真っ先に娘に会いたかったのですが、私には居場所が分かりません。

妻の携帯に電話しても、解約されているらしく繋がらず、私の実家には何処に住んでいるのか必ず連絡を入れておく約束だったのですが、その約束も守られている自信は有りません。

しかし、今のところ他に方法も思いつかず、あまり期待もせずに実家に顔を出すと、そこには新しいピアノが置いて有りました。

「このピアノは?」

「ああ、お友達が始めたらしくて、どうしても理香ちゃんが習いたいと言うものだから、お爺さんが買ってあげた物だよ。お爺さんは理香ちゃんに甘いから。」
そう言う母も、父に負けないぐらい娘には甘いのです。
「理香はここにいるのか?智子は理香をおいて出て行ったのか?」

私はてっきり、自分達が楽しむ為には娘が邪魔な稲垣に言われ、他に行く所の無い妻は仕方なく、娘をおいて出て行ったと思いました。

「何を言っているんだい。智子さんもお前の家を出てから、ずっとここに住んでいるよ。」

「ここに住んでいる?どうして?智子は出て行く約束だったのに。」

「だから約束通り、おまえの家は出たじゃないか。その後何処に住もうと智子さんの自由だろ?」

「でも可笑しいだろ?俺と智子は離婚したのだぞ。その智子が俺の実家に住んで居たのでは、どう考えても変だろ。」

「離婚?おまえ達はもうしているのかね?証人を2人書く欄が埋まらなくて困っていたから、勝手に決めずに、おまえが帰ってから誰にするか話し合えと言っておいたから、離婚届はまだ出さずに持っていると思うよ。」

「証人は親父とお袋に頼んだはずだ。書いてくれなかったのか?」

「ああ、いざ書こうと思ったら気が変わった。あんな縁起の悪い物に名前を書いたら、良い死に方も出来無い様な気がして、私もお爺さんも断った。」
私は母の意図を測りかねました。

「理香と智子は今何処にいる?」

「時差ボケかい?時計を見てごらんよ。理香ちゃんは学校に決まっているだろ。
智子さんは、お爺さんの友達がやっている部品工場で働いているよ。
おまえも知っているだろ?ほら隣町の。
車で通っているから5時過ぎには帰ってくるけれど、おまえとゆっくり話している時間は無いと思うよ。
その後、6時からコンビニの仕事が待っているから。」

「部品工場の後、コンビニ?」

「ああ。部品工場だけにしておけと言ったのだが、どうしても働きたいからと言うもので、何か有った時に無理が言える様に、おまえの同級生がやっているコンビニを、私が紹介してやったのさ。
ほら、おまえが中学の時仲の良かった・・・・・。
5時に起きて私達や理香ちゃんの朝食の仕度や洗濯をしてくれる。
8時までには工場へ行って5時過ぎに帰り、6時までにコンビニへ行って夜中の12時まで働いて、帰って来てから夕食を食べて、その後片付けをしてお風呂に入るから、寝るのはいつも1時半を過ぎている。
理香ちゃんの学校の用意で2時を過ぎる事も有る。
土曜日も休みでは無いから、ゆっくりと出来るのは日曜だけ。
ゆっくり出切ると言っても夕方からは、またコンビニに行くから、たまにはゆっくりと寝坊でもすればいいのに、普段理香ちゃんに構ってやれないからと言って、早く起きてずっと理香ちゃんと一緒にいる。
このままだと身体を壊すからと言っても聞かない。」

「どうして、そんな無理な事を?」

「おまえと相手の奥さんに慰謝料を払いたいそうだ。
相手の奥さんには良いとして、おまえに慰謝料だなんて・・・・・・。
第一おまえは、まだ離婚したいと思っているのかい?」

私が日本を離れてから、妻と母の間にどの様な会話が有ったのかは分かりません。
生半可な覚悟でここまでは出来ないと思うので、妻の努力は認めます。
しかし、その事と私達の離婚の話は別で、私には上手くやって行く自信が有りません。

母は私達の離婚を止めさせたい様でした。
最初は、可愛い孫を失いたくない想いからだと思っていましたが、それだけでは無いようです。

「どうしても離婚したいのかい?理香ちゃんの為に、おまえは己を捨てる事も出来ないのか?」

皮肉なもので、以前妻から聞いた稲垣の鮭の話を思い出しました。
鮭の様に、命を捨ててでも子孫の為に激流を傷付きながら上る。
私にも娘の為に、命を捨てる覚悟は有ります。
しかし、私と妻が我慢をして一緒にいる事が、必ずしも娘の為に良いとは思えませんでした。

「これは俺だけの為では無い。智子の為、理香の為にもその方が良いと思った。」

「本当にそうかな?智子さんから全て聞いたが、おまえが智子さんを許せないだけでは無いのかい?
智子さんは一時、2人の男を愛してしまった。
いくつになっても、結婚していて例え伴侶がいたにしても、誰にでも他に恋心を持ってしまう事は有るし、その気持ちまでは縛れない。
しかし、そうかと言って行動に移してしまった事は、確かに許せる行為ではない。
でも、一度失敗をしてしまった者は、どんなに努力をしても許されないのだろうか?
どんなに反省しても、もう許されないのだろうか?
それは、おまえが決める事だが、おまえは、おまえだけを愛している智子さんが好きだったのか?
それとも、智子さんそのものが好きだったのか?
智子さんにおまえ以外にも好きな人がいると、もしも結婚前に分かっていたとしたら諦めていたか?
智子さんに対する愛情もそれで冷めていたか?
その程度の想いだったのか?
それとも、それでも良いから、何が何でも智子さんを自分のものにしたいと思っただろうか?」

母の言う事も分かるのですが、身体が拒否している今、何を言われても無理なものは無理なのです。

「相手がどう思っていようと、俺は愛しているでは駄目なのか?
智子さんと話していて、支店長の事も愛したかも知れないが、今は、おまえだけを愛している様に私は感じる。
凄く強い愛を感じる。反省した智子さんを、今の智子さんを見られないのか?」

「お袋の言いたい事は分かる気もするが、これは裏切られた人間で無いと分からない。
お袋と親父のように、愛し愛されてやってきた人間には分からない。」

「そうかい。これは一生おまえ達には言わずに、お墓の中まで持って行こうと思っていたが、昔私もお爺さんに裏切られた事が有る。」
母の告白はショックでした。

私は、物心がついてからずっと、我が家はかかあ殿下で父はいつも母の後ろで笑っている、大人しい人間だと思っていました。
父は酒も呑めず、タバコも吸わない真面目で大人しい人間だと思っていました。
ところが信じられない事に、昔は大酒呑みでヘビースモーカー。
何か気に食わないことが有れば母に手を上げ、外でもすぐに他人を殴るような、荒くれ者だったそうです。
その上、絶えず女の影が有り、その事を言えば暴れるので、母はいつも泣き寝入りでした。
母の話しに、私は動揺を隠し切れませんでしたが、
「・・・・でもそれは・・・・智子の浮気とは・・・・。」

「まさか、男の浮気は甲斐性で、女の浮気は裏切りだなんて言わないだろうね?」

「そんな事は言わないけれど・・・・・・・・・・。いつから親父はあの様に変わった?」
私は母の話しに、固唾を飲んで聞き入っていました。

母は、ずっと父の浮気には目を瞑っていましたが、ある時、どうしても許すことの出来ない浮気を知り、気が付くと私を背負い、兄の手を引いて橋の上に立っていたそうです。
そのまま川に飛び込もうとした時、兄が泣き出し躊躇していると、私達を探し回っていた父が見つけて駆け寄り、
「俺が悪かった。死なないでくれ。おまえ達を死なせる訳にはいかない。おまえ達が死ぬぐらいなら俺が死ぬ。」
そう言うが早いか、川に飛び込んでしまいました。

幸い死に切れずに何とか岸へ泳ぎ着いたのですが、父はその日を境に一滴も酒を呑まなくなり、タバコも完全にやめて、ずっと母には気を使って来たそうです。
父は、酒とタバコを止める事で母に対して、改心した自分を分かって欲しかったのだと思います。

「お袋は、よく忘れる事が出来たな。どうやったら忘れる事が出来た?」

「忘れる事なんて出来ないさ。最初の頃は何とか忘れようとしたけれど、努力しても忘れられるものでも無いし、忘れようとする事をやめたら、逆に気が楽になったよ。
今でもたまに相手にも会うし、未だにその頃の事を夢に見る事も有る。」

「今でも相手に会う?」

「ああ、ここまで話したから全て話してしまうが、相手は妹の良子だよ。他の浮気は我慢出来ても、この浮気だけは許せなかった。」

「えっ、良子叔母さん?」

私は母の辛さを知りました。
私の数倍は辛かったと思います。
もしも妻の相手が私の兄だったなら、私はどうなっていたか分かりません。

「教えてくれ。どうやって2人を許した?」

「おまえには偉そうな事を言ったが、まだ許してはいないのかも知れない。
ただ、それはあの頃のあの人を許していないだけで、今のお爺さんは遠に許している。
あの頃とは違う人だと思っている。」

「お袋は幸せか?」

「ああ、幸せだね。
死ななくて良かった、あの時別れなくて良かったと心底思っている。
あの頃のお爺さんは今でも嫌いだけれど、その後のお爺さんは大好きさ。
息子の前で惚気るのも嫌だが、川に飛び込んだ後のお爺さんを愛している。」

私は、母の車を借りてコンビニへ行き、同級生に無理を言って妻を解雇してもらい、実家に戻ると
娘は、ピアノのレッスンに、釣りから帰った父が連れて行ってくれていて、暫らくすると妻が帰って来ました。

「あなた・・・・・・・・・。」
私の顔を見るなり、妻の目には涙が溜まり、

「お帰りなさい、ご苦労様でした。・・・・・・・・いつ戻られたのですか?」
そう言い終ると、溢れた涙が頬を伝っていました。

「今日帰って来た。2人だけで話が有るから家に帰ろう。」
娘の事は母に頼み、妻と2人で家に帰ると向かい合って座りました。

妻を見ていると、稲垣の所には行かずに頑張って来た、袖口が油で汚れた色褪せたTシャツを着て、終始俯いている妻を愛おしく感じます。
「頑張っていたそうだな。いくら溜まった?」

「お義父さんやお義母さんはいらないと言って下さったけれど、少しですが生活費も払わせてもらっていたので、まだ百万ぐらいしか溜まっていません。
あなたに借りた五十万を返すと、残り五十万しか有りません。
車を勝手に借りていたけれど、あなたが帰って来たから返さないと。
工場やコンビニに行くのに車がいるから、五十万で車を買うと・・・・・・・。」

「奥さんに慰謝料をいくら払うつもりでいる?」

「お金では償えないけれど、百万では余りにも少ないから、あと二百万受け取ってもらおうと思います。」

「貯金の半分は智子の物だから、それを使えば良かったのに。」

「それは、全て放棄するという約束だったから。」

「2人に借金が有っては大変だから、明日二百万下ろして振り込んで来い。後は俺に一億と二百万払え。」

「ありがとう。でもあなたへの一億はこのままではとても払えません。でも、頑張って払えるだけ払って行きますから、それで許して下さい。」

「いや、全額払ってもらう。一億と二百万払ってもらう。」

「ごめんなさい・・・・・それは無理です。」

「いや必ず払ってもらう。ずっと俺と一緒にいて、俺に尽くせ。
一年二百万で雇ってやるから、今から51年間、俺の側にいて尽くせ。
その前に俺が死んでも、おまえは必ずあと51年生きて、俺に尽くせ。
絶対に俺よりも先に死ぬな。
その為にも、もう無理をせずに体を大事にしろ。
それまで離婚届は預かっておく。」


【手コキ】マッサージを受けながらの初体験談【手マン】

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「もったいないー!こんなにいい物もってんのに」
いつものようにオイルを付けしごかれている。このホテルのマッサージ嬢の彼女とはもう3年の付合いになる。もう何十回抜いてもっらたか?
このホテルには4人の嬢がいる。一応全員とお手合わせしている。彼女は一番最後だった。
少し暑いのか?ユニホームの上着脱ぎ、黒のTシャツに黒のスラックス姿で俯せの足下から
もみはじめる。どこのホテルでもいつも湯上がりに嬢に来てもらうため、下着のTシャツと
ビキニブリーフでお願いする。ここは4人とも何も言わずやってくれる。ここ以外では必ず
と言っていい程ホテルの寝間着を付けることを強要される。
このホテルの他の3人の嬢は俯せが終わり、仰向けで太ももから股間に近づくとビキニを話題にして・・・そして近くを刺激し勃起させる。小さいビキニだから上から亀頭が・・・
Tシャツの上からでもそれはすぐ確認できる。騎上位の形で肩や腕をもみながら股間を押しつけ勃起を尚刺激しながら・・・中足のマッサージは?・・・と来る。
彼女は違った。俯せ〜仰向けの太もも・・・そして股間近く・・・ではなく、ブリーフの上から・・・玉〜竿〜亀頭を指先でやんわりとやさしく撫でた。そして何事ないように肩
腕を揉む。その時は新婚旅行でのSEXの話をしていて、一番刺激的だったのが海の中で妻のビキニを下ろして、後ろから・・・2番目が高層ホテルの十数階のベランダで全裸で・
・・・夜中と早朝に2回。
すると嬢も新婚旅行の時、ホテルのベランダのが一番良かったと・・・話が盛り上がって
・・・いつの間にか嬢の手はビキニの中の勃起をしっかり握っていた。そして頼みもしないのにビキニが脱がされ、オイルが付いた手で・・・最近妻とは1回〜2回/月がやっとかな
と言った後の嬢の言葉が冒頭だった。「30させごろ、40しごろなのにね。もったいない」

女の50は?「50御座かき。と言って御座をむしる程いいのよ」
20代にやりすぎたのかな?結婚する1年前から同棲していたし、同棲する前も1回/週はあった。22歳から彼女とSEXしてきたからもう20数年だ。
同棲してた頃や新婚時代はほとんど毎日だったし、休みの出掛けない日は一日中裸でいて
SEX三昧だった事もあった。2回、3回射精してもビンビンと勃起したから。若い時は回数
だった。でも今は十分時間を掛けて1.5h〜2hぐらいかな?「入れっぱなしなの?」入れてるのはその半分ぐらいで、Kissから始まって愛撫、Fera、クン二、69でもう半分かな。
妻は処女だったけどSEXの喜びを知るのにそれ程時間は掛からなかった。むしろ喜びを知ってからは積極的なって・・・上に乗る体位が好きで・・・その時の腰の動きが前後左右、時計回り、反時計回りの回転運動は凄くて・・・10回に1回ぐらいは我慢出来なくて
逝ってしまった事も。「あなたは童貞じゃなかったのね」彼女の手はやんわり勃起を包みやさしく上下している。中々気持ちいい。
 
高2の時が初めてだった。相手は隣の高3のお姉さん。
小さい頃から良く遊んだ幼馴染みだった。そこは美容室をやっていて中学の頃からそこで髪を切ってもらっていたの。夏休みでふらっと店に入ったら、生憎おばさんが出掛けていて・・・女の人はほとんど予約だったから。男は多分1人だけだったと思う。
そのお姉さんが留守番をしてて・・・代わりにやってあげると来た。大丈夫?
大丈夫。もしも失敗したら義姉に直してもらうから、後2時間もすれば帰るから。
仕方なく任せる事に・・・これが彼女の作戦だったかも?ミニのワンピースの下はノーブラだった。前かがみになるとたわわな谷間が・・・そしてやたらと肩や腕に弾力のある胸を押し付けてくる。そして全体をほぼ整え終わる頃に・・・触ってもいいよと来た!
この近辺では憧れのマドンナ的存在にそんな事を言われては・・・・遠慮なく・・・・・
彼女のより大きくそして弾力があった。全体の形を確かめ終わると乳首を中心に・・・・
「私の乳首立って来たみたい、そのお姉さんのも?」もうビンビンだった。(初めてじゃないでしょ?)と聞かれて・・・彼女の事を話すと・・・(じゃーまだ最後迄行っていないんだ、彼女とは最後迄行けそう?)
彼女とは下着の上から触った事はあった。花びらが大きいのか?凄く柔らかい感じだった。(そこまで行ったならあともう一押しね。私のも触ってみたい?)
嬢が攻めて来る。親指と人差し指で輪を作りカリ首に集中してきた。「そこ迄行ったら、もう後の展開は早いわよね」と嬢が先を急がせる。
実際そうだった。下着の上からはほんの数分間だけで・・・あとは彼女の部屋で・・・・
やや毛深いその物を目の前にしたら、興奮して頭が真っ白・・・・何とかお姉さんのリードで奥迄入った。動けないでいると・・・お姉さんが下から腰を突き上げてきて・・・・
果てる迄時間はかからなかった。勿論ゴムはしていた。
「それが初体験だったの?」・・・いや、お姉さんが・・・(今のは練習!本番はこれからよ)Kissして、しばらく抱合っていると挿入可能な状態になって・・・2度目は少し冷静になれた。お姉さんは黙って全てこっちのペースに任せてくれた。
奥に入れたまま少し間を取り、少しづつ出し入れを繰り返す。(いいわ!ゆっくりでいいの・・・・うーん!・・・気持ちいいわ!)
カリへの刺激が堪らなく気持ちいい。そこに神経が集中しないよう弾力のある乳房を両手で揉む。お姉さんの腕が首に・・・そしてKiss・・・舌を絡めてくる。出し入れをやめ奥で止める。
嬢の上下する手が段々早くなる、そして空いている手が自らの胸を揉みだした。お姉さん
の中にいる感じとは程遠いが気持ちがいい。
乳首に舌を移す。舌を転がしていると、お姉さんが下から腰を押し付けてくる。両方で感じたいのか?挿入からどれくらい時間が経ったろう。10分くらいか?
お姉さんの中にも少し慣れた。性急に動かなければ・・・抽送をゆっくり再開する。
快感が徐々に・・・・お姉さんの顔も・・・快感に浸っているのか?
1回目とは違う快感が襲ってくる・・・腰から太ももへ・・・初めてだ・・・これは何だ?
抽送のスピードが上がる・・・そして・・・・
嬢もスピードを上げてくる・・・・・
嬢が空いた手を上に持ってきて射精を受け止める。
「そのお姉さんも少しは満足したみたいね」・・・これなら彼女とも上手くやれると合格点をもらった。そして約束させられた。彼女との結果を報告する事を。
その結果報告の時がお姉さんとの2度目で・・・最後だった。
嬢は最後に腰と肩をゆっくり揉んでくれて・・・「はい!おしまい」
通常分の料金だけだった。・・・・中足のオプションは?・・・・「私のサービス!何か最初に会った時からお客さんって感じがしなくて・・・次回のご用命の時は’淀’で指名してね!」
これが’淀’との出会いだった。以来ここが出張の定宿になり3年も続いた。

【近親相姦】従妹と【背徳感】

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もう15年くらい前になるが、3歳年下の従妹とやってしまった。
当時のオレは26歳。子供のころからよく知っているやつだったが、オレが
中学生くらいの時には既に性の対象として彼女を見ていた。
その時は正月に親戚の家に遊びに行き、帰りオレの車で彼女を家まで送って
行くときだったが急にオレの家に遊びに行きたいと言い出した。
そのときは何ともおもっていなかったが、家に着きしばらくゲーム等であそん
でいるとオレは眠くなったのでベッドで横になっていた。
2時間くらい寝ていただろうか。気がつくと横に彼女が眠っていた。
オレの体の中で何かが弾けた。昔からの願望が今目の前にいる。そして、
無法備に寝ている。
オレはまだ寝ているふりをしながら、寝返りを打ち左手を彼女の胸に下ろした。
気がつかない。2,3分は立ったてであろうか。すごい興奮してきた。
自然と胸においた手に力が入ってきた。最初は軽く揉んでみた。まだ、気が
ついていないようだ。もう少し、力を入れてみた。まだ、寝ているみたいだ。
その状態を5分くらい続けてオレは今度は顔を右の胸に乗せてみた。少し

動いたようだ。しばらくその体勢でじっとしていたが、おれはたまらなくなり
ほおづりをした。
間違いなく起きている。でも、拒否しない。それどころか少し顔が紅潮
している。もう、止まらない。オレは大胆にもTシャツのすそから手を
入れ直接触った。
でかい、Eカップはあろうかというぐらい手の中で乳房がうねっていた。
オレは、理性も情緒も吹っ飛んだ。目の前の山のような乳を必死で揉みまくった。
彼女は、全然拒否しない。おれは、止まらない。しばらくすると、小さな
うめき声が聞こえてきた。
確信した。これはいける!OKだ。
次にオレはしたに手を伸ばした。下着の上からそっと撫でる。
「ううっ!」と軽く悲鳴を上げる彼女。何度か軽く触った後、ついに
最後の砦に手を掛けた。
「すげえっ」この一言だ。遠慮はいらない。オレは、彼女のあそこを
ひたすらいじり倒す。時にクリを、時には指を中に。彼女の声が悲鳴
から歓喜の声に変わっている。今目の前にいるのは、従姉妹であると
同時に一人の女だった。
何分ぐらいたったであろう。彼女のあそこは言葉で表現できないくらい熱い。
気がつけば彼女の右手がオレのそそりたったものを、パジャマごしに触っている。
さするように触り、たまに手のひらでぎゅっとにぎる。相互マスターの状態だ。
ついに最後の一言が彼女の口から出た。
「入れてちょうだい・・・」
おれは彼女の下着を脱がし、自分の履いているものも脱いで犬のように覆いかぶ
さった。分身の先を彼女の秘密の場所の入り口にあてがい、いざ!と力をいれた。
が、意思と体がまったく反対の動きをした。
入らない!なぜ?
何度かトライした。だが、なぜ?
自慢ではないがそれまで女性経験は人の3倍はある。なぜ、このような時に・・
オレは女を経験したことのない初めてのような男のようだ。
あせればあせるほど、だめだ。
どうして・・・
潤んだ瞳で彼女がオレに言った。
「お口でしてあげるね」
小さい頃からいっしょに遊んでいた彼女がいま、オレの股間に顔をうずめている。
苦しそうに小さな口で、一生懸命頭を動かしている。
「恥ずかしいから見ちゃだめ」と言いながら右手で分身をしごく。
ずっと、夢に見てきた瞬間だった。
「ごめん、ほんとは今日あの日なの。だから、できないんだ」少し、ほっとした
気持ちと残念な気持ちが入り混じった。
目の前で大きく潤んだ瞳でおれに語りかけてきた。
「だから、今日はこれでがまんして・・・」
そういうと、Tシャツを脱ぎだした。目の前に山のような2つの乳が現れた。
彼女がベッドから降り、おれの股間に胸を近づけた。
「え!パイズリ」
彼女は自分の手で胸を抱え間におれの分身を挟んだ。
いやらしい、とてもいやらしい光景だった。彼女はオレの顔をじっと見ながら
動かしだした。この世のものとは思えないぐらいの感触だった。
動かしている間彼女はずっとおれの顔を見つめていた。
1分ももたなかっただろう。
おれは、絶頂に達した。
オレの汚れた体液が激しく噴射した。26年の人生でここまで出したのは初めてだ。
彼女の胸に、彼女の手に、そして彼女の顔に激しくかけた。
特に顔には一番多くかかっている。あごから、目にかけて大量に。
彼女は口の周りのを、指ですくいペロリとなめた。
「お兄ちゃんの熱い・・」子供のころの顔に彼女が戻っていた。
昼ごろ、再び俺たちは車に乗り彼女家に向かって走っていた。
車内では一言も言葉を交わさなかった。
一時間後、到着し彼女が車から降り、オレの方に近寄ってきた。
窓を開けると急にキスをしてきた。
「土曜日、又泊まりにいくね」そういい残して彼女は足早にマンションに
入っていった。
PS
その週の土曜日彼女は再びやってきた。それから、しばらくの間俺達は・・・
ちなみに現在は互いに家庭をもっており、それ以来このような関係は
ありません。
でも、たまに会った時など懐かしくその頃のことを話したりします。
彼女と関係を持ってから、ほぼ1ヶ月が経過した。その間彼女は週末になるとオレの
マンションへと通っていた。2人は最初とは違いそれは、恋人同士というよりケダモノ
の行為に近かった。トイレに行く時と、寝るとき以外ずっと、互いの感じるところを
愛撫しあっていた。メシを食いながらでもオレは、バックから彼女を犯し、テレビを
見ているオレの上に彼女が乗り、激しく腰を使っていた。
常に互いの敏感なところを愛撫しあっていた。
獣のような交尾を1ヶ月程したころ彼女が口を開いた。
「たまには、普通の恋人同士のようにデートしてみない?」
オレは「そうだな。たまにはそういうのもいいな。じゃー、来週のバレン
タインデーに外で待ち合わせでもするか?」
「うん」
彼女はベッドの中から子供のような顔をしながら、うれしそうにうなずいた。
オレも、こんな快楽を貪り合うような行為に少しトッピングが欲しかった
のかもしれなかった。
1週間後の土曜日大阪のとある駅前で待ち合わせをした。
当日の午後5時約束の駅前に行くと、彼女は既に来ていた。オレはしばら
く彼女を見ていると不思議なことに気づいた。
道行く人々のほとんどが彼女を見るのだ。改めて思うと、彼女は女として
素晴らしい武器を持っていた。
「若さと美貌」
この2つを持っていれば、大抵の男は振り返る。彼女はまさにそれだった。
横断歩道の信号が変わると彼女が「おにーちゃーん!」と声を出し、オレ
のところへ小走りできた。
「悪かったな。ちょっと遅れちゃった」 「ううん、私もさっきだから」
俺達は腕を組んで愛車まで歩いていった。その間、何人の男が振り返った
だろう。オレは結構気持ち良かった。
オレは仕事でよく使う京都の老舗料亭を今日、予約していた。車で高速を
30分ほど走ってその店に彼女を招待した。
「すごいお店ねー、高くないの?」
大きな瞳をキラキラさせて、彼女が尋ねた。
「たまにはいいよ。こういうところも。それにおまえが思ってるほどたかく
ねーから」
どうも、彼女はこういうところは初めてらしい。落ち着かない様子だ。
でも、少しアルコールが入るとリラクッスしたようで段々舌が回るように
なってきた。
「今日はね、おにーちゃんにプレゼントが有るんだよ」
食事が終わってコーヒーでくつろいでいるとき彼女が言い出した。
「プレゼントってなに?」 「はいこれ、プレプレゼント」
「プレプレゼント?」
オレは渡された包みを開けると中から腕時計が出てきた。某メーカーのオレが
欲しがっていた時計だった。 「いいのか、こんな高いの?」
「ボーナス使わずに置いといたからねだから思い切って買ったんだよ」
彼女はまた子供の顔で笑った。
オレは、たまらなく愛しくなった。
店を出てしばらく、ドライブをして10時くらいに大阪の戻り、予約してい
たホテルへ着いた。今晩は2人でここで過ごすつもりだ。
部屋に入ってすぐ、彼女を襲うつもりでいたが今日はよそう、普通の関係で
いようと思い直した。しばらく話をしていると、彼女が
「じつはねー、もうひとつプレゼントがあるんだよ」と言い出した。
「えっ、まだあるの?」オレは問い返した。
「ちょっと用意するから、待ってて」彼女は何か企むような目でオレに
言った後、洗面所の方に行った。
でもそれは、怪しいとかではなく子供が親に対して秘密にするような目だった。
5分程たってから彼女が「いいよー、おにーちゃんこっちきて」
と声をかけて来た。
やったよ。これで喜ばないのは男じゃねーよ。
今、目の前に女神がいた。男にとってはまさに女神だ。
首にピンクのリボンをまき、ビキニを着た女神がバスタブの淵に足を組んで
座りこれ以上ないくらいの笑顔でオレを見ている。
「どう、プレゼント?気に入った?さっきのはプレプレゼント」
オレは彼女の言葉をやっと理解した。
彼女のEカップはあろうかという胸を申し訳なさそうに隠している水着。
下はTバックだった。
彼女は右手に持ったチューブを胸の辺りでしぼると、チョコレートが出てきて
それが山のような乳に流れ落ちた。
「食べて、おにーちゃん」
オレの体内にアドレナリンが走りまくった。オレは、彼女の胸を水着ごと舐
めまくった。
がしかし、これではいつもと変わらない。オレはちょっとやり方を変えてみた。
彼女の持っていたチョコのチューブを取り、今度は彼女の全身にどろっとかけた。
右足の太ももから、つま先までゆっくりとかけていきオレはわざとつま先から
なめていった。
上から彼女がオレを見下ろしている。まるで、女王様と奴隷のような格好だ。
オレは、ゆっくりと舐めて上の方に上がって行きあえて、中心部をはずした。
さっきまで愛くるしい笑顔だった顔が紅潮してきた。
子供から女の顔へ変わる瞬間だった。
彼女の息が荒い。女の匂いがしてきた。
それでも、オレはゆっくりと上に上がっていった。あえて、いつものように
激しくせずあせらすようにゆっくりと舐めた。
「ううっ、いいっ」いつもより大きな声で彼女が呻いた。ここはホテルだ。
多少大きくても誰も聞こえない。
安心して、彼女も声が大きくなっているのだろう。
胸を舐める頃、彼女はオレのあそこに手を伸ばしてきた。チョコだらけの
手だったのであそこは、真っ黒になってしまった。
「今度は私にやらせて・・」彼女は膝まづき、チョコだらけの分身を咥え始めた。
「おにーちゃんの甘くておいし・・」
彼女は完全に女になっていた。
彼女にバスタブに手をつかせ、お尻をこっちに向かせた。オレは、Tバック
越しに舐めた。
「いいっ!すごい気持ちいい!」声が完全に1トーン上がった。
オレも、がまんできない。そのままTバックをずらし、分身を突っ込んだ。
どれくらい時間がたったのか分からない。どこにいているのかも分からない
ぐらい没頭した。激しく後ろから彼女を突いた。「ああっ! おおっ!」
互いの声が言葉にならない。ひたすら、頂点目指して動いた。
オレは達する寸前、分身を彼女から抜いた。彼女はそれと同時にこちらに向き
口を開いてオレの体液を欲しがった。
その時大量の体液が彼女めがけて疾走した。
半端じゃない量だった。彼女は全身で受け止めてくれた。
うつろな目つきで、チョコと混じったマーブル模様の液体を胸の辺りでこねくり、
少しすくって舐めだした。
「あまーい」
彼女は、紅潮した顔でオレを見つめながら舐めている。
オレは今達したにも関わらず欲望が全然衰えていないことに気づいた。
「夜は長い。もっと、楽しもう」そういうと、2人でシャワーを浴びた。
「次はソファの上でやろうね」
オレの分身を握りながら彼女が言った。
そういう彼女の顔が、子供の顔に戻っていた。
日本全国、従姉妹とやったやつは、かなりいると思うがここまでって
いう者はそうそういないと思われる。
今回はその中でも3本の中に入る一つを紹介してみよう。
前回のチョレートプレイより1ヶ月が過ぎ去りし頃、季節はそろそろ
春になろうとしていた。
相変わらず俺達は、ケダモノのような行為を週末ごとに繰り返しており
やることも段々とエスカレートしてきた。
今週も彼女はオレのマンションへ足しげくやって来た。
「今から○○のところで3人でご飯食べない?」
足を踏み入れ開口一番、彼女はこう言った。 ○○とは彼女の2つ下の
妹のことである。実は妹の方はオレの家の近所にマンションを借りていて
歩いて20分程のところにいた。大学生になった頃は、お祝いを兼ねて
2、3度遊びに行ったことはあったが、ここ半年程は少し遠縁になっていた。
だがこの妹の方、結構曲者で当時風でいうと「イケイケ」の女であった。
当時ではめずらしい豹柄の服を颯爽と着こなし、ボディーラインを極限まで
表現するフェロモン垂れ流しのような女であった。
彼女がいうには、どうも最近妹は誰かの愛人的なことをやっているらいしい
ので調査の意味もあって一度行きたいというのだ。
車を5分程走らせ、妹のマンションへ行き、ベルを押してみた。だが返事は無い。
「すぐ、帰ってくると思うから中で待ってよう」
彼女はそう言い合鍵で室内に入っていった。
中にはいると、1LDKの室内に大人の女の匂いが満ちていた。置いているものを
見渡すと20歳の学生が買えるとは思えないようなものも、沢山あった。
「やっぱり、本当にやってるのかなー?」
彼女は少しうつむき加減でそう言った。
オレたちは、妹が帰ってくる間ぼーっとして待っていたが中々、帰ってこなかった。
「なんかTVでも見る?」
彼女はオレに言ったので「そうだな」とオレは言い、手元のリモコンに手をやった。
電源を入れてチャンネルを変えてみたが、おもしろいものは何も無かった。
何かおもしろいビデオでもねーのかなとあさってみたら何年何月なんたらという
「?」なものがでてきたのでそれをセットしてみた。
結構画質が荒い。何のビデオかなと思ったら、どうも裏ビデオだった。
「いやだ、あの子こんなのみてんの」
彼女はオレの方を向き、少し照れながら言った。
しばらく2人でそれを見ていたが結構激しい内容だった。男のものを咥えているところ
のアップや騎上位のアップだった。どうも男の視線から撮ったようなやつだ。
でも何か変だ。女の顔に見覚えがあるぞ。ん?、妹じゃないか。
「ハメ撮りだ!」
彼女も気がついた。間違いなく彼女の妹だ。
結構派手な女だが、ビデオの中ではそれ以上だった。積極的に男に奉仕し、自分から
誘うような仕草を見せ付けるあたり身内でも結構くるものがあった。
「すごーい・・」
彼女は食い入るように見ていた。オレも他人のやっているところ(ビデオだが)なんて
初めてだからかなり好奇心旺盛で見入っていた。
20分位経ったであろう、妹の腹の上に汚いものを発射してビデオは終わった。
オレは見終えると軽い嫉妬がビデオを写していたやつに芽生えた。
「オレの従姉妹とこんなことしやがって」と。
彼女が潤んだ目でオレを見ていた。気がつけばオレの股間に彼女の手があった。
「しよ・・・」
ビデオを見て彼女に火がついた。かくいう、オレも股間が苦しくてしようがない。
彼女はオレのジーパンのベルトを外し、ジッパーをおろすとパンツもろとも膝まで
一気に降ろした。そそり立ったオレの分身が天を仰いだ。
「おにーちゃんも興奮していたんだ」
女の顔に変身していた彼女の目がそう言うと、彼女が舌をオレの口の中に入れ、
右手で分身を刺激した。
「まずいよ。帰ってきたらどうすんだよ」オレは言ったが彼女は
「だめ、私とまらない・・」と言って、再度キスをしてきた。
オレも口ではそう言ったが体の方は彼女を求めてやまなかった。
スイッチが入った。オレの手はEカップの彼女を揉みまくり、左で彼女の服のボタンを
外した。彼女の服を脱がせ終わると、今度は彼女がオレの服を脱がせだした。
お互いが全裸になったときには回りの光景など全然視界に入らなかった。
オレ達は夢中だった。互いに敏感なところを愛撫し合い、恥ずかしいところを舐めうと
心の中のブレーキが完璧に壊れた。
「ああっ!」
彼女が歓喜の声を上げたとき、玄関の方から物音がした。
まさか、妹が帰ってきたんじゃ・・とオレは思った。
まずい、こんなところを見られては。でも、オレも彼女も、もう止まらない。
一旦火がつくと互いに頂点まで登りつめないとやめられない。
物音がしてしばらくすると、オレ達から1M程先に彼女の妹が立っていた。
俺たちはその時69の体勢でオレと妹の視線が合うと、妹はびっくりしたような
顔になってしまった。そりゃそうだろう。帰って来ると自分の部屋で自分の姉と
従兄弟のオレが全裸で69をやっているんだから。
「まずい! 見られた。もう、だめだ」
オレはそう思った。
妹はオレの側に顔を近づけ
「ふーん、おにーちゃんとおねーちゃん、いつもこんな風にしてるんだ・・」
と好奇心に満ちた目でオレを見下ろした。
「○○、帰ってきたの?・・」
力の抜けたような声で彼女が妹に言った。
「うん、今ね。おねーちゃん、感じる?」
妹は好奇心一杯、フェロモン全開の目つきで姉に尋ねた。
「うん、おにーちゃんの舐め方すごく感じるの・・。ああ・・」
彼女は女の声で答えた。
「おにーちゃん、おねーちゃんのここ、おいしい?」
オレの耳元で妹がいやらしく囁いた。
オレの頭の中が混乱した。普通なら自分の姉と従兄弟のオレがこんなことをしている
のを見たら、びっくりしてどうしていいか分からないと思うのだがどうも違うらしい。
オレは彼女に分身を舐められている快感と妹に見られている気持ちで複雑な心境だった。
「うん、すごくいい。○○のおねーちゃんは最高にいい女だよ」
オレはこう答えた。
「ふーん、そうなの」妹はそういってオレ達の獣のような行為をじっと見ていた。
オレはもう吹っ切れたように彼女に「もう、入れさしてくれ」と言った。
彼女がオレの股間に乗り分身を入り口にあてがうと、妹がオレの左手を取り自分の
胸に誘導した。
「おにーちゃん、私のも触って・・」
妹がいやらしい目つきでオレに言った。オレは「えっ?」っと思ったとき妹は
自分の服の隙間にオレの手を差し込んだ。
「触って・・」妹の目がフェロモン全開のいやらしい目になっている。
オレは少し躊躇したがえいっ!と触った。
でかい、姉もでかいが妹はそれ以上だった。Fカップ以上はあるだろう。
乳首を刺激すると妹は軽い嗚咽を漏らした。
「んんっ」
彼女の方はオレに跨り、ひたすら快楽を貪っていた。ただ、ひたすら頂点を目指して。
「○○もする?」
彼女が、予想だにしなかったことを急に言った。
「うん、私も仲間に入れて」
妹はオレを見ながらいった。
今すごい光景が目の前にあった。姉がオレの分身を受け入れ、妹はオレの顔の上に
股間を乗せている。オレの体の上で姉妹が互いの巨乳を擦り合わせながら悶えていた。
3P。姉妹丼。言い方は色々あるだろうが、今オレは最高の女達とプレイしている。
それからは、行為にターボが掛かった。
オレが彼女をバックから犯すと下から妹が彼女の乳を舐めたり、オレが妹のあそこを
舐めると彼女がオレの下に潜り、咥えたりと何をやっていたのかよく覚えていない位
オレは夢中だった。
「だめだ、いきそう!」
オレがそういうと2人は同時にオレの分身を舐めだした。
妹がいやらしい目でオレを見ながら舌でベロベロしている。
姉は自分のあそこをいじりながら、目を閉じて舐めている。
「ううっ!」
オレがそう叫ぶと分身から噴水のように汚いものがあふれ出し、シャワーのように
彼女達の綺麗な顔に注がれた。
いったあとも、しばらくうっとりしたよな目つきで2人は分身を舐め、もう樹液がないと
分かると今度は互いの顔を舐めあいだした。
なんで、こんなことになったのであろう。オレはいった後、冷静に考えたがそんな時間は
なかった。
どうも、2人は満足していないようだ。
早速、第2ラウンドを要求するように同時フェラが始まった。
「後で考えよう、今はこの2人との快楽に溺れよう」
オレは2人の巨乳を揉みながら、今はこのケダモノような行為に没頭した。
オレはそう思いその後6時間程この天国のような状態を味わった。
天国モードが終わって半日が経過した頃、オレは彼女を家まで送るため車を運転していた。
どうも彼女は、妹にだけはオレ達の関係をしゃべったらしい。その見返りに妹から
愛人の話を聞いたようだった。
妹曰くその愛人は欲望は人一倍強いのだが、あっちの方は強くなく、ここんとこ満足
していなかったらしいのだ。それで、姉の話を聞いて一度やってみたいとなったのが
今回の結果だった。オレは、一杯喰わされた。知らなかったのは俺だけだ。
2人にうまいことやられた。2人に散々責められて、さすがのオレも腰がクタクタだった。
「又3人でやろうね」
隣に座っている彼女が、女神の微笑みを見せ、オレに言った。
オレは来週の週末が待ち遠しくなってしまった。
彼女の妹を交えての、不思議な関係が始まってからしばらくたった。
最初のうちは、オレも少々戸惑っていたが(3Pなんぞ、初めてだから)
段々と慣れていくにしたがって、行為もしだいにエスカレートして
いった。
そうこうしているうちに、又週末がやって来た。
金曜日の夜中12時頃、オレの部屋の電話がなった。
「もしもし、おにーちゃん?」
電話の声は彼女の妹だった。
「よお! どうした? こんな時間に? ああ、さては明日が待てなくて
フライングか?」
「へへへ、違うよ。実はさー、おねーちゃんなんだけれど明日、来ない
かもよー」
「へっ、何で?」
「今おねーちゃんと、おねーちゃんの彼氏と飲んでるの。彼がどうも
おねーちゃんと合うの久々なんだよね。誰かのせいで。だから今夜多分、
やっちゃうと思うよ」
相変わらず妹の声は色っぽい。男を誘うことを本能的に発しているようだ。
「ふーん、そうか。もし、こなかったら何かお仕置きをしねーとなー」
「明日来るでしょう? そん時に報告するね」
「分かった、じゃーな」
受話器を置いてオレは、しばらく考えた。考えてみりゃ、毎週彼女はオレの
所に来ているのだから、男と会う時間なんてありゃしねーよなと。
男の方もしばらくぶりだから、やる気まんまんなんだろうーな。
でも、もしそいつと今晩やったらと思うと何か無性に腹がたつ。
だれにも、彼女を渡したくなかった。
「あいつはオレのものだ」
オレは最近彼女に対してそう思うようになってきた。
その反面、もしやったら明日彼女にどんな仕打ちをしてやろうかという
心も芽生えてきた。
オレは嫉妬に燃える気持ちと、どんないじめ方をしてやるかという
相反したことを考えながらその日、床についた。
翌日オレは昼過ぎごろ妹のマンションへ行った。
ベルを押すと「いらっしゃーい」と妹が上目使いで玄関を開けた。
普段着だというのに相変わらず、雰囲気がいやらしい。
胸元がぱっくりと開いたTシャツにミニスカだ。
オレは中に入りソファに座った。
妹が缶ビールを持ってきて横に座った。
「おねーちゃんまだ来ていないんだけど、気になる?昨日の事」
オレの膝上に手を乗せて、誘うような声でオレに問いかけてきた。
ビールの蓋を開け「ああ、あれからどうした?」と言った。
「2時頃まで、飲んでたけど私はタクシーで帰ってきたの。
おねーちゃんは・・・」
「おねーちゃんは?」
「2人でどっか行ったよ。ホテル街の方に歩いていったから間違い
なくやってるだろーね」
オレは、無性に腹が立ってきた。俺以外の男と関係しやがってと。
「どうする、おにーちゃん? もうすぐおねーちゃん来るよ」
妹は何かたくらんでいるような目で問いかけて来た。
「そうだな・・。どうしてやろうか」
オレは頭の中を整理しながらこれからのことを考えていたが、妹は
どうもオレ以上のことを考えているよ
1時間程たつと彼女がやって来た。昨日かなり遅くまで会っていたので
あろう、少し眠そうだった。
3人でビールを飲みながらしばらく話していると、妹が急に切り込んだ。
「ところで、おねーちゃん、あれからどうしたの?」
彼女の態度が急に変わった。オレにはどうも、昨日の事は内緒にしておく
つもりのようだったらしい。
オレは妹の話にわざと知らないふりをしながら「何、それ?」と聞いた。
妹は乗ってきた。
「昨日、おねーちゃんとおねーちゃんの彼氏と3人で飲みに行ったんだ。
で、私は先に帰ったんだけどそれから2人はどうしたのかなーっと思って」
彼女は結構焦っている。
「で、そいつとその後どっか行ったのか」オレは彼女に聞いた。
彼女はオレと目を合わそうとしない。
「うん、もう一軒飲みにいった」
「うっそー、2人してホテルの方に歩いていったじゃん。彼、やる気
だったし」
妹ナイス突っ込み。
彼女は何も言わず下を向いていた。オレは
「そいつとやったのか」と聞いた。
彼女は小さく頷いた。
「へーっ、やっぱりやったんだ。ごめんねー、私邪魔だったみたいで」
妹はオレの顔を見ながら笑いながら言った。
「ふーん、そうか、やったのか」オレは妹の巨乳を揉みながら彼女に言った。
彼女の顔が真っ赤になった。
「昨日やったんだから今日はもういいよね、おねーちゃん?」
妹はオレもジーパンのジッパーを降ろし、中に手を入れながら彼女に尋ねた。
彼女はえっ!というような顔をした。
オレは妹のTシャツを脱がし、両手で巨乳を揉みしだきながら
「そうだよな。罰だ。今日は2人だけでやろうか?」というと、妹も
「そうね、おにーちゃん。2人で楽しも」と言いながらスカートを脱ぎ、
オレのジーパンを脱がせ手でしごきながら答えた。
既にオレの分身は極限まで大きくなっていた。それを妹が卑猥な発言をしながら
右手で上下に擦る。
彼女を見ると、親に怒られた子供のような顔をしながらオレ達の行為を見ていた。
妹の挑発行為はえげつないぐらい、すごい。まるで、彼女に見せ付けるように
オレをリードした。
手コキをした後、彼女の方を向きながらオレの分身を舐め右手で自分の敏感
なところを触っていた。
「ふふっ、おねーちゃん・・おにーちゃんの大きくてすごく美味しいよ」
オレの感情が高ぶってきた。この女のセックスアピールは並のもんじゃない。
従兄弟のオレでも、かなりきている。
「おにーちゃん、私のも・・・」
オレ達は69の体勢になり彼女を見ながら互いの秘所を舐めあった。
彼女は泣きそうな顔をしながら「お願い、私も」と言ったが、妹は
「だめ! おねーちゃんは罰よ。見てなさい」というとオレを座らせその上に
乗っかかってきた。そして、オレの方に背中を向け彼女の顔を見ながら
「おにーちゃん・・・ このいやらしいので私を突いて」
妹はオレの上でひたすら腰を動かし、挑発するような目つきで彼女を見ていた。
オレは後ろから手を回し妹を巨乳を潰れるくらい揉みながら彼女の方を見た。
彼女の大きな瞳が潤んでいた。寂しさと興奮が入り混じったような目だ。
オレは下から妹を必死に突き上げた。
この妹のあそこはすばらしいものだった。まるで生き物のようにオレの分身に
纏わりつき絶妙のタイミングで締め付ける。SEXの相性は妹との方が良かった。
「おねーちゃん、気持ちいいよ! あそこが壊れそうだよ!」
妹はひたすら姉を挑発した。
「すげー気持ちいい!もっと動け!」オレの体中の神経が分身に集中しているよう
な感じだった。
彼女は今にも泣き出しそうだった。
「ううっ、いくぞ!」オレは妹から分身を抜き、ソファに座らせ左の胸にこすり
付けた。妹は彼女をみながらオレの分身をしごき出した。
「ああっ」
オレは彼女の泣きそうな顔を見ながら白く濁った液体をが激しい勢いで、妹の巨乳
に降り注いだ。
妹はいやらしい挑発するような目つきで彼女を見ながら、オレの分身を乳首に
こすり付けている。
オレの液体がローションのようになり、むちゃくちゃ気持ちいい。
「おねーちゃん、おにーちゃんの凄く熱いよ」
彼女はか細く、泣き声に近い声で言った。
「お願い・・・ わたしも欲しい・・・」
「どうする、おにーちゃん?」
妹がオレに尋ねた。相変わらず右手はオレのものをいじっている。
「そうだな、ちょっとだけしてやろーか」
そう言うとオレ達は彼女の両サイドに座り、彼女の服を脱がせた。
右の胸を妹が、左をオレが舐めだすと彼女は嗚咽に近い歓喜の声を出した。
妹が彼女のパンティーを脱がせ、秘所を触ると
「見て、おにーちゃん。おねーちゃんのこんなになってるよ」と言った。
オレは「なんだ。オレ達のを見ていて興奮したのか?」と尋ねると
彼女は小さく頷いた。
妹が彼女のあそこをしばらく触っていると震える声で「おにーちゃん・・・
ちょうだい・・」と彼女が言ってきた。
「だめだ! 今日は罰だ。だから、舐めるだけだ!」
オレがそう言うと、再び泣き出しそうな顔になったが、
「それでもいいです。舐めさせてください」と懇願してきた。
オレは無償に興奮してきた。こんな、いい女がオレに懇願しているのだ。
オレは仁王立ちし、「さあ、舐めろ!」と突き出した。
彼女が嬉しそうに舐めだすと、どこから持ってきたのだろう下の方で妹が
バイブを彼女のあそこに突き刺していた。
彼女はバイブの感触とオレのを舐めている興奮であっという間に行ってしまった。
それに会わせ、オレも我慢できなくなり彼女の天使のような顔に再び、汚い液体
を浴びせた。
彼女は放心状態のような顔で口のまわりを舌なめずりしていた。
数時間後、オレのマンションで彼女はオレの背中に抱きつきながら必死で謝って
いた。「ごめんなさい、もう他の人とはしません。おにーちゃんだけです」
オレは最高に気分が良かった。
「本当だな。次やったら、もう2度とお前とはしないからな」
「お願い!許して!もうあんな寂しいのはいや。2度としないから」
彼女は泣きながらオレに訴えかけた。
最高に幸せな気分だった。
みんなが振り返るような女がオレの許しをこうている。
オレは彼女を支配していると優越感を感じながらその夜、再び彼女とやった。
11月某日、なぜかオレは彼女と関西空港にいた。
実は彼女の妹が、今日からアメリカへ半年の予定で留学するのだった。
この妹本当はすっげー頭がよくて、某国立大学に通っていたのだ。
「おにーちゃん、おねーちゃんしばらくいないけど仲良くね」
そう言い残して妹は飛行機に乗り、飛んでいった。
「さびしい?」彼女が笑いながら聞いてきた。
「うん、ちょっとな」オレがそういうと、彼女はオレの腕をを引っ張り
「私がいるでしょっ!」と言った。
実を言うとオレは少しホッとしていた。
3P みんなはうらやましいと思うが(オレもやるまではそうだった)
結構あれって疲れるんだわ。かなり。通常は相手だけを見ているといいの
だが2人いると均等にお相手して上げなければいけないので、かなりの
体力を要す。しかも、片方だけを満足させるともう片方がぶーぶー言い出す。
そんなんでちょっとゆっくりできるかな、というのがオレの心境だった。
「どっかでご飯食べてく?それとも、ホテルに行く?」
意地悪な顔をしながら、彼女がオレに問いかける。
「飯食って寝る」と言ったら「できないくせに、きゃははは」と彼女は
子供のような顔で大声で笑った。
それからオレ達は市内のレストランで早めの夕食を取り、”予定通り”
いつものホテルへ入った。
部屋に入ると彼女がオレの背中に急に抱きついてきた。
「やっと、私だけのおにーちゃんになった・・・」彼女は呟いた。
妹といえどやはり3人でというのは彼女も多少の戸惑いがあったようだ。
「何いってんだよ。前からもこれからもオレはずーっとお前といっしょだよ」
オレがそう言うと彼女の腕の力が強まった。
しばらくビールを飲みながらキスや軽い触りあいをしていると、彼女が急に
「おにーちゃん、女の子が一人でやってるの見たこと有る?」と聞いてきた。
「そんなもん、見たことないよ」と言うと「見たい?」と好奇心一杯の目つき
で再度、問いかけて来た。
オレはお願いしますのポーズをしながら「お願い!見せて!」と言った。
「しょーがないなー」と彼女は言いながら、でも何かを期待するような目つきだった。
彼女は上着を脱ぎ、向かいのソファに座って「見るだけだよ。触っちゃだめよ」といい
挑発する顔でオレに言った。
彼女は最初目を瞑りながら自分の巨乳をゆっくりと触り始めた。息使いが色っぽい。
たまに深呼吸するようなため息をつく。セーターを脱ぐとグラビアに出てきそうな
胸が視線に入った。相変わらず綺麗な胸だった。何度見ても飽きない。
今度は立ち上がりスカートを脱ぎだした。
「んん?何?」
オレは目の前にいる彼女の姿を凝視した。紫のブラに紫のTバック。黒のストッキングを
太ももの辺りでガーターベルトで止めている。
「どうした?その格好は?」おれが聞くと「妹に餞別でもらったの。これで、おにーちゃん
を誘いなって」
オレは彼女の妹の心使いに感謝しつつ、視線を外せなくなった。どちらかというと彼女は
お嬢様って感じで服とかも無難なものしか着ていなかった。それが今、目の前にいる彼女
の格好は娼婦そのものだった。
ブラを取りオレを見ながら「見て・・・、おにーちゃん・・・」と言いながら彼女は
足を開いた。オレはいつもの雰囲気と違う彼女にすっかり興奮してしまい、かぶりつき
の状態で彼女のそばに寄った。彼女は口元に笑みを浮かべながら、右手で自分の敏感なところ
を触りだした。「すげーっ!もっと見せてくれ!」オレは叫んだ。
すごい世界だ。
「はあーっ、感じる! おにーちゃん! 感じる! 気持ちいいよっ!」
彼女は左手で胸を、右手であそこを狂ったようにいじり出した。敏感なところから
どんどん泉が溢れてくる。乳首はギンギンに立っている。彼女は恍惚の目をしていたが
オレから絶対視線を外さない。
「見て、おにーちゃん! 私の感じているとこ見て!」
彼女はオレに見せ付けるようにオレの鼻先まで股間を寄せてくる。淫乱な女の匂いだ。
オレは我慢できなくなった。服を脱ぎ、パンツを降ろすと分身が反り返っていた。
「入れるぞ!」と言うと、彼女は「だめ! 見てて。いくところ見てて!」と彼女が
拒否した。
”どうしたらいいんだ。やりたい。彼女とやりたい”オレはじれったかった。
彼女が犬の体勢になった。白い桃のような彼女の綺麗な尻が目の前に迫った。
「触りたい。むしゃぶりつきたい。頬擦りしたい。」
「だめ・・・、うっ、見てて・・ 最後まで・・・」
オレは我慢できなくなり自分でやり始めた。目の前にある彼女の尻を見ながら。
「おにーちゃんも・・・してるの・・ 見せて・・」彼女は上ずった声で体勢を変え
こちらを向いた。
「すごい・・・ おにーちゃんのビンビン・・・ 見てあげるから・・・私も・・・
見て・・」
オレ達は向かい合いながら抱き合うよりもいやらしい状態になった。
お互いに自分でやっているところを相手に見せているのだ。それも、50cmも
離れていない距離で。
「ふーっふーっ、気持ちいい! いくときは掛けてやるからな」
「あっ・・おにーちゃんのすごい。かけて・・私にかけて・・」
オレはいきそうだった。彼女も近い。彼女の目がいく時の目つきになっていた。
「かけて、おにーちゃん!いっぱい私にかけて」
彼女は自分の敏感なところを精一杯いじりながら訴えかけるような声でオレを誘った。
「うーっ、駄目だ!出そうだ! いいか かけるぞ!」
おれは中腰の状態で彼女の5cmまで近寄った。視線はお互い離さない。
「うん!私もいきそう!いっぱいよ! いっぱいちょうだい!」
彼女の甘い息がオレの頬をかすった。
オレの分身は我慢汁だらけの状態だ。いったときのようにベトベトだ。
「いくっ!おにーちゃん!いくー!見て!おにーちゃん!私を見て!」
「駄目だ!いくぞ!うおーっ!」
彼女の太ももに向けて大量に発射した。彼女の左足の付け根あたり3回、4回と
かけまくった。まだ、出る。発射したあたりに分身を何度もこすりつけた。
彼女もいった。目がうつろだ。でも、オレから視線を外さない。
「おにーちゃん・・ いっちゃった・・ 」
彼女は女の顔でオレに言った。
「オレもだよ。お前の太ももにいっぱいかけたよ。気持ちよかったよ」
彼女は自分の太ももを見ながら「すごいね・・いっぱいかかってるよ・・」
と満足そうにため息をつきながら呟いた。
オレは初めての経験に異様に興奮した。
女のやっているとこなど、初めてだし見てもらうのも初めてだった。
違う世界を経験したようだった。
その日オレ達は相手に一切触れずに互いのを見せ合いながら4回もやった。
関係を持ってから色々なことをやったが、一番興奮した日だった。
疲れ果てて眠る時、彼女がポツリと言った。
「くせになりそうだね・・こういうの・・」

【会社】エロすぎる水着アシスタント【職場】

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<>269名前:えっちな18禁さん投稿日:2011/06/06(月)11:57:23.58ID:VWq+uso20<>
商品の紹介映像の撮影で怖い現場監督がいて,その日も大声で怒鳴ったり厳しい指示を
出していた。監督は50歳の独身で禿げて太っている。
しかも気が短いためみんなに嫌われていた。
その日はアシスタントの水着の女性が来てて,ルックスやスタイルは抜群。
ビキニからはみ出した巨乳。170cmの長身からのびるすらっとして
白く透き通った美脚。小さめのビキニで、目のやり場に困るくらいだった。
性格は綾瀬はるかのような天然。

<>270名前:えっちな18禁さん投稿日:2011/06/06(月)11:57:45.83ID:VWq+uso20<>
監督ははるかにも容赦なく厳しい指示を出しておりかなり怖がっていたが、
セクハラな質問をされても天然全開で答えていた。

監督:綺麗な脚してるねえ。ちょっと触ってもいい?

はるか:え?脚を触るんですか〜?ん〜何で触りたいんですか〜?
監督:こんな美脚見たらどんな感触なのか、知りたいでしょ?
はるか:じゃあ、ちょっとだけなら。ちゃんとお手入れしてるんで、ツルツルですよ〜
え?触っていいの??10人ほどのスタッフが見ている中で、監督ははるかのナマ脚を
いやらしい手つきで撫でまわした。

<>271名前:えっちな18禁さん投稿日:2011/06/06(月)11:58:18.00ID:VWq+uso20<>
監督:ほんとスベスベツルツルだね。たまんねえなあ。18歳だっけ?
やっぱ若い娘はいいねえ。こんなにきれいな脚だったら、彼氏は毎日舐めてるの?
はるか:毎日ではないですけど、よく舐められますよ〜。
監督:俺だったら毎日舐めたいね。ねえねえ、どのあたりよく舐められるの?
はるか:ん〜このへんかなぁ。
はるかはふとももの内側を指差した。
監督:そのへんいいよな。彼氏も見る目あるじゃん。ねえねえ、俺も舐めていい?
はるか:え〜舐めるんですか〜?ん〜ど〜しようかな〜
監督:いいじゃん、減るもんじゃねーんだし。舐めさせてよ。ね?

<>272名前:えっちな18禁さん投稿日:2011/06/06(月)11:59:05.79ID:VWq+uso20<>
はるか:ん〜わかりました〜ちょっとだけなら、いいですよ〜
監督:ほんとに?
監督ははるかのふとももに口をつけた。白く透き通った素肌を監督がおいしそうに
舐めまわす。はるかは170cmの長身。脚も長く、監督がはるかの両脚を隅々まで
じっくり舐めるのにも時間がかかった。
はるか:くすぐったいですよ〜
監督:脚フェチにはたまんないね。
さらに監督はふとももに強く吸い付き、無数のキスマークをつけた。

<>273名前:えっちな18禁さん投稿日:2011/06/06(月)11:59:34.82ID:VWq+uso20<>
監督:あ〜もう我慢できない!やらせて!お願い!!
あの鬼監督が床に頭と両手をつけてはるかにお願いをした。
スタッフ:監督、ちょっと・・・
はるか:え〜ちょっと、やめてくださいよ〜困ります〜
監督:返事するまで動かないから。
スタッフ:あのはるかさん、申し訳ないですけど・・・
はるかはしばらくモジモジした後、何か決心したように口を開いた。
はるか:ん〜そこまで言うなら・・・わかりました〜
監督:え?ほんとう?いいの?やったー!!
無邪気な子供のように喜ぶ監督。いつも罵声を浴びせられている
スタッフは誰も見たことのない姿だった。

<>274名前:えっちな18禁さん投稿日:2011/06/06(月)11:59:56.04ID:VWq+uso20<>
え?ここで脱ぐの?監督とスタッフは全員目が点になった。
はるかは自分で水着の上の紐をほどき、何度もためらった後、ついにナマ乳を露出した。
監督:うわ〜すごいな・・・
監督もスタッフも言葉を失うほど見入ってしまって、はるかは恥ずかしさのあまり両手で隠してしまった。
はるか:え〜ちょっと恥ずかしい〜
監督:ごめん、手をどけてくれないかな。お前ら、こんないい乳みたことあるか?
でっかいのに、形もいいしきれいな色してる。
スタッフ:そうですね。こんなきれいなおっぱい初めて見ました・・・

<>275名前:えっちな18禁さん投稿日:2011/06/06(月)12:00:26.04ID:VWq+uso20<>
監督の手がはるかの白く清らかなおっぱいを鷲づかみにした。そして両手で強めに揉みはじめた。
Fカップ以上はあると思われるほど大きいので、監督の手にも収まりきらないようだった。
監督:ほんとでっかいな・・・やわらかいけど、弾力性もすごい・・・
ほら、お前ら、見てみろ!
監督はおっぱいを指で突くと、プルンとはじき返した。
スタッフ:す、すごいです・・・
監督ははるかを膝の上に座らせると、後ろから激しく揉んだ。
揉みながら、監督ははるかの髪の匂いをかいだり、首筋に口をつけたり、舐めたりしていた。

<>276名前:えっちな18禁さん投稿日:2011/06/06(月)12:00:46.74ID:VWq+uso20<>
監督が「後向きになって」と言うと、はるかは素直に従い、向かい合わせになった。
巨乳が監督の顔の10cm前に。
監督は思いっきり巨乳を舐めまわし、吸いまくった。
はるか:え〜ちょっと・・・う〜ん
はるかはかわいらしくもだえていた。
監督が乳首から口を離すと、今度はキスをはじめた。
監督の分厚い唇がはるかのピンク色のかわいい唇と重なった。
最初は軽く唇を重ねただけだったが、次第に口がもごもごしてきて、明らかにディープキスに
なっていた。監督がはるかの上唇を吸うと、はるかが監督の下唇を吸ったり、激しく舌が絡み合う
のが見えた。5分くらい経っても終わらなかったが、スタッフは股間を押えてずっと見入っていた。
口を離すとき何本も糸を引いていたのがわかった。

<>277名前:えっちな18禁さん投稿日:2011/06/06(月)12:01:39.38ID:VWq+uso20<>
はるかが水着の下を脱ぐと、みんな下半身を凝視した。
監督:ちょ、ちょっと、毛がないじゃない!
スタッフ:毛が生えてない・・・
はるか:わけあって、全部処理しちゃってます。
監督:君、かなりの変態だろう・・・
監督はパイパンに興奮してはるかの股間に顔を埋めて舐めまくった。

<>278名前:えっちな18禁さん投稿日:2011/06/06(月)12:02:04.02ID:VWq+uso20<>
監督:今度はこっち舐めてくれる?
監督は立ち上がるとはるかの顔の前に竿を出した。
はるかは床に膝をついて、よつんばになって竿を握ると、竿の先に
ついていたカウパーを舐めると、先っちょから口の中に収めた。
竿の根元近くまで口に入れると、音を立ててしゃぶり始めた。
監督は情けない声を出しながら、気持ちよさそうだった。
はるかは手コキなどせずに、丁寧に口と舌で奉仕していた。
しばらくしゃぶると、一度口を離した。これまたいっぱい糸を引いていた。
監督の竿が、はるかの口の中ですっかり膨張していたのがわかった。
はるかは舌を思いっきり出してタマを舐めた。監督のタマがはるかの舌の上で
踊っているようだった。

<>279名前:えっちな18禁さん投稿日:2011/06/06(月)12:02:26.38ID:VWq+uso20<>
そしてはるかは次に監督のアナルを舐めはじめた。
スタッフ:うそ・・・あんなこと舐めるなんて・・・変態じゃないか!
監督:あ〜気持ちいい・・・こんなきれいな子にケツ舐めてもらうなんて最高。
50歳過ぎて初めてそんなとこ舐められたの。俺だって他人のケツなんて舐めたことないぞ。ほんと気持ちいい・・・もっと続けて・・・
はるかは言われたとおりゆっくり監督のアナルを舐め続けた。

あらためて竿をしゃぶった後、はるかのだ液で覆われた監督の竿を、
今度は自分のおっぱいに挟んだ。
スタッフ:パイズリだ・・・すごい。すっかり埋もれてる・・・
監督:き、気持ちいい・・・た、たまんねえなあ・・・
はるかはフェラとパイズリを交互に何度も繰り返した。

<>280名前:えっちな18禁さん投稿日:2011/06/06(月)12:02:49.90ID:VWq+uso20<>
はるかの度重なる奉仕に、監督の竿はありえないくらい膨張していた。
こんな大きくなるものなのか・・・
監督:も、もう我慢できない!
はるか:あんっ!!
監督ははるかにバックから挿入した。
とんでもない大きさになっていた竿だが、すっかり根元まではるかに挿入されてしまった。
スタッフ:コンドームつけてないよな?ナマで入れちゃうなんて・・・
監督:き、気持ちよすぎる・・・すっごく締めつけられる・・・
監督はゆっくり竿を出し入れして、ナマの感触を楽しんでいるようだった。
一度竿をアソコから抜くと、監督の竿ははるかのいやらしい液で覆われていた。
監督はいすに座ると、はるかがまたがって挿入し対面座位になった。

<>281名前:えっちな18禁さん投稿日:2011/06/06(月)12:03:06.33ID:VWq+uso20<>
18歳のスタイル抜群の美女が、50代ブサイクメタボとノーガードで打ち合っていた。
監督はキスやおっぱいを吸いながら下から突き上げ、はるかは上下左右に腰を動かしていた。
お互いの息は合っていなくて、自分の本能のままに動いている感じだった。
監督:も、もうだめ・・・出るっ!!・・・はぁっ!はぁっ!はぁっ!・・・
スタッフ:まさか、中に出しちゃったのか・・・
監督:ごめんね、あまりにも気持ちよかったもんだから、中に出しちゃった。
はるか:う〜ん。ま、まあ大丈夫かなぁ・・・

<>282名前:えっちな18禁さん投稿日:2011/06/06(月)12:03:19.58ID:VWq+uso20<>
射精が終わってからも、2人は力尽きたようでしばらく動かなかった。
ようやくはるかが立ち上がりアソコから監督の竿を抜くと、精液とはるかのいやらしい液が混ざったものが流れ出てきた。
はるかは自分のアソコを拭きもせずに、監督の竿をしゃぶってきれいにした。
監督ははるかを車に乗せて帰った。
その日はホテルで監督は巨乳でカラダを洗ってもらったり、おしっこや精液を
飲んでもらったり、ナマでやりまくったと。
その後、はるかから妊娠したと監督に連絡があったが、
彼氏と結婚するからと言われたらしい。
どこまで天然なんだ・・・

【露出】トップレスで・・・【野外】

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私と、後女友達二人と、南フランスに遊びに行ったんです
もちろんビーチに泳ぎに行きました私たち三人は、日本じゃ恥ずかしくて着れない
ようなあたってるところがちっちゃいビキニを着て行ったんです
三人とも胸が大きいので、ほとんどはみ出してました乳首がかすかに隠れている程
度でしたでもビーチに行ってびっくりしましたみんなトップレスなんです
ほとんどみんなさっきまで私たちって超大胆って思っていたのに・・
何人かはいるって思っていたけど、まさかほとんどみんなとは
トップレスじゃないことが恥ずかしく思えるくらいです
でも開き直りました幸い周りに日本人がいないこともあって私もはずすことにした
んですほかの二人が止めるのも聞かずに、立ちあがってブラをはずしました
凄く気持ちよかったです開放感があるってゆうか周りの男の人の目も気にならず
にみんな見てって感じ逆に見られたくなりました
他の二人も開き直ってはずしました
下をはずすのは禁止だったけど、外したくなってみんなのいない朝早くに、ビーチ
にいってみました私たちとおんなじ考えの人は何人かいました

みんな全裸です私たちも早速全裸になりました
日本に帰ってからも私たち三人で行っても私独りで海に行っても、朝早くとか夜遅
くに海に行って全裸になります
フランスでは、夜海に行った時必ず声をかけられて、気持ちも大胆になってたせい
か、服脱ぐ必要ないし、そのまま砂浜の上でしました凄くロマンチックです
周りにいた何組かのカップルも、してました周りもしてるから岩の陰に隠れてと
か思いません見られても平気です
ヌードになる人に気持ちが凄く分かりました

【露出】露出カップル【野外】

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男3人で水着着用の混浴温泉に行ったときの事だ。
ロビーでチェックインしていると、カップルがやってきた。
女は20代半ば位で色白、スタイルもそこそこ。
まぁ顔は好みが分かれるが美人の部類だと思う。
俺はすぐに女の脚に視線が釘付けになった。
というのも、かなりのミニスカで、スラッとした脚は生脚だった。
俺はすぐ他の2人に合図をすると3人でチラチラと盗み見をしていた。
その後、カップルは部屋に行くようだったが、俺たちは部屋には行かず
直接温泉に向かった。

俺たちは水着に着替えると温泉に向かった。
平日ということもあって、人はほとんどいなかった。
俺たちが貸しきり状態の温泉を満喫していると、先ほどのカップルが現れた。
女の水着は黒のビキニ。真っ白な肌と水着のコントラストがエロく感じられた。
カップルは俺たちと少し離れて温泉につかっている。

初めはそれほど気にも留めていなかったが、男の方が女の後ろに回って
お湯の下で何やらモゾモゾと手を動かしている。
俺たちは不自然な動きに注目していたが、男の手はすぐに女から離れた。
ちょっと期待していたが何事も無い様なので、俺たちはビーチボールで遊ぶ事にした。

俺たちが少し遊んでいると、カップルは温泉から上がるようだ。
女が温泉から上がると、何と下の水着はTバック状態。
俺がジッと見ていると他の2人も気が付いたのか、女の真っ白なケツを食い入るように見ている。
男は他の温泉に移動する途中で、女のむき出しのケツを撫でたり掴んだりしていた。
女の方は特に嫌がる様子も無く、平然と歩いている。
俺は連れの2人に「俺たちもあっちの温泉に移動しないか?」と聞くと2人とも
「そうだな!」とニヤつきながら返事をする。
俺たちは温泉から上がると、女のケツを堪能しながらゆっくり後を付いて行った。

俺たちが後を追って温泉に向かうと、既にカップルは温泉に浸かっていた。
俺たちは怪しまれないように少し離れた場所で様子を見ることにした。
すると、男は女のおっぱいをツンツンと指でつついたりしてじゃれ合っている。
しばらくして、男が女に何か言うと、女は「え〜いやだよ〜」と甘えた声を出している。
だが、俺たちが期待するような事もなかったので、俺たちは滑り台へ向かう事になった。
俺たちが温泉から上がると、女は何やら男に手渡している。
よく見ると、それは下の水着だ。
俺はまさか・・・と思い、他の2人に知らせようとしたが、2人とも気が付いていた。

俺たちは進路を変更して、カップルのいる温泉に沿って歩き始めた。
すると、男が立ち上がって、女の手を引っ張る。
女はなかなか立ち上がろうとしなかったが、男が手を強く引くと女は立ち上がった。
俺たちは緊張しながら見守ったが、そこには期待した光景はみられなかった。
女は下半身に水着のサポーターを履いていた。
だが、サポーターは水着に比べてかなりのハイレグだ。
それに完全なTバック、と言うよりフンドシに近い。
男は受取った水着をタオルに包むと、温泉から上がった。
女の方もそれに続いて温泉から上がる。

カップルは手を繋いで歩き始めた。
もちろん、俺たちはプルプルと揺れるケツを追いかけた。
途中で仲間の1人が俺に「ビーチボールを貸せ」と言って来た。
俺は何をするのかと思ったが、無言でビーチボールを手渡した。
すると、仲間は自分の股間にビーチボールを当てて、勃起を隠している。
まぁ無理も無いだろう、後ろから見ると女のケツは完全に丸出しで、いやらしく揺れていたからな。
それからはカップルの露出プレイはエスカレートすることは無かったから
俺たちは温泉を満喫して宿に戻った。

俺たちが夕食を終えて部屋に戻ろうと階段を上がろうとすると、例のカップルが階段を降りてきた。
女は昼間に見た時と同じミニスカだ。
俺たちは女の脚を見ながら階段を昇ろうとしたとき、ミニスカの中が丸見えになった。
案の定というか・・・・女はスカートの下には何も履いていない。
女のマン毛がモロに目に飛び込んできた。
俺たちがあからさまにミニスカの中に視線を送っていると、女は真っ赤になって
男に寄り添ったが、隠す気配はなかった。

俺たちは部屋に帰ると、例のカップルの話で持ちきりだった。
すると仲間の1人が「あのカップルの部屋ってどこだろ?」とポツリと言った。
俺たちはすぐにピンと来た。旅館の壁はラブホテルと違って薄く、アヘ声が聞けるかもしれない。
俺たちは急いで部屋を出るとカップルの部屋を探すことにした。
しかし、部屋を出たものの、どうやって探すか方法が見つからない。
俺たちは仕方なく、旅館にあるゲームコーナーで暇をつぶしていた。
すると、ゲームコーナーの横の自販機に男がタバコを買いに来た。
俺たちは部屋に戻る振りをして、男の後を付けた。
運良く、カップルの部屋は俺たちと同じ1階で怪しまれずに済んだ。

それから俺たちは狂喜乱舞w
だって、1階は外が庭で繋がっていて、部屋の前まで行けるからだ。
しかも、木が生い茂っていて外部からは覗いてるのがばれる心配もない。
俺たちは交代でカップルの部屋の前に張り込んで、アヘ声が聞こえるのを待った。
しかし、1時間くらいしても全然アヘ声は聞こえてこない。
俺たちはしかたなく、酒盛りでもして待つことにした。

俺は焼酎の氷が切れたから廊下にある自動製氷機に氷を取りに行った。
自動製氷機はカップルの部屋の近くにあったからついでにアヘ声も確認したが
相変わらず何も聞こえて来ない。
俺が部屋の前でアヘ声を確認していると、不意にドアのカギが開く音がした。
俺は慌てて自動製氷機のある小部屋に身を潜めた。
するとカップルのヒソヒソ声がする。
どうやら2人で出かけるようだ。
俺は製氷機の前で身を硬くしていると、カップルの声が近づいてくる。

すると突然、製氷機の小部屋のドアが開かれた。
俺は驚いてドアの方を見ると、カップルの男が立っていて
その横には何と、素っ裸の女が少し前かがみに立っている。
俺は驚いて「す、すみません・・・・」と何故か謝った。
すると男は「いえいえ、こちらこそ、驚かせてしまって」
と以外に感じよく笑っている。
男は女に「氷を取って来いよ」と声を掛けると、女は恥ずかしそうに「う、うん」
と赤くなりながら近づいてくる。

俺はサッと道を譲りながらも女の真っ白な肌やおっぱいから目をそらす事が出来なかった。
女が製氷機の氷を取り出そうとして前かがみになる。
すると、女のケツの方からマンコが覗いている。
女の毛は薄く、割れ目のスジは見えたが中身までは見えなかった。
俺があからさまに女のマンコを見ていると、男が
「良かったら触ってみますか?」と聞いてきたので俺は思わず
「いえ、その、結構です」と咄嗟に断っていた。
すぐ後悔したが、その時はなにか怖かった。
すると男は「そうですか、残念ですねw」と相変わらず余裕の表情で笑っている。

女が氷を容器に入れ終わって男のところに戻る。
2人が部屋に戻ろうと後ろを振り返る。俺は勇気を振り絞って
「あ、あの・・・本当に触ってもいいんですか?」震える声で聞いた。
すると男は「え?ああ、いいですよw」
男がそう答えるが、女の方は真っ赤になって男にすがるような視線を向けていた。
しかし、男は「ほら、お前も興奮してるんだろ?早く触ってもらえよ」
男は肩で女を前に押し出すと、女が「あ、あの、、、、」ともじもじしている。
俺は我慢できなくなって女の二の腕をそっと触った。

すると女は少し震えた感じがしたが抵抗する気配はない。
俺は大胆になって、女のおっぱいを撫で始めた。
女はさすがに抵抗する気配を見せ始めた。
しかし、後ろから男が女の手を押える。
俺はハァハァしながらおっぱいを揉みくちゃにしていた。
興奮して乱暴に揉んだら女が「痛い・・」と言ったので俺は
「あ、ごめん・・・痛かったよね、ごめんね」と何度も謝った。
男のほうは「気に入ってもらえたみたいでよかったです」とさっきまでの余裕の表情とは違って
興奮気味の顔だった。

ふと男の下半身を見ると完全に勃起している。
男は「ほら、ちゃんといつもみたいに言えよ」と顎でクイッと合図した。
女は「あ、ありがとうございました」と恥ずかしそうに俺を上目遣いで見ている。
「い、いえ、こちらこそ、どうも・・・」とお礼をすると、男は会釈して
部屋に戻ろうとする。
部屋に入る直前に男が「カーテンは閉めるなよ」と俺に聞こえるように言った。
・・・・覗いてもいいってことか、、いや、覗いてくれってことだよな・・・。
俺はこのことを仲間に報告した。

しかし、おっぱいを揉んだことは内緒にしておいた。
すぐに3人で庭に出ると、カップルの部屋に向かった。
外は暗くなっていて、どの部屋もカーテンから僅かに明かりが漏れているだけだったが
1部屋だけ庭を明るく照らしている。
そこがカップルの泊まっている部屋だ。
俺たちは足早に部屋の前まで行くと、女はベッドに座って
男が股の間にしゃがみ込んで、手マンをしている。

俺たちは隠れることなく、堂々と覗いていたからすぐに女と目が合った。
すると女は男に何か言っている。
男はチラッとこっちを見たが気にする様子もなく、相変わらず手マンを続けている。
女は男の頭を抱えるようにして徐々に喘ぎ声が大きくなっていた。
初めはかすかに聞こえているだけのアヘ声もはっきり聞こえてくる。
「はああ、いい、あん、んぁ、あん」とかなり可愛いアヘ声だ。
だが、男が突然手マンを中断した。

男は立ち上がると、女の手を引いてこっちにやってくる。
俺たちはちょっと後ずさったが、相変わらず堂々とのぞいていた。
男は女に窓に手を突くように言うと、立ちバックでやり始めた。
俺たちのすぐ目の前で女があんあんアヘ声を出している。
ガラス越しとは言え、他人のセックスを間近に見るのは初めてだった。
女は眉間に皺を寄せながら「あ、あ、あん、あ、ああ、、ん」と
喘いでいる。

男の動きが激しくなると「あ、あ、いい、もういっちゃう、いっちゃう」
頭と腰をを振りながら膝をガクガクさせている。
男が「出るぞ!」と言うと女はすかさず男の前にひざまづいて精子を飲んでいた。
男は俺たちに会釈すると、カーテンを閉めてしまった。
俺たちは祭りの終わりを知ると、すぐさまトイレに駆け込んでオナニーをしまくった。
俺は女のおっぱいの感触を思い出しながら3回連続で射精した。
この事があってから俺は自分の女にも露出プレイをさせようと決意した。

【大学生】後輩を誘う彼女【コンパ】

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僕には、22才で同い年、同じ都内の大学に通う彼女がいる。モデル事務所に属すk子は、男なら誰もが抱きたいと思うプロポーションの持ち主だけど、エロイ身体のラインにはミスマッチな、地味で清楚な顔つきと、長い茶色い髪がよく似合う、最高の女だ。
僕たちは付き合って2年になり、1LDKのマンションで同棲している。k子は申し分ない彼女で、なにより僕とはエッチの愛称が抜群だ。付き合い始めは毎日狂ったように抱き合っていたのも、最近ちょっとマンネリ気味になってきた。
去年の夏、お互いの両親に挨拶するため、互いの田舎へ小旅行をした。うちは外房なので、久々に逢う高校時代の友人や近所の仲間と、海へ遊びにいき、当然男どもの視線はK子のビキニ姿に釘付けになった。友達に冷やかせながらも、彼女の身体を舐めるような彼らの視線に、僕はすごく興奮した。
そこに友達の弟Y君もいた。Y君は、僕が通った高校に通う、普通の17歳で、いってみれば後輩にあたる。しかも来年は、僕たちが通う大学を第一志望で受験するという。ということで僕は、「東京きたらいつでも家に泊まりなよ」と先輩風を吹かしてみた。
そんなY君から先月半ば、出来たら3日ばかり泊めて欲しいとメールが来た。
先週の木曜日、僕と彼女は渋谷でY君と待ち合わせ、晩飯を食べながらたわいない会話に盛り上がり、部屋に帰った。部屋は1LDKなので、Y君にはソファで寝てもらい、「お休み」と言い壁ひとつ隔てたベッドルームへ僕たちは入った。ベッドに入るなり、俺は彼女の股間に手を入れ、少し酒が入ってるためK子のあそこはすでに濡れていて、おれは丁寧な愛撫を、その晩長く施した。ゆっくり、丁寧にあそこを舐めるうち、最初はY君に遠慮して声を出さなかったK子も、2度絶頂に達するうち、普段より激しい声が部屋中に響いていた。
次の日、僕は昼、K子は朝からの講義で、一足早くK子は出て行った。そのかわり、午後はY君を連れて、大学や周りの街を案内することになっている。僕は夕方二人と落ち合った。K子はコートを羽織っているが、インナーは胸元が大きく開き、彼女の見事な胸元と谷間が露出した格好だった。一日一緒にいたY君にはたまらない光景だろう。まして昨夜、おなじ彼女のあえぎ声でY君も、いい思いしてるはずだ。その晩、知り合いの集まりに顔をだし、3人で部屋で飲みなおすことになった。
部屋につくと、K子は「ちょっと失礼、今日結構歩いたからシャワー浴びてくるね」というと、すかさず僕は「だったらY君も一緒に入れて、背中ながしてやんなよ。歩いた距離はいっしょだろ・・」、でもまだ乗りが足りないのか、「なにいってんのよ、Y君、私より若くてかわいい彼女いるかもよ」と軽く交わされる。僕は酒を用意し、彼に聞いてみた。
「彼女いるのかよ?」
「いるのか、いないのか・・・・つい先週別れました」
「別れた?ということはいたんだな。もうエッチはすませた?」
「エッチは・・・済ませましたけど、下手らしいっす・・・・彼女すごく痛がって、そんでその後ちょっと険悪な不陰気で・・・・」
「ふーん」
と話しているところにK子がカミソールに短パン、いかにも見せる格好で部屋に入ってきました。彼女も恥ずかしかったのか、いきなり焼酎をストレートで一気飲み、そんなK子に見とれる二人の側に陣取り「何の話?」と聴いてきました。
「いや、かくかくしかじかで・・・・・」僕が説明すると、彼女は

「ふーん」と意味ありげに微笑み、「とりあえず飲むか!」とテンションを
あげてきました。僕らも彼女につられ、酔うにつられ話はお決まりとおり、エロ話へと進みます。
K子:「別れたんじゃ、エッチは当分お預けだわね。かわいそー」
僕:「オレがお前の年ころ、毎日3−4回はできたぜ」
K子:「でもRは今もそれぐらい出来るじゃん。昨日はすごかったわ・・
でも確かにY君の年頃の子は元気よねー」
僕:「あ、そうか、お前この前S君と寝たんだよな。やっぱりすごかった?」
K子:「S君、抜かず2発やったわよ。そのあとも2発・・次の朝も2発」
S君は彼女の遠い親戚で、正月帰省の時K子は頼み込まれ、OKしたそうです。
明らかに、横で聞いているY君の下半身に変化がおきていて、それを知りつつK子のエロトークは止まりません。
「私も15−16の頃、3人の男の子と付き合っていたわ。みんな頭の中ヤルことしか考えてなかったわね(笑)、本命の彼の部屋で一晩中やって、学校にいかず友達の男の子とラブホのサービスタイム、学校が終わる頃、違う友達の部屋に行ってヤラれて・・・・・ある時は3Pや4Pだったりしたわね」
僕はこういう話は彼女から聞いてましたけど、側に明らかにK子に欲情する男がいるところで聞くK子のエロトークに僕もびんびんでした。
続く。

【寝取られ】彼女が内定者研修旅行で寝取られた【NTR】

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俺が大学3年、彼女が短大の2年のときの話。
彼女の名前は彩。俺たちはバイト先で知り合った。
俺が大学2年の4月、短大に入学した彩は俺がバイトしていたファミリーレストラン
にバイトの新人としてやってきた。
最初に出会ったときはそれほど意識しなかったが、素直な性格、童顔な顔に似つかわ
しくない身体つきに俺は少しずつ彼女の魅力に惹かれていった。

それから俺たちは週1回は、俺のアパートで抱き合った。
俺は幸せだった。彩への気持ちはまったく薄れることはなかった。
こんな日がずっと続いていくことを疑うことなどなかった。

彩は短大2年になり、就職活動を始めた。
彼女はバイトも入らず、就職活動に打ち込み、6月には見事1部上場企業の
内定を獲得した。
大学3年の就活未経験の俺にはその価値は分からなかったが、相当すごいこと

であると彼女の友達から聞いた。
俺たちは二人で祝杯をあげた。
そのとき、なんとなく彩が少し遠くへ行ってしまった気がしたが、そんなこと
はないと自分に言い聞かせた。

そして事件は8月に起こった。

彩の就職が内定した7月、8月に内定者海外研修旅行があることを聞かされた。
彩は行こうか、行くまいか悩んでいるという。
それは、俺たちが軽井沢へ旅行する日程とダブっていたからだ。
俺は「これからの彩の会社生活にとって大事な研修なんだから、俺に構わず
行ってこいよ!」と精一杯の強がりを言った。
心の中では、行かないでいてくれることを願いながら。

彩は海外研修へ参加することとなった。
参加するのは女性5名に対し、男性20名とのこと。
それを聞いて多少の不安は感じたものの、
「〇〇君(俺)が欲しがってたビトンの財布、お土産に買ってくるね!」
なんて言ってくれるもんだから、不安を打ち消し、笑って見送った。

彩の旅行中、俺は何故か落ち着かなかった。
彩の置いていってくれた研修旅行の日程表に目を通すと
日程の中にSビーチ自由行動に目がいった。
彩はこの日のために水着を買っていた。
その買い物に俺は付き合った。俺は大人しめのワンピースの水着を
勧めたが、店員が今年の流行はビキニですとしきりに大胆なものを
選んで持ってきため、押し切られた形で青白のストライプのビキニ
になった。
ふとビキニを試着したときの彩の姿を思い出した。

そこには、服の上からは想像できない彩の深い胸の谷間があった。
(どっかの歌のフレーズにもあったが・・・・確か1993××)
この姿を20人の同期の男達に見られてしまう・・・・・
とても不安になった。
さらに日程表をみると『ディズニーワールド自由行動』
さらに不安になった。

目を閉じると男達の顔が浮かぶ。
男達は彩のビキニ姿をいやらしい視線で追いかけている。
そんな視線に全く気がつかず、無邪気にはしゃぐ彩。
彩のビキニの深い谷間。おっぱいが柔らかすぎて、走るたびに大きく揺れる。
旅行日程は一週間。その間、男達は彩のそんな姿を見て、我慢できるだろうか。

次に目に浮かんだのは、ホテルの一室。
女二人、男五人が狭いツインベッドの部屋で集まって飲んでいる。
その中に彩がいる。
彩の姿はタンクトップにデニムのミニスカート。
普段はタンクトップ1枚で外出するようなことはない彩だが、海外の
雰囲気がそうさせているのか。
男3人に囲まれて、お酒を勧められている。
彩はお酒に弱い。すぐ赤くなる。
飲んでいるうちにガードがだんだん緩くなり、正面の男からはスカート
の中がチラチラと見えている。
さらに両サイドの男からは胸元を覗かれている。

さらに男の手が彩の胸に・・・・・
そんなことがあるはずない!そんな想像を打ち消しながら、
日々を過ごした。
3日目に彩から国際電話があった。
内容は「早く会いたい!帰ったら直接アパートに行くから、空港に着いたら
電話するね!」という、俺の悶々とした思いを吹き飛ばしてくれるものだった。

それから4日間、長かった。
早く彩を抱きたかった。
彩がアパートにやってきたら、1週間の思いを叩きつけてやる!
と意気込んで興奮している自分がいた。

でも、4日後、その思いは無残にも打ち砕かれた。

彩が帰国する日、俺は落ち着きなくアパートの部屋にいた。
そろそろ到着時刻だ。
到着予定時刻が過ぎて1時間。電話は来ない。
彩の携帯に掛けてみる。つながらない。
「帰国手続きに時間がかかっているんだ」自分に言い聞かせる。
さらに1時間。電話は来ない。

それから40分程経って、電話が鳴った。彩からだ。
慌てて電話を取る俺。
俺「どうした。連絡待ってたぞ!」
彩「ごめん」
俺「今何処にいるんだ」
彩「新宿、今から帰るところ。今日疲れちゃったからそっちに行けない」
俺「いいよ。そりゃ時差もあるから疲れるよね」
彩「ごめんね」
俺「明日は大丈夫なのか」
彩「たぶん。明日学校だから、終わったら連絡するね」
俺「ゆっくり、休めよ!」

落胆した気持ちを押し殺しながら、会話を終えた。
明日会える。それだけが俺の気持ちを奮い立たせた。
いつもの彩と違っていたが、それは旅行疲れのせいだと言い聞かせ、
明日を待った。
そのとき、初めてぼんやりと彩を失うかもしれない恐怖を感じた。

彩の帰国翌日、俺は少しでも気持ちを紛らわそうと久しぶりにサークルに
参加したが、彩のことを思うと集中できず、途中で切り上げアパートに
帰ってきた。
午後3時、そろそろ彩の授業が終わる時間だ。電話を待つ俺。
午後4時、電話は来ない。
午後4時30分、痺れをきらして彩に電話をする。
かなり長いコールのあと、彩が電話に出る。
俺「どうした?」
彩「ごめん。友達とお茶してたら、遅くなっちゃった」
俺「今から、こっちに来れるか」
彩「・・・・・(沈黙の後)今日は外で会いたい」
このとき、俺の中で燻っていた恐怖の炎が大きくなりだした。

俺「分かった。今何処にいるんだ?」
彩「新宿」
俺「じゃあ今から新宿に行くから!5時半にいつものところでな!」
俺は急いで新宿に向かった。
いつもの待ち合わせ場所で彩と会った。
久しぶりの彩はいつもと変わらなかった。
俺は、彩を飲みに誘った。
居酒屋での彩は、いつもより饒舌だった。
話の内容は、楽しかった研修旅行の件がほとんどだったが・・・・・

俺は彩の笑顔を見ながら、話を聞いていると少しほっとしてきた。
彩は何も変わっていない、やっぱり俺の取り越し苦労だったんだと。
居酒屋を出るとき、俺の恐怖の炎はほとんど消えかかっていた。
俺はアパートに帰ろうと彩を誘った。
彩は「もう少し一緒に歩いて酔いをさましたい」と言ったので、
近くの公園に行って、ベンチに腰掛けた。

彩が徐に紙袋を取り出し、俺に渡した。
俺は紙袋を開けてみると、そこにはビトンの財布が入っていた。
彩「はい、おみやげ!」
俺は思わず、彩を抱きしめた。
こんないい子を少しでも疑ってしまったなんて!
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

俺「彩、ごめんな。昨日から彩の様子がおかしかったんで、旅行中に彩に
なにかあったんじゃないかと疑ってた。ほんとにごめん!」
暫し、沈黙。
彩「〇〇君。謝らないで・・・・・」
彩は下を向いてそう答えた。
再び、俺の中の恐怖の炎が燃え上がりだした。

俺は意を決して、彩に話し掛けた。
俺「何かあったのか?」
彩「ごめん」
俺「ごめんじゃ、わからないよ。ちゃんと話をしてくれなきゃ」
彩「・・・・・」
俺「少しは覚悟していたから大丈夫。何聞いても驚かないよ」
彩は旅行中の出来事を少しずつ話はじめた。

ここからは彩から聞いた話ですが、できるだけ事実に基づき、
場面を想像しながら、書きたいと思います。

登場人物
真由(彩と一番仲のいい同期 小林のことが気に入っている)
本田(浪人しているため同期の中で最年長。彩のことを気に入っている)
小林(関西出身。イケメンらしいが口が悪い)

最初の夜の夕飯後、内定者歓迎会のレセプションがあり、
この時に真由と小林は隣になり、真由は小林の関西ノリのテンポのよい
トークとちょっとジャニーズ系な容姿に惹かれ始める。
彩は、部屋に戻ってきてから、真由からそのことを聞いて、なんとか
力になってやりたいと思った。
本田は最年長でもあったせいか、全体のまとめ役で、中心的存在で、
彩も話し掛けやすかったので、本田にそのことを相談した。

彩は、小林が苦手だった。
ビーチでは、平気で「お前、乳でかいな!」なんて面と向かって言われた。
それまでは、自分のビキニ姿をそれほど気になっていなかったが、
小林からそう言われてからは、男性陣の視線が気になりだした。
話をしている間、他の男性は、彩の胸をチラチラ遠慮がちにしか見ないのに
小林だけは、遠慮もせずに覗き込むように見ているので、
「小林君、見すぎです!」って注意したら、
「減るもんやないやろ!お詫びに俺のを見せたるで!」と
自分の海パンを脱ごうとしたりして、彩をからかった。

日程が進むにつれて、真由と小林の仲は良くなっていったような感じだった。
一方、彩も本田の自分への好意も感じ始めていた。
5日目の夜、彩は本田に呼び出された。
薄暗いホテルのロビーのソファーで二人はいろいろな話をした。
1時間くらい経った時、ふと本田が沈黙した。
彩「どうしたの?」本田を覗き込む。
本田はいきなり、彩にキスを迫った。
彩は顔を背け、かろうじて逃れた。

さらに迫ろうとする本田。
彩「本田さん、ダメだよ。私、彼氏いるから!」
本田「そんなの関係ないよ。それでも俺の彩ちゃんへの思いは何も変わらないよ」
本田は彩をソファーに押し倒しながら、強引に唇を奪った。
彩は少し思わせぶりな態度で接した自分も悪いと思い、キスくらいはしかたない
かと我慢した。
本田は彩の抵抗が無くなったことをいいことにTシャツ越しに胸を触り始めた。
彩「それはダメ!」
本田の手が彩のTシャツの中にのびる。
彩は懇親の力で本田を押しのけると一目散に自分の部屋に駆け込んだ。

彩は落ち込んだ。
明日から、本田とどう接すればいいのか。
自分が思わせぶりな態度で接してきたからいけないんだ。
最初から、彼氏がいますとはっきり公表しておくべきだったんだ。
そう思いを巡らせているとドアがノックされた。
まさか、本田では・・・・・
彩「誰?」

「彩、夜遅くごめん。真由です」
真由だった。扉を開ける。そこには泣いている真由が立っていた。
部屋の中へ入れて、話を聞く。
今晩、意を決して小林の部屋へ押しかけて、小林に告白したが、
前の彼女が忘れられないと受け入れてもらえなかったらしい。
落ち着くまで真由の話を聞いてあげた。
彩は自分のことも話をしようかとも思ったのだけど、真由と逆の立場の
話なので、感情を害するのではないかと思い、話すのをやめた。

次の日、彩は憂鬱だった。
朝、本田に明るく「おはよう!」と声をかけたが、本田から無視された。
仕方ないとは思ったものの、研修中気持ちは晴れなかった。
そして、最後の夜のお別れのレセプションが始まった。
賑やかな場の中で、彩はひとりでぼんやりしていた。
なんとなくひとりでいたいという気持ちと寂しさが交錯していた。
そんなとき、後ろから声を掛けられた。

「よっ!ボインちゃん!」
小林だった。
彩「なによ。おっぱい星人!だいたいボインなんて死語でしょ!」
小林「なんか、元気ないじゃん!どうしたんや?」
小林の思いがけないやさしい言葉に我慢していた思いが溢れ出し、
涙が出てきた。

彩は、この場で泣いてちゃいけないと思い。
「小林君、ごめん。ありがとう」と言って立ち上がり、部屋へ向かった。
部屋に戻るとひとしきり泣いた。
暫くして、トントン、部屋をノックする音が聞こえた。
ドアを開ける。そこには小林がワインとグラスを2つ持って立っていた。

小林「何があったか聞かんけど、こんな時はひとりでいるな!
俺がとことん付きあったるから」
そういいながら、持ってきた赤ワインを持ち上げた。
彩「心配かけてごめんね。そうだね、飲もうか」
彩は自然に部屋に小林を招き入れた。
それから、二人はいろんな話で盛り上がった。
あっという間にワインがが1本空いた。

彩と小林、二人ともいい感じで出来上がっていました。
小林「そういえばさっき、お前俺のことおっぱい星人っていいやがったな!
なんで、そんなことわかるんかよ!」
彩「だって、ビーチで私の胸ばかりみてたじゃん!エッチ!」
小林「あんなビキニ着てたら、おっぱい星人じゃなくたって見るよ!」
彩「そうなんだ。じゃあ小林君はおっぱい星人じゃないんだ」
小林「そういうわけじゃないけど」
彩「やっぱり、おっぱい星人なんだ!やーいおっぱい星人!」

小林「彩、元気になったね!よかった」
彩「えっ、ほんとだ。すっかり嫌なこと忘れてた。小林君いい人だね」
小林「元気のない彩は彩じゃないよな。あと、胸の小さい彩も彩じゃない」
彩「ひどいなぁ〜。またおっぱいのこと言ってる!」
小林「元気なのもおっぱいも彩の取柄だから」

彩はこの時点で、小林のことが好きになっている自分に気がついた。
彩「小林君も私の胸に興味あるの?」
小林「そりゃそうだろ!今回参加しているやつらでお前の胸に関心の
ないやつなんていねーよ。ビーチの日の夜なんて、お前のおっぱいの
話で男子部屋は持ちきりだったぜ」
彩「他の人のことなんてどうでもいいの!小林君はどうなの?」

小林は無言で彩に唇を重ねる。
それを受け入れる彩。長い時間二人はキスを続けた。
そして、小林はTシャツの中にすばやく手を伸ばし、彩のブラを外した。
ビーチでビキニ越しに視姦した彩のおっぱいがこぼれる。
彩のおっぱいに顔を埋め、下で乳首を転がす。そして下半身へ。
酔っているせいなのか、小林への気持ちなのか彩は異常に感じたらしい。
彩は小林を完全に受け入れた。

西新宿の高層ビル街のベンチ。
俺は、脱力感と少しの興奮の中で、彩の話をじっと聞いていた。
その中で心は決まっていた。
彩と別れようと・・・・・
どうしても彩を許せない自分を消すことはできなかった。

研修旅行の最終日、空港で自由行動が1時間あり、誰にも内緒で
彩と小林は一緒に行動した。
最後の10分、彩は思い切って小林にこれからどうするのかと
聞いた。
「お前も彼氏がおるし、俺も前の彼女のことを引きずっている。
お前は東京やし、俺は大阪にもどらなあかん。お互い帰ったら、
もう一回将来のことを真剣に考えようや。そして1ヵ月後また
会おう!」
小林はこう彩に答えたらしい。

再び西新宿の高層ビル街のベンチ。
長い沈黙の後、それをやぶったのは俺だった。
俺「これから、彩はどうしたいの?」
彩「どうしていいか分からないの。私にとってどっちも大事だから」
俺はそんな彩の言葉に少し腹が立ったが、冷静に言葉を選びながら
話をした。
俺「彩の中では小林を受け入れた時点で結論はでているんだと思う。
これから小林とお付き合い始めるのかどうかは知らんけど、きちんと
俺とのケジメをつけて、がんばんな!」
泣き出す彩。
泣きたいのは俺のほうだった。でもここで泣くのは俺のプライドが
許さなかった。

もっと取り乱すかもしれないと思っていたが、意外に冷静な俺がいた。
泣き止まない彩の手をとり、タクシーを拾った。
タクシーで自分のアパートまで、彩を連れて行った。
最後と思い部屋で彩を抱いた。最後の思いを彩にたたきつけた。
彩も最後と思ったのか、素直に俺のことを受け入れた。
最終電車に乗るため、最寄の駅まで彩を送っていった。
駅までの道、二人とも無言で歩いた。
最後に乗るときに彩が「また電話してもいい?」と聞いたが
俺は答えなかった。

たくさんのご意見ありがとう。
寝取られの話は781で終わりのつもりでした。
これからのつづきはあるのですが、スレ違いになると思いましたので。
正直、自分なりにケジメをつけたつもりでしたが、この後、彩のことを思い出す
度に地獄の苦しみを味わいました。
バイト先では、すれ違いでほとんど会うことはなかったのですが、
他のメンバーから彩の話が出ると胸が苦しくなりました。
ほんとに辛かったのを思い出します。

あと、皆さんのご指摘のとおり、彩は現在の妻です。
それからいろいろなことがありましたが、6年後結婚しました。
笑えますよね。人生ってそんなものです。

>皆さん、支援ありがとう。
別れた後のことも他のスレを邪魔しないように少しずつ書いていこうと思います。
ただ、あんまりエッチなシーンが期待できないので、そのところをご了承ください。

彩と別れた次の日から、俺にとって地獄の日々が始まった。
女々しいのだが、彩から貰ったものなど思い出のあるものを見るたびに苦しくなった。
彩と寝たベッドもシーツ、布団カバーとも新しいものに変えた。
それでも、一人で部屋にいるときは彩のことを考えて苦しんだ。
友達に話をすると「時が解決してくれるよ!」と気軽に慰めてくれたが、
いったいどれくらい待てばいいんだよ!・・・・・と思った。

彩とは、その時期は時間帯がずれていたので、バイト先でもほとんど会う
ことが無かった。
一度、控え室で、帰るところの彩にばったり会った。
久しぶりに見る彩は前より可愛く見えた。
もう、その小さな唇もそのやわらかい胸も自分のものではないんだ。
そう思うと胸が苦しくなった。
俺「元気か?」
彩「うん」
この会話が俺の限界だった。

その日バイトが終わって、着替えているとポケットに手紙が入っていた。
彩からだ。内容はこんな感じだったと思う。

私の我儘でこんな別れ方になってしまってごめんなさい。
さっき、久しぶりに会ってうれしかった。
私、今でも〇〇君(俺)のことが好きです。
来週、大阪に行って来ます。
そして、自分の気持ちにケジメをつけるつもりです。
この前言えなかったけど、今まで本当にありがとう。

正直、腹が立ちました。
必死に気持ちの整理をつけようと苦しんでいる俺にこんな手紙を書くか。
「大阪へ行って来ます」
このフレーズがさらに俺を苦しめた。
何しに行くのか!小林に抱かれに行くのか!
もう、これ以上俺の気持ちを乱さないでくれ!

何日か経って、バイト先でスケジュール表を見てみると
3日間くらい彩のスケジュールが空欄になっていた。
マネージャーに軽く、「彩入ってないんだ?」と聞くと、
「なんか、大阪に旅行に行くから、その日は入れないで!と言ってたよ」
と教えてくれた。
やっぱり、大阪に行ったんだ。

彩が大阪へ行ったと聞いた日の夜、俺は悶々としていました。
目を閉じると会ってもいない小林の顔が浮かぶ。
ホテルの一室、抱き合う二人・・・・・
胸は苦しかったが、少しだけ興奮した。
彩が俺以外の男のものを口に含んでいる。
俺以外の男のものを受け入れている。
そう思うと興奮して、股間が熱くなったのを憶えている。
そのころから俺は寝取られフェチだったかもしれない。

それから5日くらい経って、バイト先で彩と会った。
バイト中だったので、言葉は交わさなかったが、なんとなく元気がなかった。
彩の俺を見る目が悲しそうな気がした。
何か一言でも話し掛けようと思ったが、言葉が見つからなかった。
大阪はどうだったんだろうか。
気にするまいと心の隅に追いやっていたことが嫌がおうにも気になりだした。

その夜、彩の短大の友人から電話があった。
その内容は以下のようなものだった。
大阪から戻ってから、彩はひどく落ち込んでいるらしい。
大阪で会った小林は、研修旅行のときの小林ではなかったらしい。
今、彩を慰められるのは〇〇君(俺)だけだから、彩に電話してあげて!

正直、ふざけるな!と思った。
小林からどのような仕打ちを受けたのかは知らんが、自業自得じゃん!
ここ1ヶ月の俺の苦しみに比べれば、彩の苦しみなんてたかが知れてる。

俺は「わかった」と言って電話を切ったが、掛けるつもりなんて
毛頭無かった。
小林に対する怒りもあった。俺の彩をたぶらかしやがって。
彩に対する怒りもあった。見る目なく小林みたいな男にだまされやがって。
怒りの次に悔しさが込み上げてきた。
そんな男のために俺は彩に「がんばれ!」なんてカッコいい言葉吐いて、
道を譲ってしまったのかと。

次の日、彩からの着信があったがでなかった。
なんて会話すればいいのかわからなかったから・・・・・
自分の気持ちがどうしたいのかも整理できていなかった。
愛しい気持ちと憎い気持ちが半々くらいだったかな。

2日後、バイト先で彩に会った。
彩は10時上がりで俺は9時入り12時上がりだった。
重なった1時間は忙しくて、目を合わす暇もなかった。
10時15分くらいになっても店は満員状態だったが、彩に
「××さん(彩のこと)上がってください!」と声を掛けた。
当時、バイト先では俺は夜間のキャップだった。

彩「私、まだ時間大丈夫だから、延長しますよ」
俺「ごめん、頼むね。11時までいい?」
彩「はい、了解です!」
こんな会話だったと思うが、久しぶりに彩と話した充実感があった。
11時になるとだいぶ客も引けたので、彩に上がってもらった。
俺「お疲れ様!今日はありがとね」
彩「お疲れ様でした。〇〇さん、ラストまで頑張ってくださいね」
俺「おう!」

俺は控え室へ向かう彩に何か声をかけたかったが、言葉にならなかった。
不思議と心が穏やかな自分を感じていた。
バイトが終わって、着替えていると上着のポケットに手紙が入っていた。
俺は手紙が入っていることを期待していたと思う。
彩からだった。
「バイトお疲れ様です。終電まで時間があるので、△△で待ってます」
△△は、前にバイト後に二人でよく行ったバーだ。
12時15分。彩の最終は12時50分だからまだ間に合う。
俺は△△まで走った。

店のカウンターに彩はいた。
久しぶりの彩の私服。店の照明のせいか、以前より大人っぽく見えた。
相変わらずのスタイル。長袖の白いTシャツを押し上げた胸。
少しドキドキした。
俺は黙って、彩の隣に座った。生ビールを頼む。
彩「来てくれてありがとう。来てくれないかもと思ってた」
俺「今日はバイト遅くまでありがとう。ほんと助かった」
彩「ほんと今日は大変だったね」
当り障りの無い話が続く。

限られた時間であることを思い出し、思い切って話題を変えた。
俺「今日はどうした?何かあったか?」
彩「・・・・・」
俺「美里(彩の友達)がなんか彩落ち込んでいるみたいって言ってたよ」
彩(ぼそぼそと)「実は大阪行ってきたんだ」
また、胸が苦しくなった。

聞きたくないけど、聞きたかった。
俺「どうだったの?」
彩は少しずつ大阪のことを話し出した。

1週間ほど前に遡る。
彩は新大阪の駅にいた。小林が迎えに来る。
1ヶ月ぶりの再会に彩は少しだけ胸が躍った。
迎えに来たのは小林だけでなかった。もう一人の同期、中村も一緒だった。
彩は中村のことは余りよく知らなかった。
旅行中もほとんど一緒に行動することはなかったし、飲み会等でもほとんど
話をしたことが無かった。
彩は、小林一人ではないことに少し落胆していた。

小林と中村は大阪が初めてという彩をいろいろなところに連れて行って
くれた。あまり憶えていないが、道頓堀とか通天閣とか行ったんだと思う。
夕食は3人でお好み焼きを食べながら、飲んだそうだ。
彩は小林と二人で話したかったが、中村は帰る様子は無い。
小林の会話は当り障りの無い話ばかりだった。

ただ気になったのは中村の彩を見る目が少しいやらしい感じがしたこと。
その日の彩の服装は、少し大胆だった。
Vネックの白のサマーセーターに少し短めの黒のミニスカート。
服の上からも彩のスタイルの良さが十分うかがえる服装だった。
何度か、彩の胸元を舐めまわすように見ている中村と視線が合った。
中村はその度に視線を不自然に宙に彷徨わせた。

食事をしながら、これからどうするかという話になった。
彩は次の日の朝すぐ東京に帰れるように新大阪のホテルを予約していた。
「俺んちこっからそんなに遠くないから、俺んちで飲み直すか」
と小林が提案した。
彩は小林の家に行くことに若干の不安を感じた。
今回大阪へ来たのは、自分の気持ちと小林の気持ちを確かめることが目的
なのだ。小林とは今回は深い関係になってはいけない。
そう思って、先にホテルの予約もしたのだ。
小林の家に行って、自分を失わずにいられるだろうか。
そんな思いが彩の頭を駆け巡った。

そんな彩を見透かすように
「俺んち彩のホテルとの間にあるから、後で車で送っていったるから」
「それに中村も一緒や」と小林。
彩はほっとすると同時にまた中村が一緒であることに若干の苛立ちを感じた。
未だ目的を果たさずして、東京に帰るわけにもいかない。
彩は小林の提案に従った。
三人は途中のコンビニでお酒とおつまみを買い小林の家に向かった。

続く


【近親相姦】妻の母 綾【背徳感】

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私は27歳、妻20歳と1歳の娘と3人でくらしていました。
昨年の10月、妻は事故に合い入院を余儀なくされてしまい、
乳飲み子を抱え私は往生していました。

そんな時に助け舟を妻の母が出してくれました。
私は冠婚葬祭等を含めて何度もお会いしていますが、
とても綺麗で若々しくとても48歳には見えません。

妻は母子家庭で義母はホステスなどをして妻を育てたそうです。
十朱幸代に似ている義母は知的でおしとやかである種独特のフェロモンがあります。
妻の言う所ではかなり地位の高い方の愛人でもあったとの過去もあります。

義母は簡単に「今、暇ですから大丈夫ですよ、家事全般も任せてね」と
あっさりと我が家に泊り込んでくれました。
私の目はその日から義母を女性として追っていましたが

理性の大きな働きがあり義母の肢体をオナペットにするくらいで我慢できていました。

数日後です、会社の外回りで繁華街を歩いていると義母の姿が見えます。
私より若いかもしれない男性とラブホテルに入っていきます。
そういえば今日だけは息子の健太を託児所に預けると言ってた、
しかしあんな年下と…。
意外な1面を見た私の中に義母に対する性的欲望が強く湧きあがったのです。

私はその日から義母に対し小さなアプローチを仕掛け始めました。
筋肉質で肉体に自信のある私は風呂上りに下着でウロウロしたりして
義母と語らったり、馴れ馴れしく義母の方や背中を叩くように撫でたり…。
義母も自宅でなんとなく軽装やネグリジェでいる事が多くなりました。
義母の尻や太腿は弾力に富透き通るほど白くとても48歳には見えず、
若い男のエキスのせいかな?などと考えると堪らなくなり、
私の行動は徐々に大胆になりました。

私はある休日に妻の見舞いの後に自宅でシャワーを浴び、
リビングで素っ裸で昼寝をする振りをしました。
義母がリビングにきた気配を察知した私は義母の反応への期待で
一物を勃起させ、それを見せつけました。
そのとき、義母は10分程リビングに居ましたが何のリアクションもなく、
トイレに入っていきました。

私はそっとトイレの様子を伺いました。
すると小さな吐息が聞こえてきたのです…。
小さい呻き声を上げて義母は達したようでした。
これを気に私は義母とSEXで切る確信を得て、より攻撃を大胆にしていったのでした。

その日の夕飯時は下着姿のままおちゃらけて義母にふざける素振りで
体や股間を何気なく押し付けたり、肩が凝った腰が痛いと言う義母に
大分セクハラ風のマッサージをしたりしましたが義母は冷静を装ってました。

就寝時に私は寝室のドアを半開きにして素っ裸で寝ました。
健太の夜泣きの度に義母はココを通ります。
義母が健太をあやし寝かしつけた帰りに私は自らの物を扱き、
義母にオナニーを見せつけました。
義母は立ち止まり覗いてました。
私が義母に気取られぬよう薄目で義母の様子を観察していると、
義母も自分の下腹部を弄ってるようにも見えます。
私は異常にに興奮して義母の名前を呟いて扱きました。

「綾〜綾〜綾!」

義母は一瞬驚き顔でしたが自らのパンティーに指を激しく擦りつけていました。
私は絶えられずに義母の名を呼びながら精液を放出したのです。
義母はそそくさと廊下を離れて行きました。
今、襲ってしまえる・・とも思いましたが放出したばかりのせいもあり
何となく思い留まりました。
やはり勇気が振り絞れなかったのかも知れません。

翌日は妻の精密検査の結果が分る日でしたので健太を預けて
義母と一緒に病院に行きました。
お互いに何となくぎこちない雰囲気でした…。
帰りの電車が丁度ラッシュ時に当るように調整した私は、
満員の車内で義母と体を密着させながら揺れがあるたびに義母を抱き寄せて
「義母さん、僕につかまりな」
と庇う様な仕草で抱きしめ固くなった物を押し付けました。
気付いてるはずの義母は無言で私に体を預けうつむいています。

私は背中に回している両腕を下げ手のひらを義母の豊かな肉付きの臀部に移し、
もみしだきながら腰を更に密着させました。
そして徐々に指を義母の割れ目に近づけていき義母の秘部の熱を確認して、
大胆に愛撫をし始めました。
義母はあきらかに感じ始め吐息を荒げ私の胸に顔を埋めています。
私の一物を強く擦りつけると尻肉を痙攣させていました。

電車を降り、何事も無い素振りで帰路に着いていましたが、
私の心中は今晩への期待で膨れ上がり、義母の肉体を眺めては想像を膨らましていました。
義母も多分ですが同じ思いだったかもしれません…。

健太を寝かしお互いの入浴を終え義母とくつろぎながらも
私は義母のネグリジェ姿に股間を熱くしました。
今日はキャミソールと言えるくらい丈は短く、ほとんどスケスケの
白い素材のレース地で、紫の紐だけのようなパンティーと
半カップデザインのブラからはみ出てる乳房などが丸見えだったのです。
私もビキニパンツ姿で硬直してテントを張っている股間を見せつけるように
義母の前をうろつきました。
義母のゴクリという生唾を飲む仕草で私は行動を開始しました。

「義母さん?今日は疲れたでしょ?マッサージしてあげるよ」

有無を言わさず私は義母の背後に回り肩を揉みながら
白く肉感的で柔かそうな背中にいきり立ったペニスを触れさせ、
徐々に擦りつけながら義母のうなじに荒い息をかけ聞きました。

「どう?義母さん、腰もだよね、横になろうね」

うつ伏せに寝た義母の腰下に跨りヒップの割れ目にペニスが当るような
不自然な体勢で腰を揉み、ペニスをグイグイ擦りつけ義母の腰から
臀部へと手の位置を移動して尻肉の感触を楽しんでいました。
義母の息が荒い、たまに小さく痙攣しています…。
私の擦りつける腰の動きに合わせ義母の腰も動き始めました。
腰の位置が高くなり、ムッチリした両腿もだらしなく開いてきたのです。

私はあきらかに興奮した声色で、「ハァ義母さん・・ハァハァどう?気持ち良い?」
すると義母はまだ冷静な素振りで「気持ち良いですよ、ありがとね」と答えました。
私は「良かった〜じゃあ、もっとだね」と惚けて義母に膝をつかせ四つん這いにして、
捲くれあがって露出した臀部に手を当て、指はパンティーからはみ出た
義母の陰唇のビラビラを刺激し始めました…。

義母の中心部からは蜜が溢れだし、義母はとうとう嗚咽を漏らしだしました。
私は意地悪にも「義母さん、苦しいの?もう、やめる?」と
義母の濡れた中心部に息を吹き掛けるように聞いたのです、何度も…。

義母は絨毯に顔を擦り身悶えて「やめないで下さい…健さん、
気持ち良いんです…やめないで…続けて下さい…もっと…つ…つづけてぇ…」

妻の入院中に48歳の義母の綾は孫の健太の世話をする為に我が家にあっさりと
泊り込みで来てくれたのですが、熱を帯び熟れた桃の様にピンクに上気した尻を揺らして、
パンティーから滴り落ちんばかりの愛液を流し嗚咽を漏らし悶えている義母の姿を見ていると
私との関係を持つのも来てくれた理由の一つなのではという思いが生じました。

私は義母の小さな小さな布地の部分に唇を当て「義母さん〜どうですか?」と
しつこく聞き続けました。
息が当る度に肉体をピクつかせては義母はか細い声で答えます。

「健さん…い…いいです…きも…きもち…良い…です…凄く…」

私はパンツを脱ぎ怒張しきった物を直接義母の脹脛や膝裏に密着させ律動させ始めました。
そして、大きく張りのある臀部に唇を当て下を這わせ歯を立て吸い付いたのです。
義母の嗚咽が激しくなり両手は絨毯を掻き毟っていました。
私は焦らすように少しづつ中心に愛撫を移動させ、はみ出ている箇所に
舌を這わせながら片手をたわわな乳房に移動し、捏ね繰り回し乳首を摘んでいました。
義母は「健さん・・健さん・・もっと・・もっと・・健さん!あんっ!」
とうとう雌犬のように叫び喘いで熟れきった肉体を火照らしたのです。

私は義母の紫の布地の横から舌を侵入させ、蜜を啜る様に愛液を掬いながら
邪魔なパンティーを剥ぎデルタを舐め尽しました。
啜っても啜っても溢れてくる蜜液を飲みながら、熟女の感じ方は
こんなに凄い物なのかなと驚嘆しました。
義母はまるで高熱を出してるように肉体全部が熱気を帯び、
色白の柔肌は真っ赤に染まりながら震えていたのです。
そして「おおうぅぅっ!ひあぁぅっ!」と言葉にならない喘ぎ声を上げていました。
私の舌が内部に侵入し膣内を掻き回すと、義母は四肢を痙攣させて呻き声で言いました。

「だめ!け…けんさん…うっ…いいの…きもち…いいのぉっ!
いやっ!だめ…だめ!だめ!もうだめなの!健さん!いく!いくの!
いやっ!いくぅん!」

義母は無言で四つん這いのまま体を震わせ、荒い息使いで両足を大きく拡げ、
尻を高く上げて動かないで顔を床に伏せています。
私は義母の股から下半身を潜らせ、張り裂けんばかりに怒張した物を
義母の眼前に置き、再度義母の膣内を二本の指で掻き回しました。
義母は無言でソレを握ると淫靡な溜息をついて舌で舐り始めたのです。

私は義母に「凄い…凄いよ…義母さん…いやらしい…義母さんのベロ…
凄い…舐めてる…俺のを…義母さんが…舐めてる…しゃぶってる!」

義母はペロペロと舐め上げながら「言わないで…健さん…何も…
これ…これ…おいしいの…固いよ…欲しかったの…これが…」

義母はナメクジのようにゆっくりと刺激したり亀頭の先端を吸い上げたり
激しいディープスロートをしたりと刺激に変化を与えつつも
指では玉袋や竿・アヌスなどへの愛撫も同時にしてきました。
私は堪らず声を上げていました「義母さん…初めてだ…こ・こんなの…
うっうっ…清美とは全然違う…おうっ!出ちゃいます!でるぅっ!」
義母は激しく頭を振り竿や玉袋を愛撫しながら私の放出した液体を
吸い付くように飲み干していました。

義母は私の精液を飲み干し、ピンクに染まった柔肌を器用にくねらせながら
私の肉体に絡みつけながらも全身に舌を這わせます。
乳首…うなじ…背…お腹…時には軽く歯をたて、時には吸い付くように…。
再び硬直したペニスにも執拗な攻撃をしながら「健さん…健さん…」と
呟きながら目を虚ろにしていました。
たまらなくなった私は義母を押し倒し、肉付きの良い太腿を開き
ペニスの先端をヴァギナの中心に当てました。
義母は軽く身を捩じらせて言いました…。

「健さん…だめ…それだけは…だめぇ〜健さん…」

言葉と裏腹に義母の腰のくねりは私のペニスを膣内に誘い込み、
飲み込むような動きでした。
私が腰を前に押し出すと、いつも冷静な義母からは考えられない声色で
淫猥な言葉を発したのです。

「だめぇ〜は…入っちゃう…中に…入ってる…いやっ!健さんのが…」
「入ってるの…お…おくに…だめ!きたの…健さん…入れて!もっと!」

私は興奮していました。
妻の母とという背徳の意識と失礼ですが20歳も年上の女性と交わってるという
自分の異常な行動も加味され、今まで味わった事の無い精神的な快楽の波が襲ってきました。
私は義母の唇にむしゃぶりつくようにキスをして舌を絡め合い、
肉厚の下半身にありったけの力を注ぎこむように腰を上下左右に振りまくりました。
義母は両腕を私の背中に回しつけ、両足で私の腰を絡めとり、
更に膣奥まで快感を得たいような貪欲な体勢で咆哮しすすり泣いたのです…

「ああぁあぁぁ〜健さん…いやぁぁ〜健さん…ひっ!ひっ!健さん!」

何度も喘ぎながら名前を呼ばれ、自分のペニスが食虫植物に食べられているような
義母の卑猥な下半身の蠢きに私の限界はやってきました…
私はうめくように「あぁ〜義母さん…イクよ…イクぅ〜」と発し、
律動を速め義母の肉体にしがみ付くと義母は強く私を抱きしめ返しながら叫びます…

「私もっ!健さん…私もなのっ!あうぅぅっ!わたしもぉぉぉ〜きてぇっ!」

二人の結合部分は熱い溶岩の噴射を受けたように熱気を帯び、
お互いの体液でドロドロに溶け合ったようでした。

しばしの二人の吐息しかない静寂の後に煙草を吸う私に
義母はいつもの冷静な口調で話し掛けました。

「こんな、過ちはこれっきりにしましょうね、私…私…清美の顔が
見れなくなりそうです。健さん、ごめんなさい」

私は内心、奇麗事言うなよと反発の感情が強かったのですが、
確かに泥沼は避けたいという保全の気持ちもあり、生真面目に頷きました。
そして「シャワーを浴びましょう」と笑顔で義母を誘い2人で浴室に向ったのです。

明るい場所で義母の全裸の肢体を見るのは初めてでした。
とても48歳の肉体には見えません…。
全体的には肉付きはいいのですが、それがかえって肉感的なSEXYさで熟女特有のフェロモンを出し、
体のラインの出るところと引っ込んでるところのメリハリは素晴らしくいやらしい曲線で
官能的な匂いまでしてきそうである白い肌はうっすらと血管が浮き出ていて
清楚な肌の色と男を誘い込むようなボディーラインのアンバランスが
たまらない色気をかもし出していました。

私がジロジロと見てると義母は恥ずかしいから見ないでと言いました。
私は既に臨戦態勢に戻っていました。
血液はペニスに集まり脈打ち始めた物は義母の肉体を見れば見るほどに
固さを取り戻していきます。
「義母さんが綺麗だから…また、こんなに…ほらっ」と義母に囁きペニスを握らせると、
義母は「だめよ…もう…ね…健さん…」と言いながらも握った物は離さないでいます…
私は義母の耳元に吐息を吹きかけるように囁きます「じゃあ・・洗いっこして下さい」

お互い泡まみれになり肉体を弄りあいながら洗っていると義母の息は荒くなり、
それが切ない感じの喘ぎに変化していきました。
義母は私のペニスを丹念に指を絡ませ刺激に強弱をつけながら
固さを確認しては楽しむ様に洗っています。
私は泡まみれのペニスを義母のヒップの割れ目に侵入させ、
「義母さんの大事な場所はコレで洗おうね」と囁き局部同士を擦り付けあいました。
義母は「だめです…健さん…だめ…」と言いながらもバスタブの縁に両手をつき
お尻を突き出していました。

義母のクレヴァスを亀頭で擦りつけ、先端部分だけを挿入して焦らすように
細やかな律動を繰り返しました。
義母はもう嗚咽を漏らし両腿を震わせてお尻を更に突き出して顔を歪めています。
私はしつこいほど先端だけの出し入れを繰り返しながら義母に聞きました。

「義母さん、奥も洗いますか?」

義母は身を捩りながら「健…健さん…意地悪…だめぇ…あぁ〜」
再度聞くと義母は「健さん…奥も…奥も…お願い…奥…洗って下さい」

義母は懇願する口調で腰を押し付けるように揺らして
「もう…だめぇ…早く…お願い…」と挿入を促します。
私は先端を義母の蜜壷の入り口でローリングさせながら「義母さん、何で洗う?」
と義母が答えるまで何度も聞きました。
義母は「コレ…今の…今…洗ってるコレ…」と答えましたが
私はいつも冷静な義母にもっと卑猥な言葉を言わせたかったのです。

「コレじゃ分らないな」と焦らしていると、とうとう義母は「健さんの…健さんの物で…」
私は1度だけ深く突き上げました…
義母は絶叫したが私がまた焦らすようにペニスを引くと
「健さんのちんこ!ちんこで洗うのぉっ!ちんこです!」と叫びながらむせび泣いたのです。
私はグイと腰を突き出し膣奥へ肉棒を侵入させゆっくりと動かしながら聞きます。

「いいんですか?こんな事して、義母さん、過ちですよ」

義母は後ろから貫かれ行き絶え絶えで「チンコ突っ込んで!健さんのちんこ!」
私はゆっくりした動きながらも3回に1度は腰を強く打ちつけて義母を突き上げ聞きます。

「どこにですか?どこに突っ込むんですか?」

義母はすぐに叫びます。
「綾のおまんこ!おまんこに…健さんのちんこ!まんこに!」

私も義母の狂態に我慢できなくなり激しく腰をぶつけて尻肉を鷲掴みにしました。
その頃には義母はバスタブの縁に顔を乗せ涎を垂らし自ら叫んでいました。

「健さんの太いおちんぽ!健さんのちんこ凄いの!綾のまんこに…まんこ壊して!
まんこ…ちんこで壊すのぉっ!健さんのちんこもっと!もっと!
綾のまんこにつっこんでぇぇぇぇ〜」

義母の痴態を目の前に私は興奮の極に達し、親の敵の如く腰をぶつけ、
突き刺しまくって限界を感じました。

「義母さん!イクよ!まんこに出すよ!綾のまんこに出すよ!でるぅっ!」

私の絶頂の雄叫びを聞き義母は全身を痙攣させて
「イヤッ!まんこ…綾のまんこも…いくのぉっ!イクぅっ!イクっ!
綾もイクっ!ヒッ!イクっっ!」

ぐったりとしながらも浴室をでた私達は無言で同じベットに入りました。
そしてこの日は義母と朝まで何度も貪りあいました…。

【友達】Sな彼女にチンポをシゴかれてイキまくった青春時代【エッチ】

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二十代半ばの頃に、三つ年下の女の子と交際していました。僕の胸までしかない小さな背丈で、細身の体つきをしていた彼女。化粧気の無い童顔に、ボーイッシュな短い猫毛の黒髪が良く似合いました。ですが、そんな幼い見た目とは裏腹に胸だけは大きく発育していて、男をいけない気持ちにさせるタイプの魅力的なロリっ子。もっとも、そんな彼女と僕との性関係は、普通の恋人同士としてはかなり変わったものだったと思うのです。
元はと言えば、まだ処女だった彼女が、初めてのセックスを酷く痛がってしまったところから話しは始まりました。そして射精できずにどうにもならなかった僕は、結局は彼女に手でいかせてもらうことになったのですが・・・。恥ずかしい話ですが、僕自身そのとき初めて体験した女の子の手の気持ち良さに、すっかりはまり込んでしまったのです。以来、僕はセックスもそこそこに彼女の手ばかり要求するようになってしまいましたが、意外にも彼女はそれを全く嫌がりませんでした。実は彼女も手でするのが好きになってしまっていたのです。そしてある日、なんど彼女の方から手だけでしたいと提案してきました。セックスは痛いだけからしたくないけれど、手で良ければ一日中でもしてあげたいと。僕が気持ち良さそうに声を上げて、耐え切れずに射精してしまう姿を見ていると、堪らない気持ちになるのだと彼女は言いました。さらには僕が泣いてやめてくれと言い出すまでいかせ続けてみたいとまで、童顔に小悪魔な笑みを浮かべて告白してきたのです。以来、僕はセックスすることも忘れ、彼女の指先に身を委ねる日々を繰り返すようになっていきました。
お互いの家が近かったこともあり、僕たちは殆ど毎日のように逢っていました。仕事帰りに駅前で落ち合い、僕が暮らすワンルームマンションまで肩を並べて歩いていきます。部屋に入ると靴を脱ぐのもそこそこに、玄関先で僕は彼女の小さな体を抱きしめてキスを交わしました。そして早速ズボンを下ろすと彼女の細い腕を取って、ビキニブリーフの上から握らせます。「もうガッチガチやん♪」彼女は楽しそうに言って、感触を確かめるようにゆっくり指先を動かしてきました。「昨日だって三回いかせてあげたのにぃ。ホンマ、勃起させすぎやでぇ・・・」責めるように言いながらも、うっとりとした表情で、股間をいじり続けてくる彼女。「しょうがないでしょ、たっちゃうんだから・・・」

言い訳がましく説明せざるを得ない僕。正直、僕はいつの間にか彼女の姿を見るだけで、いつも勃起してしまうようになっていました。何故なら、僕を気持ち良くしてくれる彼女の手は常に剥き出しで、いつも露出され続けているのですから。会って彼女の手を見た途端に欲情してしまう自分を、僕はどうすることもできませんでした。実際に今日だって駅前で会ったときからずっと勃起しっぱなしで、歩きながらペニスがビキニブリーフに擦り合わされ続けていたのです。マンションに辿り着いて二人きりになった時点で、もう我慢できるはずがありませんでした。そんなことを考えていると、不意に、「うっわぁ、もう染みが浮いてきとるやん♪」彼女が嬉しそうに言いました。見ると彼女が手を置いたビキニブリーフの膨らみの先端が、早くも濡れてしまっています。「やらし~♪」そういって彼女は握ったままの手を上下させ始めました。ビキニブリーフの布地越しに刺激されるその気持ち良さに、思わずボーっとしてしまいます。「ホンマ、好っきやなぁ♪」そんな僕の表情を見上げながら彼女が言ってきました。「じ、自分だって好きでしょ・・・」思わず言い返すと、「好きやで~♪男の人が私みたいにちっちゃい女の子の手ひとつで、簡単に呻いてもうて、最後は我慢し切れんと震えながら精子ぴゅっぴゅ出してまうんやもん。めっちゃ楽しいわぁ♪」そう言いながら、握った手の動きを速め始める彼女。「あ・・・んっ、だ、だめ・・・いっちゃうよ・・・」僕がそう言うと、「ええやん、ビキニパンツの中で出してみようやぁ。パンツん中で精子まみれでグチョグチョになったチンポ、見てみたいもぉん♪」と、さらに動きを速めてしまうのです。「ちょ・・・っ!だ、だめだって!」本当にいきそうになってしまい、僕は慌てて彼女の手を抑え付けるしかありませんでした。「なんやぁ、つまらぁん・・・」不平を言いながらも、握ったままの指先でいじり続ける彼女。「あ、あ・・・」彼女にいかせるつもりが無くても、いじられればそれだけでどうにも感じてしまいます。そんな僕を、下から見上げてじっと観察してくる彼女。僕は抱きしめたままの彼女を見下ろして、視線を交わしながら、「た、頼むから、中に出すのはやめて・・・」と言いました。すると、突然ぷっと吹き出してしまう彼女。「中で出すのやめて!なんてぇ、ホンマ女の子みた~い♪」思わぬところを指摘してきます。そして気も済んだのか、笑いながら慣れた手つきでブリーフを脱がしてくれました。彼女がビキニブリーフを引きおろすと、重力に反して勃起したペニスがブルンと飛び出します。「うっわぁ、もぉビンッビンやなぁ♪相変わらず、めっちゃ元気なチンポやわぁ・・・」嬉しそうに言って、彼女は僕の勃起ペニスを、小さな右手で絡め取りました。そう、本当に彼女は小さな手をしていました。僕の勃起したペニスの周囲を回りきらない程の、短くて細い指をしていたのです。彼女に握らせると、自分のペニスがまるで、ものすごい巨根のように見えてしまいます。そんな本当にちっちゃな手の、僕の胸までしか背丈の無い小さな女の子に、興奮しきった男根を握らせているという事実。この光景を眺めているだけでも、僕は本当に興奮しました。

そしてそのせいか、握られただけなのに、僕はペニスの先端から液体を滲み出してしまいます。もちろん、それを見逃すはずも無い彼女。「ホンマに、よう濡らすなぁ・・・」ため息混じりに言って、握ったままの手の中から親指だけを垂直に立てました。そしてその親指で、敏感な濡れた亀頭の先端を撫で回し始めたのです。「う・・・」この痺れるような快感にはどうにもならず、ニヤニヤ僕を見つめる彼女の小さな体を抱きしめることしかできません。というより、しがみ付いているというのが正しい表現なのかもしれませんが・・・。とにかくも、亀頭いじりを続けてくる彼女に対して僕は呻くことしかできず、しばらくの間されるがままでした。そんなことが五分も過ぎた頃。「なあ・・・膝、ガクガク震えとんでぇ♪」堪らなく艶のある声で彼女が言ってきました。言われてみると確かに、亀頭を感じさせられ過ぎた僕は、いつの間にか膝がブルブルと震えてしまっていました。小さな手の親指一つで、ここまでされてしまったことを彼女に先に気づかれてしまうなんて、かなり恥ずかしい状況でした。「も、もう、ベッドに行こ・・・」立っているのも辛くなってきてそう言いましたが、しゃべって初めて息も絶え絶えになってしまっている自分に気づき、益々恥ずかしさがこみ上げて来ます。ところがそんな僕の状況をわかっているくせに、彼女はもっとひどいことをしてきました。なんと、僕の勃起ペニスの雁首をギュッと握り締めて、そのまま引っ張ってベッドに向かって歩き始めてしまったのです。「あ、ああんっ!」女の子にチンポを掴んで引き回されてしまうというこの有り得ない状況に、僕は思わず声を上げてしまいました。「あははっ、信じられぇん!、チンポ引っ張られて感じとるぅ♪」彼女は高笑いして、手でペニスを引っ張り続けながらも、ギュウギュウと圧迫を繰り返してきます。「ああ、ああっ!」余りの恥ずかしさと気持ち良さに、僕は完全に腰砕けの状態でした。「ベッドまで我慢できるんかなぁ?それとも我慢し切れんと、ビュッビュッて出してまうんかなぁ♪」彼女は言葉で僕を刺激し、指先を動かして体も刺激しながら、本当に楽しそうに笑っていました。つまらない男のプライドかもしれませんが、この余りにSM的な行為で放出してしまうことだけは避けなければいけないと思った僕。彼女の小さい手でペニスを誘導されながら、堪らず射精してしまいそうになる自分を抑えるのに必死でした。玄関先からベッドまでのわずかな距離が永遠に感じられた時間だったのです。やっとの思いでベッドに辿り着くと、仰向けに寝かされました。もちろんその間もペニスを握ったまま離してくれない彼女。太ももを大きく広げさせられて、彼女は僕の足の間に座り込みました。そしてそこから、彼女は改めて僕の亀頭をいじり廻し始めました。垂直に立てたペニスの根元を左手で固定して、亀頭の先から溢れた液体を右手の人差指で塗り広げていきます。亀頭の表面を撫でるようにクルクルと人差指を回転させながら、クビレに辿りつくとそこに指先を引っ掛けてなぞり上げていきます。そしてまた先端からクルクルと指先を回しながら降ろして行き、亀頭全体にカウパー液を塗りたくる動作を止めることはありませんでした。その堪らない快感に、僕は体を震わせながら呻き続けるしかありません。

「後から後から溢れてきよんでぇ♪」彼女は本当に楽しそうに、僕の真っ赤に膨張した亀頭がテラテラに塗れそぼるまで、飽きることなくその行為を繰り返しました。「ホンマにぃ、お口までパックリ開いてぇ、やらしいお花が咲いてるみたいやわぁ」そう言って、今度は亀頭を指先でつまんで、尿道口をパクパクと開いたり閉じたりしては眺めて楽しんでいる彼女。そしてそこからジュクゥッと再び液体が滲みだすのを確認して、「ホンマにやらしいチンポやわぁ・・・」と、ため息をつくように、童顔を上気させていました。

「もっともっと、気持良くしたるからなぁ♪」そう言った彼女は、今後は小さな手のひらで、亀頭を上から包み込みます。そしてそのまま亀頭の表面をすり上げるようにこね廻し始めたのです。「あっ!あぐぅう~~~っ!!」この、まるで内臓をこねまわされているような、強烈な刺激には耐えられませんでした。十秒とたたないうちに、僕は完全に悶絶状態で悲鳴をあげてしまいました。「や、やめてっ!も、もういかせてよぉっ!」身悶えしながら、彼女に訴えますが、「あか~ん♪」楽しそうに言って、僕が逃げれないように根元をしっかり握りしめたまま、尚も亀頭責めを続行してきます。「ああっ!それ、ダ、ダメ!ほ、ほんとに、こわれそ~っ!」「ええやん、こんな変態チンポ、壊してまおうやぁ」童顔に満面の笑みを浮かべて、さらに手の平に力を入れて、亀頭をグリグリと磨り潰してくる彼女。「ほ、ほんとに、たのむから・・・っ!あがぁ~~っ!!」「もぉ~、手ぇひとつで女の子みたいにヒイヒイ言うてなぁ、ホンマ情けないんやからぁ♪」そして、そこからも延々と亀頭を嬲り倒されてしまい、僕はもう途中からは殆ど声も出せずに意識朦朧としてしまっていました。そんなぐったりとしてグロッキー状態の僕を確認し、ようやく満足した彼女。「ホンマ、男の人っておもろいわぁ~♪」そう言った彼女は、やっと手を上下に動かし始めてくれたのです。

かなり長い間いじられ続けたせいで、自身の液でヌルヌルになってしまっていた僕のペニス。彼女が小さな手を上下させるたびに、クチャックチャッと卑猥な音が部屋中に響いていました。「めっちゃやらしい音しとんなぁ♪」僕のペニスを回らない短い指を、一定のリズムで大きく動かし続ける彼女。僕はそこから全身に広がる堪らない快感に、何も考えられずに身を委ねていました。「ホンマ気持ち良さそうやなぁ・・・」手を動かし続けながら、そんな僕を眺めて呟く彼女。

「でっかくて、やらしいチンポ・・・」またポツリとそう呟きました。

そしてそんなマッタリとした時間が過ぎて行きながら・・・。「ふぁっ!」突然のとろける様な快感を感じた僕は、思わず声を上げてしまっていました。彼女は右手でペニスをゆっくり擦りながら、左手の指先で睾丸を弄り始めていたのです。何とも堪らない二点責めに、僕は快楽の声を漏らさざるをえません。そんな僕を眺めながら、彼女は、「ホンマ変態やわぁ。何も知らんかった子に、こんなことまで教え込んでなぁ♪」と、僕を変態扱いしてきました。「へ、変態じゃないよ・・・!」思わず言い返す僕。「違いますぅ、変態ですぅ。ちっちゃい女の子に毎日チンポしごかせて、よがり狂ってるド変態ですぅ♪」「あ、は、く・・・っ!、ち、違うって。だ、第一、こんな、玉責めなんて始めだしたのはそっちでしょ。」実際に、睾丸いじりは彼女が自ら開発した手技の一つでした。ところが、そんな僕の言葉を遮るように、突然しごいていた右手の動きを止めて、ギュッと亀頭を掴み潰してしまった彼女。「はう・・・っ!」僕は予想もしていなかった彼女の攻撃に、息もできずに言葉を詰まらせてしまいました。そして十秒くらいの間握り込んだ後で、指先の力を緩められて、僕は肺に溜めこんでいた息をふうっと吐き出します。ところが全部吐き切らないうちに、彼女はまたギュッと亀頭を握り潰してきてしまったのです僕はまた、うっと息を詰まらせざるを得ず…。それからしばらくの間、彼女は亀頭を掴んでは離すの動作を繰り返して、目を白黒させている僕の様子を眺めては楽しんでいました。「う~ん、たまらんわぁ♪ちょっといじっただけでヒイヒイ言うかと思えば、さきっぽ掴んだだけで、息もできんくなるなんて、男の人の体ってホンマおもろいなぁ♪」と、本当に楽しそうに言ってくる彼女。もっとも僕の方は呼吸もままならず、何度も摘み潰されたせいで、亀頭がズキズキと痛みだす始末。「あ・・・、も、もう、苦しいから・・・、やめ、て・・・いかせ、て・・・」完全に降参した状態で彼女にそう言うしかありませんでした。「あはは、ホンマ情けない顔で、おねだりなんかしてぇ。涙目にまでなっとるしぃ…。しゃあないなぁ♪」そう言って彼女は再びペニスをしごき始めました。もっとも今度は、重点的にくびれの部分を手早くこすり始めます。「あ、あ、ああ・・・っ!」それだけで、僕はあっという間に限界に近付いてしまっていました。「もういきそう?」「あ、あ、う、うん、も、もう・・・」身悶えしながら、声を上げる僕。「いいよ、いっぱい出して♪変態デカチンから精子ピュッピュって出るとこ、見ててあげるよぉ♪」嬉しそうに言った彼女は、さらにくびれの部分をギュッと絞り上げるようにして一気にしごきたててきました。「クチャクチャクチャ、チャチャチャチャ・・・!」濡れた音が、僕の脳髄を刺激します。「ああ、ああっ、あぁあ~~~っ!!」

そして僕は仰け反って、最後の瞬間を迎えました。体の奥底深くから、一気にペニスの先端までを突き抜けた絶頂感。「うわっ、飛んだぁ~~♪」彼女の嬉しそうな叫び声。そして手早い手淫を止めようともしない彼女にされるがままに、僕は射精の快楽の渦に翻弄され続けたのです。
「めっちゃ出たなぁ…♪」そう言いながら、次第にペニスをこすり上げるペースをスローダウンさせていった彼女。

そして、最後の一滴までしっかりと搾り出して、ようやくその手の動きを止めてくれました。「気もちよかったぁ?」「う、うん・・・」射精直後の虚脱感と疲労感に朦朧としながら、僕はなんとか答えました。そしてその後、彼女は本当に幸せそうに、萎え始めた僕のペニスやお腹に飛び散った精液をティッシュで拭き取ってくれました。もっとも、いった直後の敏感なペニスを刺激されて、僕は余りのくすぐったさに身を捩って反応してしまいます。そして、それを見ながらクスクスと笑う彼女。「はぁい、お疲れ様ぁ♪」精液をすべて拭き取った後で、彼女はそう言いました。「・・・のはずなんやけどぉ、なんか、またおっきなってきてんでぇ♪」見ると、彼女の言うとおり、射精後もいじられたせいで、僕のペニスはまたギンギンに勃起してしまっていました。「出したばっかなのにぃ、ホンッマやらしいチンポやなぁ・・・」何とも言えない薄笑いを浮かべて僕の勃起ペニスを眺めている彼女。「しょ、しょうがないでしょ。勝手にたっちゃうんだから」言った後で、ふと僕は最初と同じやり取りを繰り返していることに気づきました。「もぉ、ホンマにぃ、何度でもたつんやなぁ♪」彼女はそう言いながら当たり前のように細い右腕を伸ばしてきて、再び僕のペニスを小さな指先に絡め捕ってしまいました。そして慣れた手つきで、再びペニスを上下に擦り上げ始めました。「あ・・・」堪らない快感がペニスから僕の体全体へと一気に広がります。僕の勃起したペニスを握る、周囲を回りきらない程の、本当に小さな細い彼女の指先。その淫らな光景を眺めていると、自分がまるで犯罪者であるかのような、どうしようもない罪悪感に包まれます。ですが一方で、こんな本当にちっちゃな手の、小さな背丈の女の子の指先ひとつで、快楽に溺れていく堪らない扇情感。その魅力に、僕は抵抗することができませんでした。そしてそのまま、もう一度射精して、食事をしてからまたベッドにあがってもう二回。結局その日は、彼女の手で計四回射精させてもらうことになったのです。
当時のまだ若かった僕は、何度でも勃起したし、何度でも射精しました。殆ど毎日のように会い、最低でも一日三回以上はいかせてもらうのが当たり前のような状況でした。休みの日などは、一日をかけて十数回もの射精を繰り返すことも度々だったのです。そしてそんな彼女との関係にはまり込み、瞬く間に過ぎてしまった一年半もの交際期間。少なく見積もっても千回以上は彼女の手で放った計算になるというのは、正直自分自身でも信じられないような話です。
もっとも、そんな彼女とは、結局別れてしまいました。意外かもしれませんが、別れ話しを切り出したのは僕の方からでした。その最後の日。乗っていたバスの最後部座席で、僕は彼女に手でいかされました。そしてそのバスを降りた直後に、僕は彼女にもう付き合うのをやめようと言ったのです。その時の彼女の呆然とした表情を、僕は今でも忘れることができません。そして以来、一度も会っていません・・・。
あの時の僕の気持を、上手く表現することはできません。上手くは言えませんが、ただ、僕自身、どこか怖くなってしまっていたのだと思うのです。その頃の僕は、彼女と一緒にいる限り、手でしてもらうことしか考えられなくなっていました。そして彼女も、そんな僕のペニスから精液を排出させることだけに没頭し続けていました。もっとも今にして思えば、彼女はただ一生懸命なだけだったのだろうと思います。初めての男に好かれたくて、とにかく喜んでもらえる行為に執着していただけでなのではないかと。なのに、そんな彼女の気持ちにも気づかずに、快楽に溺れきっていた自分を振り返ると、本当に彼女には悪いことをしたと思っています。ただ、当時の僕には、そんな自分をどうすることもできませんでした。そうして延々と繰り返し続けた、明らかに普通とは言えない、僕たち二人の異常な性関係。付き合い続ける限り、何も考えられないままに射精し続ける日々。もしかしたらこれが一生続いていくのかもしれない。そう考えた瞬間に、僕は怖くなってしまって、別れを切り出していたのだと思います。
あれから長い月日が経ち、今ではある程度落ち着いた性生活を送っています。ですが結局のところ、そんな彼女との体験が、僕の性癖に大きな影響を与えてしまっているのは事実です。そしてその願望を満たそうとして、以来味わってきたいくつかのアブノーマルな性体験。当時の彼女も、無事結婚したという話しを風の便りに聞きました。幸せになって欲しいと願っています。

【初体験】ひと夏の経験【喪失】

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朕が大学生のときの話。
夏休み、サークルのメンバーで海に行くことになっていたのだが、
出発の朝になって突然雨がふりだして、中止になった。
メンバーのほとんどが帰ったが、集合場所が俺のアパートの前だったため、
女ふたりが帰らず部屋に上がりこんできた。
そんで、朝っぱらから三人で飲み会。

「なんでいきなり雨ふんのよ。天気予報の嘘つき」
缶ビール片手にグチをこぼすY子。こいつは、
巨乳と露出度の高いファッションがトレードマークで、
メンバーの中ではお色気担当だった。
「ほんと、ツいてないよね」
Y子にあいづちを打つのはM美。真鍋かをり似の美少女で、
性格は控えめで大人しい。当然、男子たちからは大人気で
サークルのアイドル的存在だった。

ひそかに憧れていたが、彼女は同じサークルの一つ年上のK先輩と
付き合っていた。

はじめは、三人でただテレビやスポーツの話をしていただけだったが、
アルコールが入るにつれ、だんだんエロトークへ・・・。
ジャンケンで負けた者が自分の性体験を語るというY子提案のゲームで、
まだ童貞であることを告白させられる始末。
その上、純情だと思っていたM美がK先輩以前にも経験があったことを知って、
二重のショック。

その後、さらに悪ノリしたY子は部屋を家捜ししはじめ、
数冊のエロ本と裏ビデオ1本を発見する。
それだけならよかったのだが、恐ろしく嗅覚の鋭いY子は
クローゼットの中に隠しておいた俺のオナニー用のローションまで見つけてしまった。
「げええ〜っ、なんで童貞のあんたがローションなんか持ってんのよ」
「いや、まぁ・・・それはその・・」返答に困る。

「大方これを自分のアレに垂らして一人でシコシコしてんでしょ、このヘンタイ」
バ、バカ!M美の前でなんつーこと言うんだよ!
チラリと彼女の方を見ると、あきれた表情でこっちを見ていた。
ガックリと肩を落とす俺を見て、
さすがにやり過ぎたと思ったのか、Y子は俺の背中をバンとたたいて、
「まあまあ、童貞君がエロいことに興味あるのは当たり前なんだから、
そう気を落とすなよ。今から美人ふたりが水着姿になってあげるから、
それ見て元気だしなよ」
「えっ、美人ふたりって・・?」
「わたしとM美に決まってるでしょ。せっかく奮発して
いい水着買ったのに、着てやんないんじゃかわいそうだしね。
そんじゃM美、そういうことだから、これから着がえるわよ」
「ええ〜っ、なんでわたしも」
「いいから早くする」
Y子は半ば強引にM美にバッグから水着を取り出させると、
ユニットバスの中へ無理やり連れこんだ。

しばらくキャーキャー(主にM美のものと思われる)という騒ぎ声が続いた後、
ガチャ、とドアが開いた。

「じゃ〜ん、どうかな、わたし達イケてる?」
ユニットバスから出てきた二人を見て、思わず息をのんだ。
Y子の身につけていたのは、案の定大胆なデザインをした黄色の三角ビキニだった。
自称E-Cupの胸乳を支えるには、いささか布地の面積が小さすぎるのか、
歩くたびにプルンプルンと元気よく揺れ動き、
いつポロリしてもおかしくない状態であった。
一方M美は、ハイビスカスの柄の付いたカワイイ白のビキニに
身を包んでいた。
ずっと華奢だと思っていた彼女だったが、着やせするタイプだったらしく、
水着姿のM美は意外にも肉感的で、胸の方もD-Cupくらいありそうだった。
Y子がその巨乳を誇るかのように堂々と立っているのとは対照的に、
M美は恥ずかしそうに身を縮こませて立っていた。

二人の水着姿に激しく興奮させられ言葉を失っていると、Y子が、
「ねぇ、見てるばっかりじゃなくて何とか言いなさいよー」
「あ、ああ・・・そ、その」
「何よ、はっきり言いなさいよ。
それともわたし達が魅力的すぎて声もでないとか?」
「えっ、う・・うん・・そうかな」
「あははっ、だってさ、M美。あんたって、素直だね〜」
言葉に機嫌を良くするY子。
「さて、それじゃ涼しい格好になったところで飲み直しといきますか。
とその前に、健太。あんただけ、服着てんのは不公平よね。
早いとこ脱いじゃってね」
「ええっ、俺も水着にならなきゃなんないの?」
Y子の命令にとまどう俺。
「バカね、男なんだから海パンはく必要なんてないでしょ。
パンツ一枚になりゃいいの」

「そんな、勘弁してくれよ」パンツ一丁になってM美の前で恥をかきたくない。
「ダメよ、そんな自分勝手許さないから。ねっ、M美もそう思うでしょ」
「う、うん・・」とM美。
マジですか!?
しぶしぶ服を脱ぐはめになった。
まずTシャツを脱ぎ、履いていたジーンズのベルトに手をかける。
と、ここで問題発生。
その時の俺は、女二人のエロエロなバディーを見せられて、
すでにギンギンにおっ勃っていたのだ。
それに気付かれないように、なるべく股間のテントを隠すようにして
ジーンズを脱ごうとしたが、目ざといY子がそれを見逃すはずがなかった。
「ちょ、ちょっと、やだ〜!M美、こいつ勃起しちゃってるよー。
あはははっ、童貞君の身体って反応が正直すぎー」
結局、M美の前で大恥をかいたのだった。

そんな俺の失態の後、水着姿(おれのみ下着姿)での飲み会が再開されたが、
すでにY子の独壇場でエロトーク全開。
聞いてもいないのに、同じサークルのT子の男遍歴を暴露したりしていた。
俺はというと、勃起はなんとかおさまっていたが、
いつ息子が起き出すとも分からないので、
なるべく女ふたりのカラダ(特にY子の胸)を見ないように努めていた。
しかし、そろそろ酒も尽きてきたころ、Y子がとんでもないことを言い出した。
「そうだ、せっかく水着に着がえたんだから、K太にオイル塗ってもらおうかな」

彼女のこの一言がきっかけで、この後、
俺の身にとんでもない(きもちイイ?)ことが起きるのだった。

「オイルって、日焼けオイル・・?」
「あのねー、なんで部屋ん中でそんなモン塗る必要があるのよ。
ローション、あったでしょ。あれ使ってよ」
「ロ、ローション!?」
「そっ、あれマッサージに使っても気持ちイイんだよね。つーことで、よろしく」
そう言うなり、Y子は俺のベッドの上にうつ伏せになると、
背中に手をまわし、ブラのホックをはずしてしまった。
ちょうど甲羅干しのかっこうだ。
「ほ、ホントにいいのか、ローションなんか塗っちゃって?」
「いいから早くして」
M美の方を見た。彼女はあきらめた様子で、Y子を止めるつもりはないようだった。
「しょうがないなぁ」
いかにもしぶしぶといった感じで、トランクス一枚の格好のまま、
ローションの入った容器を持ってY子の寝ているベッドの上に上がった。

しかし、内心小躍りしていたのは言うまでもない。童貞の俺が、
Y子のムチムチボディーに合法的にさわれるのだ。嬉しくないはずがない。
「じゃあ、いくぞ」
トロトロと、Y子のこんがりとサロン焼けした小麦色の背中に、
ローションを垂らしていく。
「あん、ひんやりしてきもちイイ」
中央にローション溜まりをつくると、それを背中全体に塗り伸ばしていった。
それから、それを肌にすり込むように揉んでいく。
初めてまともに触れる女体の柔らかさに俺は完全に舞い上がっていた。
「ぅううん・・・いいよ、K太。もっと強く揉んで・・わたしに跨っちゃっていいから」
Y子は甘い声をだしながら、エスカレートした要求をする。
躊躇しながらもその要求に従い、
Y子のプックリと形よく盛り上がった尻の上に腰を下ろした。
プニプニと若い尻肉の弾力が帰ってくる。
おいおい、これじゃまるで逆ソープじゃねぇか!
すっかり有頂天になって、夢中でマッサージ師のまねごとをした。

「あ、ああん・・・K太、も、もういいよ。ありがと・・
すんごくキモチかったよ・・・。わたし、これ以上されたら力入んなくなっちゃう」
Y子は少し上気した顔で、背中越しに見上げて言った。
テクニックのせいか、それともローションのおかげか、
マッサージはY子にかなりの快感を与えたようだった。
(後日知ったことだが、背中を性感帯にする女は結構多いとのこと。
Y子もそうだったらしい。そりゃ、そこをローションでヌルヌルにされれば
かんじるは当たり前だw)
「ねぇ、M美。あんたもやってもらいなよ。こいつ、ちょーウマいよ」
Y子がまた余計なことを言い出す。
「えっ、わたしはいいよ・・」当然だ。M美が乗ってくるはずがない。
「なに遠慮してんのよ。K先輩には黙っててあげるからさ、
だまされたと思ってしてもらいなよ。どうせタダなんだし」
「うん・・それじゃ、ちょっとだけ」
マ、マジですか!?

「じゃ、こっちおいで」
Y子は自分はベッドから下りると、代わりにM美をベッドの上に誘導し、
うつ伏せに寝かせると、背中のブラのホックまではずした。
「K太、お願いね」
「あ、ああ」
M美のむきだしの背中を前に動揺する心を悟られないように答えた。
さりげなく、さっきY子にしたのと同じようにM美に跨る。
想像以上にM美の尻は豊かで、肉がたっぷりつまっている感じだった。
白い背中にトロっと一滴ローションを垂らすと、
「ひゃん!」M美はびくっと身体をふるわせた。
「だいじょうぶ?」
「ごめん、わたしローションとか使ったことないから、
なんかぬるっとした感触にびっくりしちゃって」
「それが慣れると、快感になるんだよねー」とY子。
ローションを塗り伸ばし、まんべんなく背中全体に揉みこんでいく。

M美の肌はY子とは対照的に、色がぬけるように白く、きめも細かかった。
Y子の小麦色に焼けた肌もセクシーだったが、こっちのもち肌もたまらなくそそる。
憧れのM美のカラダにさわっているんだという実感に感動した。
「あ・・あふんっ・・」M美の口から声が漏れはじめる。
「キモチいいんでしょ、M美。ねっ、言ったとおりでしょ。
フフッ、よかったね、K太。M美が気持ちイイって・・・・・、
あんたねぇー、ちょっとはそれ隠そうとか思わないのー」
Y子に呆れた表情で指摘され、彼女の指さす方を見下ろしてみると、
そこには今にもトランクスの前を突き破らんばかりに盛り上がった俺の股間。
「きゃっ」
それを見たM美がおどろいてバッと起き上がる。その反動で、M美の上に跨っていた俺は、
股にテントを張った状態のまま不様にベッドの上にひっくり返った。

「あははっ、あんた何やってんのよ。恥ずかしいわねー」
Y子はよほどおかしかったのか、大笑いする。
「まあ、美女ふたりにあんなマッサージしてれば、勃っちゃうのも当然か。あははっ。
さてと、それじゃあ最後はK太の番ね」
そう言うとY子は、体勢を整えたばかりの俺の方へ詰め寄った。
         
「お、俺の番って・・・?」
「さっきはK太がわたし達を気持ちよくさせてくれたから、
今度はわたし達がK太を気持ちよくさせてあげるのよ」
ゾクッとするようなエロい顔をして言うと、
Y子は身体を押し倒した。

「ちょ、ちょっと待てよ。気持ちよくさせるって、さすがにそれはマズイだろ」
「マズくなんかないわよ。あんたがわたし達のカラダにさわったんだから、
わたし達もさわらせてもらわなきゃ不公平でしょ」
そう言ってY子は、抵抗する俺を押さえつける。
「さっ、M美、こいつの胸にローション垂らしちゃって」
「えっ、でも・・・・」
「こいつがマヌケな顔してヒーヒー喘ぐとこ見たくない?ちょー笑えるよ」
「・・・・うん、わかった」
おいおい、M美ちょっとキャラ変わってねぇーか!?
酔っているせいで、彼女はいつもより大胆になっているようだった。
M美は遠慮なしに、タラタラと大量のローションを
仰向けになった俺の上に落としてくる。
すぐにみぞおち周りにローションの池ができあがった。
「それじゃ、さっきわたし達がしてもらったのと同じことしてあげて」
Y子に促されて、M美の白魚のような手が胸の上を這いまわりはじめた。

細く白い指が乳首をかすめるたびに、
電流が走ったみたいに身体がビクンと震える。
「う・・ううっ」
「もう声が出はじめた。ふふっ、だらしない顔しちゃって。
K太はチクビがいいみたいね」
Y子は俺が抵抗するのをやめたと分かると、押さえていた手を離し、
乳首を指でいじりはじめた。
「あ、ああ、そ、そこ・・!」俺は、裏返った情けない声を上げる。
ただでさえ敏感な乳首を、ローションまみれの状態で
指先でコロコロと転がされたのだからたまらない。
「あはっ、もう乳首固くなってきた」
ヌチャヌチャと妖しい音を立てながら、
4つの手が俺の上半身を這い回っていた。
セクシーな水着姿の女子大生ふたりに、
ひとつベッドの上でローションマッサージを受ける。

部屋の外では雨が降っていたが、気分はもう南国のハーレムだ。
ただもう快楽に身をまかせていた。
そんな状態だから、当然息子のほうもこれ以上ないくらいに膨張している。
それでも、ただトランクスが盛り上がっているだけならよいが、
「やだ〜、こいつ、パンツにシミつくっちゃってるよー」
Y子の言うとおり、ライトブルーの俺のトランクスには
イチモツの形が浮かび上がり、その先端部にははっきりと分かるほど
大きな先走り汁のシミが広がっていた。
「あ〜あ〜、こんなにオツユ出しちゃって」
不意にY子の手が股間に伸びたと思うと、
下着越しに指先で亀頭部分をグリグリと刺激してきた。
「うわああぁ・・・」
もう我慢の限界だった。欲望のタガがはずれた俺が、
よっぽど下半身のマッサージも頼もうとしたところに、Y子から予想外の言葉。
「ふふっ、ちゃーんとすっきりさせてあげるから心配しなくていいよ、K太」
な、なんですと!?

「ちょっと、Y子。すっきりさせるって、どういう意味よ」
「もちろん、こういうことよ」
Y子はそう言うなり、予告なしに俺のトランクスをずり下ろしてしまった。
お、おい!
でろん、と俺のゴキンゴキンに勃起したチンポが露出する。
「きゃあっ」M美があわてて目をそらす。
「うわっ、けっこうデカイ!それにカリ高。K太、あんた童貞のくせにいいモノもってんじゃん」
「なにしてんのよ、Y子。早くしまいなさいよ、それ!」
M美が手で目を覆いながら、Y子に怒鳴った。
「ダメよ、こんなにビンビンになっちゃってるのに、かわいそうじゃない。
M美だって処女じゃないんだから、男がこのままほっとかれたら
どれくらい辛いか知ってるでしょ」
Y子は足からパンツを抜き取りながら言う。もうされるがまま。
「でも、だからってこんなことまで・・・・」
そう言いながらも、M美は指の隙間からブツを凝視しているようだった。

「ちゃんと見なよ、カウパーちゃんいっぱい出して、オチンチン泣いてるじゃない。
早く楽にしてあげなきゃ。ほら、M美、ここにローションかけてあげて」
「もう、どうなっても知らないんだから・・・」
M美は観念したように言うと、俺の直立したモノにローションを垂らしはじめた。
ううっ!ひんやりとした感触がチンポを包み込んでいく。
「そうそう、たっぷり垂らしてやって」
M美が普段(俺がオナる時)の何倍もの量を垂らすので、
股ぐらはベトベトになり、タマ袋はおろか肛門のほうまで垂れ落ちてきていた。
「あはっ、準備OKね。それじゃ、シコシコTIME開始」
Y子はローションでドロドロになったチンポを握って、
ズッチャズッチャ派手な音を立ててしごきはじめた。
「んああっ・・・!」
さすがにY子は経験豊富なだけあって、こういったことはお手の物だった。
あまりの気持ちよさに、すぐにでもイきそうになる。
「どう、わたしの手きもちイイ?あはは、答える余裕もないみたいね」
声も出せず、ただY子の手コキ攻撃に耐えるのみだった。

「M美、あんたもしてあげなよ」
しばらくして、Y子はそれまで傍らでただ見ていたM美に、
握っていた肉マイクを向けた。
ど、どうする、M美!?
「も、もう・・・しょうがないなぁ、ちょっとだけだよ・・」
や、やたーーーーっ!
恋焦がれていたM美の手の中に自分のブツがくるまれる感動に、すっかり舞い上がった。
ずりゅっ、ずりゅっ。
彼女の手コキはY子のテクニックに比べればだいぶ稚拙だったが、
M美のようにいかにも純真そうな美少女が、俺の汚い肉ナマコを握っている様は
Y子には悪いが、ずっと刺激的だった。
「あ〜っ、なによコイツ、わたしん時より気持ちよさそーな顔しちゃって。
わたしよりM美のほうが上手だっていうの」
M美の手コキに陶酔しきっていた俺を見て、Y子が文句を言い出した。

「そーか、やっぱりホントだったんだ、あの噂。
Sから聞いたんだけど、あんたがM美のこと好きだって」
な、なんだって?
M美も驚いたようで、握ったチンポと俺の顔を交互に見る。
「M美にはK先輩っていうカッコいい彼氏がいるの。なに横恋慕してんのよ。
ちょっと頭冷やしなさいよ!」
Y子は俺の前からM美をどかせると、ひざ裏に両腕を差しこむと、
ぐいと前に押し上げた。あわれにも俺は、
マンぐり返しならぬ、チンぐり返しのかっこうになる。
勃起しきったチン棒と裏返ったタマ袋が不様に空中でぶらぶらと揺れ、
肛門までもがふたりの女の視界にさらされた。
「きゃははっ、いいかっこう!このままイっちゃいなよ、K太」
Y子は片手で俺のチンポを再びしごきだし、
残った手でむき出しの肛門をローションに濡れた指先でいじりはじめる。
「うっ、ううっ・・!」
もともと射精直前だったのに、こんな二点同時攻撃をされてはたまらない。

「ほらほら、ぜんぶ射しちゃいなさいよ」
「う、うわあああぁぁっ!!」
あっけなく果てた。
ビュクン、ビュクン。
勢いよく放出された精液が、顔や首筋にかかった。
もうろうとする意識の中、ザーメンってこんなに温かかったんだ、と思った・・・。

結果的に、Y子にもてあそばれ、M美の見ている前で
屈辱的なかっこうで射精させられたわけだが、べつに後悔はしなかった。
今振り返ってみても、それは同じだ。
だって・・・あの時の射精は、言葉にできないくらいスンゲーきもちよかったから・・

【芸能人】上原多香子 レイプ【有名人】

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よーし、次の撮影を始める!」

カメラマンのフジシロの一言でスタジオ全体に緊張が走る。
露光の測定、照明の位置の確認等を終え、スタッフはスタジオからぞろぞろと退出してゆく。

入れ替わるように、バスローブを纏った上原多香子が控え室からカメラの前に出てきた。

これから行われるのは彼女のセミヌード撮影。
そのために、スタッフを全員外に出し、カメラマンのフジシロと多香子の2人だけで、
ギリギリまで際どいショットを収めるのである。

「多香子ちゃん、早速用意して」

フジシロの言葉で多香子は、やや顔を赤らめるそぶりを見せつつ、バスローブを脱いだ。
その下にあるものは黒いビキニに包まれた多香子のスレンダーな肢体である。

細く長い手足とくびれたウエスト。
それに相反するかのように豊満なバストとヒップを目の当たりにして、
フジシロがニヤリと笑みを浮かべた。

「まず、そこのソファーに横になって」

フジシロが指差すソファーに多香子はゆっくりと横たわる。
パシャパシャとフラッシュの音を響かせながら、フジシロは様々なポーズをとる多香子の姿を撮影する。

「多香子ちゃん、じゃあ上を取ってくれるかな」

セミヌードの撮影となる言葉に、多香子は覚悟を決めてブラの部分をゆっくりと外す。
張りのある乳房の先端には撮影用の二プレスがあった。

「いよいよだな」
フジシロはゴクリと唾を飲んだ。

「そう、そんな感じで頭を上げて、脚を組んで・・・」

多香子にポーズの指導をしていたフジシロの手が突然、多香子の乳房を掴んだ。

「えっ!?」

反射的にフジシロから離れようとする多香子に構わず、
フジシロは感触を楽しむように指を動かし続ける。

「思ったとおりだ。君のおっぱいは張りがあるし、最高の触り心地だよ」
好色な笑みを浮かべながらフジシロは多香子に話しかける。

「やめてください!」
恥じらいで顔を真っ赤にした多香子がフジシロの手から逃れようと必死に抵抗するが、
男の力には敵わない。

「抵抗しても無駄だよ。叫んでもこのスタジオには誰もいないしね」

嘲笑うようにフジシロが多香子の胸を揉む手に力を入れる。

「い、痛いっ!」

多香子の左乳房手の跡がつきそうなほど掴まれる。

「それに俺に逆らったらどうなるか分かっているだろう?
 キミの他にも同じ事務所に写真集を出す娘もいるんだしね。」

ニヤニヤと笑いながら、フジシロは二プレスの上から多香子の乳首をクリクリと指で刺激する。

「アッ・・・・!」
突然ソフトな刺激に多香子は思わず声が出てしまう。

乳首が痛いぐらいにピンピンに張っているのが自分でも分かるほどだった。

「キミも嫌いじゃないんだろう? おとなしく俺のいうことを聞くなら痛くはしないよ」

フジシロに逆らったら事務所に迷惑がかかる。
それに逆らったところで他に誰もいないこのスタジオではムダである。

観念したように多香子はソファーの上に横たわる。

多香子の上半身は二プレスで乳首が隠されているだけ。
下半身は大胆にカットされたビキニの下しかない。
白くきめ細かな多香子の肢体が、ほとんど全裸でフジシロの目の前にある。

「たまらないねえ、こんないい女が俺のモノになるんだからね」
言いながら、フジシロは多香子の太腿を手で撫でる。

「ウッ・・・。」
鳥肌が立つような嫌悪感が多香子を襲う。

そのままツーとつま先のほうへフジシロの手が多香子の長い脚をなぞってゆく。

「スベスベで気持ちいいねえ、最高だよ多香子ちゃん」

フジシロの言葉に、多香子は何も答えない。
嫌悪感と同時に襲う快感に耐えるのが、精一杯だった。

「さて、これもとっちゃおうね」
フジシロが多香子の乳首に貼られたニプレスに手をかけ、抵抗する間もなく剥ぎ取ってしまった。

とたんに多香子の全身が羞恥で熱をもったように赤くなる。
プルッと乳房全体が揺れながら、多香子の褐色の乳首が露わになった。

反射的に多香子の腕が胸を隠そうとするが、フジシロが遮る。

「駄目駄目、こんないいおっぱいはしっかりと見せてくれなきゃ」

言いながらフジシロがカメラを構える。

「これが上原多香子のオールヌード!非公開だけどね」

パシャパシャ!

カメラのフラッシュが多香子に降り注ぐ。

「そんな・・・。写真まで・・。」

多香子の声を無視するようにフジシロは様々な角度から、上半身裸の多香子をカメラに
収めてゆく。

さらにカメラを構えながら多香子に命令する。
「じゃあ下も脱いでもらおうかな、ゆっくりとね」

頑としたフジシロの口調に、多香子は逆らうことはできない。
おずおずと下半身に手を伸ばし、腰を浮かせながら徐々にビキニの下を脱いでゆく。

撮影のために多香子の下の毛はほとんど剃られているので、
直接多香子の亀裂がフジシロの目に留まる。

その様子を逃さず、フジシロのカメラがフラッシュの音とともにフィルムに記録される。

多香子は眼に涙を溜めながら足元から水着を抜いた。

産まれたままの姿になった多香子の肢体は彫刻のように均整がとれていて、肌もシミ一つない。
わずかに股間の剃り跡が痛々しく見えるだけだ。

「思ったとおりだ。最高のカラダだよ」

ニヤニヤと笑みを浮かべながらフジシロの手が多香子の横顔を撫でる。
手がそのまま多香子の体をなぞるように下へ。

眼を閉じて耐える多香子だったが、乳房のふくらみをなぞり、乳首にフジシロの手が触れた瞬間、ピクッ!と全身が反応する。

「多香子ちゃんはここが感じるのかなぁ?」
言いながら指で多香子の乳首を人差し指と親指で刺激する。
すでに多香子の乳首はコリコリと硬くなっていた。

「ウンッ・・・・。」

必死に声を抑えて耐える多香子だったが、フジシロが口をつけてチューチュー吸い出したときには、
「アンッ!イヤッ・・・・。」と思わず声が出てしまっていた。

左乳首を吸われながら、右の乳首は手のひらと指で刺激され、股間が濡れてくるのを
多香子は感じた。

それをフジシロは見逃さない。
股間に指をいれてピチャピチャとかきまぜる。

「ほ〜らこんなに濡れてるよ、エッチだねえ多香子ちゃんも」

その指を多香子の鼻先に突きつけながらフジシロが言う。

「ここからが本番だよ、さあ脚を開いてもらおうか」

「!?」

多香子の脚がM字の形に開かれた。
足元からみると多香子の大事な部分が丸見えである。
愛液で濡れている様はなんとも卑猥な眺めだった。

「おっと動いちゃ駄目だよ多香子ちゃん」
脚を閉じようとする多香子を、フジシロは強引に元の体勢に戻す。

フジシロからは、多香子の茶色くすぼまったアナルからサーモンピンクの粘膜が覗くアソコまで、恥ずかしいところが全て丸見え。

すかさずフジシロはカメラを構えて多香子の顔が入るように、過激なショットを収めてゆく。

「やめて・・・・。やめて・・。」
眼に涙を浮かべた多香子は頬を染め、カメラのフラッシュから逃げるように顔を背けながらフジシロに懇願するが、彼は全く関知しない。

「さて、多香子ちゃんも見られるだけでは物足りないだろうから、少し可愛がってあげよう。」

言いながらフジシロは再び多香子のアソコに手を近づける。
指で両側に開きながら、亀裂の上端にあるクリトリスを親指で刺激する。

「アッ・・。アアッ・・・」
敏感に反応する多香子。

しかし指が少し奥に移動しただけで、それは瞬時に苦痛に変わる。
多香子はまだ処女だったからだ。

「おっ・・・?なんだ、ずいぶんキツいねえ多香子ちゃんのマ○コ」
ニヤニヤと笑みを浮かべながらフジシロの言葉責めが続く。

「もしかしてまだオトコを知らないのかい?
こりゃあ驚いた。この芸能界も長いのにまだ未経験とはね!」

クリトリスを責めていた手を止め、今度は多香子の体を起こした。

「・・・・・?」
次になにがあるのか多香子には想像もつかない。

恐る恐るフジシロを見てみると、カチャカチャと音をさせながら自分のペニスを取り出したところである。

「イヤァ!!」
両手で顔を覆う多香子。

フジシロは非情にもその手を制して、自分のペニスを多香子の端整な顔に近づける。

「ほ〜らこれがオトコのチ○ポだよ。なかなかかわいいだろう?」

多香子は顔をそらすだけで応えない。

「いろいろとオトコを悦ばせる方法を教えてあげるよ、ほら!」

不意にフジシロの手が多香子の鼻をつまんで自分と正対させた。
息ができない多香子は反射的に口を開ける。

そこにフジシロのペニスが衝き込まれた。

「んーーーーッ!」
涙で顔を濡らした多香子が声にならない悲鳴を上げる。

それにかまわず、フジシロは多香子の髪を掴んで前後に揺する。

「ああっ!いいよ、多香子ちゃん!あの上原多香子が俺のチ○ポを咥えてるんだ!」

征服欲が満たされた事と、多香子の口の中の暖かさを感じて、フジシロは直ぐに絶頂を迎えた。
ピクピクッ!とペニスを振動させながら、多香子の喉元に熱い精液を注ぎ込む。

「全部飲まなきゃ駄目だよ、多香子ちゃん」
ペニスを抜いて、フジシロは多香子の口を手で塞いだ。

行き場のないザーメンは飲み込むしかない。
多香子は嘔吐感を抑えながら、なんとか咀嚼する。

それを確認するとフジシロは手を離す。
多香子の唇の端からツーと白濁液が流れ落ちた。

「いいねえ、穢されたアイドルの悲しみが感じられるよ」

死者に鞭打つようにフジシロは放心状態の多香子に再びカメラを構える。
「じゃあ本番いこうか!」

言うなり多香子を四つん這いの体勢にさせ、自分はその後ろに位置取りをする。

「さあこれから多香子ちゃんがオンナになる瞬間だよ!」
パシャパシャとカメラで撮影しながら非情の宣告をするフジシロ。

すでに回復したペニスを多香子のアソコにあてがう。

ペニスが接するのを感じた多香子は、最後の力を振り絞って抵抗する。

「イヤア!それだけはやめてください!」

必死に体を逃がそうとする多香子だが、あしらうように胸を揉みながらフジシロが応える。

「多香子ちゃんの頭は拒否しても体はチ○ポを欲しがっているんじゃない?
 ほら、こんなに乳首が硬くなっているし、マ○コはもうびしょびしょだよ」

指でクリクリと多香子の乳首をいじくりながら、ペニスを徐々に埋め込むフジシロ。

「痛い、イターイ!」
体を仰け反らせるように多香子が悲鳴を上げる。

「くぅーっ!やっぱり処女のマ○コはきついねえ、でもこれから気持ちよくなるんだよ」

徐々に狭くなる多香子の中に進入するフジシロのペニスが、
ブツッ!となにかを破るような感触とともに完全に挿入された。

「アァーーー!」
一際高くなる多香子の悲鳴。

「おめでとう、多香子ちゃん、これでキミもオトナのオンナってわけだ!」

フジシロの腰の動きが激しさを増してゆく。
止まらない多香子の涙。

悪夢の写真撮影はまだ終わらない。

【大学生】清楚な後輩の家の前で聞き耳をたてていたら【コンパ】

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<>18 :えっちな18禁さん:2011/10/21(金) 07:24:15.75 ID:8A/1doqW0<>
清楚で綺麗な後輩(1年生)と友達になって、
よく話をするんだ。
真面目でそっち系の話はしずらい雰囲気。
ところが最近、他の男の影がちらつくようになった。
それでも感覚的には処女としか思えない。
で、ある日30前後の男と歩いてるのを見た。

<>19 :えっちな18禁さん:2011/10/21(金) 07:27:51.76 ID:8A/1doqW0<>
そういう関係じゃないだろうと思いつつも、
その男のことは当人から聞き出せず。
車に一緒に乗ってるとこまで見てしまった。
彼女のアパートは知っていたので、
たまにその前をなんとなく通り過ぎる。
そしてある夜、アパートの前にその車が止まってるのを見た。

ショックと不思議な高揚感を感じつつ、いつものように窓のそば
を通り過ぎようとしたら・・・

<>20 :えっちな18禁さん:2011/10/21(金) 07:31:13.80 ID:8A/1doqW0<>
話し声が聞こえる。
思わず一瞬立ち止まった。
男の声は低く何を言っているか分からないが、彼女が楽しそうに
答えているのが分かる。
声は間違いなくいつもの彼女だが、何か口調が違う。
1分くらいその場にいたが、いたたまれず歩き去った。

<>21 :えっちな18禁さん:2011/10/21(金) 07:33:52.83 ID:8A/1doqW0<>
家へ帰ってからも気になって仕方がなかった。
俺は彼女の部屋に入れてもらったこともないのに・・。
1時間くらいしたところでモヤモヤが抜けず、通り道なのでコンビ
ニへ出かけたついでにもう一度アパートの前まで寄ってみた。
窓の電灯が消えていた。
でも、期待しながら確かめたが車はまだそこにあった。

<>22 :えっちな18禁さん:2011/10/21(金) 07:37:11.75 ID:8A/1doqW0<>
頭の中がパニックになり、
ふらふらと窓の方へ歩いていった。
自分の心臓の鼓動が聞こえる。
思わず息を潜めて耳をそばだてう。
「はああああん」と低い彼女の喘ぎ声が
かすかに聞こえてきた。
決定的になった瞬間だった。

<>23 :えっちな18禁さん:2011/10/21(金) 07:57:47.62 ID:8A/1doqW0<>
その日はそのまま家へ帰り、眠れない夜を過ごした。
頭に残った声が、普段の彼女とどうしても結びつかなかった。
その後も彼女とは大学で会っていたが、普通の友達としての会話
から進まない。
でも、以前はTシャツにジーンズだった彼女が最近はスカートをは
くようになった。化粧気は元々無かったが、微妙にメイクしてい
る感じもする。

<>24 :えっちな18禁さん:2011/10/21(金) 08:00:21.09 ID:8A/1doqW0<>
あの男の影響かもと思うと何とも言えない気持ちだった。
そんなある日、彼女がサークルで言った旅行の写真を見せてくれ
た。
楽しそうなスナップの中に1枚、水着で集合写真を撮ったものがあっ
た。思えば彼女の水着姿さえ見るのはこれが初めてだった。
写真の中の彼女は赤いビキニを着て、スレンダーな身体に小ぶり
な胸、くびれが眩しかった。

<>25 :えっちな18禁さん:2011/10/21(金) 08:03:30.87 ID:8A/1doqW0<>
彼女は「これはヤバいからダメ~」とか言ってすぐに隠してしまっ
た。
見ているうちに、悔しい気持ちでいっぱいになった。
あの男はこの身体を好きなようにしてるんだろうか。
ふざけたふりで「もっと見せろよ~」とか言ってみたが、それ以
上見せてくれなかった。
その夜はいつもより胸に何かがたまる感じが強かった。

<>26 :えっちな18禁さん:2011/10/21(金) 08:05:37.72 ID:8A/1doqW0<>
もはや恋愛感情とは違うのかもしれない。
嫉妬心を抱きつつも、俺の興味は彼女の身体にあったのだろう。
その夜コンビニに出かけて通りかかると、やはりあの男の車があっ
た。
2ヶ月ぶりくらいだろうか。
俺はまたふらふらとその窓の前をゆっくり通り過ぎようとした。

<>27 :えっちな18禁さん:2011/10/21(金) 08:08:42.66 ID:8A/1doqW0<>
灯りの消えた窓際で、声が聞こえてきた。
前に聞いたような低い声ではなく、男が責めるような口調で何か
言っている。
喧嘩?耳をそばだててみたが違うらしい。
彼女の声はもはや低い喘ぎ声じゃなかった。
「あっ、あっ、あーっ!」
「いや、いや、あー!」
響くように聞こえてきた。

<>30 :えっちな18禁さん:2011/10/21(金) 23:15:06.68 ID:8A/1doqW0<>

男の声は、「・・・だろ?」とか「・・・しろよ」とか荒っぽい
感じ。
(全部は聞こえず)
それなのに彼女は悶えながら「はい・・」とか「すみ・・ませ
ん・・」とか言ってる。
すすり泣くような声さえ聞こえた。
何を言われてたんだろうか。誰か似た経験あったら教えてく
れ。。。
      

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